オンボードダイアグノーシス
クルマの排出ガス対策システムの故障をモニターして、警告灯を点灯させドライバーに故障を知らせると同時に、故障内容を記録しておく警報システムで、英語名を略したOBDまたは車載式故障診断装置と呼ばれる。OBDの装備を義務づけた規制は最初にアメリカで実施されたもので、日本においては2000年の排出ガス規制強化の際に初めて適用された。故障をモニターするおもな対象には、燃料系、EGR、O2センサー、エンジンの失火、サーモスタットなどがあり、これらの装置が故障した場合、その内容がコンピューターに記録され、サービス時に読み取ることができるようになっている。なお、現在は日米欧でOBD規制が実施されているが、国により細かい要件が異なる。
参照 排出ガス対策システム、平成12年度排出ガス規制オン・ボード・ダイアグノーシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 03:15 UTC 版)
オン・ボード・ダイアグノーシス(英: On-board diagnostics; OBD)とは、自動車各部に取り付けられたECU(Electrical Controll Unit)にプログラミングされている自己診断機能である。On-Board Diagnosticsの頭文字を取って、OBDと略称されている。当記事もOBDとして述べる。
注釈
- ^ 登場当時のECCSには、マイクロコンピュータ自体が異常を起こした場合、最低限の自走を可能にするバックアップ機能が備わっていた。
出典
- ^ On-Board_Diagnostics(英語)
- ^ 。マイコン時代の自動車工学と新しい整備技術 矢田平祐著 鉄道日本社 1977年12月発行
- ^ 。国土交通省のJOBDに関する通達
- ^ アメリカ環境保護局のHDOBDの解説ページ
- ^ a b 自動車工学2009年6月号(鉄道日本社)p113-114
- ^ 現在さまざまな検索サイトがあるが、一例としてこのサイトが挙げられる
- ^ このような製品が一例として挙げられる
- ^ 自動車工学2009年6月号 鉄道日本社 113ページ〜
- ^ 自動車工学2008年6月号 鉄道日本社 113ページ〜
- 1 オン・ボード・ダイアグノーシスとは
- 2 オン・ボード・ダイアグノーシスの概要
- 3 OBD2の故障コード体系
- 4 フリーズ・フレーム・データ
- 5 脚注
- 6 外部リンク
- オンボードダイアグノーシスのページへのリンク