地球怪物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 05:32 UTC 版)
「怪物くんの登場キャラクター」の記事における「地球怪物」の解説
基本的には怪物大王の支配下にある「善良」な怪物たちであるが、一部には怪物ランドや大王の存在を知らない怪物たち、さらには叛旗を翻そうとする怪物たちも存在する。 怪子ちゃん 声 - モノクロ・カラー版/CR:増山江威子 演 - ベッキー 本名:怪子姫。身長101cm、体重28kg。怪物ランドの一級貴族であるゴーリキ公爵家の一人娘。怪物くんのガールフレンドでお妃候補。外見は人間と変わらない金髪ショートヘアの美少女だが、怒ると髪の毛を自由自在に伸ばして振り乱し、どんな重いものでも絡め取り、その力も非常に強い。ドラマ版では髪の毛は伸びないが、室内外問わず竜巻や嵐の様なオーラを放って周辺の物を巻き上げながら相手を吹き飛ばす。 性格は怪物くん以上にわがままで短気で世間知らずであるが、その一方でラブレターに憧れるなど普通の女の子らしさも多分に持ち合わせている。両親や怪物大王の前では、おしとやかな女の子を演じている。怪物くんや3人組と共に、怪物屋敷の一員として登場する話も多い。 モノクロ版アニメでは原作登場初期の姿を元にキャラクターデザインが行われており、カラー版アニメとは容姿が異なっている。 ゴーリキ公爵 と ゴーリキ夫人 声 - カラー版:小林修、北浜晴子 怪子ちゃんの両親。巨大な獣人型の怪物だが、娘と違い温厚な性格。ゴーリキ家は怪物ランドで大王家に次ぐ貴族の家柄。チェスが趣味で大王と公爵が対局する場面もある。 爺や 声 - カラー版:槐柳二、津村隆 演 - 半海一晃 怪物大王の執事を務める老怪物。小柄で青白い顔、白い口ヒゲに短い一本角といった風貌。ドラマ版ではヒゲは生えておらず、羊の様な角が2本生えている(「羊」と「執事」をかけたダジャレ)。 ドクター・ノオ 声 - モノクロ版:永井一郎、カラー版:野本礼三/CR:高木渉 怪物ランドから医学の勉強のために人間界へやってきた怪物専門の医師。小柄で白髪、眼窩の割に小さい目に突き出た歯とグロテスクな顔の持ち主だが、その外見に反して気さくで心優しい。首から第三の手を生やした姿で描かれることもある。整形外科が得意らしく、事故で顔がぐしゃぐしゃになった人間の手術を行った事もある。モノクロ版アニメでは関西弁を話し、怪物くんを「ボンボン」と呼ぶ。カラー版アニメでは、怪物くんからは「博士」と呼ばれ、お供の3人組のことは「ドラキュラ君」「狼男君」などと呼んでいた。 ゴリラキング 声 - モノクロ版:西尾徳、カラー版:丸山裕子、水鳥鉄夫、鈴木清信 ゴリラ型怪物。円谷(つぶらや)博士に南の島から連れて来られたが、食費に困って捨てられた所をドラキュラが見つけた。初登場時ではゴリラの鳴き声のような声しかしゃべらなかったが、途中からしゃべれるようになった。 ガブロ 声 - カラー版:峰あつ子、西尾徳、青木和代、兼本新吾、長堀芳夫、宮村義人 ゴリラキング同様に円谷博士に南の島から卵の状態で連れて来られたが捨てられ、怪物くんが見つけたその卵から生まれた恐竜型怪物。ドラキュラからは「カバワニ」と呼ばれている。ゴリラキングと同時に出る話が多い。 アマゾンの半魚人 声 - モノクロ版:富田耕吉、永井一郎、カラー版:千葉繁 怪物ランドの湖に住んでいる、人間と魚が混ざった姿の怪物。怪物ランドの湖は怪物屋敷の庭の池に繋がっている。怪物ランドの怪物調査官を務めており、怪物ランドでも未登録の怪物を調べに来ることもある。原作とアニメでは姿が異なっており、原作とモノクロ版では全身緑色で痩せた体系、カラー版では全身紫色で太った体系。 ジョージ 声 - 安原義人 半魚人の知り合いのコバンザメ。金が大好物で特に小判には目がない。それ故に人々から小判を奪って食い荒らしていたが、怪物くんに懲らしめられ改心し、アマゾンへ帰っていった。 ノウルス(ノンビラス) 声 - モノクロ版:八奈見乗児、カラー版:相模太郎、緒方賢一 食いしん坊でのんびり屋、頭は悪い(脳が留守=ノウルス)が気のいい恐竜型の怪物。ヒロシは彼を同級生に見せて驚かせようと考えたが、世間に広まり大騒ぎになることを恐れて断念した。自身は目立ちたがり屋で、ひょんなことから怪獣映画に出演し好評を得た。『コロコロ』版以降および新作アニメでは「ノンビラス」に改名された。一人称は「おら」。 ガメロ 声 - カラー版:緒方賢一 カメ型の怪物で甲羅にはトゲが生えている。海の副大統領になることを条件にグラゴンと組んでシーラカンスじいに対して反乱を起こしたことがある。 ガメル 声 - カラー版:高橋和枝、丸山裕子、峰あつ子 ガメロの遠縁に当たるカメ型怪物。人間界での芸能界デビューを夢見て上京したが、考え方のピントがずれている上に図々しい性格で、勤め先のラーメン屋で器を割って店主に叱られている。怪物くんはガメルのミスの穴埋めにラーメン100杯を注文した上に騒ぎを起こさないよう怪物屋敷に匿った。ガメルはこの厚意を「大きな屋敷に下男4匹(怪物くん達のこと)を抱える身分になった」という手紙で親族を呼び寄せた。 ガメロン 声 - カラー版:丸山裕子 ガメルの兄。ガメルとは対照的に引っ込み思案な性格をしている。 フニャラ 声 - モノクロ版:野沢那智、カラー版:山本圭子 長い鼻でタコ人間のような軟体怪物。種族全体が怠惰な性格ですぐ居眠りしてしまう。ヒロシの学級に転入してきたフニャラの少年は父が種族の怠惰を直そうと入学させたというが、実はその父も息子が就職できれば自分は怠けられると考えただけだった。アパートが大槌を持った地上げ屋に打ち壊されそうになった時、少年は怪物くんからの父を貶す言葉で発奮、地上げ屋を撃退して自分でもやる気を出せる事を自覚した。 クローばあや 声 - モノクロ版:野沢雅子、カラー版:堀絢子 ゴーリキ家に仕える女中。怪子のわがままにいつも頭を抱える苦労人。九官鳥に化けて飛ぶことが出来るが、そのままの姿でも飛ぶことが出来る。 デカメロ 声 - カラー版:仁内達之 怪子ちゃんのお付きで黄色い顔と出っ歯が特徴の怪物。 トンコレラ 声 - カラー版:長堀芳夫 こちらも怪子ちゃんのお付きで、ピンクの顔と大きな口をしている怪物。怪子ちゃんを探している最中に空腹で弱っていたところをヤクザに助けられ、彼らの用心棒になるも、とっさに怪子ちゃんの方へ寝返りヤクザたちを息で吹き飛ばした。 グリムばあさん 声 - モノクロ版:麻生みつ子、カラー版:峰あつ子、山本圭子 9999歳の魔法使い。普段はドイツに住んでいるが、日本を何度か訪れ、怪物くんの危機を救う。怪物くんに「魔法のほうき」を与えたり、デモーニッシュとの戦いで危機に瀕した怪物くんを救うなど、怪物くんにとっては魔法の師といえる存在。優秀な弟子を多数輩出しており、特に一番弟子のサタンは天才と謳われたが、のちに悪魔に魂を売り渡したため破門した。魔法で人間の大きさを変化させることもできるが、魔法と科学とは異質な力であるため、科学技術を用いて小さくされた人間を元に戻すことはできない。 郵便屋コンドル 声 - カラー版:井上和彦、肝付兼太、峰あつ子、二又一成 怪物ランドからの郵便物を届けに来る。 グラゴン 声 - カラー版:千葉繁、相模太郎、鈴木清信 巨大なクラゲ型の怪物。肢を絡めての電撃が得意。シーラカンスじいに対して反乱を起こしたことがある。 怪物学院の先生 声 - カラー版:槐柳二 怪物くんの学生時代の先生。雪男のような風貌をしている。歳のせいで耄碌しており、怪物のお面を被ったヒロシを怪物くんと勘違いしていた。 ハニワくん 声 - モノクロ版:太田淑子、カラー版:菅谷政子 本名:埴輪 進(はにわ すすむ)。ヒロシの通う小学校へ転校生としてやって来た同級生。埴輪そっくりの少年だが、その正体は日本の怪神の化身。生真面目で正義感が強く、融通が利かない。怒ると特撮映画『大魔神』に登場する阿羅羯磨に酷似している巨大な怪神に変身する。怪物くんらとは対立関係にあったが、一騎討ちののちに和解。 馬毛野先生(ばけのせんせい) 声 - カラー版:八奈見乗児 蝋人形作りの専門家。担当声優が八奈見氏の為か、ボヤッキーみたいなしゃべり方をする。体中が毛むくじゃらでベロにも生えている。オオカミ男をモデルに蝋人形制作にかかるが、思うようにできずついにはオオカミ男当人を蝋で固めて作品にしようとした。それが怪物くんにばれて怒りを買い、馬毛野自身が固められて人間蝋燭になってしまう(カラーアニメ版では自分の意志で作品となった)。作中では怪物と明言されていないため怪物かどうかは不明。 ゴールドフンガー 声 - モノクロ版:雨森雅司、カラー版:勝田久、長堀芳夫 全身が黄金でできている怪物。普段は、山の中に住んでいる。ナイフで身体の一部を削って(痛みやダメージはない様子)金銭代わりにすることもある。初期の頃は方言のような訛りでしゃべっていたが、再登場では敬語でしゃべれるようになった。 透明人間 声 - モノクロ版:山田康雄、カラー版:田中崇 怪物ランドの情報機関「M・B・I」の一員。裸になると透明でどこにいるか分からないため、普段は服を着て手袋をはめ、顔にサングラスと包帯を巻いた姿をしている。語尾に「~デス」をつけて話す。 ホラ貝ホーラ 声 - モノクロ版:大平透、カラー版:八奈見乗児 貝の王子様を自称しているが、実は詐欺師。「カイな~」のついた関西弁で話す法螺貝怪物。いびきは「ボー」。特技はホラ吹き。 ヤドカリ怪物 貝がら城の秘宝を盗み、ホーラを隠れ蓑に地上へ逃げて来た。彼を捜しに来たK・K・K(クー・クラックス・クランならぬ海底怪物警視庁)の刑事たちによりホーラは身分詐称が発覚し、怒った怪物くんが舌を抜こうとホーラの口に手を入れたことで捕まえられた。 ポルターガイスト 声 - カラー版:柴田秀勝 家にとりつき中の物体を念力で動かす霊。本作ではローブを纏ったような形で頭が家の屋根に似た影という姿。退屈していたところ、散歩中に家に入ってきたドラキュラを脅かし、話を聞いて来た怪物くんと念力合戦になる。興奮した怪物くんが家を全壊させてしまい、宿無しになった彼は怪物屋敷に下宿する。 カラーアニメではその後、見世物のお化け屋敷に移住し存分に客を脅かした。 八郎(はちろう) 声 - カラー版:峰あつ子 太古(たこ)博士が普通のタコを薬物投与で変異させた「空飛ぶタコ」。博士は空輸手段として開発したが、博士と八郎は親子同然の情が通っている。太古博士のライバル須留目(するめ)博士に騙された怪物くん達に捕らえられたが、騙されたことに気付いた彼らに救出された。その後、太古博士を金銭面で手助けするため遊園地にアルバイトとして通い、観覧車の動力源として働くようになった。 パック 怪物大王が怪物くんへ贈ったバクの怪物。前に立った人の見たい夢を見せる能力を持っており、また自らがイメージした夢を見せることも出来る。ヒロシは亡き母の夢を見せてもらった。 ミイラ男 声 - モノクロ版:八奈見乗児、カラー版:飯塚昭三、蟹江栄司 全身包帯巻きの大男。エジプト式の骨接ぎ法を体得しており、手法は荒っぽいが抜群に効く。同名のプロレスラー(顔が可愛過ぎるので包帯で隠している)と間違われて人間のプロレスに出たり、人間の接骨医を弟子に取ったりしたことがある。 ミスター・スケルトン 声 - カラー版:上田敏也、二又一成 骨格だけの怪物。ダンサーとしてテレビ番組に出て有名になることを夢見て人間界へ来た。その不気味な姿は人間には不評だったが、深夜の放送局を使って怪物向けに放送することで夢を叶えた。 ポッポ・ジョーロ(カラー版ではモナサン) 声 - モノクロ版:堀絢子、カラー版:杉山佳寿子 人語を理解できるネズミ型(カラー版ではタヌキ型)の怪物で子供向けのTV番組に出たことで子供たちの(怪物くんやヒロシも)ファンが多い。ドラキュラとは、知り合い同士。 サルー酋長 声 - カラー版:水鳥鉄夫、津村隆 地底に住む猿人たちの長。地底世界に迷い込んだヒロシを保護した。その後、キョーダイゴンを仲直りさせるよう怪物くんに頼む。 カイシャーン 声 - カラー版:雨森雅司 怪物ランドのカメラマン。怪物大王の命令で怪物くんの様子を見に来た。弟子は取らない主義であるが、必死に頼み込んできた人間のカメラマンを一時的に弟子にした。語尾に「~シャーン」をつけて話す。 ゴロニャーン 声 - カラー版:滝口順平 ピンク色のペット怪獣。牛ほどの巨体だが人懐っこく泣き虫。猫が好きで仲間に入りたがっているが、怖がられて逃げられてしまう。ヒロシのアイデアで猫耳に見立てたリボンを着け、また猫達をいじめたキザオの犬を追い払った事で猫達に懐かれた。 風のマタクル三(かぜのマタクルゾウ) 声 - カラー版:北川智絵 風の怪物タイフーンの息子。基本的には眼部の姿であるが、人間体のときは目をイメージした顔に虎縞のパンツを履いた子供の姿。大事にしていた風の団扇をヒロシに出会って貸した際、ヒロシはうっかりマタクル三を扇ぎ飛ばしてしまい、団扇を盗られたと思い込んだ父親は暴風を起こし暴れた。 スーパーファミコン用ソフト『ドラえもん のび太と妖精の国』に同名の敵キャラクターが登場するが姿形が異なっており、背中に付いている団扇を羽根代わりにして空を飛ぶ。 ドタマカチン 声 - モノクロ版:加藤精三、カラー版:徳丸完 岩石怪物。人間のプロレスに飛び入りし、優勝者を倒してベルトを奪う行為を繰り返した。体は無数の小石で組み上がっており、衝撃でバラバラになってもすぐ復元できるが、心臓(ハート型の石)にひびが入ると復元できない。 お化けヒラメ 声 - カラー版:緒方賢一 ドラキュラが海岸で見つけた空飛ぶ巨大ヒラメ。保護色で隠れることができ、上に乗った者が知らずにこのヒラメを傷付けると絨毯が丸まるように巻き込んで絞ってしまう。ドラキュラはこの釣果を自慢したかったが、屋敷で暴れて置けなくなったので魚拓を取った。 キングペンジン 声 - カラー版:雨森雅司 ペンギンが進化して知性を持った怪物・ペンジンの王。南極観測や観光で住処が荒らされる事を抗議しに来日した。 ペング 声 - カラー版:山本圭子 ペンギンが進化して知性を持った怪物であり、キングペンジンの部下。 カビラ 声 - カラー版:木原正二郎 カビの怪物。初め小さな「カビのもと」の状態で歌子が買って来たケーキにくっついて怪物くんの腹に入り、彼の顔をカビだらけにした。吐き出された後に台所の湿気で成長、カビの巨人と化して暴れる。触れるとカビを移されるので手が出せなかったが、怪物くんがドライヤーに化けて乾いた風を吹きつけ、カビを枯らした。 セミラ 声 - カラー版:緒方賢一 巨大なセミの怪物で自称「セミの王」。人間がセミ取りに夢中になっていることに憤慨して逆に「人間採集」を始めた。 疫病神 声 - カラー版:二又一成 正確には怪物ではなく邪神。外見は黒いマントをつけた老人のような姿の男で、骸骨を連想させる顔つきをしている。憑依した者の元気を吸い取り、その者にあらゆる不幸をもたらす。憑依された者の手が他者に触れると、それまで憑いていた者からは離れ、その者はその時点で解放され、今度は触れた相手に憑依する。憑依した者が触れた対象が家の場合は、憑依した者を離れて触れた家に憑依し、住人達全員に不幸をもたらす。憑依した者からの力づくでの物理的攻撃は殆ど通じないほどの力を持ち、一見普通の生物や怪物からは不死身かとも思われるが、福の神や仏などが天敵で、それらの幸福に包まれた気と、神仏に守護されている状態の人間や生物には、触れただけで極度に苦しみながら弱体化し、その気配と力に全身を覆われると消滅してしまう。 プカドン先生 怪物ランドの音楽家。鼻はラッパ、腹は太鼓、頭に鐘が付いている。音楽のセンスが良く、キザオ、アコと一緒に楽器演奏をするためドラムの練習をしていたヒロシを指導しながら、怪物くん達を魅了する即興音楽を披露した。ただし、いびきと歯軋りは別で、カラーアニメ版では屋敷の外を走っていた暴走族を撃退した上、衝撃波で怪物屋敷が崩壊してしまったほど。 ピーコック 声 - カラー版:青野武 半人半孔雀。怪物ランドで有名なファッションデザイナー。オオカミ男の普段着を高く評価した。 マンモスラ 声 - モノクロ版:及川広夫、カラー版:和久井節緒 ネッシーのような体形にマンモスのような牙と体毛を持つ怪獣。大昔から根須湖の山向こうで静かに暮らしてきたが、偶然根須湖に迷い込んでしまい、写真に取られてしまった。性格はおとなしくのんびり屋。 ドラン 声 - モノクロ版:野本礼三、カラー版:井上和彦 マンモスラの仲間で根須湖に迷い込んだ彼を迎えに来た翼竜型の怪物。口から衝撃波を放ち、ヘリコプターをも分解する。 ドクター・イエス 声 - モノクロ版:立壁和也、カラー版:津村隆 ドクター・ノオと同じく怪物の医師だが、金のためなら何でもイエスと言うため同業者からは嫌われている。怪物ランドでは違法とされている人間への整形手術を売りにして金儲けを目論んだが、中途半端な手術のせいで元の姿に戻った3匹の怪物たちが病院に抗議に押しかけて来て病舎が崩壊してしまった上、瓦礫の中から怪物くんに渡されたダイヤ(石を変えた偽物)を探したが見つからなくて嘆いた。 怪物亭(かいぶつてい)ナンジャモンジャ 声 - モノクロ版:神山卓三、カラー版:峰あつ子 落語好きの怪物。巨大な花びらがついており、顔を覆うことで表情を変える顔芸を得意としている。人間の落語家に弟子入りし、後に大スターとなるが、それを鼻にかけて高慢な態度をとったため、怪物くんの怒りを買い、花びらを全部むしられてしまう。 干し首男 声 - カラー版:兼本新吾、たてかべ和也 南米アマゾンに住む怪物。半魚人からの紹介で怪物屋敷にやってきた。目に付くものならなんでも干し首にしようとする悪癖がある。 死神将軍 声 - カラー版:上田敏也 ドクロ顔の怪物。モンスター部隊を組織して人間界征服を目論んだ。怪物くんを人質に取ろうとしたがあえなく失敗、ジラゴに踏み潰されたあげく怪物くんのパンチ1発でばらばらになってしまった。 アイスマン 声 - カラー版:徳丸完(TV版)、千葉繁、はせさん治、鈴木清信(映画版) 氷柱型の怪物。元々北極に住んでおり、東京見物のために来たが、暑さで苛ついて出会った人間や動物を凍らせて暴れ回ったが怪物くんと戦って大火傷を負わされた。 映画「怪物ランドへの招待」ではより人間型に近い別個体が数体登場、雪山で凍った怪物くん一行を見つけ暖かい所へ運んで助けたが、戦怪族に襲われ溶けてしまった。 戦怪族 声 - カラー版:加藤清三(ボス)、玄田哲章(リーダー) 火の山に住む集団怪物。黒い鎧を着たボスと銀の鎧を着たリーダー、一つ目の部下たちで構成されている。火の山に入りに来たものは誰であろうと侵入者と見なし襲ってくる。怪物くんたちも構わずに襲うが、最後は大王に変身した怪物くんに降参した。 ゴーレム 戦怪族の守護神で巨大な岩の怪物。長きに眠りについていたが、戦怪族によって目覚めた。怪物くんの念力を物ともしないほどの怪力で追い詰めるが、最後は大王に変身した怪物くんに負け粉々に砕け散ってしまった。 キョーダイゴン 声 - モノクロ版:富田耕吉、増岡弘 カラー版:広瀬正志、野島昭生 岩石状の身体に頭が2つある地底怪物。この2つの頭は兄弟だが仲が悪い。タレ目が兄でツリ目が弟。兄はのんびり屋で、弟は短気。兄弟喧嘩の延長で暴れ出したが、怪物くんに身体を分離してもらい(カラーアニメでは角を折られ)仲直りした。 ハエ男 声 - カラー版:たてかべ和也 ハエの頭を持つ怪物。ハエを叩いた人間に報復し、コレラ、チフス、ペストの菌が混じった息を吐きかける。実は不潔な生活をしていた人間が変化したもので、消毒液を飲まされて元に戻る。 木人(きじん)ウドー 声 - モノクロ版:塩見竜介、カラー版:今西正男 森の王。伐採された他の木の仇を討つために、森に踏み込んだ人間に樹液をかけて木人に変える。怪物くんの足を樹液で木に変えるが、キツツキに顔を変えた怪物くんにつつかれ降参した。 ドタドン 声 - カラー版:宮村義人 豚人間の怪物。怪物お手伝い協会に所属する料理人で一時帰省しなくてはならなくなったオオカミ男の依頼で怪物屋敷にやってきた。料理の腕は一流で、特にトンカツは絶品だったが、その肉はなんと自分の腹の肉をくり抜いたものだった(カラー版アニメではツケで高価な食材を購入し、大赤字を招いた)。 砂魔人 声 - モノクロ版:八奈見乗児、カラー版:加藤修 砂の怪物。姿を自在に変えることができ、またどんな隙間からでも自在に部屋に入り込むことができる。打撃技はまったく通用しないが、石膏液をかけられて固められた。 蚊男モスキートマン 声 - モノクロ版:永井一郎、カラー版:村瀬正彦 半人半蚊。ドラキュラと同じように血を好むが、ドラキュラの血を吸ったときはなぜか腹痛を起こした。飛行能力も有しており、スピードはドラキュラを上回る。怪物くんに退治された後、血液銀行に強盗に押し入った。 ネムール 声 - モノクロ版:神山卓三、カラー版:峰恵研 悪人の寝言と悪夢から生まれた怪物。体は相手を眠らせる眠りガスで出来ている。眠っている人に乗り移ることが出来る。 サカゲラ、コケラ 声 - カラー版:峰恵研(サカゲラ)、緒方賢一(コケラ) 怪物温泉にいた2匹の怪物。サカゲラは客を洗う妖怪で石鹸が好物、コケラは風呂嫌いで体中にコケが生えている。温泉の主人に扱き使われており、原作では主人の手荒な真似に怒った怪物くんに洗われ黒い水が出るというオチだったが、カラー版では怪物くんが怪物仲間を呼んで懲らしめられ改心するといオチとなった。 雪こぞう 声 - モノクロ版:堀絢子、カラー版:千々松幸子 ヒマラヤ山脈の雪男と雪女の息子。顔の輪郭は雪の結晶、目鼻立ちは雪だるまに似ている。ポンポン(小さな飾り玉)のついたスキー帽にサングラスをかけ、厚手のコートを着込みマフラーをして、手袋にピカピカのゴム長靴を履いている。東京見物をしに、大きな荷物(リュックの中身は冷蔵庫)を背中に背負って家出してきたが、最後は親が迎えにきて連れて帰る。世話になったお礼に、除夜の鐘から年が替わる間に雪を降らせ、市川家と怪物主従に「雪のお正月」をプレゼントした。 コンドル魔人 声 - カラー版:山田俊司、津村隆 幼い頃から鳥に憧れ続けた男が変身した。鳥に味方すれば鳥の仲間に入れて貰えると考え、鳥をいじめた人間を攻撃する。 ウラニドン 声 - カラー版:上田敏也 天才少年のアトム博士(はかせ)が開発した、ウラニウムに生えたカビが変異した怪物。一つ目の赤いキノコ雲のような姿。アトム博士いわく「世界最強の怪物」。あらゆるエネルギーを吸収し、攻撃を受ければ受けるほど大きくなっていく。アトム博士の言うことだけ聞くが、調子に乗った博士が自衛隊演習場に持ち出したところ、攻撃を受け過ぎて制御不能なほど巨大化してしまった。アトム博士に化け巨大化した怪物くんの命令で元に戻る。 ペラペーラ 声 - カラー版:羽佐間道夫 3枚舌を持ち、目、手、足も3つずつある怪物。怪物俳優を自称するが今までに舞台やテレビに出たことは無いとのこと。怪物芝居コンクールの練習をしていた怪物くんたちの元へ半ば強引に参加する。怪子ちゃんの要望で「白雪姫」をやる事になったが、彼女と怪物くん(白雪姫と王子の役)に無断でアレンジ、七人の小人を侠客風の主役にし王子をやられ役にしたため観客の怪物達を怒らせてしまった。またヒロシのクラスの劇(「小公子」でヒロシが主演)を見学した際、大団円の場面で「喜びを表すには腕2本では不足、3本広げるべき」と人間界の常識を逸脱した口出しと実演をし、偽の腕だという怪物くんのフォローも虚しく3本足や素顔まで晒してクラス全員を気絶させた。 ロドン 声 - カラー版:加藤修 怪物芸術家。怪物大王の像を作りその中に家族を住まわせていた。魂を込めた彫刻は命を持つという信念を持っており、実際に怪物大王の像の目も動いた。 ロダン 声 - カラー版:つかせのりこ ロドンの息子。人間に姿を変えることがすることができ、ヒロシのクラスに転入してきた。父親と同じ信念を持っており、命を持ったオオカミ男の像を作ったが、暴走させてしまった。 ゴーゴン 声 - モノクロ版:加藤みどり、カラー版:山田栄子 歌声は美しいが、顔がひどく醜い女怪物。怪物としても醜すぎて彼氏が出来ない事を恨み、歌声で人を引き寄せて目から放つ化石光線で固まらせる(解除させるにはもう一度光線を浴びる必要がある)。怪物3人組を引き寄せて固まらせて蝋燭スタンドやソファー代わりにした。その後助けに来た怪物くんを固まらせ、さらに怪子ちゃんを固まらせようとしたがかわされてしまい、光線の流れ弾で戻った男達が怯むほどの大格闘戦になった。 モーグリ族 声 - カラー版:飯塚昭三(隊長)、津村隆、永井一郎、兼本新吾、鈴木清信 地下深くに住む地底人。高い科学力を持っており、地表近くに地上侵略のための前線基地を作り上げた。弱点は強い光で基本的にサングラスをつけている。 エレキドン 声 - モノクロ版:西尾徳、カラー版:小山茉美 雷怪物の子供。父親と喧嘩して家出をし市川家にやっかいになろうとした。雷鳴と電撃光線が武器で一度は怪物くんをKOしたほど。他にも電球を口にくわえると明かりをつけることができ、さらに鼻がコンセントになっているので電化製品を使うことができる。 モンストロ 声 - カラー版:富田耕生 怪物保険の訪問員。死んだものを生き返らせる風呂敷を持っている。最後に交通事故死するが、自身は保険に入っていなかった。カラーアニメ版ではデモーニッシュの幹部悪魔として登場、怪物たちが保険金目当てに自殺することをもくろんで保険に強制加入させたが、結末は前述どおりになってしまった。 モジャオ 声 - カラー版:峰あつ子 マリモの一種であるヒゲマリモの怪物。住処の沼に怪物くんたちが釣りに来た際、風で髪が乱れた怪子ちゃんに一目惚れして釣り上げられ、彼女を「モジャコ」と呼んで求婚する。 怪盗カメレオン・マン カメレオン怪物。長い舌とカメレオンのように姿を消すのが得意。黄金の恐竜を盗んだ。最初は、怪物くん達は怪盗であることを知らなかったが、最後は、それがばれ逃げ出した。ただし、盗んだものが丸見えだったため、怪物くんに見つかり、逮捕された。 プワプワ 声 - カラー版:山本圭子 クジラ状の怪物。別名を「飛行船怪物」というように空を飛ぶ(というよりは浮かぶ)ことができる怪物。人語は解さず「プワプワ」としか話せない。 ビンの中の巨人 声 - カラー版:緒方賢一、兼本新吾 もともとはアラビア大魔術団の花形スター。ビンの中に住んでおり、ビンから出すと願い事を3つも叶えてくれる。夢は何者にも束縛されず自由になること。怪物くんの3つ目の願いで自由になり、何でも言うことを聞くようになった。 アクネーン 声 - カラー版:たてかべ和也 黒煙のような姿の悪念怪物。ドクター・ノオが人間や怪物の悪念を吸収して善良にする「吸悪銃」を発明したが、怪物くんが試射し過ぎてタンクが破裂、溢れた悪念から誕生した。巨人の形や、悪念の持ち主達の顔が入り混じった形をとる。街に出て人間達の悪念を吸収、更に巨大化して暴れたが、念の塊に変身した怪物くんに取り押さえられ、「吸悪銃」の大型版「吸悪大砲」で吸収される。その後、悪念を元の持ち主達が少しずつ吸うことで分散消滅した。 イーグルマン 声 - カラー版:飯塚昭三 ゴーリキ公爵家の使用人。逞しい体格の鳥人。 シシオン 声 - カラー版:上田敏也 ドラゴンじいさん 声 - カラー版:槐柳二 アメーラ 声 - カラー版:兼本新吾 固体犬 ヤマガーミ 声 - カラー版:槐柳二 ガラヤン 声 - カラー版:辻村真人
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