法螺貝とは? わかりやすく解説

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ほら‐がい〔‐がひ〕【×螺貝/吹螺/梭螺】

読み方:ほらがい

フジツガイ科の巻き貝日本産巻き貝では最大で、殻高30センチ以上になる。貝殻紡錘形厚く殻口が広い。表面黄褐色の地に黒褐色などの半月斑が並び光沢がある。ヒトデ類を餌とする。紀伊半島以南暖海広く分布。肉は食用。ほら。

1の殻頂を削って穴をあけ、簡単な吹き口をつけたもの修験者山中猛獣追い払うために吹いたほか、法会戦陣における合図などに用いた。ほら。


法螺貝

読み方:ホラガイ(horagai)

フジツガイ科の巻き貝


法螺貝

読み方:ホラガイ(horagai)

山伏峰入り修行にさいして楽器として、また村役人合図要具として用いられた貝。


ほらがい 【法螺貝】

法螺

法螺貝

読み方:ホラガイ(horagai)

フジツガイ科の巻き貝

学名 Charonia tritonis


ホラガイ

(法螺貝 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 01:38 UTC 版)

ホラガイ(法螺貝、学名 Charonia tritonis: Triton's trumpet)は、ホラガイ科(旧分類:中腹足目 フジツガイ科)[1]に分類される巻貝の一種。日本産の巻貝では最大級の種類で[2]、身は食用とされ、貝殻は楽器として使用される。


  1. ^ Strong, Elen E.; Puillandre, Niclas; Beu, Alan G.; Castelin, Magalie; Bouchet, Philippe. (2019-01). “Frogs and tuns and tritons – A molecular phylogeny and revised family classification of the predatory gastropod superfamily Tonnoidea (Caenogastropoda)”. Molecular Phylogenetics and Evolution 130: 18-34. doi:10.1016/j.ympev.2018.09.016. 
  2. ^ a b c 小林安雅 『ヤマケイポケットガイド16 海辺の生き物』 山と渓谷社 2000年 p.110.
  3. ^ 水産食品栄養学番外編 第104話「ボウシュウボラ」”. 宮崎大学農学部海洋生物環境学科 (2021年3月2日). 2022年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月19日閲覧。
  4. ^ a b ホラガイとは”. コトバンク. 2022年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月19日閲覧。
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  8. ^ “1.8万年前の「ド・ド#・レ」 仏洞窟で発見の巻き貝の笛”. AFPBB News. (2021年2月12日). オリジナルの2021年2月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210212021728/https://www.afpbb.com/articles/-/3331336 
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  10. ^ 法螺貝(北条白貝)”. 福岡市美術館. 2022年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月20日閲覧。
  11. ^ 『歴史読本 5 2013 特集 徹底検証!黒田官兵衛』 新人物往来社 p.12.
  12. ^ a b c 『日本家紋総覧 コンパクト版』 新人物往来社 第5刷 1998年(第1刷 1990年) p.144.
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  14. ^ 古林安雄 『秩父事件 自由困民党の戦い』 埼玉新聞社 2014年 p.53.
  15. ^ 新渡戸稲造 『修養』明治44年刊、第十章「逆境にある時の心得」内の「逆境の人は心に疵を受けやすい」の項
  16. ^ a b c 『Books Esoterica 第1号 密教の本 驚くべき秘儀・修法の世界』 学研 第8刷 1993年(第1刷 1992年) p.152.
  17. ^ お知らせ/特集展示 二月堂修二会”. 東大寺総合文化センター (2020年2月27日). 2020年2月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月20日閲覧。
  18. ^ 鈴木棠三 『日本俗信辞典 動物編』 角川ソフィア文庫 2020年 p.675.
  19. ^ 庄司吉之助「藩体制の確立と百姓一揆 : 元文三年平藩一揆について」『東北経済』第42号、福島大學東北經濟研究所、1964年7月30日、1-30頁。 
  20. ^ 臨海都市圏の生活文化(平成7年度)”. データベース『えひめの記憶』(3)祭りを彩る. 愛媛県生涯学習センター. 2022年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月20日閲覧。
  21. ^ 宮坂宥勝『仏教語入門』(1987年) p.178.
  22. ^ (日本語) 【1問正解でクリア】QuizKnockが解けない難問出してみた, https://www.youtube.com/watch?v=tnuaLxbb0KQ 2022年3月29日閲覧。 
  23. ^ 『プアプアレナレナ』”. Moanaのつぶやき 〈 I Love Hula 〉. 2022年3月29日閲覧。
  24. ^ “スペインバスク州食品安全機関(ELIKA)、海洋性生物毒に関するニュースレターを公表(1/2)”. 食品安全関係情報詳細 (食品安全委員会). (2014年10月28日). オリジナルの2022年1月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220121082622/http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04150410508 
  25. ^ Rajendralala Mitra (2006). Indo-aryans. 285-8. Read Books. ISBN 978-1-4067-2769-2. https://books.google.com/books?id=V8KoGspmBGgC&pg=PA287&dq=sankha&lr=&as_brr=3&client=firefox-a&cd=44#v=onepage&q=sankha&f=false 
  26. ^ Lakshmi Chandra Mishra (2004). Scientific basis for Ayurvedic therapies. CRC Press. p. 96. ISBN 978-0-8493-1366-0. https://books.google.com/books?id=qo0VPGr0RF4C&pg=PT120&dq=sankha&lr=&as_brr=3&client=firefox-a&cd=57#v=onepage&q=sankha&f=false 
  27. ^ a b 鈴木棠三 『日本俗信辞典 動物編』 角川ソフィア文庫 2020年 p.675.


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法螺貝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:20 UTC 版)

八吉祥」の記事における「法螺貝」の解説

右巻きの白い法螺貝(梵語:śaṅkha; チベット文字:དུང་དཀར་གཡས་འཁྱིལ་; ワイリー方式dung dkar g-yas 'khyil; THL: dungkar yénkhyil)は、美、深淵妙なる調べ、そして一切溶け合って影響及ぼし合い相即相入充満しているダルマの音――衆生無明無知)から目覚めさせ、利他を以て自利とすることを促す音――を象徴している。 法螺貝は角笛原型考えられており、古代インド神話叙事詩では、英雄が法螺貝を携えている様子描かれている。また、インドの神ヴィシュヌは法螺貝を主要なシンボル一つとして持っているとされ、その貝は「五趣支配するもの」という意味のパーンチャジャニャ(英語版)という名前を持っているヒンドゥー教においては、法螺貝はスダルシャナ・チャクラ(英語版)(飛輪戦輪とも)と同様にヴィシュヌ象徴である。ヴィシュヌ派は、ゴータマ・ブッダヴィシュヌのアヴァターラ化身)の一つ位置づけている。

※この「法螺貝」の解説は、「八吉祥」の解説の一部です。
「法螺貝」を含む「八吉祥」の記事については、「八吉祥」の概要を参照ください。

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