元素記号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 01:21 UTC 版)
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分子の組成をあらわす化学式や、分子の変化を記述する化学反応式などで利用される。
現在使用されている元素記号は1814年にベルセリウスが考案したものに基づいており[3][4]、ラテン語などから1文字または2文字をとってつくられている。
全ての元素記号がラテン語名と一致しているが、ギリシア語、英語、ドイツ語(その他スペイン語やスウェーデンの地名からの採用もある)などからの採用も多く、ラテン語名との一致は偶然または語源を通した間接的なものである。元素名が確定されていない超ウラン元素(119番元素〜)については、3文字の系統名が用いられる。
物質の構成要素を記号であらわすことはかつての錬金術においてもおこなわれていた[5]。 化学者ジョン・ドルトンも独自の記号を開発して化学反応を記述していたが[4]、現在はアルファベットでの表記が国際的に使われている。
ドルトンの元素記号 | 現在の元素記号 | |||
---|---|---|---|---|
元素記号 | 元素名 | 元素記号 | 元素名 | |
H | 水素 | Sr | ストロンチウム | |
N | 窒素 | Ba | バリウム | |
C | 炭素 | Fe | 鉄 | |
O | 酸素 | Zn | 亜鉛 | |
P | リン | Cu | 銅 | |
S | 硫黄 | Pb | 鉛 | |
Mg | マグネシウム | Ag | 銀 | |
Ca | カルシウム | Au | 金 | |
Na | ナトリウム | Pt | 白金 | |
K | カリウム | Hg | 水銀 |
- ^ 飯出良朗 (2002), 化学と物理の基礎の基礎がよくわかる本, 文芸社, p. 115, ISBN 9784835541426
- ^ atomic symbol - IUPAC Gold Book
- ^ Ponomarev, Leonid Ivanovich; 澤見英男 訳 (1996), 量子のさいころ: 量子力学歴史読本, シュプリンガー・ジャパン (1996-07発行), p. 75, ISBN 9784431706960
- ^ a b 村田 2001, p. 36
- ^ 村田 2001, pp. 33–35
- ^ Hahn, Alexander J; 市村宗武 訳; 狩野覚 訳 (2002), 解析入門 Part 2: 微積分と科学, シュプリンガー・ジャパン (2002-10発行), p. 130, ISBN 9784431709541
- 1 元素記号とは
- 2 元素記号の概要
- 3 原子番号や質量数を付記する際の書き方
元素記号と同じ種類の言葉
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