MC陣の新型コロナウイルス感染時の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:40 UTC 版)
「ラヴィット!」の記事における「MC陣の新型コロナウイルス感染時の対応」の解説
2022年1月31日放送にて、田村が喉の違和感を訴え欠席。同日午後には川島が喉の違和感を感じたためPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスへの感染が発覚。翌日2月1日の放送の冒頭で田村の陽性も発表され、MC陣が揃って新型コロナウイルス感染症の療養生活に入り休演する事態に陥った。田村の休演は今回以前にも初期の体調不良の事例と夏季休暇を取得した事例があったが、川島の休演は今回が番組開始以来初の事例である。 このため2月1日から2月10日まではMC代役を立てての進行を余儀なくされた。その際、田村の代役は基本的に先輩であるTBSテレビの山本里菜アナウンサーが担当したが、川島の代役は療養1週目は曜日レギュラーが日替わりで担当した。ところが、療養1週目の放送ではMCが川島であることを前提として、当該週に「初登場ウィーク」と銘打ちスタジオ初出演のゲストが出演する特別企画を展開していたこともあり、 テレビ業界における「裏回し」として、パネリスト席から番組進行(通常であれば川島と田村)を支援する役割を担うパネリストが川島の代役に回るか何らかの理由で機能不全に陥る このため、川島が出演していれば(川島と裏回しで)容易につけられるはずの大喜利状態の収拾がつきづらくなる その状態でパネリストに翻弄され、著しく疲弊した川島の代役が、川島の早期復帰を懇願すべく、生放送中に悲鳴を上げる という事例が以下の通り2ケース発生した。 以下、川島の代役は全員お笑いタレント、田村の代役は特記以外TBSテレビのアナウンサー(元職を含めると全員)。 2022年2月2日放送分 川島の代役:柴田英嗣 田村の代役:日比麻音子(当時の山本は川島の感染発覚に伴い自宅待機中) 初出演ゲスト:真空ジェシカ(川北茂澄・ガク) 裏回し:不在 当日は見取り図の2人も新型コロナウイルス感染症で療養中のため休演しており、水曜のレギュラーとラヴィット!ファミリーで残留していた芸人は、通常であれば裏回しの立場にあり、前述の『水ダウ』遠隔操作ドッキリでも裏回しのスキルを発揮した柴田だけであった。このため柴田がやむを得ずMC代役に回ったことで、裏回しが不在となったまま放送せざるを得なくなってしまう。 オープニングトークではマヂカルラブリー(見取り図の代役)と真空ジェシカが突飛なボケを連発したことで柴田はツッコミとしての孤軍奮闘を余儀なくされ(ボケ4人:ツッコミ1人)、村上の奇抜なリアクションに「普通にリアクションしてくれる芸人いねぇのかよ今日は!」と嘆き「川島君大変…。一刻も早く(新型コロナウイルス感染症を)治して戻ってきてくれないかマジで! もう(当番組のMC代役は)やりたくねぇよ!」と悲鳴を上げる。しかし野田クリスタルからそれに輪を掛けて野次を飛ばされる等して柴田は対応が困難となり、オープニングトーク終了後もツッコミはエスカレートの一途を辿り、2組のボケも空転し続けた。 この一件について、4日未明(3日深夜)に放送された『木曜JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)でおぎやはぎの代役として出演した相方の山崎弘也から、「『柴田さんもくればいいのに』という声もありますが、『ラヴィット!』の代理MCが相当大変だったみたいで。"終わってからもずっと寝たままで、目が覚めない位疲れが溜まってる"とマネージャーから聞きました」と弄られていた。 また柴田は2月7日放送回にゲストとして出演し、代理MCの東野幸治から話題を振られ、「一番評価が悪い日にやっちゃった、コラ!」とコメントし、2月9日放送回では代理MCであったタカアンドトシのトシに対して「もう一度MCやらしてください!」とコメントした。 その後、真空ジェシカは同年5月4日放送分にて二度目のスタジオゲスト出演。川島と田村との初共演を果たした。同年4月29日放送分のエンディングでは前述の反響を受け「あの大炎上コンビが再び!」とシルエットの状態で紹介されていた。 2022年2月4日放送分 川島の代役:EXIT(りんたろー。・兼近大樹) 田村の代役:山本里菜(自宅待機から復帰) 初出演ゲスト:ハリウッドザコシショウ 裏回し:くっきー! → オープニングトークで機能不全 当日、くっきー!とザコシショウが共演する状況にりんたろー。は「よりによって、こんなメンバーの日に(自分達が川島の代役とは)ね」と当初から不安を募らせ、兼近も「丑三つ時のバラエティ」と例えていた。しかし早速ザコシショウがボケ倒し、兼近が「今日、一応放送事故3回までとなっています! 3回までです!」とNGを出さないようにと警告を出す。 当日が「ぷよぷよの日」としてザコシショウとくっきー!が『ぷよぷよeスポーツ』(Nintendo Switch)で対戦したが、その際にゲーム画面をタイトル画面まで戻すトラブルも発生しゲーム開始まで2人がもたつき兼近が「1回目の放送事故消費しました!」とNGを宣告。対戦はくっきー!が勝利したものの、その後も2人がボケ倒したことでくっきー!が裏回しの役目を果たさなくなり、りんたろー。の不安はあえなく的中。「朝から『(さんまのお笑い)向上委員会』(フジテレビ)やるな!」と一喝し「川島さん戻ってきてくださーい!!」と悲鳴を上げた。両者の着席に伴い一旦は沈静化したものの、オープニングトーク(おすすめゲーム紹介)でそれぞれの出番となるとまたしてもボケ倒し、EXITは「(りんたろー。)オープニング(トーク)で26分もいってるんですけど」「(兼近)『それではまいりましょう』じゃないですよ」と2人揃って途方に暮れた。 オープニングトーク終了後はNG宣告も無く、EXITの2人が進行ボケをする余裕が出来るほど平穏に進行した。 その後、ザコシショウは同年5月6日放送分にて二度目のスタジオゲスト出演。川島と田村との初共演を果たした。 なお川島と田村の療養2週目となった2月7日から2月10日までは、川島の先輩であり、TBSテレビかJNN加盟局の番組(全国ネット/ローカル番組問わず、過去・不定期特番・年末特番等も含む)でMCを務める芸人が川島の代役を日替わりで担当(番宣目的も含む)したため、機能不全に陥るケースはなく、落ち着いていた。その際『THE TIME,』でのクロストークではラッピーが安住紳一郎と香川照之に代役のヒントを出した(理由は後述)。 2022年2月7日放送分 川島の代役:ライト東野(東野幸治)&レフト藤井(藤井隆) 田村の代役:山本里菜 ゲスト:柴田英嗣 ラッピーのヒント:エスビー食品『キッチンあらびきコショー』2本 安住の予想:予想不能 番宣の対象:『あらびき団ゴールデンスペシャル』(2月12日放送) 当初より東野と藤井が上記の名義でMCを務める『あらびき団ゴールデンスペシャル』の番宣を兼ねて当番組にゲスト出演することは決定していた。そんな中で川島の休演を受け、東野が『あらびき団』総合演出の原田浩司を通して当番組に「俺と藤井君で『ラヴィット!』のスタッフが良かったら、『あらびき団』で助っ人MCに行く。嫌であれば断ってもらっても別に構わない」と打診。東野自身も拒絶されるだろうと思っていたところ当番組側が受諾(東野曰く「まさかまさかのOK」)したことで、急遽川島の代役をコンビで担当することとなる。 ところが、東野と藤井は番組名通り粗挽き=荒い(完成度の高くない)芸が披露されることが多い『あらびき団』のMCとして川島の代役を担当したために当番組の雰囲気は通常放送のものではなく同番組のそれに傾き、ネット上では当番組の『あらびき団』化に興奮する声と同時に川島の早期復帰を懇願する声も上がった。 この一件について、当の東野も12日未明(11日深夜)放送の『東野幸治のホンモノラジオ』(朝日放送ラジオ)で上記の経緯を明かし、「気付いたら『ラヴィット!』の世界観をぶっ壊してしまって(いた)。(川島に)申し訳無いなと思って(いる)」と後悔の念を述べた。この一件で川島に合わせる顔が無くなった東野は向こう2年間は川島に会いたくないといい、川島に謝罪出来るのは3年目になるとの見通しを示した。 2022年2月10日放送分 川島の代役:田村淳(ロンドンブーツ1号2号) - 『グッとラック!』メインコメンテーター 田村の代役:枡田絵理奈(元TBSテレビのフリーアナウンサー) - 『いっぷく!』アシスタント ゲスト:藤本敏史(FUJIWARA) ラッピーのヒント:『日本タレント名鑑』(VIPタイムズ社)『TVスター名鑑』(東京ニュース通信社) 安住の予想:『クイズ☆タレント名鑑』コンビ → 的中 番宣の対象:『クイズ☆正解は一年後2022』(12月30日放送予定) 淳と枡田は上記の通りそれぞれでTBS系列の平日8・9時台の出演経験があるが、2人はそもそも『タレント名鑑』シリーズでコンビを組み続けているため、当番組でもこの『タレント名鑑』コンビで進行。ゲストの藤本も『タレント名鑑』シリーズのレギュラー解答者の1人。 『THE TIME,』でのクロストークでラッピーのヒントを見て安住もすぐに代役が『タレント名鑑』コンビであることに気付き、「もし本当だとしたら枡田さん、挨拶に来なさいよ!」と呼び掛けたところ、安住の予想は的中。 当日の放送は枡田の「淳さん、その格好は?」との、『グッとラック!』でMCを務めていた立川志らくと同じ和装という淳の衣装への言及から始まり、淳は「特に意味はないですけど、TBS(テレビ)の朝といえば和装だなと思いまして」「色々な思いがありますから、『ラヴィット!』のMCをやると言った時に。前の番組(『グッとラック!』のメインコメンテーター)をやっていましたから」と回答。この回答に「完全に(志らく)師匠やん!」とのガヤが飛んだため「やりましたよ、志らくさん!」と呼び掛け、「元TBSアナウンサー・枡田絵理奈」として出演した枡田もまた安住に「安住先輩、後程ご挨拶に伺わせて頂きます」と呼び掛けた。一方、『ひるおび!』午前の部のコメンテーターである志らくも淳の発言に「田村淳、粋だなあ。頑張れラヴィット!!」と反応し、生放送後に淳が和装のまま志らくの楽屋を訪れたことで「グッとラックでコメンテーター全員和服ってこともあったなあ。(淳に)志らく衣装を許してくれたラヴィットのスタッフにも感謝です」と感慨にふけた。 当日は『正解は一年後』の番宣を兼ねて、同番組のフォーマットで「クイズ☆正解は一時間後」(Twitterのトレンドランキングで1時間後に1位を記録しているキーワードをスタジオ出演者に予想させる特別企画)を生放送中に実施した。ちなみに当の『正解は一年後』では例年、12月末に答え合わせパートを生放送することを前提として出題(予想)パートを1月中に収録するため、当日時点で2022年の予想パートも収録済みだった。 本番後、淳は自身のTwitterに『正解は一年後』の事情を踏まえ「テレビ史上こんなに先の番宣はないのでは?」と早すぎる番宣(当日時点で10ヶ月先)をちゃっかりとこなしたことに自虐を交えながら「川島良くなりますように」と川島を気遣うコメントを、枡田も自身のInstagramに「なんだか感慨深かったです。これからも、視聴者として楽しませていただきます。ラヴィット大好き。川島さん、真子ちゃん、お大事に」と川島と田村を気遣うコメントを、それぞれ投稿した。 また、当日のセットには『正解は一年後』同様のだるま姿のラッピーの人形も配置した。 そして川島と田村は、2月11日放送分で復帰を果たした。 2022年2月10日放送予定だった分のボツ案 川島の代役:明石家さんま 田村の代役:(実現しなかったため不明) 元来さんまはあらゆる帯番組のMC代役に興味を示しており、テレビ番組(番組名は明示せず)で「『ラヴィット!』の司会来えへんかな?」と発言していた。そんな中で、4日(ザコシショウ出演当日)に当番組プロデューサーが2週目の代役として、当日放送でザコシショウとくっきー!に翻弄されたりんたろー。が2人に一喝する際に引き合いに出した『さんまのお笑い向上委員会』MCのさんまにオファーを出したところ、一度は木曜(10日)の出演を受諾。その際「どうせ1回やし、世間に何と言われようと『さんまがやるとこうなる』というのを朝のワイドショーでやりたい」とさんまは(生活情報番組である)当番組の『お笑い向上委員会』化を構想した。 ところが同日にさんまが吉本興業社長の岡本昭彦と面会した際、さんまへのオファーを知らない岡本が「朝から(ザコシショウが当番組を)『お笑い向上委員会』にしようとしてますわ」と言及し、この現象で疲弊しているEXITの2人とは打って変わりザコシショウを「革命的」「すごく面白かった」と絶賛したことで、さんまの構想がザコシショウによって実現されてしまっていた(さんま曰く「ザコシショウが暴れよった」)ことが発覚。バラエティ番組好きであり「朝からでも『お笑い向上委員会』みたいな番組をやりたい」と熱弁する岡本とは裏腹に、ザコシショウにお株を奪われる格好となったさんまは「あ、同じことになるわ」と判断し、TBSテレビに連絡を入れオファーを辞退したことを26日放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で明かした。 後日、川島と会話した際に川島から年に1回MCが夏季休暇を取得することを聞かされたさんまは再び当番組のMC代役に意欲を見せ、『週刊さんまとマツコ』で共演するマツコ・デラックスも「さんちゃんがやるなら私も出る」と興味を示したという。
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