2014年〜 メルセデスとの提携とは? わかりやすく解説

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2014年〜 メルセデスとの提携

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 18:13 UTC 版)

ウィリアムズF1」の記事における「2014年〜 メルセデスとの提携」の解説

2014年からF1のエンジンレギュレーションが大きく変更されることから、2013年5月ウィリアムズは、2014年より新たにメルセデスからエンジン供給を受けることを発表したメルセデスウィリアムズエンジン及びエネルギー回生システムERS)を含むパワーユニットPU)を供給するが、トランスミッションウィリアムズ独自開発する。ドライバー残留したボッタスとフェラーリからフェリペ・マッサ移籍テスト段階では従来の紺ベースだったが、マルティーニ・エ・ロッシとの大型スポンサー契約まとまりチーム名塗装マルティーニ意向反映され白地に赤青ストライプ車体描かれた。2008年最後に離れていたペトロブラスブラジル人マッサ加入に伴いスポンサー復帰マルドナド離脱したもののPDVSA契約期間残っていた為に残り期間のスポンサー料が違約金として支払われBMWエンジン失って以後、最も潤沢な資金得てシーズンに臨む事となった。それでもフェラーリ半分年間予算である。開幕戦オーストラリアGPではボッタスが前年上回る5位入賞果たし開幕戦段階前年成績上回った。続く第2戦マレーシアGP第3バーレーンGPでもマッサ7位、ボッタス8位の2戦連続ダブル入賞が続く。第8戦オーストリアGP予選ではマッサポールポジションPP)、ボッタスが2番手とフロントロー独占したウィリアムズPP2012年第5戦以来となるが、フロントローを2台独占したのは2003年フランスGP以来11年ぶりの出来事であった。なお、マッサ自身にとっても2008年ブラジルGP以来6年ぶりのPP獲得であった決勝序盤トップ2位先行したが、ピット作戦メルセデス勢に逆転許しマッサ4位、ボッタス3位初表彰台という結果となった。次戦イギリスGPではボッタスが14番スタートながらも決勝2位表彰台獲得また、最終戦アブダビGPではダブルポイント効果もあり、2台で66ポイント獲得。これにより、1レース獲得したポイントが最も多いチームとしての記録残したこの年フェラーリロータス不振もあったが、未勝利ながらも年間ランキング3位2003年以来好成績をあげトップチーム返り咲き果たした思われた。 2015年もボッタス、マッサコンビ参戦。第7戦カナダGPでボッタスが、続く第8戦オーストリアGPマッサ表彰台獲得する第9戦イギリスGPではマッサ、ボッタス共に2列目につけ、ロケットスタートメルセデス抜き去り1-2体制レース進めていた。しかしピット作戦メルセデス2台に逆転されると、終盤降り出した際にウェットタイヤへ交換するタイミング誤りフェラーリセバスチャン・ベッテルにも逆転されマッサ4位、ボッタス5位に終わったシーズン通してメルセデスフェラーリ後塵を拝するレース多かったものの、レッドブル不振もあり、コンストラクターズ前年変わらず3位個人ランキングではボッタス5位、マッサ6位となり、結果だけ見れば前年に近い成績シーズン終えた。だが、総獲得ポイント減少し前年チームとして全戦入賞果たしたのに対し今季入賞逃したGPいくつかあり、さらに表彰台も両ドライバーとも3位表彰台2回ずつに留まるなど(前年2位表彰台記録していた)、少なからず成績下がった。この時期最強とされていたメルセデスPU搭載していたため、下位チームに対して優勢保っていたものの、この年優勝したチームには後れを取っており、それが反映したような成績となってしまった。そして、この年以降チーム位置付けは、相対的に下がってゆくこととなる。 2016年ドライバー変わらず。第5戦までは2015年同じよう成績であったが、4月段階前年型よりマシン戦闘力後退しているコメントが発せられ、シーズンが進むにつれてポイント獲得するのが精一杯という状況になっていき、メルセデスレッドブルフェラーリから大きく差をつけられた。表彰台カナダGPでのボッタスの3位のみとなり、同じメルセデスPU使用するフォース・インディア3位2度獲得したこともあり、コンストラクターズ5位に後退したイタリアGPマッサこの年限り引退することを発表したまた、テクニカルディレクターパット・シモンズこの年をもってチーム離脱2017年は「ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリングとしてのF1参戦40周年迎えることから、順番通りのFW39ではなくシャシー名称を「FW40」とした。ドライバー当初マッサ引退を受け、ボッタスの残留前年ウィリアムズのリザーブドライバーを務めていたランス・ストロール昇格発表していた。ところが、前年度王者ニコ・ロズベルグ電撃的引退に伴いボッタスがメルセデス移籍したため、その影響マッサ引退撤回し引き続きウィリアムズで走ることとなったストロールには父親であるローレンス・ストロールによる資金提供強く関わっているとの声が強くウィリアムズ資金難示唆していた。なお、ウィリアムズ10代ドライバーが走るのは史上初のことである。メルセデス離脱したパディ・ロウがチーフテクニカルオフィサー(CTO)に、前年末にフェラーリ離脱したディルク・デ・ビアが空力責任者それぞれ就任し技術陣の強化行ったストロール開幕3戦はリタイアとなるが、初の母国レースとなる第7戦カナダGPで9位入賞を果たすと、次のアゼルバイジャンGPでは3位入り、初の表彰台立ったオーストリアGPでは予選ではマッサ17位、ストロール18位と低迷する決勝ではマッサ9位、ストロール10位にまで追い上げ今シーズン初のダブル入賞果たしたハンガリーGPマッサ体調不良訴え欠場したため、リザーブドライバーのポール・ディ・レスタ代走務めたチームとしては第2戦と第5戦以外で入賞し時のトップ3チームメルセデスフェラーリレッドブル以外のドライバーとしてストロール1回だけだが表彰台上がったものの、ダブル入賞回数大幅に減り前年10回、今季3回)、ランキングこそ昨年の5位と変わりはなかったが4位のフォース・インディアにはダブルスコア付けられる結果となったまた、マッサシーズン後半に改め引退を表明した。 2018年1月16日ストロール残留セルゲイ・シロトキン起用、そしてロバート・クビサリザーブ開発ドライバー就任発表された。開幕前に2014年からタイトルスポンサーとなっていたマルティーニ2018年をもって契約終了となることが発表された。マルティーニ25歳上のドライバー起用することを要望していた(マッサ2017年引退撤回した要因一つでもあった)が、ストロール19歳、シロトキンは22歳条件満たしておらず、今回ドライバー選択契約終了一因ではないかとの見方をされていたが、クレア・ウィリアムズはこれを否定している。パディ・ロウの手による新車FW41に期待高まったものの空力問題抱え5月にはチーフデザイナーエド・ウッド空力責任者のディルク・デ・ビアが相次いで離脱し、パフォーマンスエンジニアリング責任者のロブ・スメドレーもシーズン終了をもって離脱する事態陥った。そのため、戦闘力強化一環自社開発続けて来たトランスミッションメルセデスからの供給切り替える報道が出るほどであり、入賞したのはストロールが第4戦アゼルバイジャンGP挙げた8位とダブル入賞果たした14イタリアGPの2戦(イタリアGPダブル入賞のうち、シロトキンの入賞上位ドライバー失格になったこともあってのものであった)のみで、コンストラクターズランキング最下位へと転落したそんななかストロール率いコンソーシアム破産宣告受けたフォース・インディア買収しランス・ストロールも同チームから名称を変更したレーシング・ポイント移籍。シロトキンも持参金用意できなかったことや資金難影響交代させられる形となり、わずか1年でF1から去ることとなった2019年前年予告通りマルティーニとの契約終了したため、今期携帯電話会社の「ROKiT(ロキット)」と新たなタイトルスポンサー契約を結び、『ロキット・ウィリアムズ・レーシング』の名でエントリー。リザーブドライバーのクビサが正ドライバー昇格して9年ぶりにF1復帰メルセデスのリザーブドライバーを務めた新人ジョージ・ラッセルとのコンビとなる。新車FW42は合同実走テスト2日参加できず大幅なハンデとなり、開幕1週間前にCTOパディ・ロウ事実上更迭された。開幕戦オーストラリアではクビサラッセル共々予選決勝共に最下位甘んじその後レースでも下位低迷チーム人員再編行いパトリック・ヘッドコンサルタントとして8年ぶりにF1へ復帰、アダム・カーターがデザイン責任者役割引き継いだ第11戦ドイツGPクビサ10位となりノーポイントは免れたが、上位ドライバーペナルティによる繰り上がりでの入賞であった結局ドイツGP入賞獲得した1ポイントシーズン唯一のポイントとなり自力入賞一度もないままシーズン終えた7月にROKiTと2023年まで、9月メルセデスPU2025年までの長期契約をまとめた。シンガポールGP記者会見クビサチーム離脱発表したまた、今シーズン成績によってチームマシン開発迷走指摘されるうになる2020年ドライバーラッセル残留し、リザーブドライバーを務めていたニコラス・ラティフィ昇格技術部門も刷新され、レッドブルからデイビッド・ワーナー、ルノーからジョナサン・カーターが移籍してチーフデザイナー、副チーフデザイナーデザイン部責任者それぞれ就任しデザイン部門のアダム・カーターがチーフエンジニアに就任マクラーレンからサイモン・ロバーツをマネージングディレクター迎えた今季クラッシュテストの素早い合格マシン戦闘力改善成功兆しなど、明るいニュースもあった。ところが、世界的な問題による開幕延期に伴いチーム資金難拍車がかかることとなった。プレシーズンテストの頃でさえ、深刻な資金難に陥っており、関連会社のウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングの株式前年末に過半数売却し参戦用の資金確保ラティフィ起用金銭面が理由ではないとしながらも、彼が関連するスポンサー多数参加しており、それを否定することもできなかった。そのうえ、シーズン凍結されていることにより、レース得られる収入一時的に消滅してしまったため、施設歴代マシンなどを担保運営資金の緊急調達に迫られる事態となった。それに追い打ちをかけるかのようにチームからタイトルスポンサーのROKiTが5月29日付で契約即時終了されたことが発表されその分収入喪失。そのため、チーム株式過半数あるいはチーム自体売却検討し始め事態となった

※この「2014年〜 メルセデスとの提携」の解説は、「ウィリアムズF1」の解説の一部です。
「2014年〜 メルセデスとの提携」を含む「ウィリアムズF1」の記事については、「ウィリアムズF1」の概要を参照ください。

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