祭事の流れとは? わかりやすく解説

祭事の流れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 09:27 UTC 版)

山あげ祭」の記事における「祭事の流れ」の解説

お注連立式奉告7月1日 早朝祭りの間神域を表す齋竹立て注連縄張る儀式御注連立式」で1ヶ月に及ぶ例大祭が始まる。 夕刻今年の芸題を奉告小屋台に大書しお祓い受けた後、6町内触れ回る奉告祭」を行う。夕闇提灯明かり照らされ浮かび上がる芸題と、それを引くお揃い姿の若衆風情格別。 このしきたり習い、現在でも観光協会では7月1日以降まで積極的なPR行なわない例祭 本来の神事中心となるのが例祭八雲神社天下泰平五穀豊穣祈願する。 本来の神事であるため、基本的に関係者のみで執り行われる八雲講、自治会市長議会議長県会議員などの行政関係者参列世話人衆は当番町のみ参殿し、他町は境内参拝する笠揃 第4週木曜日 本番翌日控え本年当番町と芸題のお披露目をする。 夕刻から、金棒引き露払い当番町内巡行し、舞台開き当番町の役付き紹介するとともに、山、関係者一般客をお祓いし、乾杯ののち、手締め開演となる。町によっては舞台開きお祓いが先となる場合もある。 まず縁起物三番叟子宝三番叟)を舞ったのち、奉告した主芸題を舞う。歌舞伎いうところの顔見世興行に当たる。笠揃は若衆が笠を背負い整列することによる神幸祭出御天王金曜日 当番町が担当早朝から八雲神社神事行い本殿神輿の間を幕で繋いで神様神輿に御遷りいただき当番町を巡行したのち、旧烏山町市街中心部仲町交差点設けられ御仮殿おかりや)に納められる。当番町はすぐ後に天王建を控えているため、舞台装置取り走って戻る。 続いて芸題を御仮殿に居る神様対し奉納する。これを「天王建」と呼ぶ。この公演のみ「神事」で、こののち公演は「余興」となる。 奉納余興訪問奉納余興は各町、および自町内各所遍く山の恵み分け与えるために各所に山をあげ、そこで余興奉納することを言う。特に他町で余興奉納することを訪問呼び会所前行われる。他町を訪問する場合金棒引き露払い世話人衆が先導し、町境にさしかかると、訪問先の町の世話人衆と若衆整列して出迎える。訪問する側は、相手庭先町内)を借り旨口上し、受ける側は案内する旨口上し訪問先町内での移動は、その町の世話人衆が案内する。場所によっては、当番町を送る町と受ける町が向き合い連続して行うところもある。 渡御祭 土曜日 受受当番町(翌々年当番町)が担当早朝御仮殿神事行い、6町に屋敷町含めた7町を巡行先頭触れ太鼓続いて赤天狗青天狗…と続く。渡御では奉納余興と同様、他町を訪問する場合、町境にさしかかると、訪問先の町の世話人衆が整列して出迎える。 還幸祭還御日曜日当番町(翌年当番町)が担当3日目夕刻御仮殿神事行い、まず八雲神社鳥居まで、神輿先頭に子ども神輿神主八雲講、屋台の順で送る(天王送り)。鳥居の前で、お飾りを外すと神輿は「あばれ神輿」に。7町を巡り一度当番町の会所戻り夜になると還御再開。本来、神輿八雲神社還す(あがる)ことになるが、神輿鳥居をくぐれば祭り終わり意味するため、門前まで来ると、あがるか戻って担ぎ続けるかを巡り世話人衆と神輿方で駆け引きがある。門前神輿がもみ合ったのち踵を返し回し)、再び自町、もしくは御仮殿戻り再度門前目指すことを複数繰り返す何回繰り返すか、いかにもみ合うかが若衆熱意量る物差しとされる近年は、交通規制調整厳しく午前0時前後終了することが多いが、警察との調整踏まえた見せ方」が世話人腕の見せ所でもある。 鳥居をくぐると太鼓打ち鳴らされ本殿に。出御とは逆に神輿本殿の間を幕で繋いで神様本殿に御遷りいただき神事終了すると、当番町と受当番町の間で申し送りが行われる(現在は笠抜時間重複するため、後日行われることが多い)。 ブンヌキ ブンヌキは、囃子調子競うもので、他町の囃子を「ぶんぬく」ことが由来とされる基本的に市中屋台出会えば必ず行われる。各町若衆は、自町の囃子手鼓舞するため、大声出し囃す路地狭さと、新囃子早いビート相まって独特のトランス状態になる。 特に還御祭天王送りの後、鳥居前残った屋台互い向き合わせて行うブンヌキは、受当番以外の屋台集結するため、市民にとっても盛り上がりピークとなる。この30分間異様な興奮醸し出すという。 他にも、記念企画屋台パレードなどを行うと、御仮殿前などで全屋台でのブンヌキが行われることがある笠抜 3日目最後に行われる最後公演演目は「関の扉(下)」「老松」(千秋楽)。 昭和後期まで還御終了してら行う(笠抜最後)ことになっていたが、現在は慣例10時になると笠抜始めていとされている。関の扉老松千秋楽)が演じられる笠抜正装背負う笠を取ることに由来する名越夏越祓) 7月31日午後6時から、夏虫の禍、頭痛暑気あたり効果があるとされる茅の輪くぐりをして1ヶ月例大祭終了する

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祭事の流れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 18:51 UTC 版)

鞍馬の火祭」の記事における「祭事の流れ」の解説

18時頃より、「神事にまいらっしゃれ」という神事触れ合図により集落各戸積まれエジ呼ばれる篝火や、松明点火初めは主に子どもが「とっくり」などと呼ばれる小さな松明を、その後大人比較大きな松明持って「サイレイヤ、サイリョウ」(祭礼や、祭礼の意)のかけ声と共に集落内を練り歩き、「仲間」と呼ばれる地域集団それぞれの「宿」(その年の当番)の家へ向かう。 20時頃より、各仲間からの大松明集落内を練り歩いた鞍馬寺山門前に向かう。各松明山門前石段立てた状態でにひしめき合いある程度燃え尽きるその後石段下の一ヶ所に焼き捨てられ男たち神輿の所に移動する石段奥の注連縄切られて、八所大明神由岐大明神順序神社から神輿が下る。参道急なため、スピード出過ぎないように「綱方」と呼ばれる女性達が綱を牽く(この綱を牽く安産になると伝えられるので、若い女性多く参加している)。 神輿降りる際、ふんどし姿の男性担ぎ棒ぶら下がるが、これを『チョッペン』という。これは元服の儀式であり、鞍馬男性にとっては一生に一度となる成人儀式である。 神輿集落内を練り歩き御旅所安置される神楽松明呼ばれる大松明奉納され神楽松明境内をまわる。神幸祭終了し氏子帰宅する。(24時終了)。 翌朝神輿御旅所から神社に戻る「還幸祭が行われ、祭事のすべてが終了する

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祭事の流れ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 14:33 UTC 版)

やすらい祭」の記事における「祭事の流れ」の解説

毎年4月の第2日曜日上賀茂のみ、葵祭と同じ5月15日)に行われる花傘先頭に、風流ふりゅう)の装い凝らして、鉦(かね)や太鼓をたたき、踊りながら氏子区域くまなく練り歩き疫病納める最後に神社参拝してそれぞれの保存会により相違する。)、無病息災祈願する。囃(はや)したり踊ったりするのは、豊かな稲の実りを祈るとともに花の精あおられいたずらをして回る疫神を、踊り中に巻き込んで鎮めるためといわれている。 今宮やすらい川上やすらい上賀茂やすらい今宮遥拝)は,今宮神社疫神やくじん)を参拝する玄武やすらいは,今宮神社疫神やくじん)を参拝行わない。祭の行列は、「練り衆」と呼ばれる。旗、台(さかきだい)、唐櫃からびつ)、鉾、御幣(ごへい)などの後に、花傘先頭20名(各保存会により人数相違する。)ほどの踊り一団が続く。この一団には、世話役のほかに、間鼓(子鬼)、大鬼(鉦、太鼓)、囃子方(笛)がおり、赤毛黒毛の鬼たちが、笛や太鼓お囃子(はやし)に合わせて長い髪振り乱しながら、「やすらい花や」の掛け声とともに踊り練り歩く。 頭につける飾り跳ね回る踊り方ユダヤ人踊り類似しやすらい」は「イスライ(ユダヤ)」起源とも。 小学3年生までは「子鬼」、もう少し上の学年になると「囃子方」を担当する中学高校生になると「大鬼になって、鉦や太鼓たたきながら踊る。保存会では、こうした子供たち先輩が,踊り囃子の手ほどきを行い代々伝承している。 この行列は、朝から夕方まで練り歩く途中で橙色の布を軒先垂らした家の前で止まって踊り披露する玄武神社やすらい祭り巡航状況)。祭礼巡航時間囃子言葉は,各保存会によりそれぞれ違う。このときには、皆が競って花傘入って悪霊退散無病息災祈願する町内ごとに休憩所床几)が設けられており、歩き疲れ踊り疲れた一団の労がねぎらわれる。 神社境内では、大鬼大きなになってやすらい踊り奉納する桜の花背景神前向かい激しく飛び跳ねるように、そしてまた緩やかに、「やすらい花や」の声に合わせて踊る。

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