発電所としての特徴
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「磯子火力発電所」の記事における「発電所としての特徴」の解説
石炭(国内炭および輸入炭)を燃料としており、1日あたり約5,000トンを消費する。本牧の中継基地(国際埠頭貯炭場バース)よりほぼ毎日海上輸送され、10万トン貯蔵可能な石炭サイロに貯蔵される。年間38万トン程度発生する石炭灰は9割以上がセメント原料として再利用される。 アンモニア選択接触還元式乾式排煙脱硝装置、電気集塵機、活性炭吸着式乾式排煙脱硫装置を備え、旧発電装置を上回る大気汚染防止対策が取られている。 敷地を有効に利用するため、日本で初めてタワー式ボイラーを採用している。新1号機のボイラー建屋は高さ約100mで、日本の発電所建屋の高さとしては最も高い。煙突は高さ200mで、三渓園方面からの景観に配慮して扁平な形状としている。建屋や煙突の彩色は景観への配慮がなされ、2002年には第17回公共の色彩賞を受賞している。 新2号機のボイラー建屋は、新1号機に比べ地上からの高さに約20mの差があるが、これは同じ高さで建設すると、隣接するJERA南横浜火力発電所の煙突に風が当たらないという分析結果が出たため、20m掘り下げて建設している。従って両者のボイラーの高さは実質同じである。 発電効率向上のため、主蒸気温度600℃、再熱蒸気温度610℃、主蒸気圧力25.0MPaとした超々臨界圧のボイラー、蒸気タービンを採用し、熱効率は43%(高位発熱量基準)となり世界最高水準を達成した。更に新2号機では再熱蒸気温度を620℃まで高め、更なる効率向上を図った。
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発電所としての特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/22 04:32 UTC 版)
中央制御室 蒸気タービン:毎分3,600回転で、直結している発電機を回す。蒸気は海水で冷やされるが、温排水は海中の生態系には影響しない。 変圧器:発電機で発電した16,000Vの電気を変圧器で275,000Vに上げて各変電所へ送る。 ボイラー:窒素酸化物を少なくするために二段燃焼させる。高さ60メートルのボイラーで水を高温 高圧の水蒸気に変えタービンへ送る。燃料は主に重油、原油を使用していた。 非煙脱硫装置 非煙脱硝装置 電気集じん器 燃料タンク 煙突:排ガスの地上への影響を少なくするため高いところから放出している。煙突の高さは180mある。 敷地内には池があり鯉や鴨を飼っていたり、トンボの生態の観察もできた。
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発電所としての特徴
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「仙台火力発電所」の記事における「発電所としての特徴」の解説
燃焼ガス温度1,400℃級コンバインドサイクル発電方式では世界最高水準の熱効率を達成、撤去前の既設石炭火力と比較し、二酸化炭素排出量を半分以下に低減することができた。 4号機は東北電力としては初めてとなる、「リプレース工法」(新型機の建設と並行して、従来機を撤去)による建設だった。 冷却水用の水路(復水器にて使用)として、廃止した1~3号機の水路を活用。 タービン建屋やボイラー等の外観は、松島の景観との調和を目指してデザイン(「瓦葺き屋根」と「白壁造り」をイメージ)された。「航空法」によって60mを超える建造物は、航空機からの視認のため外観を目立たせるよう(赤白など)義務付けられている。しかし、4号機は最も高い排気口でも59mに抑えられたので、このデザインが可能となった。
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発電所としての特徴
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「常陸那珂火力発電所」の記事における「発電所としての特徴」の解説
1号機は東京電力所有の石炭専焼火力としては30年ぶりとなるほか、国内最大規模の100万kWであり、主蒸気温度および再熱蒸気温度600℃、主蒸気圧力24.5MPaとした超々臨界圧のボイラーおよび蒸気タービンを採用し、石炭火力としては最高水準となる熱効率43%(高位発熱量基準)を実現した。 従来、石炭火力は煙突よりばい煙を噴出し公害をイメージするものとして描かれる事が多かったが、集塵装置を始めとする「硫黄酸化物・窒素酸化物・ばい煙」の防止対策、貯炭場への散水・遮風フェンスの設置による粉塵飛散防止対策を行い、周囲の環境保全をはかっている。 敷地内にはビオトープ緑地や運動施設及び釣り場などが設けられ、予約をすれば誰でも利用が可能となっている(東北地方太平洋沖地震の影響により、閉鎖中)。
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発電所としての特徴
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「広野火力発電所」の記事における「発電所としての特徴」の解説
2号機は、1984年7月2日に初の国産天然ガス(磐城沖ガス田)の使用を開始した。(現在は石油専焼) 3、4号機は、国内最大規模の100万kW級である。運転開始当初は天然ガスと重油、原油の混焼であったが、現在は磐城沖ガス田の生産が終了したため、現在は石油専焼となっている。なお、第二次石油危機の発生を受けて、1979年5月に行われた第3回国際エネルギー機関(IEA)閣僚理事会において、石油火力発電所の新設禁止が盛りこまれた「石炭利用拡大に関するIEA宣言」の採択が行われ、それ以降日本でも原則として石油火力発電所を新設することが出来なくなり、5、6号機の増設には石炭が使用されることになった。 5号機は、常陸那珂火力発電所と同様に石炭専焼の発電所である。主蒸気温度および再熱蒸気温度600℃、主蒸気圧力24.5MPaとした超々臨界圧のボイラーおよび蒸気タービンを採用し、低圧タービンに新開発の48インチ翼を採用することにより、石炭火力としては最高水準となる熱効率43%(高位発熱量基準)を実現した。 5号機・6号機の燃料として用いる石炭はいわき市の小名浜コールセンターで受け入れ・保管の上、専用内航船に積み替えて広野火力発電所までピストン輸送している 主な発電設備を埋立地側へ建設し、従来の土地より長さ333mに及ぶトンネルによってつないでいるため、主要な建物は表からほとんど見ることができない。このため、周辺からは煙突のみが目立つ格好となっている。この煙突がシンボルとなっており、マスコットキャラクターも煙突の形をしている。 敷地の一部は「広野海浜公園」として開放されている。公園としては小さな広場が一つあるに過ぎないが、長い階段によって埋立地に設けられた有料の釣り場へと赴く事が出来る。 楢葉町沖合20kmには、福島洋上風力コンソーシアムが運営する浮体式洋上風力発電施設が存在する。発電施設に繋がる海底ケーブルは発電所付近の海岸線に陸揚げされ、送電線に接続されている。
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