現在の海外専売車
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「トヨタ自動車の車種一覧」の記事における「現在の海外専売車」の解説
車種初登場年現行型備考主な生産工場発表マイナーチェンジセダン Avalon アバロン 1994年 2018年4月(5代目) 北米・韓国におけるトヨタブランドのフラッグシップモデル。2018年にリリースされた5代目は、新世代プラットフォーム「TNGA」を採用し、走行性能のブラッシュアップを図っている。エンジンは、V6 3.5L自然吸気と直4 2.5Lハイブリッドの2タイプを設定する。 Toyota MotorManufacturing, Kentucky, Inc (TMMK)(米国 ケンタッキー州) Corolla(北米仕様・12代目)Corolla SE(北米仕様・12代目)Corolla Saloon/Corolla Altis/Corolla Limousine(アジア/欧州/中東/アフリカ仕様・12代目) カローラ 1966年 2019年4月(12代目) 2019年より販売が開始された「カローラセダン」の最新モデル。北米市場向けは、1.8Lと2.0Lの2種の自然吸気エンジンと1.8Lハイブリッドを搭載。中国・欧州(ドイツ除く)・中東・アフリカ市場では「カローラサルーン」名義として中国・ベルギー・ポルトガル・フィンランドで販売。ドイツ市場では「カローラリムジーネ」名義として販売され、東南アジア市場では「カローラアルティス」名義として販売される。1.8Lハイブリッドのみを搭載する。 トヨタ自動車高岡工場(愛知県)TMMMS(米国 ミシシッピ州)TMMC(カナダ オンタリオ州)トルコブラジル、ベネズエラ南アフリカ中国、台湾、インド、パキスタン、タイ、ベトナム Levin レビン 2015年 2019年5月23日(2代目) 中国市場専用モデル。「広汽トヨタ」が販売する4ドアセダンで、「一汽トヨタ」が販売する「12代目カローラ」の姉妹モデル。フロント・リアの意匠を変更することで、カローラとの差別化を図っている。現行型となる2代目モデルのフロント周辺の意匠は既存のカローラスポーツ、および日本市場向け12代目カローラシリーズ(セダン・ツーリング(ワゴン))とほぼ同一の意匠となっている。1.2Lターボ、1.8L自然吸気、1.8Lハイブリッドの3種のエンジンを設定。 広汽豊田汽車有限公司(中国) Yaris ヤリス 2015年9月 2015年9月(初代) 北米市場においてトヨタのボトムレンジを担うコンパクトセダン。業務提携先のマツダのメキシコ工場で生産される「MAZDA2」セダン(日本名・マツダ教習車)のOEM供給モデルである。デビュー当初は、サイオンブランドから「サイオンiA」として発売されたが、同ブランドの廃止に伴い2016年秋から「トヨタヤリスiA」、2018年9月より単に「トヨタヤリス」に再度変更された。エンジンは直4 1.5Lのみの設定。なお、カナダでは「ヤリスセダン」、メキシコでは「ヤリスR」として販売される。 Mazda de Mexico Vehicle Operation(MMVO)(メキシコ) Vios(中国仕様)Yaris L Sedan(中国仕様)Yaris ATIV(タイ仕様) ヴィオス/ヤリスセダン 2002年 2013年3月(3代目) 2016年6月 新興国市場専用に開発されたコンパクトな4ドアセダン。キーンルックをまとった最新フェイスの新型と、日本でも「ベルタ」として販売していたモデルをベースとした旧型が仕向地によって別々に販売されている。更に、中国では「一汽トヨタ」が販売するモデルが「ヴィオス」、「広汽トヨタ」が販売するモデルが「ヤリスLセダン」として販売されるほか、タイでは「ヤリスATIV(エイティブ)」と呼称される等、販売エリアによって多数の名称がある。 中国、台湾インドネシア、タイマレーシア、フィリピンベトナム Etios Sedan エティオスセダン 2010年 2010年12月 新興国市場専用に開発された4ドアセダン。インドでは、「プラチナム・エティオス」として販売されている。エンジンは1.5Lガソリンを基本に、インドのみ1.4Lディーゼルを設定する。インド・ブラジル等の南米諸国・南アフリカ・ブルネイ等で販売。 インド、ブラジル ステーションワゴン Corolla Touring Sports カローラツーリングスポーツ 2019年 2019年1月 「オーリスツーリングスポーツ」の後継モデルとなる、欧州市場専用のステーションワゴン。1.2Lターボおよび、1.8Lと2.0Lの2種のハイブリッドを設定している。日本市場では3ナンバーサイズを維持したまま一回り小型化された「カローラツーリング」として販売予定。 Toyota MotorManufacturing (UK) Ltd. (TMUK)(英国) ハッチバック Glanza/Starlet グランツァ/スターレット 2019年 2019年6月 インド市場で販売。スズキ・バレーノのOEMモデル。 インド Yaris(タイ仕様)Yaris L(中国仕様)Vios FS(中国仕様) ヤリス(XP150系) 2013年 2013年10月 新興国市場専用に開発されたコンパクトモデル。欧米で販売される「ヤリス」とはプラットフォームが異なり、より長く、幅広いボディが与えられているボディタイプは5ドアハッチバックを中心に、仕向地によっては「ヴィオス」と同型の4ドアセダンも販売される。中国では、「広汽トヨタ」が販売するモデルが「ヤリスL」、「一汽トヨタ」が販売する姉妹車として「ヴィオスFS」として販売される等、「ヴィオス」との関係はやや複雑である。その他、東南アジア・南米・南アフリカ等に投入されている。エンジンはタイ向けが4気筒の1.2L、その他は仕向地ごとに1.3L、1.5Lを設定。 中国、台湾、タイ Etios LivaEtios Cross エティオス 2011年 2011年4月 新興国市場専用に開発された「エティオス」のハッチバックモデル。主な仕向地の仕様は以下の通り。「エティオス・リーバ」:1.2L、1.4Lディーゼル。(インド)「エティオス・ハッチバック」1.3L、1.5L。(ブラジル・アルゼンチン・南アフリカ等)「エティオス・ファルコ」:1.2L(インドネシア)インドおよび南アフリカ向けのみ、SUV的な装いを施した「エティオス・クロス」も販売されている。 インド、ブラジル Agya アギア 2013年 2013年9月 2017年4月 ダイハツ工業が企画・開発した東南アジア諸国向けのコンパクトカー。「ダイハツ・アイラ」のOEM供給モデルであり、インドネシアや南米では「トヨタ・アギア」、フィリピン、ブルネイ、スリランカでは「トヨタ・ウィーゴ」として販売されている。3気筒1.0L、4気筒1.2Lの2種のエンジンが搭載されている。 P.T. Astra Daihatsu Motor(ADM)(インドネシア) Wigo ウィゴ 2013年 ピックアップトラック Tundra タンドラ 2000年 2006年11月(2代目) 2013年2月 トヨタが誇る北米市場専用のフルサイズピックアップトラック。小型リアドアを持つ「ダブルキャブ」、4ドアの「クルーマックス」の2種。2ドアの「レギュラーキャブ」は2017年モデルをもって廃止された。 ダブルキャブには「スタンダードベッド」・「ロングベッド」という名称で、長短2種のホイールベースを選択可能。エンジンは全てV8で 4.6Lと5.7Lの2種を用意。 Toyota MotorManufacturing,Texas, Inc.(TMMTX)(米国 テキサス州) Tacoma タコマ 1995年 2015年(3代目) 北米市場専用の「ミディアムクラス」のピックアップトラック。ボディは、2ドアの「アクセスキャブ」、4ドアの「ダブルキャブ」の2種。 ダブルキャブには「スタンダードベッド」・「ロングベッド」という名称で、長短2種のホイールベースを選択できる。エンジンは直4 2.7LとV6 3.5Lの2種。 1. Toyota MotorManufacturing,Texas, Inc.(TMMTX)(米国 テキサス州)2. メキシコ SUV Sequoia セコイア 2000年 2007年12月(2代目) タンドラと基本設計を共用する北米市場専用のフルサイズSUV。V8 5.7Lエンジンに6速ATを組み合わせたモデルのみの設定。併売される「ランドクルーザー(200)」を上回る巨大なボディを有するが、車格・価格設定ともに同車よりも下、という位置付けのモデル。 Toyota MotorManufacturing, Indiana, Inc. (TMMI)(米国 インディアナ州) 4Runner 4ランナー 1984年 2009年8月(5代目) 2013年 日本市場でも販売されていた「ハイラックスサーフ」を始祖とするオフロード指向の強いSUV。現行5代目は北米および南米市場専用モデルとなっている。パワートレインはV6 4.0エンジンと5速ATの組み合わせのみ。後輪駆動ベースのシャシーは「ランドクルーザープラド」と基本設計を共用している。 日野自動車羽村工場(東京都) Highlander ハイランダー(クルーガー) 2000年 2013年10月(3代目) 2016年3月 3列シートを備えた前輪駆動を基本とするミドルサイズのSUV。北米・中国・オセアニアを中心に販売されているが、豪州のみ「クルーガー」という名称で販売されている。北米市場でのラインアップは、直4 2.7L、V6 3.5LとV6 3.5Lハイブリッドの計3種を用意。 1. Toyota MotorManufacturing, Indiana, Inc. (TMMI)(米国 インディアナ州) CROWN KLUGER トヨタ・クラウンクルーガー 2021年 2021年8月(初代) 広汽豊田汽車有限公司(中国) Fortuner フォーチュナー(SW4) 2005年 2015年7月(2代目) 東南アジア・南米・オセアニア等で販売される3列/7名乗りのSUV。トヨタIMVプロジェクトの中核を担う、新興国向けの戦略車であり、9代目「ハイラックス」とプラットフォームを共有する関係。エンジンは仕向地ごとに異なるが、2.7Lガソリン、2.4L & 2.8Lのディーゼルターボの3種が中心。南米市場では、V6 4.0Lガソリンや3.0Lディーゼルターボも設定される。ブラジル・アルゼンチン・コロンビアのみ「SW4」の名称で販売されている。 アルゼンチン、ベネズエラカザフスタン、南アフリカエジプト、インドインドネシア、マレーシアタイ、ベトナム IZOA イゾア 2018年 2018年5月 中国専用モデル。「広汽トヨタ」で販売される中国向け「C-HR」に対し、こちらは「一汽トヨタ」を通して販売される姉妹車。新開発の2.0L「ダイナミックフォース」直噴エンジン+新開発CVTを、世界市場に先駆けて、いち早く採用している。 中国 Urban Cruiser アーバンクルーザー 2020年 2020年8月22日 インド向けのコンパクトクロスオーバーSUV。スズキよりOEM供給され、スズキではビターラブレッツァとしてインド市場向けに販売されている。「アーバンクルーザー」の名称は2代目トヨタ・istの欧州市場向けに使用されていた。 インド FJ-Cruiser FJクルーザー 2006年 2006年 日本市場での販売は2018年1月をもって終了。フィリピン、コロンビア、チリでは引き続きラインアップに残っている。 日野自動車羽村工場(東京都) LAND CRUISER 70 ランドクルーザー70 1954年 1984年11月(70系) Rush ラッシュ 2006年 2017年11月(2代目) ダイハツ工業からのOEM供給を受け、インドネシアやフィリピンで販売されるコンパクトSUV。現行2代目は日本未導入となっている。ダイハツテリオスは姉妹車である。 P.T. Astra Daihatsu Motor(ADM)(インドネシア) Aygo アイゴクロス 2021年 2021年11月 欧州を主戦場とするAセグメントクラスのクロスオーバーSUV。 トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコ (チェコ) ミニバン Sienna シエナ 1997年 2010年1月(3代目) 北米市場および韓国で販売されるトヨタ最大級の大きさを持つミニバン。パワートレインはV6 3.5Lエンジンに8速ATの組み合わせで、FWDとAWDが選択できる。 Toyota MotorManufacturing, Indiana, Inc. (TMMI)(米国 インディアナ州) Proace City プロエースシティ/プロエースシティヴァーソ 2019年 2019年 欧州市場で販売される小型ライトバンおよびレジャー・アクティビティ・ビークル。乗用車仕様は「プロエースシティ ヴァーソ」と呼ばれる。シトロエン・ベルランゴ、プジョー・パートナー、プジョー・リフター、オペル・コンボは姉妹車である。 グループPSAビーゴ工場(スペイン) ProaceProace Verso プロエース/プロエースヴァーソ 2013年 2016年(2代目) グループPSAと共同開発した欧州市場専用のLCV(LightCommercial Vehicle:小型商用車)。商用の「プロエース」と乗用の「プロエース ヴァーソ」に大別される。全長・ホイールベースは長短計3種が設定される等、豊富なラインアップを誇るモデル。プジョートラベラー、シトロエンスペースツアラー、オペル・ヴィヴァーロは姉妹車となる。エンジンはディーゼルターボのみで、1.6Lと出力違いで2種のチューンが用意される2.0Lの計3種。 グループPSAヴァランシエンヌ工場(フランス) Innova イノーバ 2004年 2015年11月(2代目) トヨタIMVプロジェクトの一翼を担う3列シートのMPVである。後輪駆動のシャシーに、2.0L&2.7Lのガソリン、または2.4L&2.8Lのディーゼルエンジンを搭載する。インドとタイでは「イノーバ・クリスタ」、インドネシアでは「キジャン・イノーバ」と名乗る。インド・東南アジア・中近東、南米の一部で販売が行われている。 インドインドネシアマレーシアフィリピン、ベトナム Avanza アバンザ 2004年 2011年11月(2代目) ダイハツ工業と共同開発した3列シートのコンパクトMPV。後輪駆動のシャシーに、1.3Lまたは1.5Lエンジンを搭載する。東南アジア市場を中心に、メキシコ、ペルーといった南米の各国でも販売される。「ダイハツ・セニア」は姉妹車。 P.T. Astra Daihatsu Motor(ADM)(インドネシア) Calya カリヤ 2016年 2016年8月 ダイハツ工業からのOEM供給を受け、インドネシアで販売される3列/7人乗りのコンパクトMPV。4気筒1.2Lエンジンに、5速MTまたは4速ATを組み合わせている。「ダイハツ・シグラ」は姉妹車。 P.T. Astra Daihatsu Motor(ADM)(インドネシア) Veloz ヴェロッツ 2021年 2021年 Crown Kluger クラウンクルーガー 2021年 2021年 Crown Vellfire クラウンヴェルファイア 2021年 2021年
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