東雲研究所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 00:06 UTC 版)
はかせ 声 - 今野宏美 人気投票:1位 なのを製作した、8歳の天才少女。自称「はかせ」で一人称も同じ。他人からも「はかせ」と呼ばれることが多い。姓はどうやら「東雲」らしい。一日中家で研究をしているが、研究題材と素性は謎。両親の存在も不明である。髪はオレンジ色のロングヘアで、頭頂部右に控えめのアホ毛がある。瞳は青色。寝る時以外は大きめの白衣を着ている。 性格は甘えたな子供そのもので頻繁に駄々を捏ね、叱られた際には責任を擦りつけたりもする。その際の被害者は主に阪本。嗜めるのは東雲なのの役目ではあるが、破天荒な行動ではかせの我儘を有耶無耶にしてしまうゆっこが一番扱い上手と云え、故に彼女には格別懐いているようで苦手な犬が寄ってきたり帰宅しようとした際などに度々泣きついている。口癖は「○○だけど(○○けど)」「○○かもしれない」。 好物はお菓子(甘いもの)・オムライス・4.5牛乳で、苦手なものはネギと犬。家で一人の時はよくお絵かきをして遊んでいる。カッコイイという理由からサメが好きで、絵を描く時はたいていサメを描く他、サメチョコというお菓子も好物。 天才的な技術力は多くの場合自分自身が楽しむため(ロクでもない発明や、なのの新機能を使ったイタズラ)に発揮される。作中で登場するなの以外の発明品は、「しゃべれるスカーフ(阪本やカラスに使用、後述)」、「強力のり(その名の通り接着力が通常の何倍も強力なのり。水によって接着力が弱まる。イタズラ用に開発されたものだが、中村先生を(意図せず)複数回捕縛している)」、「ビスケット1号・2号(後述)」など。また、自宅を改造して隠し扉を作ったりすることもある。 未来では時定高校に通っているらしい。言動や性格は相変わらずだが、過去に理科の教師であった中村に教えを請われる、電話で学会に出て欲しいと連絡が来る等、天才的才能にはより磨きがかかっている。 一度、東雲研究所の玄関の隠し地下にあった謎の機械によってなのと心が交換されたことがある。 東雲 なの(しののめ なの) 声 - 古谷静佳 人気投票:2位 はかせに作られた女性型ロボット。高校生程度の容姿・意識であるが、実年齢(完成後の経過年数)は1歳。髪は黒髪のボブカット。 外観は人間の女子とほとんど区別が付かないが、唯一背中に大きなネジ回しが付いているのが特徴。自分がロボットであることやネジ回しの存在に劣等感を抱いているため、「普通」であることにこだわる(速読ができるが、普通っぽく読みたいという理由で速読を使わないなど)。はかせにはネジ回しを取ってもらうよう再三頼んでいるが、「かわいいから」という理由で外してもらえない。ネジ回しはなの以外なら誰でも外せる模様。 性格はおっとりしており、誰に対しても敬語口調であるが、東雲家の家事を一任されていることもあってかなりのしっかり者でもある。はかせが大好きであり、わがままに対し時として心を鬼にすることもあるが、内心冷たくすることは気が気ではなく、すぐにはかせに負けてしまう。時にドジな面や天然ボケな面もみられる。絵の才能がないが、下手という自覚はない。一時期は家に置いていたダルマをぬいぐるみ代わりとして大層可愛がっていたが、はかせと阪本が面白がって落書きした時は声にならないほどに猛激怒した。 自身のコンプレックスからなかなかクラスメイトとも積極的に話せなかったが、ゆっこと仲良くなってからは心を開き始め、次第にみおや麻衣とも行動を共にすることが多くなっていく。 ロボットであるが、食事を取る、お風呂に入る、痛覚が存在する(該当部分を外すと痛みは感じなくなるらしい)など、その生活スタイルはほとんど人間と変わらない。身体には、デジタル時計やお菓子内蔵、豆マシンガン、果てはロケットパンチなど多彩な改造がはかせによって加えられている。 虫と雷が苦手。蚊を叩いて殺しただけで気絶する程。一番苦手な虫はゴキブリで、"悪の権化"と称している。 学校には憧れの感情を持っており、はかせに登校の許可が降りた時は涙ながらに喜んでおり、制服を着た時には興奮の表情を露にしている。しかしネジは付けたままであり、周囲はあえて見て見ぬ振りをしている他、走り高跳びでもベリーロールしか飛べない。 ロボットであるなのの捕獲を企んでいる理科教師の中村に度々罠をしかけられているが、中村の自爆行為によって事無きを得ている。なの本人は全くそのことに気が付いていない。 漫画では序盤から学校に通っている(後に編入時の話も存在する)一方、アニメ版では第一話の時点で高校に通っていない。第十三話ではかせから許可が下り、第十四話から時定高校1年Q組(ゆっこ達と同じクラス)に編入することとなった。 未来では変わらず東雲研究所ではかせの世話をしている。背中のネジ回しなど外観に大きな変化は無いが、かつてのみおの様に髪を二つに結わえている。 阪本(さかもと) 声 - 白石稔(スカーフ無し - 水原薫) 人気投票:4位 はかせが道で拾ってきた黒猫で、1歳 - 1歳半(人間に照らし合わせると20歳)。性別はオスで一人称は「オレ」。はかせに拾われ、東雲家で暮らすようになる。はかせの作った「しゃべれる首輪(形状は赤いスカーフ。アニメ版では「しゃべれるスカーフ」)」により人間の言葉を喋れるようになった。初めて喋った時は大阪弁だったが、間もなく普通の喋り方になった。以後、普段はスカーフを巻いて生活しているが、スカーフを取られると喋れないただの猫に戻る。 名前は元々入っていた箱に書かれていた「阪本製薬」の「阪本」から取られた。本人は命名が安易すぎるためにあまり気に入ってない様子だが、その後は「阪本」や「阪本さん」で応答している。 偉そうな性格で、横柄な態度をとる。はかせを「ガキ」、なのを「娘」と呼び、「2人の親代わり」を自称して何かと上下関係に厳しい態度を見せる。そのため、はかせから「ちっちゃくて弱そう」と言われた時にはショックを受けて石化してしまった。アニメ版では、学校に行きたそうにするなのの気持ちを汲み取ってはかせに伝えたり、ゆっこが研究所を訪れた際に普通の猫らしくニャーと鳴いてくれというなのの要望に応えるなど優しい一面も垣間見える。又、はかせと同じく犬が苦手である。 ツッコミ気質だが、消しゴムや小さい虫などを見るとつい猫の血が騒いではしゃいでしまうため、2人に遊ばれている。また、遊びに飽きた2人から放置されたり、はかせのイタズラにひっかかって酷い目に遭ったりと、東雲家内での損な役回りを受けるキャラでもある。 未来でも東雲研究所(家)にて、なのとはかせ、ビスケット2号のいつものメンバーと新しく加わった中村と共に生活している。 ビスケット1号(ビスケットいちごう) 声 ‐ 無し ビスケット2号の先代モデル。帽子にシャツ、半ズボンと、人間の少年のような出で立ちをしている。腕がロケットパンチになるが、設備不良のためかすっぽ抜ける(頭が飛んでいく場合もある)。2号と違い意思を持っておらず、言葉も喋れない。 ビスケット2号(ビスケットにごう) 声 - 小桜エツコ 人気投票:24位 はかせが作ったロボット。容姿は旧モデルのビスケット1号とほぼ同じ(違うのは帽子の番号とランドセルの有無)。動力はビスケットで、特技は速読。ビスケット1号と違い、意思を持ち言葉を話せる。普段は庭の掃除などをしている。中村には偵察用ロボットと勘違いされた。
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