巨神関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/19 16:55 UTC 版)
ザンザ(Zanza) 種族:巨神 性別:男 声:谷口節(アガレス時)、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}浅沼晋太郎[要出典](シュルクから得た依り代時) 巨神界の創造主であり、機神メイナスと対をなすもう一柱の神で、巨神の魂。自分以外の存在を一切認めようとしない排他的かつ傲慢な性格の持ち主である。 モナドとは不可分な関係にあり、モナドが砕かれない限りまず滅びることはないが、自らが存続するためのエネルギー源として、また、活動のための肉体として巨神界の生命を必要とする。モナドを手にした者の内に宿り、その者の肉体を依り代とする。 因果を手中に収め自由自在に未来視を見ることができ、監獄島の周囲を結界で覆ったりするなど、強大な力を持つ。 14年前、モナド探索隊に参加していたシュルクをアガレスに代わる新たな依り代として選んだザンザは、シュルクが自らの器として成熟するまで内に宿り潜伏していた。そして、機神界中枢でディクソンの手によりシュルクが意識を失うとともに目覚め、シュルクの身体から離れ、モナドを取り上げる。その際の姿は、シュルクに瓜二つの容姿に、光の翼が生えたものとなっている。その後、監獄島を巨神胎内に沈め、ハイエンターをテレシア化させ、「世界の破壊と再生」を実行すべく行動を開始する。 記憶空間内の最終決戦ではシュルクと瓜二つの姿から、仮面を付けた姿に変化し、さらに第二形態時では巨大な鎧を纏った姿となり、また手にしているモナドも巨大化する。最期は自らのモナドを手にし、神に等しい力を手に入れたシュルクのモナドの一撃により敗北、消滅した。 彼は現在の世界よりも前に存在した世界の人間で、前世では神ではなくクラウス(Klaus)という名前の一人の研究者だった。相転移実験施設で人間が神に近づく研究を行っていたが、その探求心で新たな宇宙を作りだす実験を同僚(後世の世界のメイナス)の制止を振り切って強行してしまう。その結果として自らの世界を滅ぼすこととなり、また同時に新たな世界を創り出してその世界の神となった(人間の頃の記憶はなくなり、同時に自身の正体も忘れてしまっていた)。巨神として新たな生を受けた際、孤独であったが為に機神となったメイナスと共にホムスやノポンなどの生命を生み出し世界を構築したが、いずれ訪れる「自らという個の意識」の消滅を恐れ、テレシアを生み出して生命を刈り取る事で、永遠に破壊と再生を繰り返す世界を持続させようとしていた。また、自らと同じ理想を抱いてくれる友の存在もまた同時に望んでいたが、結局は神としての誇りを捨てられずその思いが他に届くことはなかった。 アガレス(Agares) 種族:巨人族 性別:男 声:谷口節 古代ハイエンターによって監獄島に封じられていた巨人族の生き残りであり、かつて機神界盟主エギルと親友であった男。いつか自分たちの子孫が、創造主にして大地でもある巨神と機神から“巣立つ”ことを夢見て、エギルと理想を語らっていた。 モナドを手にしたことで彼はザンザに意識を奪われ、機神界を全滅にまで追い込もうとしたが、メイナスとの戦いで生じた隙を突かれ、ハイエンターの始祖達によって監獄島に封じられた。 ソレアンにより身体を拘束された状態で目覚め、シュルクによって解き放たれる。モナドの枷を外し新たな力を与えるが、その際に現れた黒いフェイスの放った槍に貫かれ、ザンザに支配されたまま彼の肉体は消滅してしまう。 なお、アガレスとは悪魔学における悪魔の一人で、魔導書グリモワール『レメゲトン』の第一書『ゴエティア』においてソロモン72柱の魔神の1柱であるとされている。 ディクソン(Dikson) 種族:ホムス(巨人族) 性別:男 年齢:44歳(表向きの年齢であり、実年齢は不明) 身長:181cm(ホムス時) 声:小山剛志 シュルクの師匠かつ親代わりであり、ダンバンの戦友。戦いに役立つ物資を集めるため各地を放浪し、コロニー9防衛隊に卸している。 対機神兵用の武器製造も行うが、その値の張り方ゆえダンバンからは「守銭奴」と言われている。 14年前にモナドを求めて全滅した調査隊の足取りを追い、モナドと、それを据えていた台座の下で昏睡していたシュルクを発見した人物である。 冒頭の大剣の渓谷での戦いや、中央採掘場脱出直後の黒いフェイスとの戦闘でバトルメンバーに加わる。分厚い刀身の中に銃器を仕込んだ特徴的な軍刀を使い、エーテルによる攻撃や回復などで味方をサポートする。 途中まではシュルクたちの良き仲間として行動していたかのように思えたが、実は遥か昔からザンザに仕える使徒「三聖」の一人であり、巨人族の生き残り。三聖の中では、最も古くからザンザの使徒になっている。機神界でシュルクに向けて突如発砲し、ザンザを復活させる。戦いを何よりも好む享楽的な性格の持ち主であり、戦いの場とそのための力を与えてくれるものとしてザンザに従う。 ザンザの元へ向かう一行の前に監獄島で立ちはだかり、巨人族としての真の力を発揮し彼らを追い詰める。しかし、秘めた力を覚醒させたシュルクとフィオルンに敗れ去り、自らが鍛え育てたシュルクに対し複雑な感情を抱きながら息を引き取った。 アルヴィース(Alviss) 種族:ホムス(表向きの種族で、実際は人間でない) 性別:男(実際は性別があるか不明) 年齢:不明 身長:170cm 声:程嶋しづマ シュルクの夢の中において、また、劇中でも姿を現し、時にはシュルクたちと行動を共にすることもある銀髪の青年。海外版での名前は「Alvis」。 シュルクと同じようにモナドを振るうかと思えば、テレシアをも操ることがある。 ハイエンター皇家に神聖予言官として代々仕えてきた特殊な家系の生まれであるという。特別な儀式により未来視を見ることができ、その力によって皇家にふりかかる厄災を祓ってきた。 モナドや世界の成り立ちについて詳しいようで、数多くの意味深な言葉を残し、敵味方どちらの側にも姿を見せるなど、謎が多い。 物語終盤になるとザンザに仕える三聖の一人であると正体を明かす。シュルクらと相対するが、シュルクの自由意志を助長するような言動が見受けられるなど、他の使徒たちとは違う思惑で動いている節があり、その真意は計り知れない。 彼の真の正体は、シュルクたちの世界を構成する高次意識体モナドそのもの。神であるザンザとメイナスをも管理する存在といえ、破壊と再生を繰り返すザンザの行いによって閉塞が起こっている世界の現状を案じていた。最終決戦において未来を担う者達がシュルク達であると理解し、ザンザを見限る。 アルヴィースもザンザとメイナスと同じく前に存在した世界から流れ着いた存在であり、前世は相転移施設を管理するコンピューターだった。前世の記録をすべて留めており、ザンザはアルヴィースの事を使徒としては見ても、最期まで彼の正体や自身を上回る存在になっていたことを知らなかったらしい。彼の世界が滅んだ場所を舞台にした『ゼノブレイド2』では、相転移実験のために合議型人工知性群『トリニティ・プロセッサー』が存在していたこと、その1つであるウーシアがクラウス(ザンザ)の相転移実験によって別次元へ飛ばされたことが語られた。wii版及び3DS版においては鍵型の首飾りを身に着けていたが、switch版では赤色の首飾り(『2』に登場する『トリニティ・プロセッサー』であった存在が身に着けていた『コアクリスタル』に形状が酷似している)にデザインが変わっている。 ザンザが討たれた後、シュルクにザンザとメイナスの前世、世界の誕生、そして自らの出生を語った後、シュルクを新たな世界の担い手として選び、彼が新たな世界を構築した後、未来視で彼らが築いていく無限の広がりを秘めた世界の未来を見つめながら、シュルク達と別れた。 シュルクのはじめての対テレシア戦では剣を携えて、バトルメンバーとして一度だけ参加する。 なお、アルヴィースとは北欧神話のドワーフの名「完全な賢者」「すべてを知る者」という意味がある。 ロウラン(Laulan) 種族:ハイエンター 性別:女 声:紗ゆり ハイエンターの宰相。探求院に所属する妖艶な女性。海外版での名前は「Lorithia」。 宰相を務めるかたわらハイエンターの技術研究も行っており、機神界との戦いの際には戦闘用の飛行兵器「ハウレス」を開発した。 メリアの命を狙うユミアに対し進言するなど、不穏な行動・言動が多く、後に嗜虐的な性格を隠さないようになる。 密かにハイエンター墓所内に専用の研究室を設けており、そこで非道な生体実験を繰り返している。 その正体はディクソンと同じくザンザに永遠の命を与えられた三聖の一人である。使徒の中では最もザンザに対する忠誠心が強い。ザンザの復活に合わせて本性を現し、カリアンを陥れる。 巨神の心臓での戦闘時は、テレシア化したカリアンと融合し襲い掛かってくる。しかし、敗北し、意識を取り戻したカリアンの抵抗により肉体が崩壊し、消滅した。
※この「巨神関係者」の解説は、「ゼノブレイド」の解説の一部です。
「巨神関係者」を含む「ゼノブレイド」の記事については、「ゼノブレイド」の概要を参照ください。
- 巨神関係者のページへのリンク