初代 R60G型(2001年-2007年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 12:41 UTC 版)
「トヨタ・ヴォクシー」の記事における「初代 R60G型(2001年-2007年)」の解説
エクステリアは3代目ノアとの共通のデザインコンセプトである「EMOTIONAL BOX」を掲げ、車外からでも室内の広さがわかる力強いハコ(箱)とし、ネッツ店専売車種専用エンブレムをより強調させ、同社のLクラスミニバンであるヴェルファイアにも通じるヘッドランプと連続する上下2段構成のフロントグリルを採用して独特の美意識を徹底した"毒気"のあるカッコ良さを追求。また、2代目に引き続いてエアロ仕様(3ナンバー登録)の「ZS」を設定し、迫力のあるフロントフェイスの意匠と低重心のワイドボディを専用フロントフェンダーパーツで強調させて圧倒的な存在感を表現した。 外観のコンセプトは”父になっても自分のスタイルを貫きたい。「カッコいい」を諦めない。” インテリアではダッシュパネルより後方のボディ骨格を一新した低床フラットフロアの採用により全高を2代目に比べて25mm低くしながら、室内高が60mm高くなったことで広い室内空間とステップがない乗り込みによる乗降性の向上を実現したほか、荷室フロアも60mm低くするとともにサードシートをの収納構造を工夫したことで荷室空間の使い勝手を高めた。低床フラットフロア化に合わせてサスペンション構造も変更したことで旋回時のロールやクルマのムダな動きを抑えることで揺れが少ないフラットな乗り心地や安定感がある操舵安定性を実現した。 また、プリウス(3代目以降)などに搭載されている1.8Lアトキンソンサイクルエンジンである2ZR-FXE型にモーターを組み合わせたリダクション機構付THS IIを採用したハイブリッド車を新設定。ガソリン車は先代同様、2.0Lの3ZR-FAE型を採用するが、バルブマチックの改良がおこなわれたほか、一部グレードを除く全車にアイドリングストップシステムが搭載され、トランスミッションもアイドリングストップシステムと協調制御する電動オイルポンプと運転状況に応じてエネルギー消費を最適化する2ポート型オイルポンプを備えたことでクラストップレベルの変速比幅を実現した「Super CVT-i」を採用したことで燃費を向上し、ハイブリッド車のみならず、ガソリン車(「X"C Package"」及び車両重量1650㎏以下の「X」の4WD車を除く)も「平成27年度燃費基準+20%」を達成した。(ハイブリッド車は「平成32年度燃費基準+20%」も達成) グレード体系はガソリン車は「X」・「V」・「ZS」の3グレードに整理され、「X」には、ヘッドランプをハロゲンにグレードダウンし、フォグランプは非装備。アイドリングストップシステムなどの一部装備を非装備化した廉価パッケージの「C Package」も用意された。ハイブリッド車は「HYBRID X」と「HYBRID V」が用意される。なお、初代~2代目に設定されていた「TRANS-X」に相当する5人乗り仕様が設定されなくなった。
※この「初代 R60G型(2001年-2007年)」の解説は、「トヨタ・ヴォクシー」の解説の一部です。
「初代 R60G型(2001年-2007年)」を含む「トヨタ・ヴォクシー」の記事については、「トヨタ・ヴォクシー」の概要を参照ください。
初代 R60G型 (2001年 - 2007年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:24 UTC 版)
「トヨタ・ノア」の記事における「初代 R60G型 (2001年 - 2007年)」の解説
初代モデルが好評だったため、キープコンセプトでのフルモデルチェンジとなった。プラットフォームは先代のものを改良して引き続き使用し、センターメーターも引き続き採用されている。また、この2代目には、「バルブマチック」という、新システムを採用したエンジンが初めてSiに搭載された。また、燃費性能も向上され、全車「平成22年度燃費基準+20%」を達成している(後に、2WD車と「Si」の4WD車は「平成22年度燃費基準+25%」達成)。ボディーサイズは、基本的に先代と同じく5ナンバーサイズを保っているが、Si, Sはワイド化されたフロントフェンダーとエアロパーツの装着によって全幅が1,720mmに拡大し、3ナンバー車となる。また、当モデルの3ナンバー車は渦巻き型のホーンが標準で装備されている。Siにはアイシスに続きトヨタのミニバンとしては2車種目となるパドルシフトが装着される。また、サードシートにはワンタッチで折り畳みから跳ね上げまでできる世界初の「ワンタッチスペースアップシート」を装備した。 路線バスとしての使用例もあり、岡山県内に本拠地を置く中鉄バスがコミュニティバス用に保有している。また、トヨタ自動車東日本の工場がある岩手県内に本拠地を置く岩手朝日テレビでは本車を(同局のラッピングが描かれた)ロケ車として保有している[要出典]。 2007年6月27日 - フルモデルチェンジ。目標月間販売台数は、5000台と発表されている。キャッチフレーズは「家族は恋人」で、CMキャラクターは酒井法子と佐々木蔵之介を起用。 2008年6月23日 - エアログレードのSをベースに、Gと同等のシート・ドアトリム表皮、本革巻き&木目調の4本スポークステアリングホイール・シフトノブを採用、デュアルパワースライドドアとスマートエントリー&スタートシステム(端末を身につけることで、キーの施錠・解除並びにエンジンの始動・停止がそれぞれのボタン一つでできる機能)を装備した特別仕様車「S G Edition」を発売。 2009年4月27日 - Xをベースに、スマートエントリー&スタートシステム、デュアルパワースライドドアなどを装備した特別仕様車「X Smart Edition」を発売。 2010年4月27日 - マイナーチェンジ。キャッチフレーズは「この国に、もっと団らんを。」で、CMキャラクターは松下由樹と野村克也(カピバラの声)に交代された。従来は「Si」のみだったバルブマチック付エンジン3ZR-FAE型を全グレードに拡大した他、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを全車に搭載。これにより、全車で「平成22年度燃費基準+25%」を達成した(現在は2WD車全車および「YY」・「X」を除く4WD車は「平成27年度燃費基準」を達成している、「X」の4WD車はオプション装着により車両重量が1,660kg以上となった場合に「平成27年度燃費基準」を達成する)。また、セカンドシートアレンジの変更を行い、7人乗り仕様にはマルチ回転キャプテンシート、8人乗り仕様には6:4分割チップアップシートを新採用した。また、セカンドとサードシートの中央席にELR付3点式シートベルトとヘッドレストを追加し、安全性を向上。外装もフロント周りやリアコンビネーションランプ、ホイールのデザインを変更した。6月30日 - マイナーチェンジとともに発表されていた自社開発のスポーティードレスアップモデル「TOYOTA G SPORTS(通称:G's)」シリーズの販売を開始。「S」・「Si」をベースに、専用18インチアルミホイール(赤ライン仕様はメーカーオプション)・専用アルミペダル・専用スポーツブレーキパッド・専用ローダウンサスペンション・専用フロントグリル&フードモール等を装備し、赤ステッチ&ピアノブラック加飾が施されたインテリアを採用。また、「Si"G's Version EDGE"」では「Si"G's"」の装備に加え、剛性アップパーツと床下空力パーツを追加装備し、卓越した走行安定性・操舵安定性・乗り心地の向上を実現した。なお、「G's」では、リアに装着されている「VALVE MATIC」エンブレムが「G's」エンブレムに変更となる。 9月30日 - 前年に発売されていた「X"Smart Edition"」を再発売。前回の装備内容に加え、メッキインサイドドアハンドル(フロント)、高輝度シルバー塗装ドアスイッチベース&ドアハンドルベゼル(フロント・スライドドア)、運転席・助手席大型バニティミラー(フロント、ランプ付)、6スピーカーを追加するとともに、内装色でブラックかグレージュを選べるようになった。 2011年5月16日 - "G SPORTS"シリーズを一部改良(同年6月7日販売開始)。運転席・助手席にホールド性の高い専用スポーティシートを採用するとともに、全席のシート表皮を黒基調に変更した。5月20日 - トヨタカローラ店チャネル創立50周年を記念した特別仕様車「Si"Rayish(レイッシュ)"」を発表(同年6月7日販売開始)。"Rayish"とは、光を意味する「Ray」と〜的なを意味する「〜ish」を合わせた造語で、光の輝きを表した高級感ある仕様となっている。具体的にはヘッドランプエクステンションにはスモーク塗装とセピアゴールドの専用加飾を、ドアスイッチベース・ドアハンドルベゼル(フロント・スライドドア)・センタークラスター&ステアリングスイッチベゼルにはシャンパンゴールドの専用加飾を施し、さらに、高輝度シルバーメタリック塗装のフロントフォグランプベゼルとメッキドアハンドル(アウトサイド、インサイドのフロントドア)を採用した。また、機能面でもイージークローザーと挟み込み防止機能を備えたデュアルパワースライドドアを装備した。ボディカラーは特別設定色のボルドーマイカメタリックを含む4色を設定した。 2012年9月25日 - 「X」をベースに、"L Selection"の装備内容に加え、デュアルパワースライドドア(両側イージークローザー&挟み込み防止機能付)、スマートエントリー&スタートシステム(アンサーバック機能付・スマートキー2本)、快適温熱シート&角度調節式アームレスト(運転席・助手席)、プラズマクラスター、リヤオートエアコン、メッキアウトサイドドアハンドル、本革巻き&黒木目調4本スポークステアリングホイール及びシフトノブを装備し、ドアスイッチベース&ドアハンドルベゼルに高輝度シルバー塗装を、ジャージ(ラグジュアリー)シート表皮にブラックを採用し、利便性・快適性・内外装の質感を向上させた特別仕様車「X"G Edition"」を発売。ボディカラーは特別設定色の「ボルドーマイカメタリック」を含む5色を設定。併せて、2010年9月から販売されている「X"Smart Edition"」にはボディカラーに「ブラック」を追加した。 2013年4月16日 - 「X」をベースに、"L Selection"の装備内容に加え、デュアルパワースライドドア(両側イージークローザー&挟み込み防止機能付)、スマートエントリー&スタートシステム(アンサーバック機能付・スマートキー2本)、盗難防止システム(エンジンイモビライザーシステム)、スーパーUVカットガラス(グリーン、フロントドア)を特別装備し、インサイドドアハンドル(フロント)やドアスイッチベース&ドアハンドルベゼル(フロント・スライドドア)に高輝度シルバー塗装を採用した特別仕様車「X"Special Edition"」を発売。 2013年12月 - 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。 2014年1月 - 3代目と入れ替わって販売終了。 当型は香港、マカオ、タイ、ブルネイ、マレーシア、シンガポールでエアロモデルとノーマルモデルの2グレード展開で販売されていた(形式はZRR7#Rとなっている)。 また、インドネシアにおいては、「NAV1」(ナブワン)の車名で2018年現在においても販売されている。
※この「初代 R60G型 (2001年 - 2007年)」の解説は、「トヨタ・ノア」の解説の一部です。
「初代 R60G型 (2001年 - 2007年)」を含む「トヨタ・ノア」の記事については、「トヨタ・ノア」の概要を参照ください。
- 初代 R60G型のページへのリンク