初代 RD1/2型とは? わかりやすく解説

初代 RD1/2型(1995年 - 2001年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 01:46 UTC 版)

ホンダ・CR-V」の記事における「初代 RD1/2型(1995年 - 2001年)」の解説

1995年平成7年10月9日オデッセイに続くクリエイティブ・ムーバーシリーズの第2弾として登場。後に登場するオルティアエンジンシャシープラットフォームベースEKシビックのもの)を共用している。 クロスオーバーSUVありながら当初全車コラム4速AT・デュアルポンプ式4WD車のみの設定で、乗用車としては珍しいステッキ式パーキングブレーキ採用前後ウォークスルーも可能、当時としては珍しい「排気量2.0 L以下の3ナンバーSUV」であるなど、悪路走破性よりも居住性実用性重視したモデルであった。さらに、オフロード走行重点置いたラダーフレーム式のSUVとは一線を画す都会的スタイリッシュなエクステリアデザインと、軽量ボディ四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンション採用した乗用車譲り運転しやすさ、走行安定性のほか、最廉価グレード172万円から用意されるなど価格面も評価された。 CR-V登場以前自社生産SUV持たないホンダ販売苦戦していた積雪地・寒冷地では、発売される試乗待ちの列ができ、納車まで最長3か月待ちとなるほどの好セールス記録したCR-V発売一年前には同様のクロスオーバーSUVであるトヨタ・RAV4発売されてはいたが、後から出たモデルということもあり、商品力長けたCR-V勢い勝ったエンジンVTEC機構採用のB20B型のみを搭載しており、軽量なボディとも相まって動力性能は十分であったが、FFベーススタンバイ4WDデュアルポンプ式)を採用していたため、非積雪路での燃費他社同等クラス4WD仕様比較して良好であったものの、後輪への駆動力伝達がスロットルコントロールに対してリニアではなく緩慢かつ唐突)、スタックからのリカバリーや、ブラックアイスバーンなどの低μ路でのコントロールは特に難しくそのような場面走行性能酷評受けたCR-V過剰なオフロード性能排して基本的にシティユースというコンセプト作られており、オフロード深雪でもない限り問題ないロードクリアランス備えてはいた。このことから、日常的な使用では特に他社製スタンバイ4WDクロスオーバーSUVに劣ることはないとの意見もあったが、四輪駆動が最も必要とされる局面上記極端な挙動変化無視できない弱点であったまた、車体底面中央部マフラー突出して配置されていたため、僅かな起伏当該部位損傷する可能性高かった当初右ハンドルのみ・日本国内専用車として開発され輸出仕様車の生産予定はなかったが、来日した北米ディーラー社長から強い要望があり、急遽左ハンドル車開発世界各国輸出され海外でも人気を博する大ヒットとなった。また開発当初FFミッドシップ構造開発する予定だったのが当時の社長であった川本信彦鶴の一声シビック系のプラットフォームを基に開発し直した1997年平成9年10月マイナーチェンジで、ABS/エアバッグ標準設定、AT制御改良デュアルポンプ改良MT車設定145 PS)などが行なわれた。AT車は「スマートスケープ」、MT車は「アクティブスケープ」と呼ばれるようになり、併せて一部車体色差し替えが行われた。 1998年平成10年12月マイナーチェンジでは、スペアタイヤ位置背面から床下吊り下げ変更したグレードの「フルマーク」を新設従来背面スペアタイヤ仕様も「パフォーマ」として併売された。動力面ではMT車/AT車共にエンジン出力150 PS改良されVSA(ビークルスタビリティアシスト)装着車設定し衝突安全性能の向上策実施された。このマイナーチェンジ機にホイール5穴化されている。また、悪路走破性能をさほど必要としないユーザー向けのFF車新設定された。 2001年平成13年8月生産終了在庫応分のみの販売となる。 2001年平成13年9月2代目入れ替わる形で販売終了2018年平成30年)に制作されRW系のテレビCMOPEN MIND VEHICLE」編では、1999年式の当モデルすれ違うシーン登場している。 前期型リア 後期型フロント

※この「初代 RD1/2型(1995年 - 2001年)」の解説は、「ホンダ・CR-V」の解説の一部です。
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