初代 RA1/2/3/4/5型とは? わかりやすく解説

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初代 RA1/2/3/4/5型(1994年 - 1999年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 01:35 UTC 版)

ホンダ・オデッセイ」の記事における「初代 RA1/2/3/4/5型(1994年 - 1999年)」の解説

1994年10月20日発表された(発売は翌10月21日)。 発売当初月販目標台数は4,000程度控え目であったが、当時ミニバンとしては低め全高や、アコード譲り4輪ダブルウィッシュボーンによる走行性能多人数乗り車=ワンボックスカーという世間常識覆したことにより予想外大ヒットとなり、後に生産ライン増強された。シフトレバーは、コラムシフト採用し、前席から後席へのウォークスルー可能にしていた。 エンジンF22B型のみの設定で、アコード設定されていたVTEC仕様は後のマイナーチェンジの際に採用された。トランスミッションは「プロスマテックTYPE II)」と呼ばれる4速ATが搭載された。増加した車重に対して最終減速比高めたためエンジン回転数若干高めであり、以後モデルに対して燃費が劣る。 初期型モデルでは、ホンダの同排気量クラスの車としては珍しくタコメーター標準装備されなかったため、発売開始から半年後にはホンダアクセスによる純正アクセサリーとして用意された。グレード体系は「B」・「S」・「L」の3グレードで、「B」は7人乗り仕様のみ、「S」と「L」は6人乗り仕様と7人乗り仕様選べるそれまで排気量2L以上の3ナンバー普通自動車クラス販売台数では、長年首位維持していたトヨタ・クラウン抜き去り1995年には、125,590台の販売台数記録1994年には日本カー・オブ・ザ・イヤー特別賞を、1995年にはRJCカー・オブ・ザ・イヤー受賞したヒット後押ししたのはハード面だけでなく、当時映画化された『アダムスファミリー』の出演者総動員し販売戦略としてのソフト面での成功もある。 初代北米欧州でも発売されたが(欧州では「シャトル」という名前で販売)、アメリカ人感覚では「(日本国内では大きいとされる3ナンバー車で、2.2Lエンジン搭載されていても)小さい、狭い、非力」と判断され、よりパワフルなV6エンジン搭載モデル登場挟んでラグレイト北米仕様2代目オデッセイとなり、独自の進化遂げている。また、欧州市場ではディーゼルエンジン車とマニュアルトランスミッション車設定無かったことが災いし販売は振るわなかった。 日本国内では、日の丸自動車グループ日の丸リムジンがワゴンタクシーとして採用したほか(現在は2012年秋から4代目採用されている)、北米では(現地タクシーとしては)小排気量非力だが燃費良く荷物積め効率性優れるとして、いすゞ自動車OEM供給されたオアシス併せてニューヨークイエローキャブ採用されていた。 1996年1月 一部改良シフトレバー形状改善しセカンド/サードシート上をガラストップとした「サンシャインルーフ」のオプション設定や、最上級モデルエクスクルーシブ」が追加された。 1996年9月2日 マイナーチェンジ発表販売は翌9月3日)。「L」はアルミホイールをメッシュタイプに変更、「S」をベースオートエアコンルーフレールプライバシーガラス、1列目シートアームレスト装備した「M」の追加、両席エアバッグABS標準装備化、コラムシフト操作感改良ハザードスイッチ位置移設などが行われる。カーナビゲーションVICS対応型に改良された。同時に停車時に2名が就寝できるFRP製のポップアップルーフを装着した「フィールドデッキ」が設定された(「S」・「M」の2グレードのみ)。なお、「M」の追加に伴い廉価グレードの「B」を廃止した1997年8月22日 マイナーチェンジエンジンを2.3LのF23A型に変更しフロントグリルフェイスリフト実施この他、全グレードタコメーター付の新メーターパネル採用され、「M」と「L」には外気温表示機能トリップメーター追加されたほか、電波キーレスエントリー標準装備された。さらに、ロアスカート(フロント・リア)や高輝度タイプ専用アルミホイールボディ同色ドアハンドルサイドプロテクターなどを採用した「Sキット」をメーカーオプションとして設定同時にエクスクルーシブ」は廃止された。 1997年10月2日 3.0L・V型6気筒エンジンの「J30A型」を搭載したプレステージ」が新たに追加FF車のみで、グレードは「VG」と「VZ」の2つからなる1997年12月15日 「M」をベースに、エアロパーツボディ同色グリル・ドアアウターハンドル・リアガーニッシュ、ダークグレー専用シート地とドアライニング、ブラックタイプの木目調パネルや革巻きステアリングホイールなどを装備した特別仕様車「エアロスピリット」を発表販売1998年1月4日)。ボディカラー新色を含む4色設定される1998年5月25日 プレステージVZ」をベースに、専用アルミホイール、ルーフサイドガーニッシュ&サイドシルブラウン系の専用内装施した特別仕様車リミテッド」を発表1998年11月26日グレードとして、「M」をベース専用アルミホイール、ライトブラウン木目調インパネクロームメッキ調のインナードアハンドル、ブラウンシート地を採用した「ファインスピリット」、プレステージVG」をベースエアロパーツボディ同色フロントグリル専用ダイヤカット15インチアルミホイール、フロント電動サンルーフなどを装備したVGツーリング」を発表同時に他のグレード一部改良が行われ、「エアロスピリット」は価格据え置いたままでフロント電動サンルーフ標準装備化された。また、ボディカラー新色追加するとともに、オプションカラーの適応グレード拡大しプレステージではボディカラー合わせてインテリアカラーを選べる「フリーチョイス」を新設オプション本革シートには7人乗り仕様追加された。 1999年5月20日 「M」をベースに、ホンダ・ナビゲーションシステム、木目調ラジオパネル、ボディ同色フロントグリル・リアライセンスガーニッシュ・アウタードアハンドルなどを装備した特別仕様車「ナビスピリット」を発表1999年8月19日 「S」をベースに、プライバシーガラス(リアドア・リアサイド・テールゲート)、ボディ同色フロントグリル・リアライセンスガーニッシュ・アウタードアハンドルを装備した特別仕様車「スマートスピリット」を発表ボディカラープレステージ専用色を含む4色設定した1999年11月 生産終了在庫応分のみの販売となる。 1999年12月 2代目入れ替わる形で販売終了初期型 L 前面サンシャインルーフ 初期型 L 後面サンシャインルーフ 改良型 M 前面 改良型 M 後面 プレステージ プレステージリア日の丸リムジンタクシー シャトル

※この「初代 RA1/2/3/4/5型(1994年 - 1999年)」の解説は、「ホンダ・オデッセイ」の解説の一部です。
「初代 RA1/2/3/4/5型(1994年 - 1999年)」を含む「ホンダ・オデッセイ」の記事については、「ホンダ・オデッセイ」の概要を参照ください。

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