衝突安全性能
クルマが衝突した際の乗員保護能力をいう。現在、世界の主要国は衝突時の乗員保護性能を規定し市販車の性能を評価、公表する制度〈NCAP)を有しているが、クルマの衝突事故にはさまざまな形態があるため、国により試験項目、試験方法および評価方法などが異なっている。衝突試には、クルマを固定バリアに衝突させる前面衝突試と、静止させたクルマに可動バリアを衝突させる側面衝突試験がある(さらに前者にはフルラップとオフセットがあり、後者には、クルマに対し直角に衝突させる方法と、27度斜め前方から衝突させる方法(アメリカのみ採用)がある。おのおのの試験において、クルマの座席に計測器をセットしたダミーを載せておき、衝突時にダミーが受けた傷害値を★印で評価するのが一般的である。★印の数が多いのは、衝突安全性能のいいことを表している。
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