初代 P100型とは? わかりやすく解説

初代 P100型(2005年 - 2010年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 01:18 UTC 版)

トヨタ・ラクティス」の記事における「初代 P100型(2005年 - 2010年)」の解説

開発主査は後に2代目ウィッシュ初代865代目スープラ手掛けた多田哲哉である。 「思い通りレスポンス、カッコイイスタイル、かつてない開放感広大なスペース低燃費排出軽快走り」をコンセプト作られた。1.3 - 1.5Lと小排気量エンジン積みながらも広い居住空間追求しているため、居住性がよく、かつ経済走行性優れる(1.5L・FF車1NZ-FE搭載車〉は18.6km/L〈10・15モード〉)一方車両本体価格最大160万円程度比較低価格関わらず高速走行時効果発揮するクルーズモードを搭載する1NZ-FE搭載車のみ)など、街乗用にも長距離走行用にも適用できる仕様となっている。 1.5Lの1NZ-FEエンジン型式こそ同じであるが、駆動方式により若干構造異なりFFでは1.3Lの2SZ-FE同様、ローラーロッカーアーム採用されるが、4WDには非採用(直打式)となる。よって、エンジンヘッドカバーも各々異なり互換性全くない2代目ヴィッツプラットフォームベース(ただし、ホイールベースベルタと同じ2,550mmに延長)としているため、前部衝撃吸収構造優れる。基本的に前部からの衝撃はバンパリインフォースメント、左右サイドメンバおよび、従来はただの保持部材であったラジエーターサポートをユニット化し強度部材とし、それぞれに衝撃吸収構造設けて極力エネルギー吸収する構造になっており、それでも吸収しきれないエネルギー左右Aピラー通してルーフ部に逃がすか、サイドメンバからフロントトルクボックスを通じて床下のフロアメンバに逃がすようになっているまた、万が一衝突エンジン後退してフロントパネル前部設けられリインフォースメント強度部材)が受け止め、そのエネルギー両サイドのフロントトルクボックスに逃がす構造となっており、衝突時の生存空間極限まで残す構造となっている。また、ラジエーターサポートをボルト止めとして交換容易にしていることも特徴である。後方からの衝突側面からの衝突に対しても、パネル強度持たせるではなくリアサイドメンバやセンターピラーなど強度部材によって衝撃吸収を行う構造となっているため、損傷波及しにくく生存空間極力残す構造になっているインテリアについては、駆動方式によってリヤシートアレンジ大きく異なりFFでは片手楽に収納できる「ダイブインシート」を採用することにより、簡単に広大なスペース造り出すことが可能。4WD場合プロペラシャフト追加伴って床高上がるためにダイブインシートは装着できず、代わりにダブルフォールディング式を採用することでFFに迫る空間生み出している。 そのほかコンパクトカーには珍しい装備として、大径16インチタイヤ (175/60R16 81H)、ゲート付きシフトレバー本革巻きステアリング+シフトノブクルーズコントロールテレスコピックステアリング装備する一方でトヨタ初の装備としてCVT専用パドルシフトレクサスIS用と色違い)、サイドターンランプ付きドアミラー挙げられるまた、新開発装備として、ヴィッツの4倍細かい制御電動パワステアクティブCVTシステム(7速モード付)。評価分かれるものとして、低いハンドルその上に望むバノラマビューメーター(オプティトロンメーター)がある。 欧州などでも販売され先代ファンカーゴとは異なり発売当初日本国内専用車であったが、後期型となった2009年10月より中華圏特別行政区香港およびマカオでも販売された。またロシア東南アジア各国東アフリカ各国ニュージーランド等、日本中古車輸入活発な国に多数輸出された。

※この「初代 P100型(2005年 - 2010年)」の解説は、「トヨタ・ラクティス」の解説の一部です。
「初代 P100型(2005年 - 2010年)」を含む「トヨタ・ラクティス」の記事については、「トヨタ・ラクティス」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「初代 P100型」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「初代 P100型」の関連用語

初代 P100型のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



初代 P100型のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのトヨタ・ラクティス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS