今大会での新ルール適用について
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「2013年世界柔道選手権大会」の記事における「今大会での新ルール適用について」の解説
2013年2月のコンチネンタルオープンから今大会まで、国際大会において新たなIJF試合審判規定が試験的に導入されることになった。この結果を検証した上で正式導入されるか決定されることになった。 8月にリオデジャネイロで開催されたIJF総会において、この新ルールを10月に開催されるIJFの会議で最終的に承認して、2016年のリオデジャネイロオリンピックまで運用することに決定した。 なお、この試合審判規定は以下のような特徴を有する。 審判員 試合場の審判は1人となる。副審は審判委員席でビデオを確認しながらサポート役に徹する。ジュリー(審判委員)は試合場の審判と無線でコミュニケーションを取り合うことになるが、必要とみなされた場合を除き技の評価などへの介入は控える。 一本の判断 一本に更なる価値を与えるために、従来より一本の判断基準を厳しくする。 投げられた選手がブリッジで着地した場合は一本とみなす。 試合運用と罰則 指導は3回目までポイントにならず、技のポイント以外はスコアボードに表示されない(これにより、技ありと指導3を合わせた総合勝ちは成立しなくなった)。4回目の指導が与えられた場合は反則負けとなる。試合終了時に技のスコアが同等の場合は、指導の少ない方の選手を勝ちとする。 技のポイントも指導ポイントも同等の場合は延長戦に入るが、どちらかが技か指導でポイントをあげるまで試合は続行される(旗判定は廃止となる)。 また、組み合う柔道が奨励されるため、次のような場合は罰則が与えられる。 両手で組み手を切った場合は指導となる。 クロスグリップ(片手で相手の逆側の背部、肩、もしくは腕を掴む変則組み手)や、帯を掴んだり、片襟の組み手となった場合は直ちに攻撃しないと指導が与えられる。 素早く組まない場合や、相手に組ませない行為には厳しく指導を与える。 組み合わずいきなり抱きついて投げる行為(ベアハグ)には指導が与えられる。片手であっても組んでから仕掛けた場合はベアハグと見なさない。 さらに、立ち技において、両方ないしは片方の手や腕を使って、相手の帯から下を攻撃ないしは防御する全ての行為は反則負けとなる。立姿勢から寝姿勢に移行する際もこの行為は認められない。明確な寝姿勢の状態になった場合は脚を掴んでもよい。帯から下を手や腕が少し触れた程度の場合は反則とみなさない。 寝技に関して 寝技の抑え込みは従来より5秒短くなるので、一本は20秒、技ありは15秒、有効は10秒となる。 場内で抑え込みが始まった場合は、両者の身体が場外に出ても抑え込みは継続されることになる。また、関節技と絞技も、場内で始まった場合は場外に出てもその効果が認められる場合は継続されることになる。 その他 選手は同時に試合場に上がり、同時に礼をする。 最近よく見られる、試合開始直後の手合わせは禁止となる。 計量は試合前日に行われる。さらに、減量の影響を検証するために、試合当日の柔道衣コントロールの際にも再び行われる。
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今大会での新ルール適用について
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「2014年世界柔道選手権大会」の記事における「今大会での新ルール適用について」の解説
2014年1月のコンチネンタルオープンからリオデジャネイロオリンピックが開催される2016年まで、国際大会において新たなIJF試合審判規定が導入されることになった。 なお、この試合審判規定は以下のような特徴を有する。 審判員 試合場の審判は1人となる。副審2名は審判委員席でビデオを確認しながらサポート役に徹する。ジュリー(審判委員)は試合場の審判と無線でコミュニケーションを取り合うことになるが、必要とみなされた場合を除き技の評価などへの介入は控える。技の評価が変更された場合、当該選手のコーチに抗議する権限はないが、ジュリーテーブルで変更理由を確認することが出来る。 一本の判断 一本に更なる価値を与えるために、従来より一本の判断基準を厳しくする。倒れた際に巻き込んでの投げ技は一本とはみなさない。 内股や払腰などの技をかけた際に、相手の体が回りすぎて背中の一部しか畳に着かなかった場合でも、これからは一本とみなす(スーパー一本)。相手が1回転せずに背中の一部が畳に着いただけの場合は一本とみなさない。また、相手をコントロールした状態で、相手の上部側面を畳に付けた場合は有効ポイントとなる。 投げられた選手がブリッジで着地した場合は一本とみなす。選手がブリッジで逃れようとした際に頚椎を傷めることがないように、安全面を考慮してこの決定がなされた。 試合運用と罰則 男子の試合時間は5分だが、女子は5分から4分に短縮されることになった。 指導は3回目までポイントにならず、技のポイント以外はスコアボードに表示されない(これにより、技ありと指導3を合わせた総合勝ちは成立しなくなった)。4回目の指導が与えられた場合は反則負けとなる。試合終了時に技のスコアが同等の場合は、指導の少ない方の選手を勝ちとする。 指導を選手に与える場合はその場で与えるようにして、従来のように選手が開始線に戻らずに済ませることになった。但し、場外指導を与える場合や、4回目の指導で試合終了となる場合は選手を開始線に戻らせる。 技のポイントも指導ポイントも同等の場合は延長戦に入るが、どちらかが技か指導でポイントをあげるまで試合は続行される(旗判定は廃止となる)。 また、組み合う柔道が奨励されるため、次のような場合は罰則が与えられる。 両手を利用して相手の組み手を切った場合。 相手に組ませないように柔道衣の端(襟)を隠した場合。 クロスグリップ(片手で相手の逆側の背部、肩、もしくは腕を掴む変則組み手)や、帯を掴んだり、片襟の組み手となって直ちに攻撃しない場合。 素早く組まない場合や、相手に組ませない行為には厳しく指導を与える。組み手争いにおいて2度切った後、3度目も同じことをした場合。 ピストルグリップ(親指と四指の間で相手の袖口を握ること)やポケットグリップ(相手の袖口を折り返して握ること)を施して直ちに攻撃しない場合。 組み合わずいきなり抱きついて投げる行為(ベアハグ)を繰り出した場合。片手であっても組んでから仕掛けた場合はベアハグと見なさない。 腰を曲げながら、相手を片手もしくは両手で突っぱねてブロックした場合や、直ちに攻撃しない場合。 奥襟を掴んで相手の頭を下げさせるだけで攻撃をしない場合。但し、相手の方が明らかな防御姿勢とみなされた場合は、そちらに指導が与えられる。 相手と組むのを避ける、もしくは攻撃されるのを防ぐために相手の手首や手を掴んでいる場合。 偽装攻撃をした場合。その定義は以下の通り。 投げる意思のない技を繰り出す。 組んでない状態、もしくは技を繰り出してもすかさず手を離す。 相手のバランスを崩さず、1つないしは連続で技を繰り出す。 相手の攻撃を防ぐため、相手の脚の間に自分の脚を入れる。 片足が場外にありながら直ちに攻撃しない、もしくはすぐに場内に戻ってこない場合、または両足が場外に出た場合。 相手に押されて場外に出た場合は相手に指導が与えられる。また、場内から技を繰り出して場外に出た場合は指導を与えない。 さらに、立ち技において、両方ないしは片方の手や腕や肘を使って、相手の帯から下を攻撃ないしは防御する全ての行為は反則負けとなる。立姿勢から寝姿勢に移行する際もこの行為は認められない。明確な寝姿勢の状態になった場合は脚を掴んでもよい。帯から下を手や腕が少し触れた程度の場合は反則とみなさない。 寝技に関して 寝技の抑え込みは従来より5秒短くなるので、一本は20秒、技ありは15秒、有効は10秒となる。 場内で抑え込みが始まった場合は、両者の身体が場外に出ても抑え込みは継続されることになる。 投げ技が場外で決まり、すかさず抑え込み、関節技、絞技のいずれかを繰り出した場合はその効力が認められる。関節技と絞技が場内で始まった場合は、場外に出てもその効果が認められる場合は継続されることになる。 抑え込みの定義は袈裟又は四方の体勢としてきたが、新たに裏の体勢も認める。これにより国際大会で今まで省かれていた裏固も復活することになった。 絞め技を施す場合、自身もしくは相手の帯や上衣の裾、さらには指だけを使用することは認められない。具体的には以下の行為が厳しく取り締まられて、指導が与えられることになる。 帯の端や上衣の裾を相手のどの部分にも巻きつけること。 柔道衣の上衣の裾又は帯を使って、あるいは直接指で絞技を施すこと。 その他 選手は同時に試合場に上がり、同時に礼をする。 最近よく見られる、試合開始直後の手合わせは禁止となる。 試合終了後に選手はきちんと柔道衣を着用した状態で退場しなければならない。 審判員が畳を降りた後でも記録係の人為的ミスなどにより明らかな結果の間違いが認められた場合は、選手を再び畳に戻して勝利宣告をやり直させるか、延長戦から試合を再開させる。以前は審判員が畳を降りて以降は、原則結果が覆ることはなかった。 計量は試合前日に行われる。試合当日にも無作為に選ばれた選手が計量を行う。この場合、自身の階級の体重上限より5%以内でなければならない(例えば、100kg級なら105kg以内)。 団体戦の場合も前日計量となる。個人戦に出場しない選手の場合は自身の階級の体重超過を認めないが、個人戦に出場した選手の場合は2kg以内なら認められる。
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今大会での新ルール適用について
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「2018年世界柔道選手権大会」の記事における「今大会での新ルール適用について」の解説
2018年1月のグランプリ・チュニスから東京オリンピックが開催される2020年まで、国際大会において新たなIJF試合審判規定が導入されることになった。ただし、今大会後にルールが再修正される余地が残された。なお、この試合審判規定は以下のような特徴を有する。 試合時間は男女とも4分とする。男子は2016年まで5分だったが、東京オリンピックでの男女混合団体戦の採用に伴い、試合時間を女子に合わせることに決めた。 技の評価は一本と技ありのみにする。よって有効は廃止される。(一本の基準は、相当な勢いとはずみを伴いながら相手の背を畳に付けること。間断なく転がしたローリングの場合は一本とみなす)。2017年に技あり合わせて一本が暫定的に廃止されたが、2018年からは復活することになった。技ありには従来の有効相当の判断も含まれる(両手か両肘を付いて着地した場合や、片肘や膝、尻などを着いた直後に背中が着いた場合も技ありとみなされる。さらには、肘と手で着地した場合も技ありが付与される)。 抑え込みは15秒で技ありだったが、10秒とする。一本は従来とおり20秒。 従来は指導4まで積み重なると反則負けになったが、それが指導3までに変更される。 本戦のみならず、GSにおいても技のポイントのみで勝敗が決せられる。そのため、従来のように指導差での勝利は認められない(ただし、本戦GSを問わず指導3まで積み重なった場合は反則負けとなる)。 下半身に手や腕が触れる行為は従来一発で反則負けを与えられていたが、他の反則同様指導1に変更される。 標準的でない変則組み手(クロスグリップやピストルグリップ、片襟や帯を掴む組み手など)になった場合、即座に攻撃しなければ指導を与えられる。 攻撃を試みなかったり防御に徹するなど、柔道精神に反する消極的な姿勢が見られた場合は指導が与えられる。 投げられた際にポイントになるのを避けようとしてブリッジの姿勢になった場合は一本とみなされる。また、投げられた際に頭部を使って逃れようとした場合は反則負けが与えられる(背負落もしくは膝付きの背負投、両袖からの袖釣込腰、両襟からの腰車などの場合、故意でなければ反則ではない)。 両者、立ち姿勢での絞め技や関節技は認められなくなった(飛び十字は認められない。その一方で、巴十字は認められる)。 裏固を有効な抑え込みと認める。一方、シバロック(一平返し)は腕を覆わないと認められなくなった。変形送襟絞(ボウアンドアローチョーク)などの絞技・関節技で相手の脚を過度に伸張させることは禁じられる。肩三角グリップは寝技の時のみ認められる。ただし、相手の身体を両脚で固定した場合は待てが掛かる。 返し技において、畳に着地した際の衝撃を利用して返し技を仕掛けることは認められない。先に畳に背を付けてから返し技を繰り出してもポイントにはならない。 攻防を伴った寝技から立ち技への移行が認められることになった。以前はこのような状況では待てがかかっていた。寝技から立ち技に移行した際に下半身に触れていた場合、指導は与えられず待てが掛かる。 時間稼ぎが目的で柔道衣もしくは帯を乱したと認められた選手には指導が与えられる。 両者反則負けが導入されることになった(決勝で両者反則負けが言い渡された場合はともに2位、3位決定戦ではともに5位、準々決勝以前では両者失格となる) 主審に大きなミスが認められない限り、ジュリーやスーパーバイザーはできる限り判定に介入しない。
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今大会での新ルール適用について
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「2019年世界柔道選手権大会」の記事における「今大会での新ルール適用について」の解説
2019年1月のIJFレフェリー&コーチ・ルールセミナーにおいて以下の事項が確認された。 抑え込みは15秒で技ありだったが、10秒とする。一本は従来とおり20秒。 従来は指導4まで積み重なると反則負けになったが、それが指導3までに変更される。 本戦のみならず、GSにおいても技のスコアのみで勝敗が決せられる。そのため、従来のように指導差での勝利は認められない(但し、本戦GSを問わず指導3まで積み重なった場合は反則負けとなる)。 下半身に手や腕が触れる行為は従来一発で反則負けを与えられていたが、他の反則同様指導1に変更される。 標準的でない変則組み手(クロスグリップやピストルグリップ、片襟や帯を掴む組み手など)になった場合、即座に攻撃しなければ指導を与えられる。 攻撃を試みなかったり防御に徹するなど、柔道精神に反する消極的な姿勢が見られた場合は指導が与えられる。 投げられた際にスコアになるのを避けようとしてブリッジの姿勢になった場合は一本とみなされる。また、投げられた際に頭部を使って逃れようとした場合は反則負けが与えられていたが、背負落もしくは膝付きの背負投、両袖からの袖釣込腰、両襟からの腰車などで故意でない場合は罰則なしに。 両者、立ち姿勢での絞め技や関節技は認められなくなった(飛び十字などは認められない)。巴投を仕掛けながら腕挫十字固を極める巴十字には指導が与えられることになった。巴投げを仕掛けた後に関節技に移行する場合は問題ない。防御側が膝のみついて仕掛ける側が両膝をついていない場合は仕掛ける側の投げ技、関節技、絞め技、抑込技も認められる。 相手の肘を曲げずに伸ばした状態で袖釣込腰など通常、負傷する様な両者、立ち姿勢での関節技・絞め技を仕掛けた場合、反則負けが適用される。 裏固を有効な抑え込みと認める。一方、シバロック(一平返し)は腕を覆わない形では認められなくなった。変形送襟絞(ボウアンドアローチョーク)など絞め技・関節技で相手の脚を過度に伸張させることは禁じられ、待てのみから指導も与えられることとなった。肩三角グリップは寝技の時のみ認められる。但し、相手の身体を両脚で固定した場合は待てが掛かる。 ベアハグを仕掛ける側が少なくても片手は防御側を持ってからでなければ、指導が与えられる。触っただけでは、持った、とはみなされない。相手に持たれてるのみで自身は相手を持っていない状態からのベアハッグも指導となる。 返し技において、畳に着地した際の衝撃を利用して返し技を仕掛けることは認められない。先に畳に背を付けてから返し技を繰り出してもスコアにはならない。 両肘、両膝の4点が付いている場合、腹をついてる場合は寝姿勢とみなされる。そのため、そこから相手を引き揚げて投げ技を仕掛けても、寝技への移行とみなされてスコアにはならない。一方、防御側がその状態から自ら立ち上がって投げ技を仕掛けられた場合、スコアの対象となる。 投げ技においては両肘、両膝の4点のいずれか1つでも満たしていない場合かつ腹をついいていない場合は立ち姿勢とみなされて、その状態から投げ技を仕掛けられたらスコアの対象となる。この場合、防御側が相手の脚に触れると指導が与えられる。なお、技を仕掛ける側はその状態から直ちに攻撃しなければ待てとなる。 場外指導の場合、今までは場外に出た選手が指導を取られるケースが圧倒的に多かったが、今後は明らかに押し出したとみなされる場合は、押し出した側に指導を与えることになった。また、寝姿勢における場外逃避も指導の対象となる。 柔道衣の帯より外に上衣の裾(背部を含む)が出るなど試合中に柔道衣が乱れた場合は、待てが掛かった直後に選手自ら柔道衣を素早く整えなければならない。それを怠って主審に2度注意された場合は指導が与えられる。なお、帯を解いて柔道衣を整える場合は、主審の指示や許可を得なければならない。 両者反則負けが導入されることになった(決勝で両者反則負けが言い渡された場合はともに2位、3位決定戦ではともに5位、準々決勝以前では両者失格となる) 主審に大きなミスが認められない限り、ジュリーやスーパーバイザーはできる限り判定に介入しない。
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今大会での新ルール適用について
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「2017年世界柔道選手権大会」の記事における「今大会での新ルール適用について」の解説
2017年1月のアフリカオープン・チュニスから今大会まで、国際大会において新たなIJF試合審判規定が試験的に導入されることになった。この結果を検証した上で正式導入されるか決定される。 なお、この試合審判規定は以下のような特徴を有する。 試合時間は男女とも4分とする。男子はこれまで5分だったが、東京オリンピックでの男女混合団体戦の採用を目指して試合時間を女子に合わせることに決めた。 技の評価は一本と技ありのみにする。よって有効は廃止される。技あり合わせて一本も廃止となる。技ありには従来の有効相当の判断も含まれる。 抑え込みは15秒で技ありだったが、10秒とする。一本は従来とおり20秒。 従来は指導4まで積み重なると反則負けになったが、それが指導3までに変更される。 本戦の4分間では技のポイントのみで勝敗が決せられる。そのため、従来のように指導差での勝利は認められず、その場合はGSに突入する(但し、本戦で指導3まで積み重なった場合は反則負けとなる)。 GSでは技のポイントか、指導差が付いた場合に勝敗が決する(本戦で指導1を与えられた選手がGSで指導差による勝利を得るためには、指導2まで取り返さねばならない。本戦で指導2まで与えられた選手がGSで指導差による勝利を得るためには、指導3まで取り返さねばならない)。 下半身に手や腕が触れる行為は従来一発で反則負けを与えられていたが、一度目は指導、二度目で反則負けに変更される。 標準的でない変則組み手(クロスグリップやピストルグリップ、片襟や帯を掴む組み手など)になった場合、即座に攻撃しなければ指導を与えられる。 攻撃を試みなかったり防御に徹するなど、柔道精神に反する消極的な姿勢が見られた場合は指導が与えられる。 一挙に体を捨てた脇固めのみならず、相手の袖や腕を掴みながら肘を伸ばす形の袖釣込腰を仕掛けた場合も反則負けとなる。 相手の組み手を嫌って場外に逃げの姿勢を見せるなどの柔道精神に反する行為が認められた場合は、即座に反則負けが言い渡される。 返し技を仕掛けた際と仕掛け終わった際に相手をコントロールしていなければ有効な返し技とは認められない。 時間稼ぎが目的で柔道衣もしくは帯を乱したと認められた選手には指導が与えられる。
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