一・夢子の親族
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「クッキングパパの登場人物」の記事における「一・夢子の親族」の解説
木村達也 - きむら たつや(声:松本保典) 夢子の弟。第35巻COOK.350にて初登場。 東京の大手商社、目高商事に勤務している。 ロマンチスト気味の姉に対し、どちらかと言えばリアリスチックな性格。自他共に認める「まじめ人間」ではあるが、実は結構ノリやすい。普段は標準語で話すが、興奮すると鹿児島弁が出る。 登場当初はかなり重度のシスコンであり、姉の幸せを願うあまりに田中を目の敵にし、取っ組み合いの喧嘩までしたものだが、田中流の「接待」を受けてからはすっかり丸め込まれ(第35巻COOK.350〜352)、以降は仲良く付き合っている。彼の登場により、田中と夢子の関係が急進展する。 大学時代は相撲部でキャプテンを務め、恵まれた体格と併せて相応の強さを持っているが、特に目立った成績は残していないらしい。一味やまこと、田中らが町内会で相撲をする時には、その経験を活かして彼らを指導している。 高校時代の同期生・河合美代子とは、東京で再会したことがきっかけで関係を深め(第75巻COOK.735〜737)、後に結婚(第113巻COOK.1091)。 アニメではさなえの父の後輩であり、東京に居た頃のさなえとも親交があった。博多に来た際にえつ子に惚れられた事もある。 好物はチキン南蛮。一味と知り合うきっかけを作った料理でもある(第35巻COOK.350)。 木村美代子 - きむら みよこ 木村達也の妻であり、夢子の義妹でもある。旧姓:河合(かわい)。フルネームは結婚式の回の父親のセリフで初めて登場した。 高校時代に同級生だった達也を追いかけ、東京で偶然を装って再会を果たした。 達也がよく通う喫茶店に勤めていたが、サービスとしてカレーを大盛りにするなど好意を示していた。 高校時代は、達也を見つけても話しかけるどころか同じ空間に一緒にいるだけで舞い上がるような、内気な性格であった。しかし、達也が話しかけやすく、また好意を持つだろうという理由で、わざと男勝りな振りを演じていた。それが転じて、現在の活発な性格につながっている。 高校時代は応援団に所属し、達也がサラリーマンになってスポーツをしていない状況を見てスポーツをさせようとした。 幼少時から高校時代までの回想シーンのみの登場だが、ゆかというおてんばな妹がいる。 田中二郎 - たなか じろう(声:菊池英博) 田中一の上の弟。第17巻COOK.162より登場。一とは概ね6歳違い。 最初は美大を目指しており、友人のセリフによると志望校ではなかったようだが一浪の末、博多大学に合格(一味の後輩にあたる)。大学卒業後は東京のデパート「ニセタン」に勤務し、婦人服売り場の責任者として多忙な日々を送っている。 髪型を除いては、外見から性格に至るまで兄とほとんど変わらないキャラクターを持つ(アニメでは名前が判明する前からまこととみつぐに田中の弟ではないかと疑われていた)。髪を後ろで縛っていた事もあった。 高校時代からの彼女・はるみとは正式に結婚した模様。 彼女との交際のきっかけとなったカレーパン(一味がレシピを書いた)を作って以来、料理を趣味としており、劇中でもたまにその腕や知識を披露する。大学時代には文化祭の露店で出す料理のアイデアを求めて荒岩家を訪れ、博多大学の「伝説の荒岩」が兄の上司であった事を知った(当時はまだ一味が料理をする事は会社では秘密だった為、一には内緒にするように言っていた)。 田中三郎 - たなか さぶろう(声:石井邦和) 田中の下の弟。第30巻COOK.292より登場。一とは概ね10歳違い。 最初の登場時は、中学3年で高校受験を間近に控えていたが級友たちと太宰府天満宮へ合格祈願をしに(目当ては梅ヶ枝餅)行く予定だったが階段から足を滑らせ、捻挫している。 高校時代には進路は「俺は農業をする。兄ちゃん達みたいなサラリーマンにはならない」と主張しており、言葉通り農業大学へ進学し、農業の研究にいそしんでいる。特にらっきょうの研究に力を入れており、日々研究室に泊まり込みで没頭している。さらなるらっきょう研究のため、原産国の中国に留学し、すでに留学を終えて、現在は筑紫大学在籍中。福岡市南区の西鉄天神大牟田線・大橋駅近くでひとり暮らしをしていたが、現在は天子と同棲している。 福辺天子(後述)は大学の同じ研究室の後輩で、ひょんなことから恋仲になった。交際当初から田中家では公認の仲だったが、天子の両親には2人で出演したローカル番組を偶然見られるまでは交際は内緒で、激怒した天子の父に交際を拒絶されるが、天子の実家の前で長時間正座し、許しを請うた(第120巻)。 兄弟内でもっともいい体格を持つ。外見的には高校時代までは長兄の一、次兄の二郎に似ていたが、現在では全く似ていない。外見的にはだらしのないタイプで、無精髭も生やしており決して格好いいとは言えない。そのため、天子がローカルタレントとしてスカウトを受けた際、タレント事務所の社長は三郎について「あなたはこれからの人だ、彼(三郎)とはしばし、別れたほうがいいかも――ですね」と、言われてしまっている(博多どんたくにて、天子に「彼です」と紹介されてステージに上がっていたため、事務所の社長も覚えていた)。しかし、「天子は三郎がいて初めて輝く人」だと現場で思い知ってからは「そういう仕事もあるかもしれない」と思い直し、三郎もローカルタレントとしてセットで出演させるようになった。 受験で忙しい時期にゲームをしたり、第113巻では実験を放り出してパチンコに行ったり、天子とのデートには軽トラを使用したり、ビーカーでハイボールを飲んだり、映画鑑賞中でも鼾を掻くなど(周囲の観客は煙たがっていた)いい加減な所は兄弟譲り。その一方で大学の運動会で飴食い競争をした勢いでキスをしたりするなど、人前でイチャついたりする大胆な面もある。また、高校時代に夢子にバレンタインチョコを貰った際にはその空き箱に1万円を貯めて出産祝いに送るなど義理堅い一面もある。 似た部分があるせいか、兄弟仲も良い。夢子が第一子を妊娠した頃や、高校の運動会後など、未成年ながら飲酒(前者は失恋のショックによる自棄酒)をする事もあった。 田中勇三 - たなか ゆうぞう(声:辻親八) 田中一の親戚。第36巻で初登場。しっかり者で頑固な性格で、下記の一族間における立場からも、一はこの親戚を「しゃーしぃ(うるさい)人」と感じており敬遠しがちになっている。 親族内では世話役的な位置にいて、一族間における様々な雑事の調整を自ら請け負っている。一の母から、いつまでもフラフラしている息子のために縁談の口を探してくれるよう、頼まれていたため、一が夢子を結婚相手として連れてきた際にトラブルとなった。 一族の世話役であるために責任感が強く世間体等も非常に気にするようで、初対面で夢子の個人情報を本人からデリカシーも無く根掘り葉掘り聞きだそうとしたり、一に「結婚というのは一族の繋がり。お前ひとりの考えでできるものではない。田中家の嫁に迎えるなら『ちゃんとした人』を迎えねばならない」という(時代錯誤な)苦言を呈し、他ならぬ一に激怒される。その事もあり最初は一と夢子の結婚を大反対していた(一族の世話役としての自分のメンツを潰されたため)のだが、最終的には一の両親のとりなしや夢子本人の気立てのよさを認めた事で、結婚式までに和解。現在はいい親戚づきあいをしているようである。 アニメでは一が子供の頃に最も懐いていた親戚であったとされ、「結婚の相談は最初に自分にして欲しかった」という本音を吐露する。最終的には一味の人柄に免じ、一味が仲人を務める事を条件に一と夢子の結婚を認める。 鉄義 - てつよし 夢子の親族で元教師。木村家の親戚の中では一番の酒豪で、作中では相手と飲み比べをし、飲み方を採点する教師らしい癖がある。当初は夢子の親族の手前で遠慮していた一は酷評されたが、その一言が切っ掛けで遠慮をやめ、いつも通りに飲んだ事で最終的に満点を付けられた。河合には飲み負けている。
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