ピー‐コートとは? わかりやすく解説

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ピーコート

別表記:Pコート

もともと船乗り着用していたとされる厚手ダブルのウールジャケット。英語の綴りpeacoat。カジュアルファッションの定番として浸透している。

ピー‐コート【pea coat】

読み方:ぴーこーと

ダブルブレステッド(両前あき)で丈の短いスポーティーな防寒コート。前合わせ左右どちら合わせにもでき、また大きめリーファー襟が付いているのが特徴。元は漁師船乗りなどの作業着


ピーコート

もともとは水兵さんが着ていたコート、そこからこの名前が付いている。

刻みのある襟(ノッチドラペル)、ダブル打ち合わせ縦に入った切り込みポケットなどが特徴で、丈はショート秋冬定番コート


Pコート

(ピー‐コート から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/24 15:05 UTC 版)

アメリカ海軍のPコート

Pコート(ピーコート)は、厚手ウールのダブル前で腰丈の外套(オーバーコート)である。

概要

19世紀末からイギリス海軍が艦上用の軍服として着用していた他、漁師たちの間でも着用されている。特にフランスブルターニュ地方の漁師などはこれをよく着ている。オランダ語ラシャのコートを意味する pij jekker が語源と言われている。英語では pea coatドイツ語では Caba と呼ばれる。パイロットコートともいう。

幅広のリーファーカラー、防寒性を重視したカージー(KERSEY)またはメルトンの生地、手を温めるために縦に切り込みを入れたマフ・ポケットをあしらった手袋をつけたまま扱うために大きくデザインされたボタンセーラーシャツの上に着る事を前提としたサイズ感などが特徴である。

艦橋甲板などの厳しい気象条件で使用することから、風向により左右どちらでも上前を変えることが可能となっていた。片方のボタンが破損してももう片方で止められるという冗長性確保の意味もあったが、軍艦の居住性の改善などにより現代の各国海軍の男物のPコートは右前にしか止めることが出来ない。 コートの丈は作業性を重視して短いが、肉体労働が少ない士官用は長く作られていることが多い。 他のジャケットやスーツの上に着るコートと異なりシャツの上に着ることを前提に作られている。 イギリス海軍では軍人は保温のためにポケットに手を入れることが許されていなかったが、例外的に長時間歩哨に立つ兵士はポケットで手を暖めることが許可されていたため、軍人らしい胸を張った姿勢が崩れにくい高い位置に保温だけを目的としたマフポケットが付けられるようになった。 様々なコートの中でも丈が短い作業用コートが発祥でカジュアルな印象がある。どんなスタイルにも合わせやすいことから幅広い年齢層に愛用されているが、日本では中学生高校生制服と共に着ることが多いため快活な印象も付与されている。右あわせ、左あわせのどちらでも着こなせる利点から、男女共用の外套として利用されている。 また、近年ではミリタリー(軍服)をモチーフにしたファッションが流行しており、その代表格としてPコートは日本国内で絶大な人気を誇っている。一般的に流行しているのは軍用品そのものではなく一般メーカーの製品で、軍用品とはシルエット、生地など様々な部分が異なる。

関連項目


ピーコート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 20:48 UTC 版)

外套」の記事における「ピーコート」の解説

水兵船員の着る厚手ウール製の腿丈コートダブル打ち合わせで、風向きによって左右どちらを上前にすることもでき、手を暖めるために縦に口を切ったハンドポケットが付いているのが特徴。衿はノッチッドラペルで後ろベンツ付いている。色はネイビーブルー基本で、英国海軍採用した士官用は膝丈、民間品は腰丈が多い。

※この「ピーコート」の解説は、「外套」の解説の一部です。
「ピーコート」を含む「外套」の記事については、「外套」の概要を参照ください。

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