バードストライク
【バードストライク】(ばーどすとらいく)
Birdstrike.
鳥が衝突した事が原因で発生する事故のこと。
こびりついた死骸と血痕で視界が遮られたり、窓や機械部品が破損する事が二次被害の原因となる。
バイクや自転車などでは人体に激突した事が原因で操作を誤る恐れもある。
高速の航空機の場合は特に深刻で、風防を損傷したりエンジン吸気口に衝突する(FOD)と墜落に至る場合もある。
鳥は航空機から見て低空を選んで飛ぶ事が多く、従って最も危険な魔の11分間にバードストライクが生じる事も多い。
また、空港は河川や海の近く(つまり渡り鳥などの生息地)に建設される事が多いため発生件数自体も非常に多い。
多くの空港はバードストライク防止のために猟銃での射殺・威嚇などを行っているが、環境保全や保安上の問題などの理由から完全な対策は行えないのが実情である。
バードストライク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 22:31 UTC 版)
バードストライク(英語: bird strike)とは、鳥類が人工構造物に衝突する事故をいう。鳥衝突ともいう[1]。
注釈
出典
- ^ “鳥衝突情報情報共有サイト”. 2019年1月22日閲覧。
- ^ “クリティカル・イレブンミニッツとは”. コトバンク. 2022年2月6日閲覧。
- ^ a b ウミネコに悩む中部空港 滑走路閉鎖、抜本対策なし47NEWS
- ^ “最先端戦闘機、鳥1羽であわや墜落=韓国”. 中央日報 (2022年1月15日). 2022年1月17日閲覧。
- ^ “羽田空港で「いやがるカモ」作戦 冬鳥対策あの手この手”. 朝日新聞デジタル (2012年12月9日). 2013年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月6日閲覧。
- ^ “鳥衝突報告要領”. 2019年1月22日閲覧。
- ^ “鳥衝突情報情報共有サイト”. 2019年1月22日閲覧。
- ^ “鳥衝突情報共有サイト利用要領”. 2019年1月22日閲覧。
- ^ “「羽田空港でバードストライク低減に向けて適用中」、NECが鳥位置検出支援装置を発売”. 日経xTECH (2012年10月15日). 2018年8月6日閲覧。
- ^ “10億円投じた鳥検知システムが効果出ず ソフトの機能と利用体制に問題か”. 日経コンピュータ. (2015年3月30日) 2019年6月16日閲覧。
- ^ “激増する「鳥と航空機の衝突」:鳥を使うエンジンテストの限界は”. WIRED (雑誌)電子版 (2009年1月19日). 2019年5月23日閲覧。
- ^ a b “ジェットエンジンを知る「10の質問」 第五話 厳しい試験で鍛えられる(その2)”. JAXA. 2018年8月6日閲覧。
- ^ 世界の巨大工場Series7 Ep3
- ^ 事故詳細 - Aviation Safety Network
- ^ 昭和天皇が乗車する列車に衝突した「物体」 「実録」から読み解く御召列車の全貌東洋経済ONLINE2016年11月5日9時30分配信
- ^ カラスと衝突しガラスひび、緊急停止 JR武蔵野線スポーツニッポン2014年3月28日8時14分配信
- ^ “野鳥の剥製(はくせい)、展示してます 九州国立博物館|博物館ブログ『九博界隈』”. 2020年1月19日閲覧。
- ^ “どうして鳥は目の前にある障害物にぶつかってしまうのか”. GIGAZINE (2011年3月23日). 2019年12月12日閲覧。
- ^ “Not so eagle eyed: New study reveals why birds collide with human-made objects” (英語). en:ScienceDaily (2011年3月17日). 2019年12月12日閲覧。
- ^ “風力発電施設設置のあり方に関する検討会(第1回)参考資料5の3 「日本野鳥の会支部の風力発電に対する懸念」” (2003年8月1日). 2024年4月9日閲覧。
- ^ “今後の環境影響評価制度の在り方について”. 中央環境審議会 (2010年2月22日). 2024年4月9日閲覧。
- ^ “発電所に係る環境影響評価”. 経済産業省. 2024年4月9日閲覧。
- ^ “Wind Turbines and Migratory Species UNEP/CMS/Resolution 07.05” (2002年9月24日). 2024年4月9日閲覧。
- 1 バードストライクとは
- 2 バードストライクの概要
- 3 航空機
- 4 航空事故
- 5 航空機以外の乗り物
- 6 脚注
バードストライク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 20:19 UTC 版)
2020年8月29日、スカイマーク021便(ボーイング 737-800、羽田空港17:25発 福岡空港19:25着)が、離陸後にバードストライクによる機体損傷を起こした。乗員乗客に怪我はなかった。翌30日に国土交通省航空局へ報告し航空事故と認定された。
※この「バードストライク」の解説は、「スカイマーク」の解説の一部です。
「バードストライク」を含む「スカイマーク」の記事については、「スカイマーク」の概要を参照ください。
バード・ストライク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 15:48 UTC 版)
「FOD (航空用語)」の記事における「バード・ストライク」の解説
詳細は「バードストライク」を参照 1975年11月20日、ダンスフォールド・エアロドロームを離陸したブリティッシュ・エアロスペースBAe125が滑走路上空でタゲリの群れに遭遇し、両エンジンの出力を喪失した。パイロットは、機体を滑走路に着陸させたが、オーバーランして道路を横断した。機体は、道路を走行していた車両に衝突し、車両に乗っていた6名が死亡した。その後発生した火災により、機体は損壊したが、9名の搭乗者は生き残った。 1980年11月17日、イギリス空軍のホーカー・シドレー ニムロッドがキンロス空軍基地から離陸した直後に墜落した。当該機は、カナダガンの群れの中を飛行しており、そのために4発のエンジンのうち3発が停止した。機長と副操縦士が死亡した。機長は、その後、機体の制御を継続し18名の搭乗員の命を救ったとして、空軍十字勲章を受章した。滑走路上およびその周辺からは、77羽の鳥の死骸が発見された。 2009年1月15日、USエアウェイズ1549便がカナダガンの群れの中を飛行し、双方のエンジンが停止した。パイロットがハドソン川に着水したため、多くの搭乗者の命が救われた(ハドソン川の奇跡)。
※この「バード・ストライク」の解説は、「FOD (航空用語)」の解説の一部です。
「バード・ストライク」を含む「FOD (航空用語)」の記事については、「FOD (航空用語)」の概要を参照ください。
「バードストライク」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
- バード‐ストライクのページへのリンク