セグロカモメとは? わかりやすく解説

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せぐろ‐かもめ【背黒×鴎】

読み方:せぐろかもめ

カモメ科全長60センチくらいで、背と翼の上面が灰色で、翼の先が黒っぽい。尾と腹面は白。北極圏周辺繁殖し日本では冬鳥として海岸みられる


背黒鴎

読み方:セグロカモメ(segurokamome)

カモメ科渡り鳥

学名 Larus argentatus


セグロカモメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/27 06:17 UTC 版)

セグロカモメ
セグロカモメ Larus vegae
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: カモメ科 Laridae
: カモメ属 Larus
: セグロカモメ L. vegae
学名
Larus vegae
Palmén, 1887
和名
セグロカモメ
英名
East Siberian herring gull
Vega gull

セグロカモメ (背黒鴎, 学名:Larus vegae) は、チドリ目カモメ科に分類される鳥類の一種。

形態

全長約60センチメートル。雌雄同色。背中と翼上面は明るい灰色で、頭部、首、腹、尾は白い。外側初列風切羽が黒く、先端に白斑がある。冬羽では後頭部から頸にかけて褐色の小斑がでる。くちばしは黄色く、下くちばしの先端近くに1つだけ赤い斑点がある。虹彩は黄色で、眼瞼(がんけん)は赤色。脚は薄いピンク。

若鳥は全身灰褐色で、くちばしが黒い。風切羽と尾の先は暗褐色。虹彩は褐色で、眼瞼は暗い赤褐色。

生態

海岸河口、内陸の湖沼に生息する。海が荒れる日には河口から大きな河川に移動したりする。コロニーで繁殖。しばしば大群をつくる。枯草海藻で巣を作り、2~3個の卵を産む。抱卵日数は24~28日で、雌雄交代で抱卵する。

雑食性で、英名の由来にもなっているニシン(ヘリング、Herring)などの魚類昆虫、動物の死骸等を食べる。

分布

北東アジアで繁殖する。北方に生息する個体はには南にわたり越冬する。

日本では冬鳥として渡来し、最も普通にみられる大型カモメ類。


セグロカモメ(冬羽)
Larus argentatus argenteus

亜種

  • L. v. birulai

関連項目

参考文献

  • 『改定新版 世界文化生物大図鑑 鳥類』世界文化社、2004年、146-147頁。
  • 中村登流『検索入門 野鳥の図鑑 水の鳥①』保育社、1986年、164頁。


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