バードストライクではなかった
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/27 12:46 UTC 版)
「日本航空006便エンジン火災事故」の記事における「バードストライクではなかった」の解説
事故発生当初、006便の左エンジンが不具合を起こしたのは、鳥がエンジンに吸い込まれて衝突することでエンジンが不具合を起こす、いわゆる「バードストライク」が原因ではないかとみられたが、機体をくまなく確認しても、鳥の血液や羽根などは付着していなかったことなどから、バードストライクとは無関係であることが明らかとなった。国土交通省の運輸安全委員会は、現地に3人の調査官を派遣。777-300ERにおいては、航空機のエンジンとしては最も大きいGE製のエンジン「GE90-115B」を左右に1発ずつ搭載しているが、日本航空によれば、6段構成となっている左エンジンの低圧タービンのうち、5段目を構成しているタービンブレードが112枚、6段目の110枚、合計222枚を内視鏡でチェックしたという。すると、ほとんどのタービンブレードは、曲がる、折れるといった損傷を受けており、タービンギアフレームの下部にも縦4 cm・横0.5 cmほどの穴があった。
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