サムシアン関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 00:23 UTC 版)
「ファイアーエムブレムの登場人物 (アカネイア大陸)」の記事における「サムシアン関係」の解説
リカード (Ricard / Rickard) 声:伊倉一寿(箱田) クラスは盗賊。『暗黒竜』『紋章』『アカネイア戦記』『新・暗黒竜』『新・紋章の謎』に登場。 ジュリアンの弟分である盗賊。人懐っこい性格をしており基本的に善人だが、かなり手癖が悪く盗賊稼業を辞めようとしない。レナによって更生したジュリアンにたびたび説得されるが、束の間足を洗ってもまたフラフラと元の盗賊に戻っていってしまう。 口を開けばつまらない冗談や軽口ばかり叩いており、特にジュリアンに対しては「師弟関係を超えた関係」、「将来を誓い合った仲]などと、他人が聞いたら妙な誤解をされかねないことを言ってたびたび彼を閉口させる。レナとはサムシアンに捕らわれる以前から知り合いで、レナが止めるのも聞かず困った人たちに役立ててもらうためと称して陥落直後のアカネイアパレスから財宝を奪う計画を立てる。これに味を占めてオレルアン城へ盗みに入るが、運悪く捕まってしまった。 暗黒戦争後も盗賊稼業を続ける。第2部でも、相変わらず盗賊稼業を続けていたが、ジュリアンと再会して味方となる。再びジュリアンから更生するよう言われたが、英雄戦争後も懲りずに再び盗賊稼業に戻ってしまった。 『新・紋章の謎』では騎士に対して嫌悪に近い先入観を抱いていることが判明しており、アリティア騎士であるマイユニットに対しても敬遠していたが、彼(もしくは彼女)が料理にてこずっている光景に出くわして以降は親近感を持ち、ある程度認識を改める。 ナバール (Nabarl) 声:梁田清之(電撃) / 子安武人(箱田・ラジオ・OVA・#FE・ヒーローズ・無双) クラスは『暗黒竜』、『紋章』では傭兵→勇者。『新・暗黒竜』では剣士→ソードマスター。『暗黒竜』『紋章』『アカネイア戦記』に登場。 サムシアンに雇われていた、必殺の剣術を持つ凄腕の傭兵。盾を使わず(ゲームの都合でグラフィック上では使っているが)、剣は二刀流で東方剣を主に扱う。「紅の剣士」という異名を持ち、原作版では白色基調の服装だが、『新・暗黒竜』以降は異名に合わせて真紅の服をまとっている。シリーズ公式サイト『ファイアーエムブレムワールド』における『新・暗黒竜』のバックグラウンド解説では、サムシアンに雇われた時点で大陸屈指の剣士としてその名を馳せていたとされている。 年齢は二十代半ばであり、出身や生い立ちについては全く不明である。それに加えて、寡黙かつ馴れ合いを好まない無愛想な性格のため身の上を語らず、素性は謎が多い。用心棒などをして日銭を稼いでいる理由は、一つ所に定着できないことや主従関係の義理を持ちたくないという理由からである。そのため、地位や名声に一切興味が無く、評判の高さも彼自身は煩わしく思っている様子が見受けられる。サムシアンに雇われる以前には、陥落したパレスの城下町で知り合ったレナの頼みでパレスから財宝を盗み出そうとしていたリカード一行の用心棒を引き受けたことがある。 アリティア軍へ加わるよう説得を試みるシーダに対して「女を切る剣は持っていない」という趣旨の発言をしており、キザな印象を与えているが、旧インテリジェントシステムのHPのデザイナーズノートによると、ある人物の行方を求めて長い間、諸国を巡っており、若い娘の危機を見逃せないのはそのせいとされている。上記のように『アカネイア戦記』に登場した際も女性であるレナの頼みを受けて行動していた。暗黒戦争後は人々の期待をよそに、どこかへと風のように去って行った。『紋章の謎』では、暗黒戦争で名を上げたので雇い主には苦労しないはずだが、なぜかラーマンシーフの用心棒をしている。若い娘であるフィーナを助けるために盗賊を裏切り、近くに向かっていたマルスたちに合流、そのまま再びアリティア軍で戦う。英雄戦争後も、再びどこかへと去っていった。その後も、放浪の剣士として各地でその名を轟かせていったという。 『新・紋章の謎』における暗黒戦争と英雄戦争の間を描いた追加コンテンツ「剣に定められた者は剣に」では、シーダを襲撃したタリス辺境部族に雇われ敵として登場する。救出に来たオグマと対峙し、彼へのライバル心を見せるとともに(原作版では二人が実際にライバルなのかは詳しく出てこなかった)「自分と同じ、本質はただ剣を振るうだけの存在」「大義で自分を取り繕うのはやめろ」と言いつけるが(雇い主の善悪を選ばないのは、このように自分を認識しているためらしい)、結局はシーダの頼みを受けて彼女に味方する。この際、オグマを心服させて自分も引き込んでしまうシーダのカリスマ性を不思議に思いつつも認めている様子を見せる。 戦う形状が佐野&わたなべ版とOVAでは「二刀流」という設定になっている。剣の形状は箱田版では紅い刀身の巨大な剣、水縞版では紅に光る剣、佐野&わたなべ版では年代物の細身の剣を使うとされている。どの作品においても共通して、剣の腕前はオグマと互角との描写がある。 佐野&わたなべ版ではカミュとの面識があるが、漫画がオリジナルゲームの「アカネイア・パレス」の所で完結したため、詳しい繋がりは不明である。 宝島社発行の『ALL OF EIRE EMBLEM ファイアーエムブレム~紋章の謎~のすべて』のキャラクター人気投票にて男性部門でトップ、総合では2位だった。 『星のカービィシリーズ』や『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』の原作者・桜井政博のお気に入りのキャラクターな上に、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では収集要素「シール」で『紋章の謎』の公式イラスト登場させている。 『#FE』では『ファイアーエムブレム』の英雄、ミラージュブラストとして登場。多くの『暗黒竜と光の剣』のキャラクターの声優が一新される中、ナバール役は子安と、決め打ちによる選考をしたと、任天堂・安藤佳織の公言があった。今作品は、初めて子安にとってゲームでナバールを演じた事が判明している。 『無双』では、本編はNPC、DLCではプレアブルキャラクターとして参戦。選考の理由は傭兵枠から。オグマと競合があったが、「その剣で私を好きなようにして~女に切りつける剣は持ってはおらぬ。」をヒストリーモードで再現したかった事が要因である。 声優は、箱田版ドラマCD以降は子安武人が専属となっているが、これは『紋章の謎』をプレイした(子安は熱心なシリーズのファンであるが、『暗黒竜』の頃はあまり思い入れがなかったという)際にナバールを大変気に入り、「もしナバールに声を入れることになるなら自分が役を担当したい」と熱望し、多方面に売り込みを行ったのがきっかけである。ドラマCDで原作者から指名を受けることに成功し、ラジオドラマ版(佐野&わたなべ版が原作)とOVAの役も獲得できた(OVAはプロデューサーへ自身が直接売り込んだらしい)という経緯がある。 OVA版での子安のインタビューは「ニヒルで無駄な言葉は話さないナバールみたいになれたらカッコ良いですよね」と述べていた。後年「子安武人公式ブログ」にて『新・暗黒竜』をプレイした際、ナバールが「剣士」に変更されていた事を喜んでいた上にかなり育成していることが判明している。更には、『新・紋章の謎』では公式ガイドブックで単独インタビューを受けるまでとなり、インタビューにて、今後もナバール役は譲れないと思っていること、子安はナバールを「悪く言えば自分というものが無いが、それ故に固定観念が無く、心動かされるもの正直であり、“今”に忠実で自由な人物」と捉えていることなどを語っている。『#FE』では細やかさを大切にしたという。 『ファイアーエムブレム 英雄百歌 アペンドディスク』ではナバールと『ファイアーエムブレム 覚醒』のロンクー、『ファイアーエムブレムif』のゼロが読み手として登場。CVは3キャラとも子安が担当。 ハイマン (Hyman / Reynard) 声:中村秀利(箱田) / 小野健一(ラジオ) / 石井康嗣(OVA) クラスは戦士(山賊)。『暗黒竜』『紋章』(第1部)『新・暗黒竜』に登場 レナを誘拐したサムシアンの首領の敵山賊。『暗黒竜』では顔グラフィックが将軍の姿となっているが、『紋章』以降は山賊らしい装いに準じている。『新・暗黒竜』のハードモードでは軒並みステータスが強化されており、特にH5モードでは序盤から非常に厄介な強敵となっている。 手斧とレナから盗んだリライブを所持している。OVAでは、シーダの説得によりアリティア軍に寝返ったナバールを後ろから斧で切りつけるも、返り討ちに遭い倒された。
※この「サムシアン関係」の解説は、「ファイアーエムブレムの登場人物 (アカネイア大陸)」の解説の一部です。
「サムシアン関係」を含む「ファイアーエムブレムの登場人物 (アカネイア大陸)」の記事については、「ファイアーエムブレムの登場人物 (アカネイア大陸)」の概要を参照ください。
- サムシアン関係のページへのリンク