グルメ細胞の悪魔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 19:38 UTC 版)
「トリコの登場人物」の記事における「グルメ細胞の悪魔」の解説
オーガー 声 - 置鮎龍太郎 トリコに宿るグルメ細胞の「悪魔」。筋骨隆々とした、白い長髪で全身赤紫の鬼。温和だが、怒ると手がつけられない孤高の戦士で、鼻が利き、食べることに特化しているが個の実力では史上No.1とされる。トリコは猛獣や強敵に出会った際に意図的に威嚇として登場させており、トリコ自身も自食作用や食没の際に深層意識で会話出来る。 最終決戦ではトリコがGODを食ったことで実体化し、現実世界で初めてトリコと対面。食運を使ってトリコにセンターを食べさせ、自らトリコの食欲の一部となった。 年齢:不明、誕生日・星座:不明、血液型:不明、身長:3m、体重:2t、視力:15.0、足のサイズ:不明。技 ジェットパンチ 青鬼(仮称) トリコに宿る二体目のグルメ細胞の「悪魔」。正式名称は不明。ブルーニトロと同じ青い細胞を持ち、青の食材を好物とする。トリコと同じ髪型と色をしており、トリコの髪が青いのはこの悪魔が宿ってるせいであり、この悪魔が外に出るとトリコの髪は黒くなる。 初登場は、馬王ヘラクレス戦の時で、それまでトリコ自身存在を認識してなかった。非常にファンキーな性格な戦闘狂であり、オーガーもあまり関わりたくない描写がある。技 ブルースピット 槍のように変化させた腕で相手を突く。 デビルナイフ トリコのナイフと同じ。 白鬼(仮称) トリコに宿る三体目のグルメ細胞の「悪魔」で、グルメ細胞の色は白。正式名称は不明。仏のような顔で、左目の下に傷があり、背中に羽が生えている。礼儀正しい口調で話し、トリコの「ごちそうさまでした」という言葉を好む。一瞬でも飛び出たら今のトリコの身体がもたない程の力を持つという。 金の缶詰に封印されていたが、エリア2で小松が缶詰を開けたことで封印が解け、アカシアとの最後の戦いでほんの一瞬だけ登場し、アカシア(ネオ)を屈服させとどめを刺した。 ポイズンデビル ココに宿るグルメ細胞の「悪魔」。斑模様で、長髪を生やした不気味な顔をしている。致死性の猛毒はもちろん、中毒により無数の生物を虜にして従え、巨大惑星を支配した。クッキングフェスではグリンパーチとの戦いで、地下深くで巨大なエネルギーを見つけたココに対し「資格が無く、入口も違うから先に入れない」ことを告げた。 ヘアモンスター サニーに宿るグルメ細胞の「悪魔」。髪を束ねた人型の怪物。生物のみならず星そのものを貪り飲み込み、それらを下僕として吐き出し銀河をも支配した。王食晩餐をきっかけに、クッキングフェス編で他の四天王のグルメ細胞の悪魔よりも先に目覚めた。 ボイスデーモン ゼブラに宿るグルメ細胞の「悪魔」。全身にひび割れのような模様のある口が裂けた怪物。悪道の声と腕力で数々の星を壊滅させた。 ジョアのグルメ細胞の悪魔 ロングストレートの髪、灰色の体色で継ぎ接ぎだらけの凶悪な顔をした悪魔。口が悪い。ブルーニトロの真の目的をトリコ達に話すカカを奇襲して拉致し、料理人達をエリア6へと誘う。 フローゼのグルメ細胞の悪魔 白い肌と青白い長髪が特徴の女性の悪魔。正式名称は不明。エリア6では常しえの厨房で小松と出会い、アカシアのフルコース調理の手引きをする。最終決戦ではGODの中で小松のGODの調理を手伝った。 ドン・スライム 読者が考案したキャラクターで、エリア6に向かう途中に磁貝の中に紛れ込んでいた食霊。名前を呼ぶ際は「ドン」を付けるよう要求する(本人曰く「ドンスラでもいい」とのこと)。昔は全宇宙を支配した王で、パンチ一発で星を破壊し小さな星すら複製する程の力を持っており、宇宙の災害とまで呼ばれていたが、何らかの理由で死亡し食霊となった。 あらゆる物体に見た目だけでなく細胞レベルにまで姿を変えることができ、地球上の多くの生物を同時に宿主として操り、アカシアのフルコースを数億年かけて欠片を復活させ、その欠片をジャイアントシェルにかき集めてあらゆる物体に姿を変え、ブルーグリルを創造した。 完全復活を遂げるため、閻魔大王イカと協力してアカシアのフルコースと自分の身体を再生・調理するためのプロジェクトを開始。プロジェクトを進めながら完全復活するための強い宿主を一龍に決め、ブルーグリルの国民のほとんどの細胞に潜む。国民全員に自分を国王と認識させ、自分の本体が一龍に宿ってる間、国のプロジェクトであるフルコースを横取りされないよう国民に宿って監視していた。 そして一龍がまだ若い頃、彼に乗り移り、強くなってもらうために旨い食材をたくさん食うことを願っていたが、聞き入れてもらえず。しかし、一龍から「ドン・スライム」と名づけられ、長い交流を経て彼の食を分け与える気持ちを知る。一龍の死後、自らの本体をジャイアントシェルに戻し、プロジェクトで復活させる対象を自分から一龍に変えた。 エリア6編ではアナザを捕獲するため小松達人間界から来た料理人たちと十貝五人衆との料理勝負を承認したが、ムーンが動き出したことで料理対決を中断。プロジェクトでアカシアのフルコースの調理を完成させ、一龍を復活させることを小松達に告げ、彼らを魂の世界に案内する。 分身に食霊を監視させ、一龍の魂を発見して復活を要望するが聞き入れてもらえなかったため、プロジェクト終了後はフルコースを食べる者をアサルディーに決めて彼の肉体を犠牲に復活。アサルディーの身体ではドン・スライムのエネルギーに耐え切れず、長くもたないとジジは言うが、無数の脚を持ち、髭を生やした巨大な姿に変貌し、ネオ(アカシア)を止めようと戦う。そしてアカシアに一龍を侮辱されて怒りを顕にし、惑星を破壊する程の攻撃を次々と繰り出したが、その全てをネオに食われ、悲鳴をあげながら自身もネオに食われてしまった。技 黒い稲妻 ドン・ナイフとフォークを振るい、黒い稲妻を落とす。 漆黒の竜巻 黒い竜巻を起こす。 黒の卸し金 地面に真っ黒い棘を発生させる。 竜巻卸し 漆黒の竜巻で捕らえた獲物を黒の卸し金で卸す。 災害豪雨 巨大な隕石を無数に降らせる。 超新星爆発 半径5光年以内の惑星に棲む生命体を絶命させる宇宙最大の災害とも言える大爆発を起こす。作中で発生させた小さな恒星でも地球程度の大地を全て蒸発させる。 ネオ 100億年以上も昔から何度でも蘇る捕食生物で、アカシアの体内に潜むグルメ細胞の悪魔。グルメ細胞の色は「黒」。不気味な無表情の顔を持つ。ジョア曰く元々は小さな1個のグルメ細胞だった。 身体の一部だけでもブルーニトロや捕獲レベル4000近い猛獣を一瞬で食う程の力を持ち、天然物、人工物はおろか天変地異までも食べてしまう。 死に対して強い絶望を抱いた生物を好物とし、時には一匹の獲物に至近距離で張り付き、絶対に逃げられない恐怖を与えて旨味を最高潮に引き上げてから食す。ネオに食われた細胞は完全にこの世から消え、二度と復活できないと思われていたが、実際は体内に留まり続けている。 数億年前、ニトロの使役する益獣に紛れており(ニトロ曰く、元からいたかどうか分からないらしい)、小柄でノロマでろくに搾取もできない使えない魔物だと嘲笑されていた。ニトロが数億年かけて築いた肥沃な星を放れる際、自分だけ置き去りにされたのをきっかけにその星をわずか一ヶ月で食い、以降も生物の住む星を数百万と食い尽くす。しかし、数億年に一度、超新星爆発に巻き込まれ、優秀な戦闘種族に倒されたりして何度か死んだものの、多くの惑星を食い続けたのち、地球でアカシアに乗り移る。 ブルーニトロはペアがエリア7でアカシアと共食いした際に存在を確認し、ネオを完全な状態で復活させ、金の缶詰に封印するために数億年もの間、アカシアのフルコースを持ち出して彼を調理している。完全復活には幾つかの条件があり、中でもアカシアの魚料理「アナザ」が化物復活の鍵を握っているとのこと。 最終決戦ではGODを食って完全体へと変化し、捕獲レベル22000相当の実力で八王を次々と圧倒するも、アカシアに取り込まれる。しかし、アカシアが適合食材を食べていなかったため、アカシアの意識を乗っ取るも、自身の苦手とする怒りだけの攻撃をトリコから喰らって敗北し、今まで食べた食材とブルーニトロを吐き出した。全て吐き出した後、トリコから数十億年で初めて食材を分け与えられ、無邪気な笑顔を見せた。その後、トリコとリンの結婚披露宴に列席した。
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