オーディナル・スケール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 11:40 UTC 版)
「ソードアート・オンライン」の記事における「オーディナル・スケール」の解説
Ordinal Scale、略称は「OS」。オーグマー対応のARゲーム。プレイヤーは現実世界の各所に出現するアイテムを集め、モンスター戦や対人戦でランクの上昇を目指す。レベルやスキルではなく、プレイヤーランキングが高いほど戦闘能力が上昇するが、プレイヤーの現実の運動能力に応じてランキングの差を埋めることができる。表示されるのはランキングのみであり、具体的な数値パラメータは表示されない。戦闘では近接・遠隔・支援の3タイプの武器の中から1つを選び、生身の肉体を動かして視界に表示されるエネミーと戦う。
※この「オーディナル・スケール」の解説は、「ソードアート・オンライン」の解説の一部です。
「オーディナル・スケール」を含む「ソードアート・オンライン」の記事については、「ソードアート・オンライン」の概要を参照ください。
オーディナル・スケール(OS)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 02:03 UTC 版)
「ソードアート・オンラインの登場人物」の記事における「オーディナル・スケール(OS)」の解説
YUNA(ユナ) 声 - 神田沙也加 作中に登場する3人のユナの1人。「黒いユナ」。OS内のARアイドルであり、プレイ中に彼女のステージに遭遇すると能力強化を得ることが可能で、ゲーム内で人気を誇る「歌姫」。その正体は、重村による悠那再生計画において、SAO生還者が持つ悠那の記憶を収集するために作られたデータ収集用AI。使用されている言語化モジュールは「白いユナ」より下位のレベル2。 重村には道具としか見られておらず、性格設定も悠那とは全く別人で「大勢の前で歌いたい」という動機付けしかされておらず、自身が何を集めているか理解していない。無関係な本を読みたがるなど設定外の挙動をすることもあり、抱えているキャンディーは収集したライフログを鋭二の希望により重村が可視化したもの。これらが『オーディナル・スケール』の後日談である『コーディアル・コード』へと繋がる。 重村による悠那再生計画が破綻した後も、ARアイドルとして活動するが、自己唯一性を基盤とするSAO由来のAIの特性のためにエラーを蓄積して崩壊寸前となり、アイドル活動はそのコピー体が行っていた。「白いユナ」の残滓によるエラー訂正により何とか崩壊を免れていたが、駆けつけたエイジによって自身の記憶のコアたる情報「大切な想い出であるキャンディー瓶」のオブジェクトがもたらされたことで「白いユナ」の残滓と融合、エラーは修復され一命をとりとめた。 その後はVR不適合を克服して、ALOにダイブしたエイジのナビゲーションピクシーとして活動している。UWにもエイジと共にログインし、PoHに戦いを挑んだエイジにありったけのバフを付与してサポートする。同時にPoHの洗脳を解いて、彼女の姿と歌を目撃した中韓プレイヤー達がUWが日本のサーバーであることに気付くきっかけを作った。エイジが敗れた際には彼女も心意でSAO時代の姿となって、彼の健闘をねぎらってログアウトした。 ユナ 声 - 神田沙也加 「白いユナ」。SAO生還者の記憶から生成された「デジタルゴースト」。OS内ランキング第1位に位置に存在するAI。悠那再生計画のために重村により生み出された存在。服装を除いて外見は「黒いユナ」と同じだが、その器にはSAOに三段階存在する言語化モジュールのうち最も高度なラストボス用のレベル1が用いられており、「黒いユナ」よりも高度な知性を持つ。 残留思念のような形でAR上を徘徊しているところをキリトと出会う。悠那の記憶と人格を持つが故に、大罪に手を染めようとする重村とエイジを止めるため、AR上で計画の手がかりを示し続けていた。ライブ会場での決戦にてキリト一行に加勢、オーグマーのフルダイブ機能をアンロックし、SAOサーバー内部の第100層ラストボスの元へと彼らを導く。ラストボスの打倒とともに初期化され、エイジ、重村、そしてキリト一行に感謝の気持ちを伝え消えている。 悠那再生計画が破綻した後も、彼女の残滓は人格を失いつつも残留し、旧SAOサーバー内部のかつて悠那が命を落とした場所で「黒いユナ」のAIモジュール崩壊を食い止め続けていた。最終的に、駆けつけたエイジからもたらされた「黒いユナ」の記憶のコアを用いて彼女と融合することでその崩壊部分を修復し今度こそ完全に消滅した。 ユナ / 重村 悠那(しげむら ゆうな) 声 - 神田沙也加 元SAOプレイヤーでありエイジが想いを寄せていた幼馴染。SAO事件において死亡した。2006年7月29日生まれ。血液型A型。詳細は「#ユナ」を参照 エイジ(Eiji) / 後沢 鋭二(のちざわ えいじ) 声 - 井上芳雄 OS内ランキング第2位に位置に存在する直剣使いの青年。作中の2006年4月8日生まれ。血液型B型。劇場版アニメ『オーディナル・スケール』時点では20歳で、東都工業大学の学生。 SAO生還者であり、当時のアバター名はノーチラス。SAOで悠那を失い、SAOからの生還後は家族は既に離散し現実世界の繋がりまでも喪失していたという非情な事実を突きつけられる。何もかもに失望して孤独な日々を送っていたが、重村から悠那再生計画を持ちかけられてからは、計画を心の支えにしながら受験勉強を再開し、聴講生として重村研究室にも参加するようになる。 OSでは、重村から与えられた筋力アシストスーツと行動予測機能が搭載された特別製オーグマー を装備しており、ゲーム内の序列は2位でアスナやキリトを遙かに凌駕する程の実力を持つ。悠那再生計画を進めるために、物理攻撃を用いてでも SAO生還者たちの記憶を奪い続けており、特に悠那の件で憎悪を募らせていた「風林火山」の面々に対しては、直接の面識がなかったクラインを含む全員を病院送りにしている。アスナの記憶を取り戻すため再び立ち上がったキリトとの一騎討ちによってスーツを破壊されて敗北。重村に用済みと見なされ、悠那の記憶を回収するためにSAOのフロアボスを嗾けられて意識を喪失する。目覚めたのは全てが終わった直後であり、自分に記憶スキャンが行われたかどうかさえ思い出すことができなかった。 悠那再生計画が破綻した後、失意のまま風林火山メンバーへの暴行の件で警察に自首、起訴に至るか微妙な状態で勾留されていた。その一週間後、謎のメッセージについてエイジの協力を必要としたキリトの菊岡を通じた根回しによって処分保留のまま釈放され、ノーチラスとして旧SAOサーバーへと侵入してキリトの援護を受けて「黒いユナ」の元へたどり着く。かつて悠那が命を落とした場所で「白いユナ」の完全消滅に立ち会い、「白いユナ」と一つとなった「黒いユナ」を抱きしめて号泣する。 その後アニメ版『WoU』では、VR不適合を克服してユナをナビゲーションピクシーにしてALOにログインしていたが、リズベットの訴えに応じUWでの異界戦争に参戦する。中韓プレイヤー達に追い詰められた際にも無傷に近かったため、キリトを救うためにPoHに戦いを挑んだ。一度は翻弄されるが、ユナの歌のバフを受けてPoHに再び戦いを挑み、互角に渡り合った。かつての自分の弱さを乗り越え、ノーチラスを名乗り心意で血盟騎士団時代の姿となるも、両腕を斬り落とされて敗れた後、文字通りの最後の一噛みをしてログアウトするが、中韓プレイヤー達がPoHの正体に気付くきっかけを作った。 重村 徹大(しげむら てつひろ) 声 - 鹿賀丈史 東都工業大学電気電子工学科教授で、ARデバイス「オーグマー」の開発者。1977年6月22日生まれ。血液型A型。日本における非侵襲式ブレイン・マシン・インターフェイス研究の第一人者だが、先鋭的すぎる研究スタイルにより電気生理学界では異端扱いを受けている。オーグマーの販売メーカーである「カムラ」の現取締役の一人であり、アーガス解散前は同社の社外取締役も務めていた。 茅場、須郷、神代、比嘉はいずれも彼の教え子。 2022年当時、愛娘である悠那にせがまれ自身のコネでナーヴギアとSAOのパッケージを入手するが、その行為が結果的に娘の死を招いたことに絶望。SAOサーバーの調査中に発見したオーディナル・システムをOSに作り変え、せめてAIとしてでも悠那を蘇生させるべく多くの犠牲を払うことを承知の上でOSを利用した悠那再生計画を実行へと移す。 事件終盤に旧SAOサーバーのある「アーガス」本社跡地にて菊岡に拘束されるが、一連の研究に興味を持った彼の根回しで罪を免れ、「カムラ」から退き「プロジェクト・アリシゼーション」に招聘される。キリトが「オーシャン・タートル」に搬送された時点では、既にプロジェクトから離れている。
※この「オーディナル・スケール(OS)」の解説は、「ソードアート・オンラインの登場人物」の解説の一部です。
「オーディナル・スケール(OS)」を含む「ソードアート・オンラインの登場人物」の記事については、「ソードアート・オンラインの登場人物」の概要を参照ください。
- オーディナルスケールのページへのリンク