オーディネル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:18 UTC 版)
アルフォンス・オーディネル 声:高橋広樹 名門オーディネル家の現当主であり、オーディネル家の名を持つ都市オーディネルの領主。そしてロイヤル・ガードの1人で、細身の双刃剣の使い手。25歳。愛称はアルフ。ヴァルカニア王国やオーディネルの領民を思う真面目な人物だが、一見軟派な双子の兄クリストファーのことを信頼し、大切に思っている。なお、とあるオーディネル領民によるとアルフォンスとクリストファーは2人とも美しい母親似で、豪快な(言葉を濁した表現である)父親とはあまり似ていないとのこと。兄とは外見がそっくりな一方で性格は違うが、イライザに対しての発言内容は似ており、クリストファー曰く「つまりあいつも女好き」。 シモンズによるマーキュリア王宮占拠とこれに対するクレヴァニールやアリシア達マーキュレイの反抗後、これに対してヴァルカニア王が報復として宣戦を布告しようと決意した際、これを止めるよう進言するがヴァルカニア王は聞き入れず、ついには業を煮やしたヴァルカニア王から一軍を率いてマーキュレイを攻めるよう命じられる。これに対してアルフォンスは国や王への忠誠心やマーキュレイへの思いの板挟みになって苦悩するが、クリストファーから「自分の望むようにやればいい」と言われ、オーディネルを独立領とした上でマーキュレイと連合を組み、ヴァルカニアやデュルクハイムと戦う決意をする。そして、オーディネル住民の戦乱に巻き込まれたくない希望者を移住させた上でマーキュリアの王宮に出向き、アリシアと同盟を結ぶ。 それからはミュンツァー率いるヴァルカニア軍と戦うが、ミュンツァーの仕掛けた罠に掛かり後続部隊と分断された上でミュンツァーの直卒部隊に包囲される。それでもアルフォンスは奮闘するも同行していた部下の方が保たない状況になるが、クレヴァニール達の加勢によってミュンツァーを倒し、窮地を脱する。その後、都市レブラントを戦乱に巻き込まぬよう避けて軍を進めていたが、巨大魔動砲の砲撃によって先陣の部隊は壊滅し、巨大魔動砲のあるバルトリック砦を攻める。そこで、ヴァルカニア王と協力関係を結んでいたヴェスターと遭遇し剣を交えるが、ヴェスターの放った攻撃の前に致命傷を負い、戦死した。 PSP版では旧ルート以外にて、闇封じのメダリオンでヴェスターを弱体化させる事により、一命を取り留める事が出来る。その場合でも療養のために戦線離脱し、且つ敵側の混乱を狙って対外的には死亡した事にし、クリストファーが指揮権を引き継ぐ事になる。その後、アイゼンヴァント砦での決戦にて兄に加勢し、ヴェスターとの最終決戦でもシルヴァネールらと共にルーミス達に加勢した。 クリストファー・オーディネル 声:高橋広樹 名門オーディネル家の長男。愛称はクリス。25歳。士官学校では双子の弟アルフォンス以上の成績を出していたが、ある事件の後中退し無官の身となる。その後は各地を遊び歩き、女性を口説くなど軟派な言動が目立つが、反面アルフォンスや他者への気配りを見せるなど繊細な部分がある。なお、士官学校時代のある事件以来、何かを抱えているようだが、その真相はミュンツァーなど一部の人間しか知らない。 最初はデュルクハイムで女遊びに耽っていた所をクレヴァニール達とすれ違い、ヴァレリー曰く、フレーネにも言い寄って来たので引き剥がすのに苦労したと言う。その後、イライザにファンデルシア占領の知らせを届けに来た際にクレヴァニール達と知り合い、以後は何かと交流を持つ事になる。あちこちで女性を口説いていた為、PSP版では彼の女遊びが原因でクレヴァニール達がピンチに陥るシーンがある。 実は仕官学校時代にアルフォンスと防具を付けずに打ち込みをした際、打ちどころが悪く肋骨を折り、その破片が体内に残ってしまっている。しかし名門の人間という事でどの医者も失敗を恐れて手術を断ってきたため、未だ肋骨の破片がいつ内蔵を傷付けてもおかしくない状態にあり、激しい運動をすると胸を押さえるほどの痛みに見舞われる。 アルフォンスの死後はその意志を継いでオーディネル当主となり、獅子奮迅の活躍を見せる。アイゼンヴァント砦での決戦の際はデュルクハイム軍を食い止めるために立ち向かい、たった一人で数百人の軍隊相手に奮闘するもやがて劣勢に追い込まれる。シルヴァネールの加勢でなんとか切り抜けるが、その無茶が祟って昏睡状態に陥る。事前にディラインに治療させていれば回復するが、そうでない場合はそのまま死亡してしまう。生存した場合は絶対安静の身ながら、シルヴァネールに支えられてクレヴァニール達の見送りに来る。 『Return』のOVAでは無事回復しており、新たな世界に苦悩するシルヴァネールの支えとなる。 PSP版でアルフォンスを生存させると、療養の為に一時離脱した弟の代役として指揮権を引き継ぐ。その場合は手術ができなくなるが、アイゼンヴァント砦での戦いでは彼の加勢によって余裕を保ったまま切り抜けるため、クリストファーの生存も確定する。後にヴェスターが曲射召喚砲を放った際、市街地を守るべくモンスターと戦っていた。 ネッド アルテン・シュヴァルト傭兵団団員。「元気が一番」が口癖。傭兵団ではモーティスに次ぐ実力者だったという。解散時に実家のあるサンセールへと帰るが、早々に父親と喧嘩して家出し、オーディネルに移り住んでいた。戦争時にはオーディネル軍に参加し、その強さで勝利に貢献した。 サントス アルテン・シュヴァルト傭兵団団員。傭兵時代から食事当番であり、解散後は料理人になるという夢を叶えるべく旅立つ。オーディネルの宿屋で料理修行中にクレヴァニール達と再会する。 ヨゼフ アルテン・シュヴァルト傭兵団団員。涙脆い性格で、傭兵団解散時には泣き顔を見られたくなくて姿を見せなかった。しかし結果的にディクセンとの今生の別れを逃してしまった事を後悔していた。PS2版では名前のみの登場だったが、PSP版の新規イベントで初めて姿を見せた。
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