あおい坂高校
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「最強!都立あおい坂高校野球部」の記事における「あおい坂高校」の解説
北大路輝太郎(きたおおじ きたろう) 9番・(東王戦から3番)投手・一塁手。 1年生。左投げ左打ち。桜中出身。 通称「キタロー」。鈴緒の従弟で、この作品の主人公である。珍しい左のアンダースローで中学時代は「キタローサブマリン」と他校から恐れられていた。独特の球道に、最速143km/h、体感速度150km/h並という直球のキレが最大の持ち味。変化球やコントロール、クイック投法といった小技は苦手で、文字通りの速球派。だが、星南戦にて負傷した人差し指をかばうようにして投げた球が思わぬ魔球となり、以後キタローのウイニングショットとなる。その球を体感した打者は「ボールがバットをすりぬけた」「イメージした球道より上に来る為、ボールが跳ねたような錯覚を起こす」「更に下手投げ独特の球道が錯覚を増長させている」と述べている。肘への負担が大きいらしく、その球を多投した翌日にキタローは自らの腕の倦怠感を訴えている。投手としての役割を存分に果たすべく、打順はたいてい9番だが、一本足打法でバッティングセンスも良い。利き腕の左手に怪我をした際は一塁を守った。人物像は分かりやすい熱血漢。しばしば私的な勝負事に走ってしまいがちだが、柔軟で、一試合ごとで得た教訓を確実にモノにして成長していく。「より速球が出るフォーム」を習得し、このフォームを用いた結果今までの魔球よりも速い「速い魔球」(いわゆるライズボール)を投げられるようになる。千秋のことは意識している絵がある。 松方雅治(まつかた まさはる) 5番・捕手。 1年生。右投げ右打ち。隅中出身。 チームの頭脳を担うIDキャッチャー。実家はコンビニを経営し、朝と夜は手伝いをするなど親孝行である。千秋に思いを寄せる一方、巴からの熱いアプローチにたじたじであったが、1年後には巴がダイエットに成功し、容姿端麗になった為か少なからず意識しているそぶりが見られた。基本的にストイックであるが、千秋が絡むところっと変わる。相棒を誰よりも気遣う男で、試合後の完投したばかりのキタローに魔球を捕球させてほしいという高倉に対して激昂し、咎める場面もある。強気のリードが持ち味と評されるが、カウントが悪くなった時のリードなどはやや単調になり気味。打撃にも頭脳的に臨んでいるはいるものの、チャンスに今ひとつ活躍を得ない事が多い。が、ホームランを打つ事もある。 小林虎鉄(こばやし こてつ) 4番・一塁手・三塁手。1年生。右投げ右打ち。一条シニア出身。 大きな体格でパワーヒッター。足が遅く、仲間からは「鈍足」と呼ばれることもある。あお高においては唯一と言ってもいい長距離砲であり、攻撃の中核を担う。深和の小泉監督に、「チャンスは必ずモノにする」と言わせた。敬遠球に飛びついたり、体スレスレのボール球をバットのグリップに当ててレフト前に運ぶなど強引なバッティングが多いが、速球に差し込まれながらもライトポール直撃の本塁打を放つなど、パワーだけでなく技術もある。特に直球にはめっぽう強く、執拗な変化球攻めの後の決めの直球を弾き返す。決勝の東王戦では古谷に対し、死球と故意による四球のキタローを除けばチームで唯一三振を喫さなかった。甲子園でも3本本塁打を放っている。打球反応も良く、鋭い当たりを度々好捕しているなど、守備もうまい。鈴緒に気があり鈴緒のこととなると頬を染める。べらんめえ口調で話す。円陣でチームを纏める事の多い兄貴肌。 梅宮右京(うめみや うきょう) 1番・二塁手・投手。1年生。右投げ左打ち。荒羽シニア出身。 華麗なグラブ裁き、巧みな打撃センスを併せ持ちチームメイトに天才と呼ばれる。選球眼に優れており、際どい球はきっちりとカットしてくる粘り強い打者。伸之助よりは劣るが、独断で盗塁を許可されているほどの俊足である。長打を打つ技術にも優れており、深和の小泉監督に「最も怖い打者」とまで言わしめた。ただ内角は苦手。その容姿からミーハー系野球雑誌「野球王子」に掲載されることもしばしば。キタローが怪我をした際にはピッチャーを務め、多彩な変化球と抜群の制球力を見せる。しかし後述の食事制限による減量で、スタミナ不足を見抜かれる。甲子園決勝の静浜戦でも先発しているが、4回に右肩に受けた死球の影響もあって、その裏掴まり3点差をひっくり返されて降板した。相手の隙を逃さずに突くことから黒右京という異名もある。身長は160cmとかなり小柄な背丈。幼少時に父と騎手になるとの約束があり、この夏大会が終わったら野球をやめる予定でいる。母は、野球をやることを理解しているようだが、父は都立に入ったことも気に入らない様子で確執が見受けられた。後に父親と和解し、野球を続けられる事になった。 柴田伸之助(しばた しんのすけ) 2番・遊撃手。1年生。右投げ左打ち。赤根中出身。 50mを5秒台で駆け抜ける俊足の持ち主。体格に似合わず大食いで、虎鉄と大食いの店を制覇しにいくこともある。また好色家であり嫉妬家で、試合に影響を及ぼしている事が多い。積極果敢に盗塁、進塁をするが、自身の足に絶対の自信を持ち、ベンチの指示を聞かずに勝手な行動をとることもしばしば。打撃ではセーフティバントを多用する。守備は上手く、特に右京との二遊間は抜群の連携を見せる。 今井勇(いまい いさむ) 6番・三塁手・二塁手。3年生。右投げ右打ち。 キャプテン。誠実な人柄で、チームからの信頼が厚い。キタロー達のセンスを垣間見て、自分の才能との差に弱気になったこともあるが、キタロー達の目標である甲子園出場を理解し、真摯に野球に取り組む。グラブを磨く時が一番の幸せ。 瀬川恵(せがわ けい) 3番(東王戦以降は7番)・左翼手。3年生。右投げ右打ち。 責任感厚い性格で、長妻が甲子園を決めた直後に野球部に戻って来た際には快く思わず反発的だったが、後に和解する。グラウンドのない学校の裏庭で日々繰り返した基礎技術は確かなもの。2番の伸之助の後を受け、彼にあわせケースバッティング、バントなどをこなす。 飛田日斗(ひだ ひつと) 7番(東王戦以降は8番)・中堅手。2年生。右投げ右打ち。 小柄な選手。3年時にはキャプテンに就任した。 大仏大(だいぶつ まさる) 8番(東王戦以降は9番)・右翼手。2年生。右投げ右打ち。 試合で活躍したことはなく、発言もほとんどしない。大きな図体の割に弱気な性格。チーム内でも野球が上手くはなく、一時は試合が進むにつれて周りとのレベルの差に自信をなくしていた。だが侮れないパンチ力を持っていて、甲子園1回戦では大会第1号の決勝ホームランを放った。肩もなかなか強い。 長妻(ながつま) 元あおい坂高校野球部員。野球部をやめた上に、受験勉強も怠けていた。しかし、東王戦をTVで観ていた際にかつては自分よりも下手だった瀬川達の成長を見て、好きな事からも逃げ出していた自分が情けなくなり、あお校が甲子園出場を決めた後、鈴緒に謝罪し、野球部に復帰する。投手。右投。背番号10。野球部をやめたものの鈴緒が選手登録を抹消しなかった為、甲子園大会でベンチ入りし、伝令やコーチャーを務める。 白鳥恭助(しらとり きょうすけ) キタロー達の1学年下。背番号7。 菅原鈴緒(すがわら すずお) 野球部監督。 右投げ右打ち。キタローの従姉。あお高の教師。元帝都六大学リーグのアイドル選手。かつてキタローらが所属していた少年野球チーム「ボマーズ」の選手に野球を教えていた。アンダースローであったようである。キタローたちに「鈴ねえ」「師匠」と呼ばれ親しまれている。実家はすし屋を営んでおり、度々あお高の選手が入っているようである。スタイル抜群で、特に胸が大きいことは作中でもよく取りざたされている。 桂木 響子(かつらぎ きょうこ) 野球部マネージャー。3年生。 全国模試で100位以内の優等生。全国出場を決めたあお高野球部のマネージャーになった。甲子園でベンチ入りして大学入試の推薦を有利にするのが目的だったが、準々決勝の西郷戦でのキャプテン今井の頑張りを見て気持ちを入れ替え、純粋に野球部を応援するようになる。ベンチ入りする為とは言え一晩でスコアの付け方を覚えるなど努力家でもある。 橋本 のぞみ(はしもと のぞみ) 野球部マネージャー。1年生。 少年野球の経験がある為、スコアを付ける事が出来る。同じ1年生ということもあり、キタローに付き添っていた所を千葉に目撃され、付き合っていると勘違いされてしまう。後に病院で去ろうとする千葉を呼び止め誤解を解いた。 小池 悠理(こいけ ゆり) 野球部マネージャー。2年生。 甲子園出場を決めたあお高野球部のマネージャーになる。高校生離れしたナイスバディである。菅原監督の大学時代の恋バナに興味津々な様子を見せた。
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