マキナ
マキナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/02 15:27 UTC 版)
風俗店「SORCIERE」のセクサロイド。派手な美女の姿をしている。店でNo.1の人気を誇る。ある事件に巻き込まれたところ、潜入捜査を行っていた美波とアルマの2人に助けられたことから、彼女たちと親しくなる。
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マキナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 07:50 UTC 版)
『エクストラ』にのみ登場するクリスとクレアの専用クラス。専用のスキルを持つ他、神器を最大10個まで装備可能。
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マキナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:12 UTC 版)
「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」の記事における「マキナ」の解説
サンマロウの豪邸に住んでいたお嬢様。父は豪商として有名だったが両親とも既に亡くなっている。病気で命が風前の灯火となっていたところに召使いから女神の果実を与えられたものの食べようとはしなかった。その力によって動けるようになった人形のマウリヤに対し、自分に成り済まして生活するよう言い残し、息を引き取る。彼女の亡骸はマウリヤの手によって密かに庭に埋葬された。
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マキナ(MACHINA)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 00:29 UTC 版)
「鉄のラインバレル」の記事における「マキナ(MACHINA)」の解説
製作者や製作意図などが謎の、未知のテクノロジーで作られたロボット。電子頭脳が搭載されており、ある程度なら自立稼動できる。基本装甲はニューロカーボン製、表面装甲はナノセラミック製である。動力については特に言及されていないが、バッテリーの搭載で稼働時間延長が可能なことから電力で稼働していると見られる。 機体ごとに家紋のような意匠を持ち、全部で11体しか存在していないと言われている(テレビアニメ版では10体が登場)。一方でラインバレルはその11体にカウントされない12体目であると言われ、以下のマキナの特徴が必ずしも当てはまらない特殊性を持つ。ナノマシン(アニメ版では、「ドレクスラーソイル(Dソイル)」と呼ばれている。また、Dソイルの活動を抑制する「サプレッサー」も登場している。)によって自己修復が可能であり、また対象マキナの固有ナノマシンを移植された人間は、そのマキナのファクター(パイロット)となる。ファクターとなった人間はマキナと命を共有する存在であり、そのために一般人を凌駕する身体能力を有する。搭乗する際や感情が高ぶる際に目が赤く光ることがある。 マキナは「人に危害を加えない」という原則を持つため、基本的にはファクター搭乗前に人間、または有人機への攻撃はできない。ゆえにファクターは「マキナにとっての人殺しの因子(ファクター)」と呼ばれる。万が一無人マキナが人間を死に至らしめた場合、自動的にナノマシンの移植による蘇生が行われ、その人物は自動的にファクターにされる。さらに、「ファクターの生命を守る」という制約を何よりも遵守するため、老化さえも死に向かうことと判断し、ある一定の年齢でファクターの成長を止めてしまう(未成年の場合は17〜18歳で停止、すでに成人している場合はファクターになった時点から老化が停止する。)。しかし、不老ではあるが完全な不老不死になるわけではなく、再生不能レベルにまで細切れにするか、ナノマシンの制御を行っているマキナ本体を完全に破壊すればファクターは死亡する。新西暦2023年の最終決戦後、10年の間にファクター側の固有ナノマシンを無効化する方法が確立した。 「転送」によってファクターのいる場所に現れることができる。レイチェルによればファクターの存在する座標を自分の未来位置と仮定することで行われる「一種のタイムトラベル」だが、通常は無人でなければ行えない。基本的にほぼ全ての機体が単座の構成で、ラインバレルとロストバレル以外は量産機の可能性が高い(ディスィーブは例外的に複座ではあるが、JUDAが後付で複座改造をしたに過ぎず元は単座である。そのため1人で全機能の操作も可能な模様) 制御中枢は「電脳」と呼ばれる高性能人工知能であり、これを失うことはマキナとしての死を意味する。操作系統はかなり単純で、コクピット内からの操作はあくまで補正であり、基本的にはファクターの脳が発する電気信号を電脳で受け取り、機体の駆動に即座に反映することで行われる。 実は作中に登場するマキナはラインバレルを除いて「残存することができた」マキナであり、軍艦島の最深部には久嵩(ユリアンヌも関わっていた)が破壊してきたマキナの残骸が大量に破棄されており、その中に森次は自身の愛機ヴァーダントの同型機の残骸を認めた。 デザイン上の共通点は、かかとが無いこと、目に似た外観のコックピットなど。また、本作に登場するメカ共通のデザインコンセプトは、「アニメでは描けないくらい線の多いデザイン」である。作中では時折、「鬼」と表現される。「マキナ」とはラテン語で「機械」の意味。 ラインバレル(LINE BARREL) 【全長:21m / 頭頂高:19.1m / 重量:51.27t / 機体色:白(浩一搭乗時)、黒(絵美搭乗時) / 意匠:左三つ巴 / ファクター:早瀬浩一、城崎絵美】 両下腕に太刀を1本ずつ装備し、近距離戦闘に特化した機体。テールスタビライザーに隠し持った長距離戦も想定したビーム兵器「エグゼキューター」による射撃や、大出力のビーム刀による斬撃も可能。また、掌から「圧縮転送フィールド」を発生させ、敵の身体を削り取ることもできる。 テールスタビライザーには飛行ユニットも内蔵されており、15〜20分程度の飛行が可能。また、その際は両肩と両下碗の装甲を展開した形態「ラインバレル・オーバードライブ」となる。 2人のファクターの存在、ファクター搭乗前での敵マキナへの攻撃、異常なまでの修復能力の高さなど、他のマキナとは明らかに異なる点が多数存在する(マキナが遵守すべき原則が適用されない)、謎の多い機体。更に特定の状況では他のマキナに干渉し、動作に異常を発生させる(その際、アルマは完全に動けなくなる。森次曰く、「マキナがラインバレルに対し、破壊衝動を抱くほどの恐怖を感じている」)。 現存する11体のマキナにカウントされない12番目のマキナであり、「カウンター・マキナ」と呼ばれる存在であるが、詳細は不明。 ラインバレル破壊作戦後、特殊な粒子で満たされたチェンバーに頭部のみを封印される。これは、ラインバレルの残りのボディを転送させないためである。その後、矢島との対話により心を決めた浩一と、彼の言葉に立ち直った絵美と対峙する。その際、ラインバレルにはもともと電脳が搭載されていなかったことが明らかになる。サブ電脳は一応あったが、メイン電脳の代用品になっていたのが真のファクターである天児の脳髄である。このため、天児は「真のファクター」というよりは「ラインバレルそのもの」であった可能性が高いとレイチェルが推測している。異常なまでの修復率の高さ、敵マキナへの無人状態での攻撃など、ラインバレルの特異性は全て天児の存在があったためである。天児の脳髄は「R335」とナンバリングされた「アーク」と呼ばれるカプセルに収められ、ラインバレルの一つ目部分に収納されていた。浩一が天児から「真のファクター」を受け継いだため、現状では浩一が「ラインバレル」そのものである。マキナとして問題なく機能しているため、絵美の生命にも問題はない。事後に修復され、加藤機関の二点同時襲撃の際に満を持して浩一に召喚される。 完成当初は電脳が搭載されていたが、天児の脳髄を「アーク」に収めて入れ替えた際に排除され、「真のファクター」が電脳の役割を兼任する(ファクターの意志がそのままラインバレルの意志となる。言い換えれば「真のファクター」の戦闘用の肉体と言える)ように調整された経緯がある。このため、ラインバレルは原則を無視した非常識な行動を取れるが、「ファクターの生命を最優先する」という原則だけはそのまま適用されている模様。この「真のファクター」の資格は前述の通り浩一が受け継いでおり、彼の意志がそのままラインバレルの意志となっている。それゆえ、「ラインバレル」というマキナ自体には意志は存在せず、全てのマキナの中でヒトマキナとなる可能性を一切持たない。 テレビアニメ版では一部の配色とテールスタビライザーのデザインが異なっており、特に前者は原作よりヒーローイメージを強くされている。最終局面で絵美を復活させ、機能を停止した(絵美曰く、機能を停止しても地球には帰還できるらしい)。 作者によると「ラインバレル」とは、「可能性の枝」・「境界」を表す"line"と、「多量」を表す"barrel"とを合わせた造語とのこと。ラインバレル・オーバードライブ(LINEBARREL・OVER DRIVE) 絵美の搭乗によって発現した形態。その際、「カウンターナノマシン」の効果によって機体色が通常の白から黒へと変わる。 ファクターを搭乗させたままでの連続転送「オーバーライド」が可能であり、圧倒的な戦闘力を見せる。たただ、このオーバーライドは「ファクターの生命に危険が及ぶ」ため、カウンターナノマシンがその負荷を軽減する役割を果たしている。カウンターナノマシンは絵美の搭乗時しか起動できないが、浩一の搭乗時でもオーバーライドは可能。ただし、カウンターナノマシンを起動できないため、身体への負担は増大している模様。浩一の搭乗時、機体色は通常通り白のままであったが、後に城崎天児より「真のファクター」の資格を譲り受け、ラインバレルそのものを継承したことでカウンターナノマシンも使用可能となった。 絵美が長時間搭乗できないため、この形態でいられる時間は限られていたが、浩一が使用できるようになってからは幾らか延長した模様。後にこの形態は「ラインバレル・オーバーライド」と改称された。 テレビアニメ版では、この形態を「ラインバレル mode-B」と呼称する。浩一の搭乗時でも、機体色は黒へと変化する。 ラインバレル mode-C テレビアニメ版に登場。絵美が殺されたと思い込んだ浩一の怒りから誕生したラインバレルの最強形態であり、マキナ殺しの力を発揮するために必要な形態。全身が赤く輝いており、目の部分がファクターの眼と同じデザインとなっている。 マサキ曰く「エネルギー効率の悪い、非効率的な機体」。また、この形態の際の浩一は眼が通常以上に変化しており、周りには黒い線のようなものが浮き出ていた。 最終局面ではネイキッドと融合した巨大マキナを撃墜し、次元の裂け目も完全に消滅させた。 ラインバレル・アマガツ 真のファクターである城崎天児が目覚めたことで見せた、ラインバレル本来の姿。天児の意志で動いているため、浩一には制御不可。 額の装甲が下がり、そこに守られていた第三の目が露出し、二つ目の姿から一つ目へと変わる。また、同時に放熱などの理由によりマスク部も展開し、牙を剥いたような表情になる。 真のオーバードライブ状態とも言うべき形態であり、連続転送はもちろん、圧縮転送フィールドで敵の攻撃を反転させることも可能。 天児の目的であるマキナ殺しに加え、ファクターとしての慣れにより、浩一が搭乗したときの状態を圧倒的に上回る。これは天児がラインバレルを創った張本人である以上、そのスペックも熟知している故である。しかし、連続転送などエネルギー消費が激しい戦闘スタイルのため、長時間の戦闘は行えない。 プロトタイプ・ラインバレル ラインバレルの初期状態。天児が加藤を諭して自ら死に、ファクターとなる。 この時点で圧倒的な戦闘能力を誇り、単機で凄絶なまでの戦いを行った。武装は太刀二本。この時点では加藤機関の新型アルマに似た外観だったが、各部に後のラインバレルと共通の意匠が見受けられる。機体色は黒。意匠は三つ組み巴。 ラインバレル最終決戦仕様(EX-LINEBARREL) デウスエクスマキナとの最終決戦の為に造られた、ラインバレル専用の追加兵装。「転送システムを封印した戦闘」を前提に、防御面の強化を主目的としている。それによって生じる動きの制限を補う為、各部にスラスターを配し、両肩後部に無線式のプラズマ兵器を備えている。背面には予備の太刀をマウントした二基の大型ジェネレイターポッドを持ち、他にも各種ミサイルやレールガンなども備えていたが、それらを使用する前に浩一が全てをパージしてしまった為、日の目をみる事は無かった。ラインバレル・オーバーロード(LINEBARREL・OVERLORD) ラインバレルが真のファクターとなった早瀬浩一と同化した状態。アニメ版のmode-Cに相当する形態。 機体が赤色化し、目にファクターアイが浮かんでいるのが特徴。これについては外部ジェネレイターを使用し、強制的に出力を上げた事による、装甲表面の色層破壊が要因であると推測される。しかし、一方ではこの赤色こそが本来の機体色であったのではないか?という見方も出ており、その真相は未だに解明されていない。また、最終決戦仕様に合わせ、胸部装甲と太腿部に改修が施され、頭部額にも小型のスタビライザーが追加されている。 デウスとの直接対決では転送と見間違えるレベルの超加速でデウスを翻弄していた。ラインバレル・エコー アニメ版第26話「鉄の影」に登場。ハブ・ダイナモを破壊した際に次元の狭間に残留したラインバレルのエネルギーがハブ・ダイナモとシンクロし、浩一たちの世界に映し出されたラインバレルの影のような存在。ラインバレル自体の影であるためファクターは存在しない。世界各地のスフィアから出現し、マキナ殺しの本能に従い本物のラインバレルの破壊を目的として三崎町に侵攻した。姿形は本物と同じだが、ボディカラーが全体的にややグレーがかっており、各部に紫が配色されている。基本性能もラインバレルと同等で、高い再生能力を持つ。 複数体が出現し、JUDA特務室のアルマ部隊やヴァーダントの攻撃も受け付けなかったが、復活したラインバレルの攻撃で全て消滅した。その後三崎町のスフィアから巨大なエコーが出現したが、戦いの結末は描かれていない。 ヴァーダント(VERDANT) 【全長:20.7m / 頭頂高:18.8m / 重量:50.83t(ヴァリアブル・バインダー含む) / 機体色:青 / 意匠:月輪 / ファクター:森次玲二】 テールスタビライザーがマルチパーパスユニットであることを特徴とし、それに各種オプションを装着することで場面に応じ機体特性を変え、様々な状況に対応することができる。 通常時は「ヴァリアブル・バインダー」が装着されており、中に2本ずつ、計16本に及ぶ太刀が収納されている。また、高速移動時の機体制御の役割も持つ他、展開することで簡易的な盾としても使えたり、部分的な切り離しも可能である。戦闘時は太刀を指の股に挟むように、片手に複数本持つことが多い。 内部構造やナノセラミック装甲などの基本構造は、ラインバレルと似通っている。 森次をファクターとして蘇生させた際、激昂した彼により右眼を破壊され長らくそのままになっていたが、キリヤマ重工との戦いの直前、浩一と戦う際に弱点を無くすために修復された。その後、プリテンダーのナーブクラックを受けた際に幻影の百合子によって破壊され、再び隻眼となっている。その後も森次の「本気モード」や破壊されたマキナの補助電脳からのデータサルベージをやらされたりとマキナの中では結構こき使われている。 機体名は英語で「青々とした」を意味する"verdant"から(第2巻と第8巻の表紙から同じスペルでもあると分かる)。 素性は「バレルシリーズ」に属するラインバレルの制式量産型。実際に未来世界の映像を見た浩一は、その中で細部こそ違うものの、戦闘を行う多数のヴァーダントを目撃している。森次が本編で搭乗しているのは、それらの「殺し合い」を乗り切り、しかし想像力を得られずヒトマキナになれなかったうちの1機である。 テレビアニメ版では一部の配色とデザインが異なる他、ヴァリアブル・バインダーがテールスタビライザーではなく、背中に装着されている。ヴァーダント中距離支援仕様(MID-RANGE SUPPORT MODE) ヴァーダントの中距離支援形態。キリヤマ重工との決戦時に初登場。 背部バインダーの替わりにハンドレールガンを装備し、両手に銃剣型サブマシンガン、両下腕部に3本ずつ計6本の太刀、頭部に各センサー類を装備している。 ヴァーダント長距離支援仕様 ヴァーダントの長距離支援形態。加藤機関の長崎襲撃時に換装。 大型レールガンを両手に装備し、背部に各種ミサイルを備えたコンテナユニットを装備している。 森次はハインド・カインドに長距離砲があるため、本来使うつもりはなかったらしい。 ヴァーダント近接戦仕様 ヴァーダントの近接戦形態。加藤機関の長崎襲撃時に換装。 テールスタビライザーにスラスターポッドを装備した形態。武装は両下腕部に2本ずつと両手に1本ずつ、計6本の太刀が確認できる。 ハインド・カインド(HIND-KIND) 【全長:25.8m / 頭頂高:23.2m / 重量:73.1t / 機体色:黄色 / 意匠:入り山形 / ファクター:山下サトル】 重量級の機体であり、本来は長距離攻撃用であるが、当初は軽量化の優先から長距離砲を装備していなかった。 両腕部は伸縮自在の人工筋肉とそれに対応した内部骨格や、両手内側(実際は手首)に取り付けられたバーニアによる「バレットアーム」を最大の武器とする。バレットアームは、「鉄騎槍」とも呼称される。 通常戦闘ではバレットアーム、レーダー兼スキャナーのリフレクターコア、両下腕部から高速発射する鉄杭「キラービー」、グラン・ネイドル戦で取り付けられた長距離砲(実弾兵器)を使用する。また、巨大な頭部にはレーダーアンテナや通信装置、マルチセンサーなどを備えており、索敵・警戒に優れた機体でもある。 番外編短編 非選抜因子にて3号機なのに足がキャタピラでないことがネタにされていたが、その数か月後の対ラヴバレル戦ではキャタピラ走行を披露した。 さらにその数ヵ月後のニューヨーク解放作戦では両肩に装備した長距離砲を右肩一門のビーム砲に換装し精密砲撃を披露した。 機体色や搭載装備からよくネタにされている。 アパレシオン(APPARITION) 声 - 風間勇刀(ハグレマキナ) 【全長:20.3m / 頭頂高:19.2m / 重量:50.2t / 機体色:暗灰色 / 意匠:丸に霞 / ファクター:矢島英明】 加藤機関が所有していたマキナの1体。初登場時はファクターが電子頭脳のバグに侵され、制御不能状態に陥っていた。 ラインバレルの破壊とファクターの排除を目的として浩一を襲い、一緒にいた矢島を殺害。怒り狂う浩一のラインバレルと、駆け付けたヴァーダントやハインド・カインドと戦闘状態となり、ハインド・カインドのバレットアームを受けてファクター諸共、破壊された。 当初は「ハグレマキナ」と呼ばれていた。ハグレマキナとは、ファクターの存在しないマキナの通称であり、実際はこの機体はそれに相当しなかった(山下曰く「皆が自分を気遣ってハグレと呼んでいる」=ハグレと呼ぶことで山下に人殺しの責任を負わせないように気遣っている)。 その後はJUDAに回収・修復され、新たなるファクターとして目覚めた矢島と共に加藤機関による核攻撃阻止のために運用され、事後は隠密任務を受け持っている。 電磁迷彩機能を持ち、弾道制御を可能とする大型ライフル(一発必中を目的としたために、弾丸一発あたりのコストは高い)を装備したスナイパー・タイプのマキナだが、状況に応じてハンドガンやサイドアーマー内に格納された直刀も使用する。サイドアーマーには精密射撃時の姿勢を安定させるためのパイルバンカーも備える。 加藤機関の訓練所などをゲリラ的に遠距離狙撃する任務などに就いており、電磁迷彩で移動した後長距離からの狙撃、そして現在位置を把握される前に再度迷彩を展開しての離脱は、加藤をして受身しか取れない状態であった。 当初は固有の機能である電磁迷彩に見合った装備を持っておらず、長距離狙撃用のライフルを始めとした装備の大半が加藤機関およびJUDAで製作された物(前述のサイドアーマーすら現代での追加武装)である。 解析によりペインキラーと同時期の製作機体であることが判明している(つまりは「人が作ったマキナ」としては最新鋭の機体である)。基本装甲は他のマキナ同様のニューロカーボン製だが表面は特殊な金属繊維装甲となっており(ラインバレルやヴァーダントなどはナノセラミック装甲採用)、本装甲こそが電磁迷彩を使用する上でのキモとなっている。また単行本の資料によれば本機胸部およびサイドスカートに付いている板状の装置は電磁迷彩の補助ユニットであるとのこと。 電磁迷彩時の光の透過率はほぼ100%を誇っており、劇中で加藤機関への狙撃に度々用いられても加藤側は一切撃たれるまで察知できない・浩一との模擬戦闘の際に目の前に居るといわれても迷彩を解除するまで視認できなかった、など本機の迷彩率の高さを証明するエピソードがいくつか存在している。 テレビアニメ版ではラインバレルに敗れてファクターを失った後、矢島を新たなファクターとして復活させた。復活後は加藤機関に所属していたが、矢島と浩一の和解後はJUDAへ属した。 機体名は英語で「亡霊」を意味する"apparition"から。 ディスィーブ(DECEIVE) 【全長:56.2m / 頭頂高:54.0m / 重量:117.5t / 機体色:灰桜 / 意匠:丸に三つ鏡 / ファクター:遠藤イズナ】 槌のような人型からはかけ離れた外見の、現存するマキナの中で唯一の非戦闘型マキナ。元は1人乗りだったが、JUDAにより2人乗りに仕様変更されている。 両肩に付けられた巨大なユニット内に「ナーブ(神経)クラック」と呼ばれる対マキナ用有線伝達神経破壊・改竄針を片側に6本ずつ、両方で計12本持っており、これを対象機体に突き刺すことでパイロットに嘘情報(つまり幻覚)を送り込む。それが幻覚と解っていても、機体との神経接続を外さない限りは決して逃れられない。また、ナーブクラックは敵の捕獲や互いに絡み合わせることで、防御などにも応用できる他、ファクター含めマキナの「戦闘意欲の向上」や「自己修復能力を高める」などと言った補助的運用も可能。 ジャミング施設破壊作戦の後、美海のラストコンサートにおいてイズナの能力の暴走により「死」を認識したことでヒトマキナとなってしまい、暴走を起こし多数の民間人を殺傷してしまった。 イズナを人質に取る形で加藤機関との戦闘の後、覚悟を決めた美海によりイズナごと撃破される。しかし人質を取ったことも含め、その行動はすべて己のファクターたるイズナを守るためであり、ヒトマキナにならなかった場合起こりえた可能性の映像を道明寺のジンライにナーブラックで転送していたことが後に判明する。 機体名は英語で「騙す・欺く」を意味する"deceive"から。イメージは般若である。 タリスマン(TALISMAN) 【全長:20.2m / 頭頂高:19.0m / 重量:49.6t / 機体色:銀色 / 意匠:変わり二つ守 / ファクター:中島宗美】 阿古呂村の霊山の地下に眠っていた白銀のマキナ。やや曲線がかった、西洋甲冑を思わせる姿が特徴的。リアアーマーには、武器となる巨大な槍「テールオブキングダム(王国の尾)」を装備している。この槍の内部には指向性高プラズマ発生装置が仕込まれており、マキナの人工筋肉を焼き切る他、出力を最大にすることで機体前方のミサイルなどをまとめて焼き払うこともできる。 機体表面にはかつて何らかの装飾が施されていた跡が確認されており、装備と相まって王族や貴族およびその関連施設の近衛用の機体であった模様。 テレビアニメ版では加藤機関所属の機体で、ペインキラーを痛めつける。ラインバレル mode-Bに胴体を真っ二つにされ海中に破棄されていたが、最終局面でヴァーダントを経てラインバレルにエネルギーを送り込んだ(なぜエネルギーを送り込めたかは不明)。 機体名は英語で「護符・お守り」を意味する"talisman"から。 グラン・ネイドル(GLAIN・NEIDR) 【全長:120.1m / 頭長高:75.8m / 重量:5230.7t / 機体色:小豆色 / 意匠:亀甲に蛇の目 / ファクター:菅原マサキ】 加藤機関が所有する都市殲滅型の巨大マキナ。普段は空中に浮遊しているが、機体下部と側面のバインダーを展開する(コンバッティブモードと呼ばれる)ことで、地上戦も可能。また、武装に応じて多様な形態へ変形できる。 ビーム兵器を装備する数少ないマキナであり、ビームを湾曲させる防御システムも持つ(ただし、物理攻撃は防げない)。さらに見た目とは裏腹に高い機動性を誇り、攻撃力・防御力・機動力において他のマキナを圧倒する性能を持つ。武装は機体側面部に装備された左右計26門のビーム砲と、格闘戦形態時に現れる腕部の指に隠された太刀。 テレビアニメ版では、スフィアを設置する役割も果たしている。テルミノ・クレメンティアの際、シャングリラの特攻によって撃墜された。 機体名は、プリニウスの『博物誌』に登場する「蛇の卵」を意味するブリトン語の"glain neidr"から。ネイキッド(NAKED) 【全長18.3m】 機体前部の中央に収納されているグラン・ネイドルの制御ユニット。人型をしており、単体でも他のマキナと充分に戦闘できる。後頭部から伸びる8本のケーブル状のスタビライザーが特徴的で、グラン・ネイドル本体と合体時のコネクトケーブルの役割も果たす。ネイキッド自体の武装として、「エリミネーター」という剣を装備する。 マキナなのは正確にはこちらで、グラン・ネイドルはネイキッドの外部武装ユニットである。しかし、戦闘力の大半をあちらに依存しているためか、このマキナについて「本体」と言った場合はグラン・ネイドルを指す。 テレビアニメ版では、ネイキッドもラインバレルと同じく「オーバーライド」が可能。最終的に巨大マキナと融合してラインバレルと戦ったが、ラインバレル mode-Cに撃墜された。 ネイキッドとは「裸」の意味。モチーフは八岐大蛇。 プリテンダー(PRETENDER) 【全長:22.3m / 頭長高:20.7m / 重量:48.1t / 機体色:灰色 / 意匠:丸に右違い鷹の羽 / ファクター:桐山英治】 キリヤマ重工が所有する可変型マキナで、大型戦闘機に変形する。飛行形態での最高速度は、マッハ3.7。元々は加藤機関の所有するマキナで、英治に提供されたもの。 プリテンダーとは後から付けられたコードネームで、本来の名称は「ディスィーブIV」。ディスィーブの発展型であり、ナーブクラックを用いた前線での戦闘を目的に開発された。両足に装備された無数の「無線式ナーブクラック」をミサイルのように撃ち込んでの攻撃に加え、背面部にはミサイルユニットを、両サイドアーマーには対マキナ用ナイフを装備する。 ラインバレルに破壊された後は、JUDAの管理下に置かれている。 テレビアニメ版ではラインバレルに撃墜された後、加藤機関に回収される。後に復活した英治と共に出撃するも、暴走を起こして自爆した。 コードネームのプリテンダーは、英語で「詐称者・王位を狙う者」を意味する"pretender"から。 巻末のあとがき漫画によると、当初は戦闘機型マキナの予定だったが、下口智裕の提案で可変型マキナに変更されている。プリテンダー強襲装備 月面ジャミング施設破壊作戦のためにプリテンダーのステルス性強化、武装追加の改修を行った形態。巨大ミサイル2発クラスター爆弾2発、ビーム砲1門の追加が確認できる。機体色も黒みがかったものに変更されている。 ただし追加武装部分がむき出しの上、ステルス性の強化について慰め程度の効果しかないとマサキは発言している。 シャングリラ(SHANGRI-LA) 【全長:1,011m / 全幅:502.4m / 全高(通常時):390.2m / 満載排水量:3,771,000t / 機体色:黒 / 意匠:蛇の目 / ファクター:加藤久嵩】 加藤機関の移動基地でもある超大型戦艦級マキナ。司令塔(第一艦橋)、第二艦橋、第三艦橋を有する本艦の左右に、壱番艦と弐番艦が連結した構造となっている。 潜行、航行、飛行が可能な他、内部に数百機のアルマや発進用カタパルトを保有する。頭部である第一艦橋は全機能を管理する場所でもあるが、シャングリラ自体が管理や制御を行っているため、滅多に使用されない。通常は、第二艦橋が発令所としての役割を果たしている。第三艦橋にはマキナの格納庫があり「11体目のマキナ」がファクター不在のまま眠っていた。また、グラン・ネイドルとの接続により、ブースターとして使用することもできる。 デウスとの最終決戦では、カモフラージュを解いて出現した超大型ヒトマキナの母艦から射出された多数のヒトマキナと交戦。大破しながらも生き残る。 テレビアニメ版ではフラッグと合体可能であり、合体形態も見られたが、テルミノ・クレメンティアの際にグラン・ネイドルに特攻し、機体は失われた。 機体名は、小説『失われた地平線』に登場した「理想郷」を意味する単語"Shangri-La"から。 ジュダ(JUDA) 【全長:不明 / 頭頂高:不明 / 重量:不明 / 機体色:白 / 意匠:糸輪に覗き桔梗 / ファクター:石神邦生】 JUDA本社の社長室真下に安置されたマキナ。機能や用途などは一切不明で、その存在を知る者も少ない。 通常はジュダコーポレーションのマザーシステムとして機能しており、ジュダの通常業務から特務室の任務までカバーしている。その恩恵としてジュダは司令室やオペレーターなどを必要とせずに、世界中のネットワークと繋がっている。 レドーム状の巨大な頭部と、スカート状のパーツに覆われたボディが特徴的。頭部には正面のメインフェイス以外に、4つの顔のようなパーツがある。武装は七支刀。望むべき結果を意図的に引き起こすことができる能力を持っており、望むべき結果に必要な事象を教えてくれる。 1960年代にハグレマキナとして加藤機関に回収されるが、実際には自分から接触してきた「ヒトマキナ」であり、ジュダと言う名も自ら名乗った。元々、ヒトマキナたちの人類再生計画の際のシミュレータとして開発した機体で自身の電脳内でシミュレートした人格を再生された人間にインストールした。人類絶滅を回避するために数限りない歴史シミュレーションを行い、「自らの死」を認識するほどの「破滅の未来」を視たことでヒトマキナとなった。 ヒトマキナとのファーストコンタクトにおいてヒトマキナの転送フィールドを破壊するため自身の転送フィールドを反転させ消滅した。 機体名はイエス・キリストを裏切った十二使徒の一人"イスカリオテのユダ(Judas)"から。 テレビアニメ版には登場しない。 ペインキラー(PAINKILLER) 【全長:17.3m(18.6m) / 頭頂高:17.0m(18.6m) / 重量:40.9t(48.7t) / 機体色:桃色(初期状態)、紺色(本体) / 意匠:九枚笹に蛇の目 / ファクター:九条美海】 ※( )内は初期状態時の数値。 拠点強襲型マキナ。「単機での拠点強襲」を目的に実験的に開発された機体。 島根県の比婆山から続く地下道の奥に眠っていたマキナ。「マキナではない何か」が発見された場所から、人為的に塞がれたと窺える空間に存在していた。 当初は、増加装甲を纏った初期状態で発見された。この状態は曲線で構成された女性的なシルエットであり、ボリュームのある腕部・脚部リアアーマーが特徴。美海がファクターとなった直後の加藤機関との戦闘では、装甲を外した凶悪な姿の本体を現した。増加装甲は、防御以外に製造元の秘匿を目的としていた模様。 初期状態の武装は、手持ちの鎌。本体は、独立型遠隔操作兵器である随伴機パルドとロックを従え、ロックの機体底面にマウントされた蛇腹剣状の鞭を主に使用する。また、これら随伴機との合体機構を備えている。これは機体性能向上のためというよりも敵への心理的圧迫を主目的としていると想像されている。さらにファクターの心身のみならずペインキラー本体にも多大な負荷をかけるため、長期戦は不可能。 美海が沢渡に共闘を求めた際、美海はペインキラーから降りていたためほとんど抵抗できずに両腕を引き継ぎられその後大破。最後はロストバレルについたパルドとロックに胴体部分を僅かに残し喰われた。 機体性能、2機の随伴機の存在から、「マキナの製造ガイドラインを拡大解釈」した機体である模様。 テレビアニメ版では、JUDA所有のマキナとして登場。拠点防衛型マキナとなっており、初期状態のみで本体は登場せず(ただし、一度だけ強化形態のような姿を見せた)、随伴機も登場しない。武装は投げナイフや、2丁のレールガン。 機体名は英語で「鎮痛剤」を意味する"painkiller"から。 デザインした清水栄一はペインキラーの真の姿が登場することを誰にも教えていなかったらしく、相方の下口智裕も直前まで知らされていなかったようである。パルド、ロック ペインキラーに従う独立型遠隔操作兵器で、パルドは獣型、ロックは鳥型の大型マシン。 比婆山から延びる地下道で発見された。JUDAの調査ではコックピットが発見できずに「マキナではない何か」と呼ばれており、発見当初は2体が混ざり合って形状が把握できないほど無茶苦茶な状態であった。その後の加藤機関との戦闘で、窮地に陥った美海の意志に応えるかのように本来の姿を見せる。 随伴機でありながらマキナに匹敵する戦闘力を有する他、ペインキラー用の武装を豊富に内蔵し、未知の能力も秘めている模様。遠隔制御にはプリテンダーの無線ナーブクラック、武装変更システムはヴァーダント、と他のマキナの技術を多く取り入れられている。 ロストバレル(LOST BARREL) 【全長:22.0m / 頭頂高:20.2m / 重量:53.3t / 機体色:黒 / 意匠:左二つ巴 / ファクター:沢渡拓郎】 シャングリラ内部に秘匿されていた11体目に当たる「最後のマキナ」。額から長く伸びた一本角が特徴。 城崎天児の手で「世界で最初に完成した大型マキナ」であり、後継機のラインバレル試作型、派生機である量産型とヴァーダント、そしてそれらを元に世界中でマキナが造られていった経緯から「全てのマキナの祖」といえる存在である。「バレルシリーズ」の一号機。 ラインバレルの同型機であるため、外観はラインバレル試作型と共通しており、その機能も自己修復能力とオーバーライド以外はラインバレルと同様。一部の機能はラインバレルを上回るといわれる。しかし実験的な部分が多くラインバレルとは異なるピーキーさを持つ機体である。主武装は両脇下の2本の小型ビーム刀。オーバードライブも使用可能で(ロストバレルのシステムの奥深くに城崎天児によって何重にも鍵をかけて封印されていた)、転送フィールドを自機の周囲に纏う事ができる。 石神と結託していた沢渡の手により起動。その後、九条美海に共闘を持ちかけられたが、拒絶し、ペインキラーと交戦。その際に秘匿されていたオーバードライブを使用。ペインキラーを大破させ、パルドとロックを自機の随伴機にした。ヒトマキナ「終焉」との決戦時には、オーバードライブでラインバレルを背後から強襲する。 月面でのヒトマキナとの最終決戦ではシャングリラ付近に突如出現した超大型の母艦型ヒトマキナと交戦。多数のヒトマキナを撃破しつつ母艦内部に侵入。内部にあったヒトマキナ格納庫と残存電脳を破壊したが、その際自機もヒトマキナの集中攻撃を受け大破。母艦型ヒトマキナと共に爆散する。 正式な機体名は存在せず、「ロストバレル」という名称は加藤久嵩に与えられたものである。 アダマント(ADAMANT) PSP版ゲームに登場する原作者書き下ろしのオリジナルマキナ。意匠は右四つ巴。 セントラルの最終防衛ラインであり、最終侵略兵器。手持ちの片刃剣ダイミョウブレードのほか、肩の大型シールドはハインド・カインドのバレットアームと同じく伸縮自在の人工筋肉で接続されており、射出した後に搭載されているビーム砲で攻撃することができる。 出現時に味方のマキナが恐怖を感じており、ラインバレルが「鬼」と例えられたのに対して宗美がアダマントを「邪神」と評した。2機出現し、セントラルを護るバリアを展開する。
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マキナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:26 UTC 版)
「<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-」の記事における「マキナ」の解説
ラスカルがとある遺跡で手に入れた煌玉人。正体は一号機の【瑪瑙之設計者(アゲート・デザイナー)】。DEX特化型であり、アイテム作成や機体操縦、狙撃・銃撃能力などにも秀でる。初代フラグマンの開発助手も務めており、最も完成度と有用性の高い煌玉人と評される。過去に何らかの理由で壊れ、【水晶之調律者(クリスタル・チューナー)】に左腕の改変兵装《アストラル・マニピュレーター》を奪われた上ら右目と額の超小型コアも破損している。そのため左腕は義手、右目とエネルギーはラスカルのエンブリオで補われている状態。
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