索敵とは? わかりやすく解説

さく‐てき【索敵】

読み方:さくてき

[名](スル)敵軍位置状況兵力などをさぐること。「—しながら前進する


偵察

(索敵 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/03 09:28 UTC 版)

偵察(ていさつ :reconnaissance、レコニッサンス)は、敵などの情報を能動的に収集すること。受動的である監視の対義語。基本的には密かに行われる活動である。 軍事用語として用いられるが、そこから派生して一般においても「相手の情報の収集」の意味で用いられる。[1] イギリス英語圏ではrecce(レキ)、アメリカ英語圏ではrecon(レコン)と省略される。


  1. ^ A Dictionary of Aviation, David W. Wragg. ISBN 0850451639 / ISBN 9780850451634, 1st Edition Published by Osprey, 1973 / Published by Frederick Fell, Inc., NY, 1974 (1st American Edition.), Page 222.
  2. ^ a b 河津幸英『図説 アメリカ空軍の次世代航空宇宙兵器 汎地球戦力ロードマップ2006-25』2009年、60頁。 
  3. ^ a b c d e 河津幸英『図説 アメリカ空軍の次世代航空宇宙兵器 汎地球戦力ロードマップ2006-25』2009年、64頁。 
  4. ^ a b c “87式偵察警戒車と「威力偵察」 危険な重要任務はどのように遂行されるのか?”. 乗りものニュース. (2018年6月30日). https://trafficnews.jp/post/80675 
  5. ^ 東部前線で戦うワグネルの「使い捨て兵士」 ウクライナ”. AFP (2022年11月1日). 2022年11月8日閲覧。
  6. ^ “兵士不足のロシア軍は「刑務所で囚人をスカウト」 戦場に送られた3000人は全滅の異常事態 この冬に敗れる可能性”. デイリー新潮: p. 2. (2022年9月22日). https://www.dailyshincho.jp/article/2022/09221103/?all=1&page=2 2022年11月4日閲覧。 
  7. ^ 2003年年報” (PDF). 四日市市. p. 39. 2021年1月5日閲覧。
  8. ^ ディ・グラッシ、レコノサンスラップでクラッシュ”. オートスポーツweb (2010年10月10日). 2014年3月12日閲覧。


「偵察」の続きの解説一覧

索敵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/15 18:34 UTC 版)

海戦術」の記事における「索敵」の解説

敵の現在位置精確探知する索敵は、現代においてレーダー人工衛星航空機潜水艦陸地情報機関海底設置されている音響探知センサーなどが大きく貢献している。 索敵は洋上監視哨戒電子戦などによって行われる。索敵によって的確な戦術情報多く収集して分析することで、初動優位性を得ることができる。索敵能力優劣位置情報有無直接的に繋がるため、続く攻撃成否大きく関わる航空母艦航空機搭載していることから一般的に索敵能力極めて高く、かつ高度な打撃力有している。

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索敵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 05:13 UTC 版)

マレー沖海戦」の記事における「索敵」の解説

12月9日第一航空部隊指揮官松永少将は、出撃させた各攻撃隊に午後9時10分ごろまでには引き返すように命じた馬来部隊電令作第二六号及び南方部隊電令が次々入電し、航空部隊は、当夜触接攻撃にとどめ、10日天明待って艦隊全力攻撃するように命じられ、さらに最後に希望託した索敵機3機も味方を英艦隊誤認した混乱があり、松永当夜の索敵を断念して午後9時55分に索敵隊に帰還命じた松永は翌早朝から全力をあげ索敵攻撃することに改め馬来部隊第一航空部隊電令作第一三号(9日午後9時)、一四号(9日午後10時30分)でその準備命じた第二航空部隊水上機)は9日夜に小沢中将から夜間触接準備命じられていたが、ついにその下令はなかった。9日午後10時30分近藤中将第二航空部隊に「一二航戦ハ一部兵力ヲ以テ 明一〇日早朝主力策応ス虞アル敵別動兵力有無所在捜索セヨ」と索敵命令与えた9日午後1132分、第二航空部隊指揮官今村少将明朝の索敵の備え計画発令した今村少将10日午前3時10分に「零式水偵五機〇三四五カムラン」湾発「プロコンドル」ヲ基点トシ一七五度カラ二二〇度間ヲ捜索進出距離二四〇浬」と近藤中将小沢中将報告し各部隊通報榊川丸の3機と山陽丸の2機は遅れ、午前4時20カムラン湾発進して索敵に向かった小沢中将別に捜索計画立て馬来部隊電令作第二七号示し、それを実施するため10日6時30分に山陽丸零式観測機3機を発進させた。これを知った今村先の5機に引き返すように命じたが、命令は伝わらなかった。先の5機と後の3機は敵情得られなかった。 12月10日6時25分、まず松永少将元山空第四中隊の九六式陸上攻撃機9機(中隊長牧野大尉)を索敵任務投入した予想では4時間後に艦隊発見できるはずであった。索敵機の発進後、攻撃隊も各基地から出撃する。索敵機からの報告手がかりに、各航空隊現場急行する手はず取り決められた。まず7時55分にサイゴンから元山航空隊九六式陸攻26機。魚雷装備17機、爆弾装備9機)が出撃続いて8時14分にはツドゥムから鹿屋航空隊一式陸攻26機。全機雷装)が出撃直後の8時20分にツドゥムから美幌航空隊九六式陸攻33機。雷装8機、爆装25機)が出撃した。最後の機が離陸したのは9時30分のことであった元山航空隊雷装九六式陸攻1機はエンジン故障のため引き返した情勢注視していた連合艦隊旗艦戦艦長門では連合艦隊幕僚戦果予想していた。すると山本五十六連合艦隊司令長官三和義勇作戦参謀対しリナウンレパルス)は撃沈できるが、キング・ジョージV世プリンス・オブ・ウェールズ)は大破だろう」と発言三和が2隻とも沈めると反論すると、山本長官は自論正しさビール10ダース賭けた三和ビール1ダース)。 一方の英艦隊は、12月10日午前0時30分、東洋艦隊司令部のパリサー参謀長から、日本軍攻撃北部マレー航空基地保持不能となって放棄したこと、日本爆撃機群は南部佛印基地展開しており、サイゴン沖に空母2隻がいる可能性があること、英極東軍総司令部はシンガーポール防衛のために空軍全力同地投入する方針決定したことが電報送られ午前1時頃、日本軍クアンタン上陸中の報ありと緊急信があった。緊急信時間午前1時とする文献もある。午前1時45分、英艦隊は180度変針し、フィリップス中将クアンタン沖の日本船団攻撃することを決意した午前2時20分、針路240度に変え午前7時30分速力25節に増速した。日の出午前7時57分(現地時間0627)、まもなく英艦隊レーダー4つ反応探知して接近したが、貨物船であった午前8時15分、英艦隊スーパーマリン・ウォーラス偵察機発艦させてクアンタン方面偵察したが、同方面平穏日本軍存在しなかった。午前9時30分、陸影を認めて接近したが、日本部隊発見できず、駆逐艦エキスプレス派遣調査させると、一時間後に帰って来て異常なし」と報告された。英艦隊午前10時30分ごろシンガポールへの帰路についた上陸の緊急信誤報であったが、英艦隊日本軍の空襲圏内にとどまることになった。英艦隊アナンバス諸島東方回ってシンガーポールへ向かうため、東に進路向けた機雷原避けるため、一旦北東向かい、それから南東針路をとってアナンバス諸島東方まわってシンガポールへ向かう。午前1130分に駆逐艦テネドスから「われ爆撃を受けつつあり」と報告があり、午前1140分に戦艦プリンスオブウェールズは一機の日本機(帆足正音予備少尉乗機)を発見した。後に帆足機が「針路60度-30度-160度」と逐次報告したのは、この艦隊運動とする意見もある。 日本軍も英艦隊をなかなか発見できなかった。九六陸攻比べ速力の出る一式陸攻部隊シンガポール付近まで進出したという。1113分、サイゴンに引き返す途中4番索敵機が帰還中のテネドス(英艦隊より東南東130マイル)を発見して60kg爆弾2発を投下した命中せず、英駆逐艦位置発信した午後12時14分、500kg爆弾装備する元山航空隊第三中隊二階堂大尉)の九六陸攻9機が戦艦レパルス見誤って攻撃したものの命中弾は得られなかった。テネドスは負傷者1名を出したものの無傷シンガポール退避した午前1145分3番索敵機(機長帆足正音予備少尉)が東洋艦隊主力発見し、約15分の間に司令部に以下の3つの電文打電した。 敵主力見ユ、北緯四度東経一〇三度五分針路六〇度、一一四五主力三〇度ニ変針ス、一一五〇 敵主力駆逐艦三隻ヨリナル直衛ヲ配ス、航行序列キング型、レパルス一二〇五 司令部すぐさま攻撃隊に電文転送し、各攻撃隊は英艦隊殺到した帆足独断で索敵コース変更しており、英艦隊射撃受けてから「敵発見」を報告するなど不手際があったが、その過失問われることはなかった。

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索敵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:10 UTC 版)

ミッドウェー海戦」の記事における「索敵」の解説

南雲司令部は、偵察1回のみの一段索敵として巡洋艦水上機割り当てられ空母艦載機出した索敵機は九七艦攻2機のみである。この索敵計画の立案担当した吉岡忠一少佐は「当時攻略作戦敵艦隊が出現することは、ほとんど考えていなかった。そのため、索敵は厳重にするのがよいことはわかっていたが、索敵には艦攻を使わなければならないので、攻撃兵力減り惜しくて索敵にさけなかった。全く情況判断甘さ原因である」と語っている。一段索敵と決めた参謀長草鹿龍之介は「攻撃兵力増やそうとして偵察軽視した」と語っている。 南雲司令部草鹿龍之介少将源田実中佐淵田美津雄中佐は、二段索敵にするべきだった戦後語っている[信頼性検証]。吉岡参謀は索敵の密度をもっと濃くするべきだった反省している もっとも、索敵計画これまでの経験から早くに出すように改善はされていた。そのため、利根4号機カタパルト故障がなく定刻発進し偵察搭乗員に気の緩みなければ、索敵計画問題はなかったという指摘もある。利根4号機定刻発進した場合コンパスのずれによる実際の索敵線から計算すると敵位置飛び越えていて発見できないが[要ページ番号]、コンパス故障がなく定刻通り発進し計画通りの索敵線を進めば30早く発見できるまた、利根四号機が報告した空母位置誤りであり、これに第一航空艦隊第八戦隊司令部利根気付かなかったことは、南雲中将戦闘指導大きな影響与えている。 利根にはカタパルトが2基あったにもかかわらず、索敵機の発進遅れた。その理由について、軍令部参謀だった宮崎勇調査によると、利根では水兵整列させて尻を棒で叩く制裁常態化して士気低下しており、故障していないカタパルト担当する乗組員が動かなかったという。 筑摩の機も敵艦隊を見逃した筑摩機長飛行長の黒田信大によれば敵艦隊が発見され地点自分のところだが、敵方天候不良見逃したのは仕方なかったという。しかし、アメリカ資料では天候不良ではなく第四索敵線機も発見しているので、索敵機の雲上飛行原因であったまた、南雲夜戦検討している時も、索敵機からの敵情報告くるくる変わり南雲悩ませ苛立たせただろうという意見もある。 GHQ戦史室長だったプランゲは、そもそも日本海軍では航空偵察使用する兵力全力の1割以内であり、特別な教育訓練もなく、艦上偵察機価値認識しておらず、あらゆる作戦南雲不利になっていたこと、セイロン沖海戦で索敵機の回収必要な電波発したことで、自分艦隊位置露見し航行中英軍爆撃機奇襲受けたせいで索敵を必要最小限にしていたこと、ミッドウェーの索敵でさらに時間早めると、ミッドウェー島事前偵察向かった第二索敵線の加賀機がミッドウェー島に届かなくなること、そして連合艦隊からの情報敵機部隊ミッドウェーにいないものと思い込んでいたことから、索敵計画ミッドウェー島対す攻撃重点置いたものと指摘している。これに対し、プランゲの著書ミッドウェー奇跡』を翻訳した千早正隆は、インド洋作戦での南雲艦隊は、ソマービル中将旗下のイギリス東洋艦隊待ち伏せされており、ミッドウェー近似した状況だったことをプランゲが認識していない点がその著書問題として、その著書編集者からも賛意得られたと主張している。千早は、セイロン沖海戦南雲機動部隊のごく近くにソマービル中将旗下のイギリス東洋艦隊存在し南雲司令部ではソマービルが放った複葉機発見していながら索敵を行わなかった事について取り上げ、索敵の怠慢繰り返されたものと批判している。

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索敵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 08:49 UTC 版)

機動戦士ガンダム 戦士達の軌跡」の記事における「索敵」の解説

性質前進とほぼ同じだが、こちらは「敵に一切かかわることなく設定した場所まで移動する」という違いがある。

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索敵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:28 UTC 版)

艦隊これくしょん -艦これ-」の記事における「索敵」の解説

海域移動中に艦載機による偵察を行う。索敵するには偵察機装備した艦娘が必要となる。

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