か・す
か・す【仮す】
か・す〔クワす〕【化す】
か・す〔クワす〕【▽和す】
か・す【▽浸す/×淅す】
かす【×滓/×糟/×粕】
読み方:かす
[名]
1 液体をこしたあとに残ったり、液体を入れた容器の底に沈殿したりしたもの。おり。
3 役に立たないつまらないもの。最も下等なもの。くず。「人間の—」
4 (糟・粕)酒のもろみを醸(かも)し、酒汁をこしたあとに残るもの。酒かす。
[接頭]
か・す【×痂す/×悴す】
か・す〔クワす〕【科す】
か・す〔クワす〕【課す】
か・す【貸す】
嫁す、呵す、架す
痂す、悴す
糟谷
姓 | 読み方 |
---|---|
糟谷 | かす |
かす
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/22 09:30 UTC 版)
かす(滓、糟、粕、残渣)は、原料となる液体や固体などから目的の成分を取り除いた後に残る不純物やあまりの部分。絞り残りなど。転じて、良い部分を取り去って後に残った不用の部分。劣等なもの。つまらぬもの。
食品
- 酒粕 - 日本酒を濾過した「かす」。粕汁の材料や甘酒・粕取焼酎の原料として用いられるほか、漬物(粕漬け)の漬け床などに使用することもある。
- おから - 大豆から豆乳を搾った「かす」。調理して食用にすることもある(卯の花)。
- 大豆粕 - 大豆から大豆油を絞った「かす」。醤油の原料や飼料に用いられる。
- 糠 - 穀物の精白過程で出た残り「かす」。米の糠は糠漬けに利用するほか、あく抜きに利用される。また、油脂を抽出してこめ油を採ることもできる。
- 天かす - 天ぷらを揚げたあとの揚げ「かす」。食品に混ぜるなど、食用とすることもある(揚げ玉)。
- 油かす
- ポマース - ワインの醸造に用いた葡萄の搾りかす、オリーブオイルを絞ったあとのオリーブの実など。葡萄のポマースを再発酵させて蒸留した酒として、グラッパやチャチャ、ラキヤ、ツィプーロ、マールなどがある。
- バガス - サトウキビから砂糖の原料となる糖蜜を搾ったあとにできるかす。紙などの原料になる。
- ビール粕 - 糖化後濾過・遠心分離・スパージングで麦汁を分離後に残った大麦麦芽とホップの「かす」。主に牛の飼料として使われる。
その他
- かす (YouTuber) - 日本の女性YouTuber
- カス札 - 花札の1点(または0点)札。
関連項目
かす
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 05:10 UTC 版)
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かす
壂
粕
糟
貸
「かす」の例文・使い方・用例・文例
- 胃がむかむかする
- 彼らを負かすことができないなら彼らの仲間に入れ;長いものにはまかれろ
- このベッドでは眠れない,柔らかすぎます
- かすかな明かりが彼女のドアの下から見えた
- いかす金髪美人
- 彼は彼女が通り過ぎたとき,かすかに香水の匂いがした
- 彼は自分の才能を生かす場を見つけた
- 正々堂々と戦うことの方が相手を負かすことより大切だ
- 私はどうしたらいいのかすっかり困ってしまった
- 帳簿をごまかす
- その絵は細部が細かすぎる
- 魚のにおいでむかむかする
- 湯は塩をすぐ溶かす
- 子どもを甘やかすべきではない
- あなたはもっと身体を動かすべきです
- かすかな音
- 信仰の力は山をも動かす
- ジョンは恋人のためにどんな危険もおかすだろう
- なんとか車を動かすことができた
- 鋭い視線,細部まで見透かすような視線
- >> 「かす」を含む用語の索引
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