あたま【頭】
読み方:あたま
1 動物の体の上端または前端の部分で、脳や目・耳・鼻などの重要な感覚器官のある部分。
㋑人間では、頭髪の生えた部分。動物では頭頂のあたり。「—をかく」「犬の—をなでてやる」
2 脳の働き。思考力。考え。「—の回転が速い」「—に入れておく」「—を切り替える」
6 うわまえ。「—をはねる」
7 主だった人。人の上に立つ者。首領。長。かしら。「—に据える」
8 人数。頭かず。「—がそろう」
9 (「ひとり」の下に付き、接尾語的に用いて)人を単位とすることを表す。…あたり。「ひとり—千円を集める」
[下接語] 毬栗(いがぐり)頭・石頭・大頭・金槌(かなづち)頭・金柑(きんか)頭・慈姑(くわい)頭・芥子(けし)頭・外法(げほう)頭・孔子頭・才槌(さいづち)頭・散切(ざんぎ)り頭・白髪頭・擂(す)り粉木頭・茶瓶(ちゃびん)頭・禿(はげ)頭・ビリケン頭・坊主頭・本多頭・薬缶(やかん)頭・野郎頭
あたま 【頭】
あたま
あたま
- 二十匁。
分類 せんぽ
Atama
アタマ
頭
頭
頭
頭
頭
(あたま から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/23 04:14 UTC 版)
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頭(あたま)あるいは頭部は、動物の体の前方の口器、感覚器官、中枢神経系が集中して特別に分化した部位である。目、耳といった感覚器官や、摂食器官である口器の複合した前面部分は、特に顔と呼ぶことがある。頭部の付け根はしばしば可動性を有するくびれた部分となり、首と呼ばれる。ヒトでは顔と首を除いた部分に頭髪が生えており、この部分だけを頭部の他の部分から区別して頭と呼ぶこともある。
動物と頭部の有無
動物の全てが頭部を持つとは限らない。海綿動物やコケムシ類のような固着性、群体性の動物や、刺胞動物のような放射相称の動物では口はあるが、感覚器官は特に口のある部位の周辺に集中したり、そこで特別な分化が生じていることはない。また、中枢神経系自体もなかったり、あっても口のある場所で特別に発達しているとは限らない。左右相称で口のある方向に運動する動物で、頭部の分化が生じている。動物が運動する大きな目的のひとつは、食物の獲得である。前後方向に移動して活発に餌生物を捕食するようになった動物は、口の近くに餌生物を獲得する構造体を発達させ、この部位を前方に向け、突進して食物を得るようになった。このような生活を送る動物にとって、口の周辺には食物を確認したり、危険物を察知するための感覚器が発達していると都合がよい。また、感覚器が発達すると、ここから得られる種々の情報を複合的に処理する中枢神経系がこの近傍に発達することになる。こうして、動物は口、感覚器官、中枢神経系を複合させた頭部を獲得したのである。
- 頭の具体的な構造については頭部を参照。
「頭」が付くことわざ・慣用句
- 頭が上がらない
- 負い目を感じ、対等に振る舞えない
- 頭が良い
- 賢い
- 頭が痛い
- 頭痛がする、苦悩する
- 頭が重い
- 気が重い
- 頭隠して尻隠さず
- 悪事などの一部を隠して全て隠したつもりなのを嘲って言う
- 頭が固い
- 融通が利かない
- 頭が切れる
- 頭の働きが早い
- 頭が下がる
- 敬服する
- 頭が低い
- 謙虚な姿勢
- 頭が古い
- 考えが時代にそぐわない
- 頭から水を浴びたる
- 予期せぬ事に見舞われる
- 頭から湯気を立てる
- 激怒する
- 頭熱(ごな)し
- 言い分を聞かず端から決めつける
- 頭剃るより心を剃れ
- 外見よりも中身が重要だ
- 頭でっかち尻つぼみ(尻窄り)
- 初めは勢いがよいが終わりは振るわない
- 頭に入れる
- 記憶する
- 頭に(へ)来る
- 腹が立つ
- 頭に血が上る
- 逆上する
- 頭の上の蝿も追えぬ
- 自身の始末も出来ない
- 頭の黒い鼠
- 物を盗む人間
- 頭の天辺から足の爪先まで
- 身体全体
- 頭を痛める
- 心配する
- 頭を抑える
- 勢力を力で抑える
- 頭を抱える
- 途方に暮れる
- 頭を掻く
- 照れる、恥じる
- 頭を下げる
- 御辞儀する、頼む、降参する、感心する
- 頭を搾る
- 工夫する
- 頭を突っ込む
- 関わりを持つ
- 頭を悩ます
- 思い煩う
- 頭を撥ねる
- 上前を撥ねる
- 頭を捻る
- 熱心に思考する
- 頭を冷やす
- 冷静になる
- 頭を丸める
- 出家する
- 頭を擡(もた)げる
- 思いつく、台頭する
- 頭(かぶり)を振る
- 頭を左右へ振る。転じて、否定する。
- 頭(ず)が高い
- 威張った態度
関連項目
あたま
出典:『Wiktionary』 (2021/10/14 12:09 UTC 版)
語源
発音
名詞
あたま【頭】
- かしらのいただきのあたりや、人間の髪の生えるあたりの事。また、動物の脳が入っている部分。
- 意味1より転じて、動物の首より上の部分。
- 上方の先端。いただき。
- 脳の働き。思考能力。頭脳。
- 念頭。意識。脳裏。
- 物事のはじめの部分。
- 人の数のこと。
- 頭髪。また、髪型。
- 首魁。リーダー。組織の上に立つ人。
- 昆虫の主な体節のひとつ。胸の上にある。
類義語
- 頭部、首
複合語・派生語
慣用句・連語
- 頭が固い、頭を抱える、頭を擡げる、頭から湯気を立てる、頭が下がる、頭が低い、頭が重い、頭に入れる、頭に血が上る、頭が切れる、頭を突っ込む、頭が痛い、頭が上がらない、頭が古い、頭を掻く、頭を搾る、頭に来る、頭を捻る、頭が良い、頭が悪い、頭の天辺から足の爪先まで、頭を冷やす
ことわざ
翻訳
- アルバニア語: kokë (sq) 女性
- イタリア語: testa (it) 女性
- 英語: head (en)
- キクユ語: mũtwe (ki), kĩongo (ki)
- キリヴィラ語: daba- + 人称代名詞, pwaneta- + 人称代名詞
- ギリシア語: κεφάλι (el) (kefáli) 中性
- スウェーデン語: huvud (sv) 中性
- スペイン語: cabeza (es) 女性
- スロヴェニア語: glava (sl) 女性
- セルビア・クロアチア語:
- ソルブ語:
- タイ語: หัว (th)
- タガログ語: ulo (tl)
- タラスコ語: éjpu
- チェコ語: hlava (cs) 女性
- 朝鮮語: 머리 (ko) (mŏri)
- ツォツィル語: jolol
- ドイツ語: Kopf (de) 男性
- フランス語: tête (fr) 女性
- ブルガリア語: глава (bg) (glavá) 女性
- ポーランド語: głowa (pl) 女性; (動物などの) łeb (pl) 男性
- ポルトガル語: cabeça (pt) 女性
- マサイ語: elukunya 女性
- ラテン語: caput (la) 中性
- ラトヴィア語: galva (lv) 女性
- リトアニア語: galvà (lt) 女性
- ロシア語: голова́ (ru) (golová) 女性
語源
発音
三拍名詞四類(?)
名詞
あたま【頭】
類義語
諸言語への影響
頭
頭 |
髗
鸕
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