(祭)とは? わかりやすく解説

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まち【待/祭】

読み方:まち

きまった日に人々集まり忌みのためにこもって一夜を明かすこと。また、その行事。まつり。「甲子(きのえね)—」「二十六夜—」


さい【祭】

読み方:さい

[音]サイ(呉) [訓]つる まつ

学習漢字3年

まつる。まつり。「祭祀(さいし)・祭礼祝祭葬祭大祭例祭

記念催し。「学園祭前夜祭文化祭


まつり【祭(り)】

読み方:まつり

神仏祖先をまつること。また、その儀式。特定の日を選んで、身を清め供物ささげて祈願感謝慰霊などを行う。祭祀(さいし)。祭礼俳諧では特に夏祭をさす。《 夏》「宵に睡(ね)て又目の醒(さ)めし—かな/草田男

特に、京都賀茂神社(あおい)祭。

記念祝賀商売宣伝などのために行うもよおしもの。「港—」「着物—」

江戸日枝(ひえ)山王神社神田明神の二大祭りのこと。

「—には御かしなさいと暑気見廻」〈柳多留一八

男女性交。→御祭(おまつ)り

仲人は宵の程、もはや—が渡ったと」〈浄・八百屋お七

比喩的にブログなどで、特定の個人・企業などが社会的に問題がある言動をしているのが他のユーザー発見され広く知れ渡ること。インターネット内の騒動とどまらず職場学校警察マスコミなどへの匿名通報に至るケースもある。炎上。「飲酒運転告白が—に発展した

[下接語] 秋祭り悪態祭り後の祭り・暴れ祭り甘酒祭り・磯(いそ)祭り牛神祭り浦祭り・裏祭り恵比須(えびす)祭り押し合い祭り・御(お)田植え祭り御船祭り御祭り陰祭り・風(かざ)祭り風の神祭り・竈(かま)祭り神祭り川獺(かわうそ)祭り甲子(きのえね)祭り・首祭り・熊(くま)祭り暗闇(くらやみ)祭り喧嘩(けんか)祭り荒神祭り蚕玉(こだま)祭り事祭り・地曵(じび)き祭り地祭り霜月祭り精霊(しょうりょう)祭り七夕祭り鎮魂(たましずめ)の祭り・霊(たま)祭り血祭り月並み祭り・辻(つじ)祭り天気祭り祈年(としごい)の祭り夏祭り裸祭り花祭り春祭り・雛(ひな)祭り火祭り・鞴(ふいご)祭り星祭り本祭り盆祭り御霊(みたま)祭り水口(みなくち)祭り雪祭り宵祭り夜祭り夜宮祭り臨時の祭り


読み方:マツリmatsuri

神霊招き寄せてこれに供献侍坐し、神霊慰めませようとする行事


はんさい 【祭】

(Burntoffering英)ユダヤ教で、生けにえ祭壇の上焼いて捧げる行事。その焼け香しい匂い天上の神にかがせるとの信仰から出ている。

まつり 【祭】

神仏祖霊などに対して鎮魂尊崇祈願感謝などするため、日時定めて行う集団的儀礼行動一つ邦語マツリマツ相手招待して待遇すること)から分派したもので、神を請じて饗し奉ることであり、本質的にはマツル・マツラフという上位者への奉仕にある。漢語の「祭祀」の祭は肉と手と示(祭壇)の会意文字で、肉の汚れ清めて供える意を表す。祀は慎んで人為をこらし、神のきげんをうかがうことである。英語フィーストfeast)やドイツ語フェストFest)は、神聖な饗宴意味するラテン語のフェーストゥム(festum)に語源をもつ。しかし現代日本などでは、祭祀と全く関係のない祝賀売り出し行事をも祭といっている。なお、マツリゴト(政)も祭事・奉事の意で、主権者神意うかがって行政したことによる

作者大庭みな子

収載図書
出版社福武書店
刊行年月1993.7


作者徳田秋声

収載図書徳田秋声全集 第9巻 足迹・黴
出版社八木書店
刊行年月1998.1


作者井上荒野

収載図書あなたの
出版社角川書店
刊行年月2008.11


祭―池田屋事変

作者山村竜也

収載図書新選組 沖田総司
出版社教育書
刊行年月1990.6


読み方:まつり

  1. 祭。「おまつり」に同じ。同条(※「おまつり」)参照
  2. お祭り」(※「おまつり」)を見よ
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読み方:マツリmatsuri

賀茂祭をいう

季節

分類 宗教


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 13:05 UTC 版)

(まつり)とは、感謝や祈り慰霊のために神仏および祖先をまつる行為儀式)である。供物そのほかが捧げられる。


注釈

  1. ^ ハイヌヴェレ型神話なども参照のこと。
  2. ^ 「行事」も「人事」も、ここでは、人間が行う事柄を指す。
  3. ^ 初出(しょしゅつ)とは、初めて出てくること。ここでは、「祭」という言葉が季語として初めて世に出ること。
  4. ^ ある主要な季語について別表現と位置付けされる季語を、親子の関係になぞらえて、親季語に対する「子季語」という。「傍題」ともいうが、傍題は本来「季題」の対義語である。

出典

  1. ^ 本段落出典:祭と斎 - 日本正教会公式サイト
  2. ^ 島田裕巳『日本人の信仰』pp.153-1456 扶桑社新書、2017年、ISBN 978-4594077426
  3. ^ a b c d e f g h i j k 祭(まつり) 三夏”. 季語と歳時記-きごさい歳時記. 季語と歳時記の会 (2011年2月16日). 2018年2月15日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i 大澤水牛 (2012年). “祭(まつり)”. 水牛歳時記. NPO法人双牛舎. 2018年2月15日閲覧。
  5. ^ 日本大百科全書:ニッポニカ』
  6. ^ 祭 - 季節のことば”. ジャパンナレッジ. 株式会社ネットアドバンス (2001年7月16日). 2018年2月15日閲覧。



祭日

((祭) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/14 14:10 UTC 版)

祭日(さいじつ)は、宗教儀礼上重要な祭祀を行う日のこと。


  1. ^ a b c d 式年祭は3年、5年、10年、20年、30年、40年、100年及び以後100年毎に実施される。
  2. ^ 英照皇太后は明治天皇の嫡母、昭憲皇太后は大正天皇の嫡母であるため、皇室祭祀令における「先后の例祭」「皇妣たる皇后の例祭」がともに適用された。父子間で皇位継承が行われる限り、先后と皇妣たる皇后は基本的に一致する。
  3. ^ 昭憲皇太后が崩御したのは4月9日だが、公式の崩御日は4月11日であるため。
  1. ^ 祭日(さいじつ)の意味”. デジタル大辞泉小学館. 2015年10月27日閲覧。
  2. ^ メディア研究部・放送用語 豊島 秀雄 (2007年4月1日). "「祭日」「祝祭日」という言い方は?". ことば(放送用語) - 放送現場の疑問・視聴者の疑問. NHK放送文化研究所. 2015年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月9日閲覧


「祭日」の続きの解説一覧

祭(さい)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 08:31 UTC 版)

冠婚葬祭」の記事における「祭(さい)」の解説

先祖の霊をまつる事全般をさす。法事お盆など様々であり、これらは予定行事として扱える部分もあるため、上の三つ比べる準備が行いやすい。その一方で祖先の霊をまつる事は様々な様式化儀式化がみられ、これに沿って正しく祭る事」が求められる部分見られ殊更礼服などの重要度が増す部分である。

※この「祭(さい)」の解説は、「冠婚葬祭」の解説の一部です。
「祭(さい)」を含む「冠婚葬祭」の記事については、「冠婚葬祭」の概要を参照ください。

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