羊羮とは? わかりやすく解説

羊羮

羊羹」(ようかん)の異表記。「羮」も「羹」も同じ意味合いの字だが、ふつう「羹」を用いる。

羊羮

読み方:ヨウカン(youkan)

作者 永井荷風

初出 昭和22年

ジャンル 小説


羊羹

(羊羮 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 10:13 UTC 版)

羊羹(ようかん)は、一般には小豆を主体とした(羊羹舟)に流し込み寒天で固めた和菓子である。


注釈

  1. ^ 「羹」の通常の音(漢音)は「こう(かう)」で、「かん」は唐音[5]
  2. ^ 羊羹の発祥として、1589年天正17年)に山城国伏見九郷の鶴屋の5代目岡本善右衛門が、テングサ(寒天の原料)・粗糖・小豆あんを用いて炊き上げる煉羊羹を開発し豊臣秀吉に献上したとする説もある[14]が、明確な史料はない。
  3. ^ 「紅粉や志津磨」説は1830年刊の随筆『嬉遊笑覧』、喜太郎説は『北越雪譜』や1846年刊の山東京伝『蜘蛛の糸巻』に見られる。「紅粉や志津磨」と喜太郎は同一ともされる[16]

出典

  1. ^ 日本食品標準成分表2015年版(七訂) "第2章 日本食品標準成分表:15 菓子類" 「水ようかん」(食品番号:15039 索引番号:1891)
  2. ^ “ようかん変身新商品”. asahi.com (朝日新聞社). (2011年10月6日). オリジナルの2011年10月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111012120420/http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001110060001. "糖度が約70度と高いため、腐りにくく、かつて賞味期限を2年と表示した時期もあった。ただ、期間が長いと防腐剤を使っていると誤解を受けやすいことを危惧して、業界にはあえて期間を短く表示する傾向もある。" 
  3. ^ 防災のプロが教える! オススメ非常食と“備え”の極意”. 日本ユニシス (2019年11月13日). 2021年8月28日閲覧。
  4. ^ [1]走ろう!com 2022年8月7日閲覧
  5. ^ 山田孝雄国語の中に於ける漢語の研究』宝文館、1940年、168頁https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1219590/91 
  6. ^ 新星出版社編集部『和菓子と日本茶の教科書』新星出版社、2009年、82頁。ISBN 978-4405091726 
  7. ^ 『宋書』毛脩之列伝「脩之嘗為羊羹、以薦虜尚書。尚書以為絶味、献之於燾。燾大喜、以脩之為太官令。」
  8. ^ 虎屋文庫 2019a, p. 40.
  9. ^ 虎屋文庫 2019a, p. 43.
  10. ^ 虎屋文庫 2019b, p. 2.
  11. ^ 虎屋文庫 2019b, p. 9.
  12. ^ 虎屋文庫 2019a, pp. 45–46.
  13. ^ 虎屋文庫 2019a, pp. 47–49.
  14. ^ 日本大百科全書羊かん
  15. ^ 虎屋文庫 2019a, pp. 50–51.
  16. ^ a b 虎屋文庫 2019a, pp. 51–52.
  17. ^ 虎屋文庫 2019a, pp. 56–57.
  18. ^ 虎屋文庫 2019b, p. 11.
  19. ^ 虎屋文庫「史料に見る煉羊羹・蒸羊羹の呼称について」、虎屋文庫『和菓子』第20号、2013年、p50。
  20. ^ 虎屋文庫 2019a, p. 60.
  21. ^ 虎屋文庫 2019a, pp. 67–68.
  22. ^ 虎屋文庫 2019a, p. 71.
  23. ^ 村岡総本舗 羊羹資料館
  24. ^ 虎屋文庫 2019a, p. 55.
  25. ^ 虎屋文庫 2019a, p. 56.
  26. ^ 虎屋文庫 2019a, pp. 69–70.
  27. ^ a b c d 虎屋文庫 2019b, p. 16.
  28. ^ ふるさとの味とちぎのあじ栃木県
  29. ^ 羊かん」コトバンク、2023年9月16日閲覧
  30. ^ 棹菓子 コトバンク、2023年9月16日閲覧
  31. ^ 羊羹色 コトバンク、2023年9月16日閲覧


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