銀二貫
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『銀二貫』(ぎんにかん)は、髙田郁による日本の時代小説。2008年の第2回日経小説大賞にて最終候補作品となり[1]、翌2009年6月10日に幻冬舎より刊行された。父を仇討ちで亡くし、大坂天満の寒天問屋の主人に銀二貫と引き換えに命を救われた武士の子が、商人として成長する姿を描いた人情劇。
注釈
- ^ 大阪の本屋と問屋が協力し「ほんまに読んでほしい本」を選び、その本の販売で得られた収益の一部を社会福祉施設を通じて、大阪の子供たちに本を寄贈するプロジェクトで、いわば大阪版「本屋大賞」である。第4回より「大阪ほんま本大賞」と称される。
- ^ 金換算すると33両。作者の高田は、『みをつくし料理帖』第7巻巻末「みをつくし瓦版」によると、1文30円で料理の値段を決めている。1両=4000文とすると、33両(銀2貫)は396万円。
- ^ 上方で、商人の娘のこと。
- ^ 現在の大阪府高槻市原・塚脇地区[5]。
- ^ 上方で、商人の妻のこと。
- ^ 寒天を製造する場所。極寒の中で、しかも緻密な職人芸が求められる過酷な職場であり、そこで過ごす1か月は、世間での1年の奉公に相当すると言われるほどである。
- ^ ダブルキャスト。
- ^ 桂ざこば休演に伴う代役。
出典
- ^ “第2回「日経小説大賞」・「日経中編小説賞」最終候補作”. 日本経済新聞出版社. 2017年2月16日閲覧。
- ^ 久保智祥 (2013年10月24日). “大阪の書店員らが選ぶ本、第1回は高田郁さん「銀二貫」”. BOOK.asahi.com (朝日新聞デジタル) 2016年5月16日閲覧。
- ^ a b “林遣都さん主演!木曜時代劇「銀二貫」制作開始!” (2013年11月13日). 2013年11月23日閲覧。
- ^ a b “大阪の商人描く、高田郁の人情劇「銀二貫」に藤山扇治郎、赤井英和、室龍太ら”. ステージナタリー. (2016年12月28日) 2016年12月28日閲覧。
- ^ “3月16日 人情時代劇『銀二貫』主人公の藤山扇治郎さんが濱田市長を表敬訪問”. 高槻市 (2017年3月16日). 2019年5月29日閲覧。
- ^ 上田昌彦 (2014年5月24日). “「寒天のふるさと 高槻」PRを行っています!!”. 高槻市. 2019年4月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月31日閲覧。
- ^ “高槻の寒天づくり”. 大阪ミュージアム. 大阪府. 2019年5月31日閲覧。
- ^ “林遣都に時代劇初主演のプレッシャー!?”. ザテレビジョン (KADOKAWA). (2013年12月19日) 2019年5月29日閲覧。
- ^ “あまちゃん女優・松岡茉優と天才子役・芦田愛菜が“2人1役””. ORICON NEWS (oricon ME). (2013年11月14日) 2019年5月29日閲覧。
- ^ “林遣都 : 「銀二貫」で初の時代劇 撮影は「一度も気を抜かなかった」”. MANTANWEB (毎日新聞デジタル). (2014年2月11日) 2014年5月19日閲覧。
- ^ 「発表! 第81回ドラマアカデミー賞」『週刊ザテレビジョン関西版』第20巻33号(2014年8月22日号)、KADOKAWA、2014年8月22日、26頁。
- ^ “宝塚歌劇雪組 早霧せいな&咲妃みゆの全国ツアー公演『哀しみのコルドバ』、月城かなと主演のバウホール公演『銀二貫』が決定” (2015年4月24日). 2015年7月16日閲覧。
銀二貫
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「宝塚歌劇団によって舞台化された作品の一覧」の記事における「銀二貫」の解説
原作は高田郁の小説『銀二貫』。 脚本・演出:谷正純。 雪組が2015年11月19日~11月29日に宝塚バウホールで上演した。 松吉:月城かなと/真帆、おてつ:有沙瞳/和助:華形ひかる/善次郎:英真なおき
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