銀二貫とは? わかりやすく解説

銀二貫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 12:55 UTC 版)

銀二貫』(ぎんにかん)は、髙田郁による日本時代小説2008年の第2回日経小説大賞にて最終候補作品となり[1]、翌2009年6月10日幻冬舎より刊行された。父を仇討ちで亡くし、大坂天満寒天問屋の主人にと引き換えに命を救われた武士の子が、商人として成長する姿を描いた人情劇。


注釈

  1. ^ 大阪の本屋と問屋が協力し「ほんまに読んでほしい本」を選び、その本の販売で得られた収益の一部を社会福祉施設を通じて、大阪の子供たちに本を寄贈するプロジェクトで、いわば大阪版「本屋大賞」である。第4回より「大阪ほんま本大賞」と称される。
  2. ^ 金換算すると33。作者の高田は、『みをつくし料理帖』第7巻巻末「みをつくし瓦版」によると、130で料理の値段を決めている。1両=4000文とすると、33両(銀2貫)は396万円。
  3. ^ 上方で、商人の娘のこと。
  4. ^ 現在の大阪府高槻市原・塚脇地区[5]
  5. ^ 上方で、商人の妻のこと。
  6. ^ 寒天を製造する場所。極寒の中で、しかも緻密な職人芸が求められる過酷な職場であり、そこで過ごす1か月は、世間での1年の奉公に相当すると言われるほどである。
  7. ^ ダブルキャスト。
  8. ^ 桂ざこば休演に伴う代役。

出典

  1. ^ 第2回「日経小説大賞」・「日経中編小説賞」最終候補作”. 日本経済新聞出版社. 2017年2月16日閲覧。
  2. ^ 久保智祥 (2013年10月24日). “大阪の書店員らが選ぶ本、第1回は高田郁さん「銀二貫」”. BOOK.asahi.com (朝日新聞デジタル). http://book.asahi.com/booknews/update/2013072400021.html 2016年5月16日閲覧。 
  3. ^ a b 林遣都さん主演!木曜時代劇「銀二貫」制作開始!” (2013年11月13日). 2013年11月23日閲覧。
  4. ^ a b “大阪の商人描く、高田郁の人情劇「銀二貫」に藤山扇治郎、赤井英和、室龍太ら”. ステージナタリー. (2016年12月28日). https://natalie.mu/stage/news/215016 2016年12月28日閲覧。 
  5. ^ 3月16日 人情時代劇『銀二貫』主人公の藤山扇治郎さんが濱田市長を表敬訪問”. 高槻市 (2017年3月16日). 2019年5月29日閲覧。
  6. ^ 上田昌彦 (2014年5月24日). “「寒天のふるさと 高槻」PRを行っています!!”. 高槻市. 2019年4月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月31日閲覧。
  7. ^ 高槻の寒天づくり”. 大阪ミュージアム. 大阪府. 2019年5月31日閲覧。
  8. ^ “林遣都に時代劇初主演のプレッシャー!?”. ザテレビジョン (KADOKAWA). (2013年12月19日). https://thetv.jp/news/detail/43264/ 2019年5月29日閲覧。 
  9. ^ “あまちゃん女優・松岡茉優と天才子役・芦田愛菜が“2人1役””. ORICON NEWS (oricon ME). (2013年11月14日). https://www.oricon.co.jp/news/2030849/full/ 2019年5月29日閲覧。 
  10. ^ “林遣都 : 「銀二貫」で初の時代劇 撮影は「一度も気を抜かなかった」”. MANTANWEB (毎日新聞デジタル). (2014年2月11日). https://mantan-web.jp/article/20140211dog00m200048000c.html 2014年5月19日閲覧。 
  11. ^ 「発表! 第81回ドラマアカデミー賞」『週刊ザテレビジョン関西版』第20巻33号(2014年8月22日号)、KADOKAWA、2014年8月22日、26頁。 
  12. ^ 宝塚歌劇雪組 早霧せいな&咲妃みゆの全国ツアー公演『哀しみのコルドバ』、月城かなと主演のバウホール公演『銀二貫』が決定” (2015年4月24日). 2015年7月16日閲覧。


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銀二貫

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宝塚歌劇団によって舞台化された作品の一覧」の記事における「銀二貫」の解説

原作高田郁小説『銀二貫』。 脚本・演出谷正純雪組2015年11月19日11月29日宝塚バウホール上演した松吉月城かなと真帆、おてつ:有沙瞳和助華形ひかる善次郎英真なおき

※この「銀二貫」の解説は、「宝塚歌劇団によって舞台化された作品の一覧」の解説の一部です。
「銀二貫」を含む「宝塚歌劇団によって舞台化された作品の一覧」の記事については、「宝塚歌劇団によって舞台化された作品の一覧」の概要を参照ください。

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