第2部より登場
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フェオドール・ジェスマン 第2部の主人公。堕鬼種(インプ)の『徴無し』の17歳の青年。護翼軍 第五師団四位武官。武技や戦術知識、砲器の扱いに長け、17歳で四位武官に昇進するなど成績は優秀。〈十一番目の獣〉から38番島を守護するために派遣されてきたティアットたちの監督役を任されることになる。 表面上は穏やかで良心的に振舞っているが、内心では度々悪態をつく皮肉屋。思考や対人戦闘においても相手の意表を突く搦め手を好むが、重大な局面であるほど無意識的に思考が単調になる傾向があり、勘の鋭い者や彼をよく知る者には行動の意図を看破されることが多々ある。一見捻くれているが実直な性格が彼の本質であり、心を開いた相手に対しては情の深い一面も持ち合わせている。過去に大切な人間を救えなかったという思いから、無力な自分自身、ひいては妖精たちの命を犠牲に守られているこの世界全てを心底憎んでおり、目的を果たすためなら浮遊島を落とすことも厭わないと考えている。 〈獣〉によって滅亡したエルピス集商国の生き残りであり、護翼軍に入隊した目的は、ある計画に必要な対〈獣〉秘密兵器を入手するためだった。 堕鬼種の末裔の特性として謎の瞳力を持っているが、十分に扱えきれているとは言い難く、立て続けにラキシュ、パニバル、そして軍の倉庫に安置されていた〈最初の獣〉に瞳の力を使用したことにより、激しい頭痛と幻覚に悩まされていくことになる。 護翼軍の機密倉庫に運び込まれていた黒い箱の中身を知ってしまったため、軍に捕縛監禁されるがのちに脱走、その際、習得した覚えのない人間族の格闘術を駆使している。直後に駆けつけたラキシュの介入によってその場を切り抜け、以降は人格の変わってしまったラキシュと共に行動していく。 マシュマロ(Ryehl)、リンゴ 38番浮遊島にて保護された青髪と赤髪の黄金妖精。二人とも正式な名前を得るまでの仮名としてティアットたちに命名された。フェオドールによく懐いており、彼自身も任務だと言いながらも甲斐甲斐しく世話を焼いていた。 フェオドール、ラキシュとともに四人で出かけた時、38番島に持ち込まれていた〈十一番目の獣〉と遭遇する。三人を守るために、妖精郷の門を開いたリンゴは命を失う。 その後、マシュマロはラーントルクによりリィエルと名付けられる。 マルゴ(マルグリット)・メディシス フェオドールの元・許嫁。『徴無し』の家系の生まれだが、先祖に混じっていたわずかな獣人の血が色濃く出てしまい、黒猫の獣人のような外見をしているため、一族に疎まれてきた。7歳の時にフェオドールと出会う。 オデット・グンダカール(ジェスマン) フェオドールの実姉。ある目的のため暗躍している。ナイグラート、マゴメダリとは学術院時代の知り合い。 ナックス・セルゼル 鷹翼種(フォーコン)護翼軍上等兵。フェオドールの友人。情報屋の仕事を請け負っており、フェオドールの依頼で軍の秘密兵器について調べる。 ユーディア 10歳前後の黄金妖精(レプラカーン)。既に特別な夢を見ているが、護翼軍から許可が出ていないため、専門の施設での調整ができずにいる。
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第2部より登場
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星野 アキラ(ほしの アキラ) 全日本250ccクラスにおけるグンのライバルの一人。年齢はグンより1つ年下(17歳)の高校生。シーズン開幕当初は市販ヤマハ・TZ250に乗る新人ライダーの一人に過ぎなかったが、グンに憧れ、その走りを真似ようと試行錯誤するうちに急激に頭角を現す。グンと同じく国際B級のルーキーながらも、シーズン途中からヤマハのワークスマシンYZR250を与えられ、3連勝してチャンピオン争いの対抗馬となる。自信と共に不遜な態度を見せはじめ、最終戦ではサンダーに対決を挑むが完敗し、改めてグンへの敬意を抱く。 第3部ではグンの抜けた全日本選手権を独走で勝ち取り、自信を持ってアメリカGPの250ccクラスにスポット参戦するが、WGPのライダーのレベルの高さの前に13位に終わり精神的に打ちのめされた。続く最終戦の日本GPでは5位に入賞し、全日本チャンプの意地を見せた。 島崎 浩一(しまざき こういち) 全日本選手権のシーズン途中から、イチノセレーシングに助っ人として招かれたエンジニア。元はWGPにプライベート参戦するライダーだったが、フランスGPでエンジン焼き付きによる大クラッシュに遭い、引退に追い込まれた過去を持っている。 限界までピークパワーを搾り出すエンジンチューニングを得意とするが、エンジン特性がピーキーとなり扱いづらくなるため、グンと出逢うまではそのマシンを乗りこなせるライダーに巡り合えなかった。馬力に勝るワークスマシンと勝負するため、市販のホンダ・RS250Rに過激なセッティングを施し(シマザキスペシャル)、グンのライディングの進化を促した。最終戦ではホンダが提供したワークスRSのエンジンをチューンしたシマザキスペシャル2を用意した。 グンとは喧嘩腰ながら息の合うコンビとなり、WGPでも「チーム・シマザキ」としてマシンセッティングを担当する。 荻野目 誠(おぎのめ まこと) シーズン2戦目からイチノセレーシングに加わった国際A級ライダー。全日本250ccクラスでは中堅どころのライダーだが、チームにエース待遇を求め、マシンの仕上がりに難癖を付けるなどトラブルメーカー的存在となる。当初は新人のグンを見下していたが、レース結果から次第に才能を認めるようになった。一度フリー走行でシマザキスペシャルを借りてクラッシュさせたことから、最終戦ではグンのマシンのセッティングに協力し、「借りは必ず返す」という義理堅いところも見せている。普段はタクシー運転手として働いている。 ヨーコ 元鈴鹿サーキットクイーンの女子大学生。鈴鹿4耐の表彰式でグンに冷たくあしらわれたことを根に持ち、しつこく付きまとうようになる。次第にそれは恋愛感情へと変化するが、既に歩惟と交際しているグンには全く相手にされなかった。そのことに怒った挙句、取り巻きの不良たちを使って全日本ロードレース選手権・最終戦の決勝前日に歩惟を拉致するが、目論見と異なり歩惟を救出すべくグンが駆けつけたため、恋に敗れたことを自覚する。 タカオ ヨーコの親衛隊のリーダー格。関東の大学に進学したヨーコを追って転職するほど彼女に惚れ込んでいる。腕っぷしの強さは仲間内でも恐れられているが卑怯なことを嫌う性格で、歩惟の拉致事件に加担した不良たちを制裁した末、グンに「けじめ」のタイマン勝負を敢えて持ちかけ、敗れた。 ヨーコへの「あの足に惚れた」という台詞は、作者のしげの秀一が交際・結婚した速水翼に対するエピソードから。 神野 幸男(じんの ゆきお) グンが通うS工大の2輪部部長。部の恒例イベント「裏山サーキットタイムトライアル競技会」にて伝説のコースレコードを更新することを期待されていた。しかし、飛び入り参加したグンにあっさり抜き去られ、プロとアマチュアの差を見せつけられた。愛車はヤマハ・FZ400R。 カルロス・サンダー ホンダのワークスライダー。アメリカ出身。前年にWGP250ccクラス参戦1年目でチャンピオンを獲得し、ロスマンズ・ホンダより500ccクラスにステップアップ。この年の鈴鹿2&4レースに出走するため来日した折、テスト走行時にグンと初めて出会う。その後、WGPで年間2勝し、ホンダの要請で全日本ロードレース最終戦(鈴鹿)にスポット参戦し、500ccと250ccクラスにダブルエントリーした。全日本ライダーのレベルを軽視し、250ccクラスでは悠々独走していたが、グンの思わぬ追撃に遭ってペースを乱してしまい、最後に逆転を許す。 第3部でもロスマンズ・ホンダのワークスライダーとしてWGP500ccクラスに出走する。第2部に続きプライドの高さと高慢な面を見せ、マシンの不調とともにスランプに陥った時はグンの活躍を妬んでワークスマシンの貸与システムに難癖をつけ、グンは型落ちのマシンでの参戦を余儀なくされた。しかしその後もことごとくグンの後塵を拝している。シーズン最終戦前のテスト走行でグンのスペシャルマシンを全く使いこなせない事に愕然とし、ようやくグンの才能を認めている。
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