TZ250
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 16:23 UTC 版)
初代1973年型TZ250は、空冷エンジンの250cc市販ロードレーサーTD3を水冷化したワークスマシンYZ624を基にした市販ロードレーサーである。水冷化により性能が大幅に向上した。1973年に初代モデルが発売された。当初は直列2気筒(横置き)であったマシンは、年を追うごとに進化し、1980年代中期から後期にはケースリードバルブ(59W)、デルタボックスフレーム(1RK)、後方排気システム(3AK)を採用し、1991年にはヤマハ市販ロードレーサーで初めてとなるV型2気筒(3YL)を採用するなど、最新のテクノロジーを追求し毎年のように進化を遂げていた。しかし、2000年代に入ると@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}環境問題によってレースカテゴリーが縮小し、競技人口が低迷したことにより[要出典]モデルチェンジの間隔が長くなり、2000年モデルとして生産された5KEの型式名で呼ばれるタイプの2003年モデル以降、本格的なモデルチェンジは行われずに継続販売された。 ヨーロッパなどにも新車や中古車が輸出され、ロードレース世界選手権や各国の国内選手権等のGP250クラスで使用された。クリスチャン・サロンにより1984年チャンピオン獲得(Model49V)や、関口太郎による2003年のヨーロッパ選手権優勝(全勝)という記録を留めている。全日本ロードレース選手権では2006年と2007年に連続優勝を記録した。 2008年モデルは2006年モデルをベースにした車両を市販価格210万円で継続販売したが、販売状況はTZ125と同様に低迷し、年間販売台数は20台を下回った[要出典]。2009年モデルは市販価格246万7500円で15台が生産、販売されTZ250は生産終了となった。
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