第二部から登場したキャラクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 22:57 UTC 版)
「ジエンド」の記事における「第二部から登場したキャラクター」の解説
河内大志(かわち たいし) 都内の中学校に通う学生。後述する転校してきた少女・新郷成に一目ぼれするが、彼女がノッカーズだった事から姿を消した事に心を痛めていた。ネットで見つけた「Z-ENDへの救援メール」を出し続け、108回目にしてきた返信から猟犬亭を訪ねる。 繊毛虫の企てた廃ビル占拠事件において超次と共に突入して体を張って彼女を止め、その手を取った。以後拘置所に収監された成と文通を続けている。 九州出身の明るく真摯な心を持つ少年だが、その言動は一言多かったり言っている内容が適当なことが少なくはなく、超次に拳骨を喰らう機会が多い。 新郷成(しんごう なる) 東北から大志の中学に転校してきた少女。能力開放時には顔面が昆虫の様な姿になり、頭部から鋭い爪と鎌を持った6本の足が生える。5歳でオルタレイション・バーストを起こしてノッカーズになり、家族・親せきからも疎まれ「差別が少ない」と言う噂だけで東京に送りだされた。クラスメイト相手に能力を使ってしまい失踪、繊毛虫に唆されて廃ビルの占拠に参加してしまう。故郷の訛りにコンプレックスがあった為か「アクセント」と名乗った。 事件後ノッカーズ拘置所に収監されるが、研究者・成井に変装した繃子の煽動と誘いを拒んだため重傷を負った。 亀甲マン(きっこうまん) 鞭と縄を操り戦うSM趣味のノッカーズ。「正義の変態」と呼ばれている。マスクには『甲』の一文字があしらわれている上、胴体は全身タイツのようなものの上から亀甲縛りでキツく締められており、この世の緩みを締め直すことをポリシーとしている。その正体は猟犬亭の常連客で立派な口ひげを生やした明るく飄々とした中年男性。 出動の際には『正装』する主義と言う事から変身するのではなく、コントロール系の能力を持つノッカーズである。戦闘スタイルはスパイダーマンのそれに近く、縛るための縄を駆使した多彩な戦法をとる。コミカルかつ下ネタのキャラクターではあるものの決して実力は低くはなく、支援から直接戦闘まで幅広い範囲での活動を可能とする。 名称不明のノッカーズ 猟犬亭によく出入りしているアフロとサングラスが特徴的な、痩せたタラコ唇の若者。ラフや亀甲マンと同じ席でいることが多く、特にラフと行動を共にすることが多い。自身の発言からノッカーズであることが判明しているが、作中で能力を発揮することはなく、また名前も最後まで出てくることはなかった。 フィードバック・ジョー 魔法使いとピエロと大道芸人が混ざったような姿をした、時空の魔術師と呼ばれるノッカーズ。その正体はパントマイムが得意で優しい微笑みが特徴的な青年神父「ジョー・カイロス」。ノッカーズスラムにある教会(元は結婚式場)に住んでいる。 子供の敵は許さないと言うスタイルで誘拐や虐待、人身売買を専門に対処するヒーロー。だが、かつてオルタレイション・バーストでノッカーズとなった孤児をそうとは気付かず殺してしまった負い目から繃子に利用される。超次と出会ってからは友人としての態度を保っており、サンデー×マガジンクロスラインで登場したキャラクターの中でも出番が多い。子供へ危害を加える大人に対しては子供たちへのそれや日頃の温和さからは程遠く、残虐な方法をとることも辞さない冷酷な一面も持ち合わせている。また、聖職者なので超次同様に彼も童貞である。 高寺樋水(たかでら ひすい) 大志と同じ学校に通うクールな印象の少女。剣道部に所属しており、そこらのチンピラなぞ物の数ではない腕前。「Z-ENDを探している」と言って猟犬亭に居座ってしまう(超次がZ-ENDとは気付いていない)。 その正体は警視庁科警研の高寺博士の娘で発火能力系ノッカーズを狩る謎の「氷結能力者」。2010年において最新型ブースター「8式(約4kgのトランク型)」を上回る直径10cmのコンパクトサイズのブースターを使いこなすブースター使いの天才で、赤ん坊の頃からブースターのベースマテリアルである「デミアジウム」に干渉し能力を発揮していた。 幼少時、発火能力者だった母を氷結能力で死なせてしまった事から父親との間にも溝が出来ており、ぶっきらぼうながら「情」を感じさせる超次に『父性』を感じていた。また子供らしさを捨てようとしていることもあってか、日頃のきぜんとした態度の中にふっと年相応の姿を見せることもある。好物は超次に食べさせてもらったサーターアンダーギー。樋水専用ブースター 高寺博士が極秘裏に与えたブースター(竹刀の鍔に擬装)。「面影に立つは~」と言うキーワードで「武蔵」「与一」「義弘」など複数の形態と能力を発揮し、自身の固有の能力として氷結能力とあらゆるブースターを外部干渉してコントロールできる。従来のブースターとは一線を画する存在である。 高寺博士(たかでら - はかせ) 樋水の父親。科警研の科学者でブースター開発が専門。妻が発火能力を暴走させた事で亡くしてからは発火能力者を目の敵にし、娘の樋水の能力を利用してZ-ENDを倒そうとした。 その精神は妻を失くした時点で「壊れて」おり、樋水の自滅はおろか「Z-ENDの暴走=世界の滅亡」と言う事実も認識していない(もっとも、Z-ENDにそれだけの力があるという事実は限られた者しか知らない)。それどころか娘である樋水への想いも歪んでいるという次元のものではなく、狂気の中で生き続けている。 拘置所内に遺された亡き妻の「能力の残り火」に執着している。両腕を損傷し、手袋を付けている。妻を止めようとした時の火傷と言っているが、実は樋水を止めようとした際の凍傷。 繊毛虫(せんもうちゅう) 成を含めた数人の未成年ノッカーズを煽動して廃ビルを占拠、BOOTSと殺し合わせる事で世論を操作しようとした卑劣漢。本名は桐巻清志郎(41)後述の白夜の組織、『BIRTH』の尖兵だった。 迫走(ひゃくそう) 首都高速で連続傷害致死事件を起こしたノッカーズ。最高速度は500km/hを誇り、「速さ」こそ至上として遅い者を見下している。本人はあくまで金で雇われただけのチンピラで、『BIRTH』の計画した作戦に利用されていた。 繃子(ペンツ) 「白夜」と呼ぶ人物に仕えているノッカーズ。他人に変身する能力があり、潜入工作や変身した姿を利用して他者を操る卑怯者。その正体は餓鬼にも似た体形の小男。 「白夜」 数多くのノッカーズ犯罪を画策し、『BIRTH』と呼ばれる組織の首謀者。「もう一人の最凶」を名乗り、Z-ENDと同じ力を持つ。
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