快援隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 14:35 UTC 版)
坂本辰馬や陸奥らが銀河を股にかけ商売する貿易艦隊。船の形をした宇宙船がいくつかあり、ある程度武装もしてある。重要な商いのときは坂本は陸奥によって置いていかれる。艦隊は元々宇宙海賊・千鳥の奴隷船であり構成員たちも元は奴隷であったが、坂本が奴隷船ごと奴隷を買い取ったことで解放された過去を持ち、そのため船員は皆艦長の坂本や副艦長の陸奥を慕っている。 坂本 辰馬(さかもと たつま) 声 - 三木眞一郎 星間貿易会社「快援隊」のリーダー。一人称は「わし」。土佐弁で話す。攘夷志士であったころは和服に兜という格好であったが、現在は下半身はズボン、上半身は小袖のような和服の上から黒ラインと赤地のロングコートを羽織り、サングラスに襟巻、足元は下駄という服装である。現在は快援隊を営みながら、商船「快臨丸」に乗り宇宙を渡り歩いている。 かなりの天然ボケかつ能天気な性格で、どんな状況にあっても「アッハッハッハッハ」と呑気に笑う楽天家。しかし攘夷戦争後は国の将来を考え宇宙に出るなど、目先のものにとらわれない独自の先見性を持っている。利益をもたらし天人と地球人の調和を図ることで国を守ることを目指し、争いよりも商いで人を豊かにしようとする考えを持っている。 無類の船好きにもかかわらず船に弱く船酔いしやすい体質であり、作中ではしばしば船酔いで嘔吐している。戦闘時には拳銃を武器としているが、これは攘夷戦争時代に戦場で敵である幕軍の負傷兵を撤退させようとしたところ、のちの春雨第二師団団長となる馬董の攻撃を受けて背後から背負っていた負傷兵ごと斬られ、利き手の負傷で剣を握れなくなったためであることが明かされており、右腕には掌から前腕にかけて大きな傷跡が残っている。 かつては「桂浜の龍」と呼ばれた攘夷志士であり、銀時・桂・高杉の三人とはともに参加した攘夷戦争の際に親友となり、銀時と高杉の喧嘩を止める役をたびたび担っていた。土佐の大商家の息子で平和主義者だったが仲間に担がれる形で参戦し、その交渉力で後援の引き込みや資金の工面、武器の調達などを行っており、銀時からは「剣ではなく商という武器で戦っていた」と評されている。しかし上述の怪我による負傷により戦争終結の際には戦線を離脱していたが、その後は散々になった仲間を探す過程で唯一再会できた銀時を宇宙行きに誘っていたが、銀時からは「ここ(地球)が好きだから」という理由で断られている。 その後、宇宙に進出した直後に悪い商売に引っかかり簀巻きにされて海を漂流していたところを宇宙海賊・千鳥の奴隷船に拾われ、そこで当時第二師団副団長だった陸奥と出会っている。そして次期総督の座を狙う第二師団団長に処刑されかかった陸奥を奴隷とともに救い、奴隷船と奴隷を丸ごと買い取って快援隊を立ち上げる。快援隊のメンバーからはとても慕われており、坂本自身も非常に仲間想いな性格で、仲間が傷つけられた際には激しい怒りを露わにする。 桂とはエリザベスを彼の元に置いていったり、陸奥とともにサポートしていることから、攘夷戦争後も交流がある模様。蓮蓬篇で久々の再会を果たしている。高杉とは戦争を離脱してから烙陽で再会するまで交流を絶っていたが、過激なテロ行為を繰り返す彼を今でも友達と思っている。 烙陽決戦篇では、陸奥の伝手で星海坊主からもたらされた鬼兵隊と第七師団の掃討作戦についての情報を受け、裏で密かに万斉ら一部の鬼兵隊の団員を救出している。その後、一度地球に帰還し、銀時や桂らを乗せ、虚に立ち向かうべく行方不明になった高杉らの救出に向かう。春雨第三師団団長の范堺との戦闘では陸奥や捕虜としていた喜々などの周囲の者の手助けを受けて范界を撃破し、その後は銀時や桂とともに意識を取り戻した高杉と合流し、春雨や奈落の兵を相手に銀時らに引けを取らぬ活躍を見せている。 銀ノ魂篇では、喜々らとともにアルタナ解放軍の侵攻を止めるために停戦交渉に赴くが、圓翔の暴走により協定が破棄されたうえに牢獄に閉じ込められる。紫雀派の兵士の手引きで脱走したあと、圓翔のもとへ向かい、桂や高杉とともに激闘を繰り広げた。戦後、天鳥船の落下で大破した船の損害を取り戻すため全財産を仮想通貨に投資するが、巨額の損失を出してしまい、快援隊を倒産させてしまった。 『3年Z組銀八先生』には、数学教師という形で登場しており、大富豪の息子で、天然ボケかつ能天気な性格と極度の船酔いという体質は、漫画本編と同様である。服装はピンクのYシャツにサスペンダーをつけた風貌である。 陸奥(むつ) 声 - 渡辺明乃 快援隊の副官的な位置付けにある美人女性隊士で傭兵三大部族・夜兎族の天人。常にポーカーフェイスで冷静沈着。千鳥に所属していたころは標準語だったが、坂本の影響で現在は彼と同じく一人称は「わし」で土佐弁を話す。同じ夜兎族である星海坊主とは、自身の父が友人であったことから親交がある。 坂本の放浪癖や女遊びを含む自分勝手な行動に手を焼いている。しかし「大義を見失うな」という信条を持つ坂本に共感しており、彼の言葉を忠実に実践できる強い意思を持つ。陽光に弱い夜兎族だが神楽や星海坊主と違って番傘は所有しておらず、道中合羽に三度笠という侠客風の衣装を身に着けている。 坂本には「カミソリ副官」と称され、彼や隊士からは坂本と同等あるいはそれ以上の信頼を寄せられている。遊び歩いてばかりの船長である坂本のことはあまり頼っていないが、信頼はしている。 14歳のころは火〜金のシフトで宇宙海賊・千鳥の第二師団副団長をしており、「金剛石姫」の異名を持っていた。本当は普通の女子らしく過ごしたかったが、千鳥の総督であった父親に無理やり副団長をやらされていた模様。当初は坂本の考えに共感できずにいたが、自分が奴隷だった老婆に物を渡したところその老婆に感謝され、坂本に商のよさを教えられたことで徐々に考えを改めるようになる。父親の死後は次期総督の座を狙う第二師団団長に坂本とともに殺されそうになるが、奴隷船と奴隷を丸ごと買い取った坂本に救われ、彼とともに行動するようになり、現在に至る。 烙陽決戦篇では星海坊主から虚と春雨に関する情報提供を受けていたため、地球にはいなかったにもかかわらず一連の状況は把握していた。彼からもたらされた鬼兵隊・第七師団掃討作戦の情報に基づき、坂本の指示で春雨内に潜入し、鬼兵隊の一部のメンバーを救出した。銀ノ魂篇では、坂本らとともに天鳥船船内に乗り込み、圓翔と対峙するが坂本をかばって重傷を負うも、治療により一命を取り止めた。戦後は仮装通貨の失敗で快援隊を倒産させた坂本を売り飛ばし、快援隊の有志とともにグレーな商売を始めていた。その後、松平の依頼で地球に訪れ新八にある人物を送り届けた。 オババ 声 - 上田ゆう子 快援隊の一員の老婆であり食事係を担当している。元々は宇宙海賊・千鳥に売られた奴隷だったが、坂本と陸奥が処刑されそうになったときに他の奴隷と反乱を起こして2人を救った。牢に閉じ込められていたときにマッサージ用の石ころをくれた陸奥に礼を述べたことが彼女が坂本の考えに共感するきっかけになる。坂本と陸奥が出会った時点でかなりの高齢だが、現在でも現役で快援隊に所属している。
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