忍者帝国構成員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 14:38 UTC 版)
「おきらく忍伝ハンゾー」の記事における「忍者帝国構成員」の解説
スルガ大納言 忍者帝国の首領。初登場時は厳格なシリアスキャラとして描かれていたが、次の回からはユーモラスに描かれるようになった。とはいえ、シリアスな面は失われてはおらず、その気になれば、ハンゾーたちを圧倒できる力の持ち主。 お仕置きの極意は「生かさず殺さず遊びましょ~」の元、今日も楽しく部下にお仕置きしている。お仕置きのしがいのない剛腕鬼が苦手で、剛腕鬼の復活には頭を痛めている。「お仕置き出来ないと飯が美味くない」という為、部下の負けるのを楽しみにしている面がある。 好きな番組「愛と死の大五郎」「悲しみの水戸黄門」は大納言にとってはお笑い番組に変わる。長嶋茂雄の声真似したこともある。 アマクサとは捕獣(ポケモン)の対戦をする仲。ハンゾーの師匠、隠鬼落斎とは旧知の間柄で眼出炉党(めだろっと)の対戦をすることも。交友関係にも謎が多い。 最終回では魔装具の核を粉砕するなど密かにハンゾーたちを援護した。 名前の由来は徳川忠長[要出典]。 タヌマ(古多奴鬼) 幕府筆頭老中であるが、その実態は忍者帝国幹部でスパイである。帝国忍者達の活動の多くは彼の指示のもと行われる。 手下の忍者たちを管轄する立場にあるため、彼に直接の敗因がない場合でもいつも必ずお仕置きされる、何かと気苦労の多い中間管理職である。 タヌマ本人が帝国忍者として表に出る際にはたぬきのお面を着用し古多奴鬼(ふるだぬき)を名乗る。これはスルガ大納言との忘年会で思いついた仮装芸らしい。 「あくやくせこい手やったろー」とハグルマを利用したり、「犬心まん、猿心まん(『犬猿の仲』になるまんじゅう)」をヨシムネに勧め、第二回キラVSアサノ大討ち入り運動会を大混乱に陥れた。 住居は多摩新武士団地四〇二棟。家族に関しては、妻は亡くなっており、そのためか、娘のフブキを自分の命と思っているほど溺愛。フブキがハンゾーを倒せなかった際には、「フブキの代わりに、お仕置きを受けます」とスルガ大納言に上申したほど。 名前の由来は田沼意次[要出典]。 トゲマル 帝国の下位忍者。背中に仕込んだ無数の棘針で攻撃する。ハンゾーとジュウベイが最初に戦った帝国忍者である。 鉄刃鬼 鋼鉄の甲冑に身を包んだ忍者。全身から鋼鉄の刃を出して回転しながら突撃する「ヤイバ真空ゴマ」が得意技。フブキ曰く「鋼の勇者」という二つ名がある。 百面鬼 仮面を付け替えることで様々な忍術を使う忍者。巷を騒がせている連続下着ドロボウ。フブキ曰く「仮面の貴公子」という二つ名がある。 操獣鬼 笛の音で幻獣を操る忍者。笛のメロディーが何故か「笑点」のテーマで、操る幻獣にも笑点メンバーの名前が付いている。 白顔鬼 忍者帝国一の暗殺術の使い手。「影吸雲蚊」という蚊を従え、その蚊を食べる事で蚊が血を吸った相手に化ける事ができる。完璧に化けられるが、性格までは似せられずジュウベイに化けた際は、アヤメの怖さを知らなかった為ハンゾーに偽物である事がバレてしまう。顔面の各パーツが半端ではなく小さく、半端ではなく中心に寄っている為、一見するとのっぺらぼうのような顔をしている。 左腕蛇 スルガ大納言の左腕が変身した分身体。左腕だけながらもハンゾーとジャキマルを同時に相手しても上回る実力を持つ。 由井卍党やアマクサ魔法王国も動き出したことで焦りを感じた大納言がハンゾーをおびき出す餌として、アヤメをさらいに来た際にジャキマルに妨害され、左腕を切り落とされながらも、そこから左腕蛇を作り出して、ジャキマルを負傷させ、アヤメを誘拐。ハンゾーとの対決では、ジャキマルも加わっての2対1の戦闘を展開。彼らを圧倒するもハンゾーの機転でマタキチのノミをうつされて痒くなってしまい、「片手だけの身体では自身の身体をかけない」ことから撤退した。 ライデン(角闘鬼) 帝国部屋の横綱にして角界最強の力士だが、その実態は帝国忍者角闘鬼(本名)。 身体を四散させ四方から張り手を繰り出す技「散波」を使いタイゲンやハンゾーを苦しめた。しかし、実際には角闘鬼は3人おり、それぞれが離れたり引っ付いたりしていただけだった。それを知ったゲンナイは「分かってみるとくだらんのぅ」と批評した。ハンゾーは試合中、体に書いた落書きがずれている事から「散波」を見切った。剛腕鬼にも劣らぬ筋肉馬鹿っぷりを披露していたが、大納言のおしおきはしっかり通用していた。 名前の由来は江戸時代の力士雷電爲右エ門(らいでん ためえもん)[要出典]。 竜血鬼 自ら流した血を用い、敵を自在に操る技「血竜」を操る忍者。 好物のニンニクの産地である富良戸藩(ぶらどはん)を支配し、ハンゾーとジュウベイを待ちかまえていた。 陰殺鬼 おとぎ話の世界を自由に行き来できる「封印草紙」の術を使う忍者。帝国の邪魔者達をおとぎ話の世界に閉じ込め、まとめて始末しようとした。非常に飽きっぽい性格のため物語を最後まで読んだためしがない。 この術は閉じ込めたおとぎ話のストーリー通りにしか行動できない為、前記の性格が祟ってハンゾーを自らの手で始末しようと、ハンゾーを閉じ込めた、桃太郎の世界で自ら鬼に変身して挑むという本末転倒を絵に描いたような敗因で敗北する。 ツララ御前 アヤメの通う学校、昌平坂女学園に就いた新しい校長であり、制服を新しくした張本人。 江戸のよ~なところを女の武器で攻略する教育を人知れず行うため、老中タヌマの紹介で校長に就いた。超冷え性の体質を生かして吹雪を起こす技「豊胸氷風」を使う。 怒羅夜鬼 忍者。一見すると丸顔で小太りの男だが、実はそれは邪無兄鬼の焼き上げたドラ焼きで、本体は小柄でガリガリの男。ドラ焼きの中に入り自在に操る忍術の使い手。子供に無理矢理自分の顔を食わせ、代わりに小遣いを巻き上げるというしょうもない悪行を働いていた。必殺技は巨大化した腕でパンチを繰り出す「安パンチ」。なお、「安」は「やす」であり、「あん」と読んではいけないという注釈がある。 邪無兄鬼 怒羅夜鬼のドラ焼きを焼く忍者。怒羅夜鬼の兄。幼い頃から貧しく、手元にあるのは親の形見のドラ焼きセットだけだった。弟の怒羅夜鬼に寒い思いをさせまいとする為に怒羅夜鬼をドラ焼きの中に入れて焼いている内にドラ焼きマスターとなった。怒羅夜鬼はその過程でドラ焼きを操る忍術を身につけた。 多異夜鬼 邪無兄鬼、怒羅夜鬼のいとこ。 怒羅夜鬼、異魔皮夜鬼と三体合体することで巨大なアンコ怪物「三味逸大」に変身する。 異魔皮夜鬼 邪無兄鬼、怒羅夜鬼のはとこ。 怒羅夜鬼、多異夜鬼と三体合体することで巨大なアンコ怪物「三味逸大」に変身する。 三味逸大 怒羅夜鬼、多異夜鬼、異魔皮夜鬼が合体した、巨大なアンコ怪物。正確にはその身体を構成する究極のどら焼き粉の名称。 白餡、黒餡、うぐいす餡の三つと融合する事で無限に膨らむ性質を持ち、しかも形状記憶小麦粉である為、いくらダメージを与えても即座に再生する。本来であれば美味しいはずなのだが、餡子が古過ぎたせいで異臭を放っている。必殺技は「闇パンチ」。「闇」は文字通り「やみ」と読む。 襲式鬼 陰陽忍法を得意とする忍者。絵画にまやかしの魂を与え魔人をこの世に生み出す陰陽忍法「式神の術」を使う。 忍者帝国が日本を支配したあかつきには将軍の地位を約束されていた(実際はカニ将軍でおごるだけ。彼は勘違いしていた)が、式神の強さが術者のレベルと描かれた絵に影響されるため、絵が下手な襲式鬼はなかなか呼び出されなかった。 当時『コミックボンボン』の「おきらく忍伝ハンゾーのはんにんまえ」のコーナーで募集されていた帝国忍者のデザインを式神として使役した。しかし、大半は「のせてくれ」「なんかくれ」だったため、まともなハガキの選別に苦労したらしい。 陰陽忍法の大量生産奥義に「台風息吹」がある。花粉症のため杉花粉に弱い。非常に大きい顎の持ち主。 デザインは帝都物語の魔人加藤保憲から[要出典]。 転輪鬼 背中に幾重もの刃を持つ忍者。回転して相手を切り刻む忍法が得意。それほど強い忍ではないが魔装具の一つである海魔の楯を強奪し、それにより高い防御力を獲得した。 さらに冥皇の剣を奪取せんと江戸城を襲撃したが、 魔装具の力に捕らわれ狂戦士化してしまう。 千髪鬼 自らの髪を刃として操る忍者。「R」1巻の噛ませ犬役として登場。ハンゾー達や白波連者に痛い目にあわされたあげく、大納言のお仕置きまで受けた可哀想な人。
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