大阪食い倒れフードファイター(OKFF)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 19:01 UTC 版)
「喰いしん坊!」の記事における「大阪食い倒れフードファイター(OKFF)」の解説
遠山金次郎(とおやま きんじろう) 丹下孝之助の友人で、浪速鉄道グループの社長。丹下の提唱する大食いのスポーツ化に賛同し、OKFFを設立する。OKFFの設立後に急死し、以後未亡人の響子が継承することになる。 遠山 響子(とおやま きょうこ) 遠山金次郎の未亡人。夫・金次郎の死後、浪速鉄道グループのすべてを継承し、OKFFのトップに君臨する。夫は丹下の口車に乗せられて早死にしたと思い、丹下およびTFFを恨んでいる。夫の死を機に大食いの興業化を考え「喰いワングランプリ」を開催。強欲で邪道喰いに固執するも、決勝戦での錠二と満太郎の健闘ぶりに心を打たれ改心。大食いのスポーツ化に賛同するようになり、AJFFの設立や活動に協力することになる。 名前は遠山景織子がモデル。 船場(せんば) 遠山の秘書。遠山の指示をスカウトや食闘士に伝えたり、TFFの動きや喰いワングランプリの状況報告などを行う。 淀川 渡(よどがわ わたる) OKFFのスカウト部長。得意技は私文書偽造。好きなことは「食闘士の特異な食い方に、思いつきで土地の名物(建物・祭り)などから○○喰いなどと名づける」こと。登場当初は単なる悪徳スカウトマンだったが、満太郎を付け狙ううちに、次第に満太郎の大食いに対する意識やその実力に期待するようになり、他のOKFFスカウトに満太郎の喰いワングランプリ予選通過を妨害しないよう説得する。かつてはOKFFにスカウトされるほどの大食いが自慢だったが、年を重ねるごとに食える量が減っていく自分を自嘲する一面も。喰輪杯編では死闘を終えて気持ちが乗らず燻っていた満太郎に喰輪杯の情報を伝えて参加のきっかけを作り、滞在中の満太郎のマネージャー役に。OKFF所属ではあるが、遠山金次郎にスカウトされた頃の食闘士のため、作中では一度も邪道食いをしていない。 外見は笑福亭鶴瓶、名前は淀川長治がモデル。 横川 安男(よこかわ やすお) OKFFに所属するフードファイター。通称「ドンブリ喰いの安」。満太郎が最初に対決した邪道食いの相手で、タイプとしては早食い。食材を分解し、ドンブリに入れて水などを加え、流し込む様に食べることを得意技とする。食べ方が汚く、見ているものにも不快を催させるため、大食いの実力とは裏腹に人気は芳しくない。性格も悪く、大食いチャレンジ目当てに訪れる店からも嫌われている。 満太郎を油断させて罠に嵌めるため、一時OKFFを脱会したかのように見せかけて、完平太と組んでグルになる。喰いワングランプリでは決勝ラウンドまで進出し、満腹時に幽門が開く現象・感覚を体得していたものの、肉まんにて満太郎と因縁の対決を繰り広げるも僅差で敗れる。その後は、ドンブリ喰いを封印して正道喰いでリベンジをすると満太郎に宣言する。 関東風の濃いめの味付けを嫌い、東京のうどんは水で薄めて食べる。AJFFではメインファイター。 外見や名前は横山やすしがモデル。 桂 参四郎(かつら さんしろう) OKFFに所属するフードファイター。通称「うな茶の参四郎」。うな重に茶をかけてすすり食う邪道喰いが得意。喰いワングランプリ本選2回戦は勝ち抜けず補欠に回ったが、決勝の補欠決定戦で黒兵衛に敗れる。その際、得意の邪道喰いが遠山に「汚らしい」と非難され、勝敗に関係なくクビを言い渡された。AJFFではメインファイター。 外見や名前は桂三枝(現・6代桂文枝)がモデル。 冨津 政(とみづ まさ) OKFFに所属するフードファイター。通称「万力の政」。林檎丸1個を一口で食べてしまうほど大きな口と強靱な顎を持つ。かつては小さな工場で働いていたが、経営不振による突然の工場閉鎖に伴い、路頭に迷ったところを淀川にスカウトされた。当初は純朴な青年だったが、OKFFの養成所で大食いの才能が開花するにしたがって尊大な性格へ変わっていった。 喰いワングランプリでは優勝候補の一角と目されており、決勝ラウンドまで進出。西山とハンバーガーで対決を繰り広げる。序盤こそハンバーガー4個を纏めて潰して食べる「万力食い」で優位に立っていたが、着実かつ不気味に追い上げて来る西山の早さについて行けず、「得意の先行逃げ切りの展開に持ち込めない場合、受けるプレッシャーに弱い」という弱点を露呈、自分の食のフォームを大きく崩した挙句まさかのTKO負けを喫してしまう。AJFFではメインファイター兼トレーナー。また、最終幕では二丁食いを体得している。 外見や名前はトミーズ雅がモデル。 間 完平太(はざま かんぺいた) OKFFに所属するフードファイター。横川と組んで満太郎を罠に嵌めた。喰いワングランプリ本選1回戦で満太郎におでん対決で勝利を狙うも失敗し、遠山にクビを言い渡される。AJFFではメインファイター。 外見や名前は間寛平がモデル。 尾暮 太郎(おくれ たろう) OKFFに所属するフードファイター。通称「スッポンのオクレ」。肉料理を得意とする。ミキサーを使い、何でもかんでも液状にして流し込むという邪道食いは見るものを最悪の気分にするため、大食いチャレンジを開催する店からも、フードファイターからも、観客からも嫌われている。満太郎が遠因で尾暮の被害を受けた店でステーキ早食い勝負を行い満太郎に敗北、リベンジを誓うも、喰いワングランプリ本選2回戦ではピザを邪道喰いしようとして失敗し、リタイヤする羽目になる。しかし大食いの実力が皆無というわけではなく、AJFFではメインファイターとなり、正道喰いでラーメンの大食い大会で優勝する場面も見られた。 外見や名前はMr.オクレがモデル。 坂多 利彦(さかた としひこ) 通称マジック坂多。大喰いの実力はさしたるものは無いが、手品を応用した卑怯な手を使って熊田の心を折った。しかし満太郎に敗れ、さらに手品の師匠と自分の妻に叱咤されたことで目が覚め、OKFFを脱退する。その後は喰いワングランプリにて娘である桃子の応援に駆け付けている。初登場時に20歳の運転免許証を見せていたが実際には42歳の厄年である(免許証に関しては公文書偽造の疑いがある)。 外見や名前は坂田利夫(アホの坂田)がモデル。 高丘 桃子(たかおか ももこ) OKFFに所属するフードファイターで、坂多利彦の長女。通称アンコ。甘味類(どら焼き、ケーキなど)を得意とする。大喰いの実力もさることながら、敵に心理的ダメージを与える手腕に長けた猛者。その反面家族思い(実家寄り)な性格でもある。結婚しているが、嫁ぎ先の家族は作中に出てこない。喰いワングランプリでは家族旅行を夢見て決勝まで進むも、途中でリタイヤした。AJFFではメインファイター。 外見や名前はハイヒールモモコがモデル。 西山 清志(にしやま きよし) 「OKFFの秘密兵器」と遠山未亡人に称されるフードファイター。通称「極道喰い」の清志。生前の遠山社長と付き合いがあった暴力団の元組員で、破門後に無銭飲食を繰り返したために服役。刑務所を出所後、OKFF所属のフードファイターとなる。 OKFF所属ながら邪道食いをせず、正道食いとしての恐るべき実力を持っており、単純に底なしに食べ続けることが出来る。そのひたすら喰い続ける姿は敵であるはずの丹下に「大食いの理想型」と讃えられた。生来の大食いに加え、「暴食モード」と呼ばれる状態に突入することによりさらに超人的なスピードで食べることが可能。 しかしどこかフードファイターとしてのモラルが欠如している面があり、無銭飲食、大食いチャレンジの店で暴走し厨房に乗り込んでまで食い散らかす、「お代わり自由」の店とはいえ本当に際限無しにお代わりする、噛みつき攻撃で人の食事を奪う…など、食に対する執着そのものが邪道。 なんでも食べるが、過去の体験から特に太巻きに思い入れが深い。こと大食いに関しては無敵だったが、決勝においてふとしたことから閉所恐怖症という弱点を露呈しリタイヤしてしまう。喰いワングランプリ後、AJFF設立を新聞で読むシーンがあったが、その後の消息は不明。AJFFにも所属していない。 外見や名前は西川きよしがモデル。普段はモデルと異なり目を細めているが、怒った時や本気を出す時などはモデル同様の大きな目をカッと見開く。
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