masterpiece
「masterpiece」とは、「最高傑作」や「代表作」「名人芸」「絶品」といった卓越した芸術性や技能や技術が注ぎ込まれた作品を意味する英語表現である。
「masterpiece」とは・「masterpiece」の意味
「masterpiece」とは英語の名詞で、基本的に作家や芸術家の「最高傑作」「代表作」「名人芸」「絶品」、「典型例」「絶好例」「模範的な例」といった意味を指す。複数形は「masterpieces」と表現する。「masterpiece」のスラングとしての意味
「masterpiece」は基本的に、スラングとしてではなく芸術や文学などの創作活動において「最高傑作」「代表作」といった意味で使われるが、印象的なものや上手くできたことに対して使われることがある。例えば、「The meal was a masterpiece.(食事は絶品だった)」が挙げられる。「masterpiece」の略語
「masterpiece」の略語は「MP」となる。例えばフィギュアブランド「ARTIST MASTERPIECE」は、「AMP」と略される。「masterpiece」の語源・由来
「masterpiece」の語源は、1600年代に「名人」「達人」といった意味の英語の名詞「master」と「欠片」「ピース」といった意味の英語の名詞「piece」が組み合わさって出来たものである。また「masterpiece」は「最高傑作」を意味するドイツ語の名詞「Meisterstück」、オランダ語の名詞「meesterstuk」を翻訳借用したものとされている。「masterpiece(川田まみの曲)」とは
「masterpiece(川田まみの曲)」とは、日本の女性歌手「川田まみ」が2009年2月4日にリリースした、7枚目のシングル作品である。表題曲「masterpiece」は作詞を「川田まみ」、作曲を「井内舞子」が手掛けている。「masterpiece」はテレビアニメ「とある魔術の禁書目録」の後期オープニングテーマに採用されており、科学と魔術が入り混じるアニメの世界観を複雑なサウンドで表現している。またシングル「masterpiece」に収録されている「jellyfish」も、「とある魔術の禁書目録」の挿入歌として使用されている。「master-piece(ブランド)」とは
「master-piece(ブランド)」とは、大阪市中央区備後町に本社を置く「MSPC株式会社」が展開するバッグブランドである。「master-piece」は1994年に設立され、ファッション性と機能性を兼ね備えることをコンセプトにしている。日本の自社工場で作られた製品は、バックパック・ショルダーバッグから、リュックを背負いながら羽織れるウェア、キーホルダーや財布などまで幅広く用意されている。「MSPC株式会社」のオフィシャルストアや百貨店、公式のオンラインストアで「master-piece」を購入することができる。「MASTERPIECE(Hey! Say! JUMPの曲)」とは
「MASTERPIECE(Hey! Say! JUMPの曲)」とは、日本の男性アイドルグループ「Hey! Say! JUMP(平成ジャンプ)」が2022年にリリースした楽曲である。「MASTERPIECE」は、「Hey! Say! JUMP」が2022年8月24日に販売した9枚目のアルバム作品「FILMUSIC!」に収録されている。また2022年11月22日に公式ミュージックビデオが「YouTube」でアップロードされ、100万回以上の再生数を叩き出している。「MASTERPIECE」の作詞は「辻村有記」、作曲・編曲は「辻村有記」「伊藤賢」が手掛けている。「masterpiece」を含むその他の用語の解説
「Masterpiece(関ジャニ∞の曲)」とは
日本の男性アイドルグループ「関ジャニ∞」が2014年にリリースした楽曲である。「Masterpiece」は、2014年11月5日に販売された「関ジャニ∞」の7枚目のアルバム作品「関ジャニズム」に収録されている。数ある「関ジャニ∞」の楽曲の中でも、異色のエレクトロニック調でクールなダンスナンバーに仕上がっている。「Masterpiece」の作詞は「SHIKATA」、作曲は「SHIKATA」「GRP」、編曲は「SHIKATA」「GRP」が手掛けている。
「masterpiece」の使い方・例文
「masterpiece」の使い方として、以下の例文が挙げられる。・His paintings are considered masterpieces.(彼の描いた絵画は最高傑作と評価されている)
・It's very hard to pick just one Renoir masterpiece.(ルノワールの代表作をひとつだけ選ぶのはとても難しい)
・That girl who has won tennis matches many times is a masterpiece of a genius.(テニスの試合で何度も勝っているあの女の子が天才の典型例である)
・The movie I saw yesterday is a timeless masterpiece.(私が昨日見た映画は不朽の名作である)
・In the end he died without turning out a masterpiece.(結局、彼は傑作を生み出せないまま亡くなった。)
「masterpiece」の発音・読み方
「masterpiece」の発音記号は、「mǽstərpìːs」と表記される。「masterpiece」の読み方は、カタカナで「マスタァピース」と表記される。「マスタァピース」の「マ」の部分にアクセントを付けて発音をする。「masterpiece」を含む英熟語・英語表現
「masterpiece of」とは
「(of以下の)最高傑作」「(of以下の)典型例」「(of以下の)絶好例」といった意味を表現する。
マスターピース
「マスターピース」とは、名作・代表作・最高傑作のことを意味する表現である。
「マスターピース」とは・「マスターピース」の意味
「マスターピース」は、「名作」や「代表作」、「最高傑作」などを意味する言葉である。主に芸術分野において、優れた作品を指すために使用する。ただ、現代では、芸術に関わらず、優れたものであればマスターピースと呼ぶことが多い。また、音楽のヒップホップジャンルでは、ラップ歌詞に使用するスラングとして、マスターピースという言葉が取り入れられることもある。その場合は、マスターピースの対象となるものが、社会的に認められた名作であるかどうかは重要視されないことが多い。マスターピースは、ブランドや楽曲など、固有名詞として使用されることも少なくない。固有名詞のマスターピースは、絵画の題名として使用されているものが世界的に有名だ。絵画の「マスターピース」は、アメリカの画家、ロイ・リキテンスタインが手掛けた作品である。漫画をベースに描かれ、吹き出しの中にセリフが記載されているのが特徴だ。そのセリフは、「あなたの作品はニューヨークで注目されるだろう」という内容である。そして、実際にリキテンスタインの作品がニューヨークで注目されるようになったため、結果的に予言をした作品として注目を集めた。
日本では、マスターピースは、バッグブランドの名前としても有名である。日本に自社工場を持ち、海外の工場に委託することなく、日本国内での製造にこだわっているブランドだ。バッグブランドであるため、リュックやショルダーバッグなどが主力製品だ。ただ、カバンの他にも、ブルゾンやネックウォーマーなどの衣類も製造している。また、セイコーと手を組み、マスターピースブランドの時計も販売したことがある。
マスターピースブランドの製品は、信頼できる日本製である上に、機能性とファッション性が両立させてあるという理由で、大勢の人に愛用されている。ただ、ブランド名が英語由来である上に、世界的に有名というほどではないため、消費者の中には、マスターピースがどこの国のブランドなのか、明確にイメージできていない人もいる。
日本のサブカルチャー文化においては、マスターピースは、特定の楽曲のタイトルとして有名である。アイマスという略称で親しまれている、アイドルマスターシリーズの、劇場版アニメの主題歌として使用された楽曲だ。正確には「M@STERPIECE」という表記であり、作詞家のyuraと、作曲家の神前暁が手掛けている。yuraと神前暁のタッグは、アイマスシリーズの発展に貢献してきた。そのタッグによる楽曲である上に、特別な劇場版で公開されたため、マスターピースは、名実ともにアイマス史上の最高傑作として扱われている。
「マスターピース」の語源・由来
「マスターピース」は、「傑作」や「名作」を意味する英単語「masterpiece」をカタカナで表記したものである。そして、「masterpiece」は、「親方」を意味する英単語「master」と、作品という意味の「piece」が組み合わさったものだ。古代ヨーロッパにおけるギルド制度では、絵画や金細工などを手掛ける職人が親方になるには、審査が必要であった。その審査に通るために、職人が用意した最高の作品が、「masterpiece」である。ギルド制度がなくなった後も、「masterpiece」は「傑作」「名作」を意味する単語として残り、日本に伝わってからマスターピースとして定着した。「マスターピース」の使い方・例文
「マスターピース」は、日本語の会話でも「名作」や「最高傑作」といった意味合いで使用されることがある。実際に使用すると、「あの絵画は、彼のマスターピースだと思う」「徹夜して仕上げたこの粘土像は、私のマスターピースである」といった表現となる。また、企業やアーティストが、宣伝文句として、最高傑作であるということをアピールするために、マスターピースという言葉を使用することもある。その場合は、「技術の粋を集めたマスターピース版の製品を、来春発売する予定だ」「このCDは、これまでの集大成となるマスターピース盤である」のように使われる。消費者目線でも、「マスターピース版の玩具に、プレミア価格が付いている」「このCDはマスターピース盤であるため、後生大事にしようと思う」という風に表現することが可能だ。
マスターピースを、絵画の題名を指して使用する場合は、「一度で良いから、絵画のマスターピースを直接見てみたいものだ」「私は凡人であるからか、マスターピースという絵画の良さがわからない」というような使い方となる。ブランドを指すのであれば、「彼はマスターピースが、お気に入りのブランドのようだ」「私はマスターピースのリュックを、かれこれ10年以上使用している」のように使用する。楽曲のタイトルを指す場合の使い方は、「彼はライブでマスターピースが流れた瞬間、涙が止められなくなったようだ」「私はアイマスに夢中になってから、マスターピースを繰り返し聴いている」といった形だ。
マスターピース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/10 05:07 UTC 版)

マスターピース(英: masterpiece、仏: chef d'œuvre、ドイツ語: Meisterwerk)とは、傑作、名作などを意味する語で、マスターワークともいう[2]。歴史的には、ギルドやアカデミーの会員資格を得るための、非常に高い水準を持った作品を指した[3]。
語源
マスターピースという語は、オランダ語の「meesterstuk」あるいはドイツ語の「meisterstück」に由来する可能性が高い。英語またはスコットランド語において「masterstik」という語の形が最初に記録されているのは、1579年のアバディーンのギルドの規則の中である。一方、「masterpiece」という語の形が初めて見出せるのは、1605年のベン・ジョンソンの劇の中であり、この時すでにギルドとは関連のない文脈で用いられている[4]。英語においては、「Masterprize」という語も初期のバリエーションとして見出せる[5]。
英語において、「マスターピース」という語は、様々な状況で並外れて良い創造的な作品を指す言葉として急速に浸透し、「使われ始めた頃には、神や自然の『マスターピース』としての人間を指す用例がしばしば見られた」[6]。
歴史




本来、「マスターピース」という語は、ヨーロッパでかつて行われていたギルド制度において、親方になるために徒弟や職人が製作した作品を指した。ギルドの会員としてふさわしい力量を持っているかどうかは、ある程度はマスターピースによって審査され、それが認められれば、その作品はギルドに保管された。それゆえに、菓子製造、絵画、金細工、刃物鍛冶工など、その他どんな手工業者においても、素晴らしい作品を製作することに多大な注意が払われた。
一例として、1600年代のロンドンの金細工師カンパニー(英語: Worshipful Company of Goldsmiths)では、ゴールドスミスホールの「仕事場(workhouse)」において、カンパニーの監督下でマスターピースを製作するよう、徒弟たちに課していた。この仕事場は、カンパニーが金細工技術のレベル低下を懸念するようになった結果、水準を維持する目的で設置されたものだった。1607年、金細工師カンパニーの幹事たちは次にように訴えた。「金細工の技と神秘に対する真の修練は、大いなる腐敗に至らんとするのみでなく、四方八方へ霧散してしまった。故に今や、多くの、あるいは幾人かの手助けなしに、一枚の金属板からあらゆる装飾やその部品を完璧に仕上げられる職人はほとんどいない……」。カンパニーは依然としてマスターピースの製作を課していたが、最早その監督下で製作されてはいなかったのだ[10][11][12]。
ドイツのニュルンベルクでは、1531年から1572年にかけて、親方になりたい徒弟には、ギルドへの入会を承認される前に、花型のゴブレット(コロンバイン・カップ(英語: Columbine cup))、鋼鉄製の印鑑の金型、宝石のついた金の指輪の製作が課されていた。ギルドへの入会が承認されなかった場合、他の金細工師の元で働くことはできたが、親方として働くことはできなかった。ギルドによっては、ギルドの会員権を完全に得るまで結婚が許されない場合もあった[13]。
マスターピースを制作する慣行は、近代の芸術アカデミーでも受け継がれている例があり、今日では一般にそのような作品をレセプション・ピースと呼んでいる。ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツでは「ディプロマ・ワーク(英: diploma work)」と呼び、会員権の条件として受け取ったディプロマ・ワークの素晴らしいコレクションを獲得している。東京芸術大学では、卒業制作に自画像を描く伝統があり、その自画像は大学が買い上げ、4800点を超えるコレクションとなっている[14]。
用法の広がりと現代的な使い方
中世ギルドにおけるマスターピース・マスターワークともに、ウェブスター辞典によると、「工房の親方(マエストロ・巨匠)の地位にふさわしい資質を満たす証として、中世のギルドに提出された作品」[15][16]とある。用例を遡れば1600年に「尋常ならざる技術で創られた作品」と一般化されたかたちで登場したとあり[15]、後には傑出した作品一般、特に製作者の最高傑作を指す用語として、絵画や工芸品のみならず、文学作品や音楽その他、芸術作品一般に波及したことがうかがえる。
現代においては優れた質を持った作品であれば、工業生産品までも含めてマスターピースと呼ぶようになった。例としてロレックスの腕時計の過去のモデルや、モデルの表現[18]の他、トランスフォーマーの玩具(トランスフォーマー マスターピース)、マックスファクターの化粧品、シュタイフのぬいぐるみ、鉄道模型といった商品のブランド名として採用されている。
脚注
- ^ 『ヨーロッパ美術史』昭和堂、1997年、p.183
- ^ “マスターピース”. コトバンク. 2022年4月25日閲覧。
- ^ この場合、親方作品、親方資格作品の訳語を当てる場合もある。cf.“masterpiece”. コトバンク. 2022年4月25日閲覧。
- ^ OED:"masterpiece". See also: Encarta. Archived 2009-11-01.
- ^ OED:"Masterprize"
- ^ OED, and examples
- ^ Levey, Michael. (1993) Painting and sculpture in France 1700-1789. New Haven: Yale University Press, p. 164. ISBN 0300064942
- ^ “A Souvenir of Velazquez, 1868”. ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ. 2019年6月30日閲覧。
- ^ 河邑厚徳『藝大生の自画像 四八〇〇点の卒業制作』日本放送出版協会、2007年、40-41頁。ISBN 978-4-14-081255-6。
- ^ A History of the Goldsmiths' Company. The Goldsmiths' Company. Retrieved 30 December 2014.
- ^ Goldsmiths' Company Apprenticeship Programme. Archived 2014年12月30日, at Archive.is The Goldsmiths' Centre. Retrieved 30 December 2014.
- ^ リヴァリ・カンパニーに関する訳語は以下の文献に拠った。「workhouse」には便宜上「仕事場」の語を当てた。松本純「title=19世紀末ロンドンにおけるリヴァリ・カンパニーの技術教育振興策 : 王立委員会の分析を中心として」『松山大学論集』第14巻、第3号、87-112頁、2002年 。2022年10月31日閲覧。
- ^ Cup, Silver, room 69, case 25. ヴィクトリア&アルバート博物館 Retrieved 30 December 2014.
- ^ 河邑厚徳『藝大生の自画像 四八〇〇点の卒業制作』日本放送出版協会、2007年、3頁。ISBN 978-4-14-081255-6。
- ^ a b “Masterpiece Definition & Meaning - Merriam-Webster”. Merriam-Webster. 2022年12月14日閲覧。
- ^ “Masterwork Definition & Meaning - Merriam-Webster”. Merriam-Webster. 2022年12月14日閲覧。
- ^ “Rolex History 2000-2013”. 2022年12月14日閲覧。
- ^ 2012年発表のTHE SKY-DWELLERには、"a technological masterpiece intended for world travellers." という説明が付けられている[17]。
関連項目
外部リンク
- マスターピースのページへのリンク