日本国内での製造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 23:06 UTC 版)
「マーキュロクロム液」の記事における「日本国内での製造」の解説
富山化学工業(現・富士フイルム富山化学)は、1973年9月30日を以て、生産部門を閉鎖した。多額の水銀防止施設を整備していては採算が取れなくなるのが理由であった。 マーキュロクロム液FMを製造していたフヂミ製薬所(大阪府大阪市東成区)は2016年に倒産した(大阪地方裁判所平成27年1月6日破産手続開始決定)。フヂミ製薬所が製造販売元・発売元の商品のほかに、同社が製造し発売元が株式会社阪神局方(大阪地方裁判所平成25年(フ)4106号破産開始決定)およびマイラン製薬株式会社の商品があった。 マーキュロクロム液「コザカイ・P」(一般用第2類医薬品)、マーキュロクロム液「コザカイ・S」、マーキュロクロム液「コザカイ・M」(医療用医薬品)を製造していた小堺製薬(東京都墨田区)は2018年末をもって製造を終了した。 日本薬局方からマーキュロクロム液が外れた2019年6月以降も製造を続けていたのはマーキュロクロム液「サンエイ-S」(一般用第2類医薬品)を製造する三栄製薬株式会社(東京都世田谷区)のみであった。一時期は月2000〜3000本ほどの生産量であったが、水銀に関する水俣条約により、2021年以降マーキュロクロム水溶液が規制対象となるため、2020年12月24日製造分を以て製造を終了した。
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