プレースタイルと評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 07:03 UTC 版)
「ケビン・ガーネット」の記事における「プレースタイルと評価」の解説
毎シーズン、あらゆるカテゴリーで高い数字を残す、NBA屈指のオールラウンダー。 211cmの長身に見合わない、クイックネスとフットワークをもつ。素早いステップからの、打点の高いフェイダウェイジャンプシュートは、ビッグマンでもブロックすることは極めて困難である。良いパサーでもあり、高さの利を活かしたポストプレーを多用し、相手を引き付けてからオープンとなった味方にパスを捌く。アシストの多さも、ガーネットの特徴である。シュートレンジも広く、ペリメーターシュートを得意とする。安定性の高いプレーに長けている反面、爆発力には欠ける。特筆すべきはディフェンス能力であり、これまでに歴代トップタイの7回のオールディフェンシブ1stチームに選出されている。2003-04シーズンから、4シーズン連続でリバウンド王を獲得。スティールやブロックショットなどのスタッツでも、安定した成績を残している。また、この時代では1番から5番まで守れる選手はガーネット以外いなかったと言っても過言ではない。そして、何よりチームディフェンスを統括する大黒柱であり、片時も手を抜くことがない姿勢が最も評価されている。また、非常にアンセルフィッシュ(非自己中心的、非利己的)な選手であり、それがガーネットの長所でもあり、唯一の弱点である。ウルブス時代、ヘッドコーチを務めていたドウェイン・ケイシーは、「ガーネットが、もう少し積極的だったら」と嘆いており、エースになりきれないガーネットを批判した。しかし、セルティックス移籍後は、ガーネットがもたらしたディフェンス力とインサイドでのオフェンス、意識改革によってチームを優勝へと導いた。 同世代のティム・ダンカンとはよく比較されるが、ダンカンがきわめて冷静沈着にプレーするのとは対照的に、ガーネットは闘志を剥き出しにして熱くプレーするタイプであり、情熱的なプレーも彼がファンから支持される要因の一つである。ディフェンスではダンカンはゴール下の守護者として振る舞うのに対し、ガーネットは守備範囲が広くヘルプディフェンダーとして振る舞い、1番から5番まで守れる素早さが特長。 チームメートには頼りになるリーダーとして振る舞い、その面倒見の良さや強力なリーダーシップは広く知られている。一方で敵チームの選手に対しては苛烈なトラッシュトークを見舞うことでも有名である。スポーツ・イラストレイテッド誌が2010年に173人のNBA選手に対して行ったアンケートで、ガーネットは最も激しいトラッシュトーカーとして2位のコービー・ブライアントの7%を大きく引き離す62%の票を集めている。
※この「プレースタイルと評価」の解説は、「ケビン・ガーネット」の解説の一部です。
「プレースタイルと評価」を含む「ケビン・ガーネット」の記事については、「ケビン・ガーネット」の概要を参照ください。
プレースタイルと評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 15:33 UTC 版)
「リック・バリー」の記事における「プレースタイルと評価」の解説
私はバリーをこれまでで最も多産的なオフェンシブ・フォワードと評価せねばなるまい ―ビル・シャーマン バリーはあらゆる意味で超攻撃的なフォワードである。いかなる場所からも得点できたが、特に外角からのジャンプシュートは高い精度を誇り、チェット・ウォーカーは「我々の時代にスリーポイントシュートがあったならば、この男は本当に止められなかっただろう」と語っている。シュートオプションも非常に豊富で、得意のジャンプショットだけでなくフックショット、フェイドアウェイショット、セットショット、レイアップをいずれも左右両方の手から繰り出すことができた。また、ビル・シャーマンは2m級の選手としてはバリーは過去最速の選手と評しており、ビッグマン相手にはそのクイックネスを活かし、小柄な選手相手にはその長身でミスマッチを誘ったバリーのプレースタイルは、正にアンストッパブルだった。速攻の名手でもあり、"猟犬"と称されるその脚力で敵ゴールに襲い掛かり、素晴らしいボディバランスで敵選手から思うままにファウルを誘い出しては、彼の最も得意とするフリースローを献上させた。バリーは偉大なシューターであるだけでなく、卓越したパサーの一人でもあった。頻繁にダブルチームを仕掛けられるバリーはチームメイトに巧みにパスを捌いて得点チャンスを演出し、またチームメイトによりイージーなレイアップを打たせるために、どの選手よりも多く正確にピック&ロールをセットした。その俊敏さは守備にも活かされ、スティール数でも高い数字を叩き出すなど、彼の才能は多岐にわたって発揮された。1974年10月29日のバッフォロー・ブレーブス戦では残りスティール1つでクアドルプル・ダブルとなる30得点10リバウンド11アシスト9スティールという快記録を残している。 しかしながらバリーのスタイルを最も特徴付けたのは正確なシュートでもなければ、奇抜なアンダースローによるフリースローでもなく、ジャガーノートとも称される彼の火の着いたような闘争心だった。その闘争心は大舞台であればあるほど、逆境であればあるほどに発揮され、彼が率いたチームはしばしばプレーオフで本来の実力を上回る成績を収めており、著名な記者であるポール・ラデュースキーはバリーをロッキー・バルボアに例え、"リッキー・バルボア"と呼んだ。中でもワシントン・ブレッツを4戦全勝で破った1975年のファイナルは"ファイナル史上最大の番狂わせ"と言われており、2度NBAファイナル進出経験を持つバリーのファイナル平均36.3得点は、マイケル・ジョーダンの平均33.6得点を大きく引き離す歴代1位の成績である。一方で彼の闘争心は敵選手の神経を逆撫でするだけでなく、しばしばチームメイトをも苛立たせ、時には記者やファンからも反感を買うことがあった。 奴を国連に連れてってみろ。第三次世界大戦を始めるぞ ―マイク・ダンリービー
※この「プレースタイルと評価」の解説は、「リック・バリー」の解説の一部です。
「プレースタイルと評価」を含む「リック・バリー」の記事については、「リック・バリー」の概要を参照ください。
プレースタイルと評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:27 UTC 版)
その鉄壁の守備から「アジアの壁」といわれ、冷静な判断と鋭い読み、向かってくる相手選手からボールを奪う上手さ、体をぶつけられても倒れない強さなど、ディフェンダーとしての要素を全て備えていた、警告を受けることは余り無かったが、激しい当たりなど、肉弾戦も繰り広げた。永島昭浩は、総合的に判断すると歴代最高のDFであったと評価した。また洪明甫か井原か、どちらがアジア最高のリベロか、という比較が日本、韓国メディアで盛んに行われていた。 2020年にサッカーダイジェストが企画した、これまでのJリーグ歴代ベストイレブンを選ぶ企画では、様々な人物からJリーグ歴代のベストイレブンに選出された。また阿部勇樹は幼少期の頃に好きだった選手として名前を挙げた。
※この「プレースタイルと評価」の解説は、「井原正巳」の解説の一部です。
「プレースタイルと評価」を含む「井原正巳」の記事については、「井原正巳」の概要を参照ください。
プレースタイルと評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 15:59 UTC 版)
「トニー・トリンダーデ・デ・ヴィリェナ」の記事における「プレースタイルと評価」の解説
パス、シュート、運動量と高いクオリティを備えているが、デビュー直後から競り合いでフィジカル負けしない体の強さは大きな評価を受けていた。ヴィリェナは「父親に容赦無く鍛えられたんだ。嫌だって喚いたこともあったけど、感謝しているし、今もプレーしていて父親のおかげだと感じることが多い」と語っている。 ア・デモスは2013年に「1991年以降の生まれのエールディヴィジの25選手のリストを作った。クラーシもファン・ラインもボエチウスも素晴らしい選手たちがだが、ヴィリェナは群を抜いている。貴重な左利きな上にエドガー・ダーヴィッツの推進力もある。しっかりした体つきで競り合いに強く、得点能力と戦術的理解力とトップ選手になるための全てを備えている。オランダ最高のタレントだ」と評した。 ユースで共に育ったボエチウスは「彼は攻守においてたくさん走ることができる。スティーヴン・ジェラードのようなボックス・トゥ・ボックスプレイヤー」と評している。 フェイエノールトのチームメイトのグラツィアーノ・ペッレは、イタリアで成功したクラレンス・セードルフと多くの共通点があると指摘し、「トニーは敏捷性、テクニック、闘争心、そして年齢以上に強いパーソナリティを備えている。完璧なミッドフィルダーであり、さらに左利きだ」と評した。
※この「プレースタイルと評価」の解説は、「トニー・トリンダーデ・デ・ヴィリェナ」の解説の一部です。
「プレースタイルと評価」を含む「トニー・トリンダーデ・デ・ヴィリェナ」の記事については、「トニー・トリンダーデ・デ・ヴィリェナ」の概要を参照ください。
プレースタイルと評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 12:31 UTC 版)
「ティム・ダンカン」の記事における「プレースタイルと評価」の解説
一つ一つのプレーの安定感・正確さ、自己犠牲もいとわないチームを第一に考えた献身的な態度、勝者のメンタリティを持つ精神的に浮ついたところのない逞しさなど、現役時代は最も信頼されたパワーフォワードの一人であった。アウトサイドからのシュートも驚くべき正確性を誇る攻守ともに抜群の才能を見せる。ダンカンがプレイする時代のNBAはパワーフォワードの層が非常に充実しており、彼がNBA入りした頃にはカール・マローンやチャールズ・バークレー、クリス・ウェバーらが、そして彼の同世代にはケビン・ガーネットやダーク・ノヴィツキー、ラシード・ウォーレス、ジャーメイン・オニールらが居たが、そんな猛者たちを抑えてルーキーイヤーから8年連続オールNBA1stチームに選出され続けたことは、彼が同時代における最高のパワーフォワードであったことを意味している。また優勝5回、シーズンMVP2回、ファイナルMVP3回と、過去これに匹敵するほどの実績を残したパワーフォワードはおらず、カール・マローンを指導したユタ・ジャズのジェリー・スローンHCをしてダンカンを「史上最高のパワーフォワード」と言わしめたほどである。また11回の優勝を誇るビル・ラッセルはダンカンを「同世代において最も有能な選手」と評し、カリーム・アブドゥル=ジャバーも彼の意見を支持した。 身体能力が高いほうではないが、抜群のバスケットIQと無駄を一切排したプレースタイルで、ダンカンはリーグトップクラスのスコアラーであり、リバウンダーであり、ショットブロッカーであり、ディフェンダーであり、そしてクラッチプレーヤーであった。重要な時間帯ほど多用されるダンカンの1on1は、ミドルポストでディフェンダーと正対した状態から開始され、その場からのジャンプシュートやドライブからのフックシュートなどが展開され、それは至極単純なプレーであるが彼を止めることは困難だった。バックボードの使い方が非常に優れており、バンクショットを得意としていることでも知られ、またパスセンスも高く、ディフェンダーに囲まれた際もフリーの味方にパスアウトできる判断力と柔軟性を持ち合わせていた。通算ダブル・ダブル達成回数歴代1位という成績が示すように、抜群の安定感を持っていることもダンカンの大きな長所である。スパーズのチームカラーである強力なディフェンスも、ダンカンの存在が根底にあり、ブルース・ボウエンが現役時にはペリメーターにボウエン、インサイドにダンカンと鉄壁の守備が構築され、多くのスコアラーが袋小路に迷い込んでは彼らの餌食となった。さらにプレーオフに入ると個人成績が軒並み上昇することからも分るように、より重要な試合で真価を発揮できる選手である。2001-2002シーズンでは得点、リバウンド、ブロックショットなどの5つの部門でリーグトップ10入りを果たした。彼の唯一の弱点と言われているフリースローはキャリア通算の成功率が70%に届いていないが、致命的に低いというほどのものではない。ただし、シーズンによって59%~79%とバラつきがあると言える。 全試合フル出場の回数こそ少ないものの全てのシーズンで65試合以上出場しており、接触プレーが多いインサイドのポジションを主戦場とするが怪我にも強かった。大黒柱ダンカンの長期欠場が少ないため、チームもダンカンが加入した1997-1998シーズン以降全30チーム唯一の「全てのシーズンで勝率6割以上」を記録している。 勝利への道を最短で行くような彼のプレーはしばしば「退屈である」と指摘され、1999年の優勝時にスポーツ・イラストレイテッド誌はファイナルMVPに輝いたダンカンを「静かで退屈なMVP」と評し、またシャキール・オニールから付けられたニックネーム、"The Big Fundamental"も最初は決してダンカンを賞賛する意味ではなかった(ただし、スポ・イラもシャックもダンカンが築いた実績に対しては賞賛を惜しまない)。このような評価に対してダンカンは「気にならない。好きなように批評すればいい」と泰然自若の態度である。
※この「プレースタイルと評価」の解説は、「ティム・ダンカン」の解説の一部です。
「プレースタイルと評価」を含む「ティム・ダンカン」の記事については、「ティム・ダンカン」の概要を参照ください。
- プレースタイルと評価のページへのリンク