ピアソン・ハードマン事務所
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「SUITS/スーツ」の記事における「ピアソン・ハードマン事務所」の解説
ハーヴィー・スペクター 演 - ガブリエル・マクト、日本語吹替 - 桐本拓哉 ピアソン・ハードマンに勤める敏腕弁護士で、事務所の草創期を支えた自他共に認めるピアソンの片腕。序盤でシニア・パートナーへと昇進する。 非常に優秀であり、自分の才覚に絶対の自信を持つ傲慢な性格で係争においては勝利こそを至上とするためか、時に周囲を驚かせるような強引かつ違法ギリギリな手段に出ることも多々ある。その性格と優秀すぎる才能故にアソシエイトを雇わずにいた一匹狼だったが、ピアソンから強引にアソシエイトを雇う事を勧められ渋々だが採用の面接試験を行い、そこでマイクと出会うこととなる。 一匹狼で自分勝手だったがマイクとの関係を通して徐々に人間らしい情義に目覚め始め、自身が認めた相手に対してはさまざまな便宜を図るなど情に厚い一面も持ち始めるようになる。 女性にモテるためかなりのプレイボーイであるが、母が家族を捨て男と駆け落ちしたため、浮気や不倫に対し強い反感を持っている。 父はジャズバンドのサックス奏者で、落ち込んだ時などに自分のオフィスで父の演奏するレコードを聴いたりすることも。 母は上記にある通り、不倫し、ハーヴィーはその現場を幼少期に目撃している。不倫は複数回行なっていたが、最終的に父の親友ボブと駆け落ちする。長年、尊敬している父の存在とは対照的に、母には不倫を黙っておくよう幼少期に懇願されていたこともあり、父の葬式に会ってから7年間も連絡を取らなかったほどである。しかし、シーズン6では事務所からジェシカが去る、ルイスに対する過剰な叱責など心身ともに疲弊したハーヴィーに対し、ドナが母と和解するよう勧めボストンへと向かい、共に謝罪し和解する。シーズン6時点で母は大学で絵を教えており、ハーヴィーと上手くいっていた頃の思い出であるアヒルの絵が飾られた写真を自分の教室に飾っていた。 マイクの学歴詐称を知りながらも彼の才能を見抜き、部下として使い続けるが、それが彼らにとって思わぬアクシデントを呼び込むことにもなる。 多趣味だが特にスポーツ観戦を好み、オフィスにはレコードのコレクションの他に有名選手のサイン入りのバスケットボールやバットなどをコレクションしている。 もともとダメ人間だったところをジェシカに事務所の郵便スタッフとして雇われた。その後、優秀さを見込まれ、事務所に学費の融資を受けてハーバードを卒業。経験を積むためピアソンの指示で検事補になっていたが、上司の証拠改竄に幻滅して辞職、ドナを連れて事務所に復帰した。 マイク・ロス 演 - パトリック・J・アダムス、日本語吹替 - 西健亮 天才的な頭脳と完全記憶力を持つ青年。 両親を早くに亡くし、祖母が唯一の肉親。 かつては弁護士を目指して大学に通っていたが、数学の答案を学長の娘に売ったことで学長の怒りを買って退学処分にされ、ハーバードへの編入も取り消された。その後はロードバイクでの配達の他に麻薬の密売や運び屋をしつつ、その頭脳と記憶力を活かした成りすましによって試験の代行などの違法行為に手を染めていた。 ある日、麻薬密売の取締りから逃げ込んだ場所でアソシエイト募集の面接試験をしていたハーヴィーと出会ったことで彼の生活は一変する。 最初は経験不足から未熟さを見せるが、ハーヴィーの仕事をこなすうちに周囲を驚かせるほどの手腕を見せるほどに成長していく。 辛い過去からか他人に対する思いやりが強く、依頼人に感情移入しすぎてしまうなど時に冷静さを失うことも多い。 祖母に育てられた経緯からかかなりのおばあちゃん子で、祖母のために高級アパートを買うことを夢見ている素朴な一面も持つ。 学歴を詐称して弁護士として働いていることが彼とハーヴィー、そして事務所のアキレス腱となり続けることになる。 序盤では、思いやり深い謙虚な青年だったが、弁護士としての経験を積むにつれ自信過剰で身勝手な一面が目立つようになり、周囲へ迷惑をかける事も多い。 シーズン途中である依頼人の依頼を円満に解決(親子喧嘩であったが)した際に、依頼人がハーバード大学のデータベースを改竄、これにより書類上の学歴は完璧となった。 シーズン3最終話にて、学歴詐称の後ろめたさや露見するリスクを解消するため、投資会社へ転職。 アソシエイト(s1-3)、投資銀行(s4)、ジュニアアソシエイト(s4-5)、服役囚、コンサルタント、街弁(s6)などを経て、紆余曲折はあったものの審査会で認められ本物の弁護士となる。 ルイス・リット 演 - リック・ホフマン、日本語吹替 - 横島亘 ピアソン・ハードマンに勤めるパートナー弁護士。 弁護士としては有能であるが、他人との関係を上手く築けない不器用な性格で、かなりひねくれた面があり、怒りに任せて他人を侮辱する事が非常に多い。 シーズン序盤では、ハーヴィーと犬猿の仲だが、内心はハーヴィーに憧れており、友人になりたいと切望しているが、事ある毎にハーヴィーから馬鹿にされて軽視される為、立腹して素直になれない彼であったが、シーズンが進むにつれ、二人の関係は、少しずつ雪解けへ向かっていく。 備忘録としてボイスレコーダーを良く利用している。 事務所のアソシエイトの教育係を努めているが、持ち前の性格と厳しい指導方針が災いしてアソシエイトからはよく思われていない。しかしそれはハードな経験を通して成長してもらうためであり、ルイスなりにアソシエイトを思って行動している。 劇中でも暴行を受けて負傷したマイクを何も言わずに、強引に治療を施すなどお人好しで面倒見がいい性格でもある。 猫と歌劇を愛して止まず、特に猫が病死した際には普段は見せない涙を見せるなど涙もろい一面も。 ハーヴィーをライバル視しており、お互いの性格もあってか衝突を繰り返している。そしてなかなか昇進の機会をくれないジェシカにもたびたび不満を漏らしている。 その性格や言動から誤解されがちだが彼も非常に優秀で、特に銀行や企業の経理など金融・財務関連ではハーヴィーすら上回る実績を持つ。 season4でシニアパートナーに昇格。 シーズン終盤では、ルイスの得意分野での訴訟が多く、かなりの活躍を見せると共に、長期間セラピーを受けていた事により、狷介な性格も緩和され、周囲との対人関係も良好に保てるように成長した。 ジェシカ・ピアソン 演 - ジーナ・トーレス、日本語吹替 - 唐沢潤 ピアソン・ハードマンの所長で、常に冷静沈着な才媛。 確かな判断力と才能によって事務所を不動のものとしていく。 ドナ曰く「ボスとして尊敬できる人物」とのことで、誰に対しても正当な評価を下すようにしているが、時にそれがハーヴィーやルイスの不満を誘発することもある。 ハーヴィーとは事務所創立時からの付き合いであり、彼の強引な手法などを嗜めつつも彼に強い信頼を寄せている。 マイクの学歴詐称を知る数少ない人物だが、ハーヴィーがマイクを庇い続けたことから彼女もマイクの才能を知り、危険と知りつつもハーヴィーの元でアソシエイトとして働かせ続けている。 過去にハーヴィーと共にハードマンの不正を糾弾、半ば追い出す形で所長へと就任した経緯がある。ハードマンが復帰したことで事務所内で派閥争いを繰り広げていく。season6まで事務所代表を務めるも事務所を去った。 NYを去った後、ジェフと共にシカゴで弁護士業を行っていたが、ハーヴィー達が、ピアソン・スペクター事務所に過去に在籍したパートナー達から訴訟を起こされ、事務所の存続がピンチに陥った際、事務所を救う為、NYでの弁護士資格を剥奪される事を容認する。 その後、シカゴでの訴訟において、相手方の謀略により、シカゴでの弁護士資格まで剥奪されてしまう。 レイチェル・ゼイン 演 - メーガン・マークル、日本語吹替 - 世戸さおり 事務所のパラリーガル。父ロバートも弁護士であるが、比較されるのが嫌で口外していない。 優秀な人物で弁護士志望だが、ロースクールの試験を合格する自信が無く、受験を引き伸ばし続けている。 シーズン途中でマイクから勉強を教わり、ついにロースクールの試験に高得点で合格している。 元々、優秀ではあったが、シーズン終盤では、ハーヴィー達や実父のゼインまで救うなど、かなりの成長を見せる。 ドナ・ポールセン 演 - サラ・ラファティ、日本語吹替 - 行成とあ 人の心を読む能力に長け、先見力もあり思慮深い才女。 ハーヴィーとは検事時代よりの付き合いで、秘書を長年務めるが、後に事務所のCOOに就任する。 ハーヴィーが雇ったマイクを何かと気に掛けながら、彼らやルイスの潤滑剤的なポジションとして活躍する。 シーズン途中で過去に関わったある事件で証拠を見逃していた事がわかり、マイクから正直に報告するよう促される。しかしハーヴィーを守るために証拠を隠滅し、事務所を解雇される。その後復帰する。 ハーヴィーと検事時代より仕事が大成功した際には缶切りを使ってある事をしているが、劇中では一体何をしているのかはいまだ語られていない。 同僚とは恋愛しないと決めているが、ハーヴィーが検事局を退職した際に一度だけ関係を持ったことがある。 カトリーナ・ベネット 演 - アマンダ・シュル、日本語吹替 - 本名陽子 元検事補。アソシエイトとしてハーヴィーに採用された。 有能ではあるが、プライドが高く、好戦的な性格のため、周囲とのトラブルが絶えない。 最終的には一人一人と和解して、良好な関係を保つようになり、特にルイスに対しては、犬猿の仲から、親友といえるまでの関係に変化する。 ジェシカに良く思われず、ゼインの事務所へ移籍する事になるが、ハーヴィーの事務所がピンチになった際、ゼインの許しを得た上で、ハーヴィー達の事務所へ復帰を果たす。 シーズン後半では、忠誠心高く、思いやりがある性格へと変貌し、ルイスの良き補佐役として、度々ピンチを救う。 ジャック・ソロフ 演 - ジョン・パイパー=ファーガソン(英語版)、日本語吹替 - ピアソン・スペクター・リットのシニア・パートナー。 執拗な性格で、水面下工作と扇動が得意。 ジェシカには比較的従順だが、ハーヴィーとは犬猿の仲。ハードマンに弱みを握られ事務所の乗っ取りを共謀する。 グレッチェン・ボディンスキー 演 - アロマ・ライト、日本語吹替 - 一柳みる ハーヴィーの秘書。ドナの後任として採用された。冷静沈着で有能であり、怒りから狂騒状態にあるルイスでさえ叱責して黙らせてしまう迫力の持ち主。これが出来るのは、ハーヴィーと彼女だけである。 アレックス・ウィリアムズ 演 - デュレ・ヒル、日本語吹替 - 阪口周平 ハーヴィーの旧友。ブラットン・グールド事務所のパートナー弁護士。シニア・パートナーとしてハーヴィーに引き抜かれる。 サマンサ・ウィーラー 演 - キャサリン・ハイグル、日本語吹替 - 石塚理恵 スペクター・リットの新たなパートナー。以前はロバート・ゼインの右腕として知られた弁護士。
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