パナソニック フォト・ライティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/23 07:03 UTC 版)
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種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | PPL |
本社所在地 | ![]() 〒569-1193 大阪府高槻市幸町1番1号 |
設立 | 1947年(昭和22年)12月20日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 8120901014129 |
代表者 | 松原敏夫(最後の取締役社長) |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 89億7,500万円(2016年3月期) |
純利益 | ▲3億2,900万円 |
総資産 | 60億5,000万円 |
従業員数 | 188名 |
決算期 | 3月 |
主要株主 | パナソニック ライティングデバイス株式会社 100% |
主要子会社 | パナソニック フォト・ライティング久美浜株式会社 |
外部リンク | https://panasonic.co.jp/ls/ppl/ |
パナソニックフォト・ライティング株式会社 (Panasonic Photo & Lighting Co., Ltd.) は、かつて存在した大阪府高槻市に本社を置く、パナソニックグループの電気機器・精密機械メーカー。2021年4月にパナソニック株式会社 ライティング事業部内に新設された光源・デバイスビジネスユニットを構成する一つの事業会社。2022年4月1日にパナソニック ライティングデバイス株式会社に吸収合併された。
概要
閃光電球(フラッシュバルブ)、ストロボ(エレクトロニックフラッシュ)のメーカーとして著名だったウエスト電気が改称したもの。閃光電球時代は積極的な営業活動を展開していたが、ほどなく松下電器産業(現・パナソニック)の傘下に入り、そのナショナルブランドでの販売と、キヤノンを始めとした大手カメラメーカーへのOEM供給が事業となった。
その後ストロボ内蔵のポケットカメラやコンパクトカメラの設計、製造に進出。ビビターやミノルタ、ライカなどに供給した。特にナショナルブランドで発売していたチャンスという愛称のコンパクトカメラやストロボはコンデンサを2本搭載することにより、充電時間を大幅に短縮できる機種もあった。
この時期のヒット商品にナショナルC-R1がある。これはストロボとAMラジオを内蔵したポケットカメラで、ラジオ用にスピーカーまでも備えていたため、ポケットカメラとしては筐体が大きめではあった。
近年はLUMIX DMC-LS1やDMC-LC70など、パナソニックのデジタルカメラを設計、製造する一方、液晶ディスプレイのバックパネルに使われる冷陰極蛍光灯やそれを使ったバックパネル、LEDを使用したバックパネルも製造していた。
パナソニックブランドによる単体ストロボの販売も行なっていたが、2010年9月に生産から撤退した。
2000年代前半から数回のリストラを実施したが、業績は改善していない。
歴代社長
氏名 | 在任期間 | |
---|---|---|
初代 | 西原宗一郎 | 1947年 月 - 年 月 |
2代 | 年 月 - 年 月 | |
3代 | 年 月 - 年 月 | |
4代 | 年 月 - 年 月 | |
5代 | 年 月 - 年 月 | |
6代 | 松谷伸規 | 年 月 - 2002年9月 |
7代 | 大谷泰清 | 2002年10月 - 2007年3月 |
8代 | 重西考仁 | 2007年4月 -2009年 3月 |
9代 | 三川勝之 | 2009年4月 - 2009年10月 |
10代 | 魚屋洋 | 2009年11月 -2010年 11月 |
11代 | 皆川明信 | 2010年12月 - 2011年 7月 |
12代 | 堀西克己 | 2011年 8月 -2013 年12月 |
13代 | 岡本考康 | 2013年12月 - 2018年12月 |
14代 | 松原敏夫 | 2019年1月 -2022年3月 |
沿革
- 1947年12月 - ウエスト真空株式会社として設立。白熱電球を製造。
- 1948年7月 - 閃光電球を製造。
- 1951年7月 - ウエスト電気株式会社と改称。
- 1953年7月 - 海外へ輸出。
- 1956年5月 - 松下電器産業株式会社と提携。
- 1960年9月 - ストロボを製造。
- 1964年2月 - 蛍光灯を製造。
- 1968年4月 - キセノン放電管の製造。
- 1969年6月 - 自動車用電球の製造。
- 1972年12月 - 京都府福知山市長田野町に長田野工場を設立。
- 1974年2月 - 韓国ウエスト電気株式会社を設立。
- 1983年5月 - 35mmコンパクトカメラの製造を開始。
- 1986年
- 1988年5月 - カメラとストロボの製造を中国にて委託。
- 1992年7月 - スタジオ用ハロゲンランプを製造。
- 1997年10月 - シンガポールWEST電気株式会社(現パナソニック フォト・ライティングシンガポール株式会社)を設立。
- 2000年8月 - デジタルスチルカメラを開発。
- 2001年1月 - 長田野工場に冷陰極蛍光灯専用工場を増設。
- 2003年9月 - 長田野工場に冷陰極蛍光灯専用工場を増設。
- 2005年4月 - 長田野工場に冷陰極蛍光灯専用工場を増設。
- 2006年
- 2007年7月 - ライティング社構内に冷陰極蛍光灯専用工場を新設。
- 2009年4月 - バックライト事業をライティング社に移管。
- 2014年6月 - 深紫外線LED(UV-LED)モジュールの製造販売を開始
- 2015年5月 - UVキセノンの製造販売を開始
- 2015年7月 - PM2.5センサーの販売を開始
- 2017年12月 - TOFカメラの製造販売を開始
- 2022年4月1日 - パナソニック ライティングデバイス株式会社に吸収合併される予定
事業所
国内
- 本社
- 長田野工場
- パナソニック フォト・ライティング久美浜株式会社
海外
- パナソニック フォト・ライティング香港株式会社
かつての拠点
- 韓国ウエスト電気株式会社 - 2009年12月閉鎖。
- パナソニック フォト・ライティングシンガポール株式会社 2016年閉鎖。
- パナソニック フォト・ライティング台湾株式会社 - 旧・台湾ウエスト電気有限公司。2010年3月閉鎖。
- パナソニック HA(杭州)有限公司 PPLバックライトBU
製品
かつての製品
参考文献
- 荒川龍彦 『[復刻]明るい暗箱』朝日ソノラマ、2000年。ISBN 4-257-12027-4。
- 『アサヒカメラ ニューフェース診断室 ライカの20世紀』朝日新聞社、2000年。 ISBN 4-02-272132-4。
関連企業
外部リンク
パナソニック フォト・ライティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 09:07 UTC 版)
「パナソニック ライティングデバイス」の記事における「パナソニック フォト・ライティング」の解説
1947年(昭和22年)12月 - ウエスト真空株式会社として設立。白熱電球を製造。 1948年(昭和23年)7月 - 閃光電球を製造。 1951年(昭和26年)7月 - ウエスト電気株式会社と改称。 1953年(昭和28年)7月 - 海外へ輸出。 1956年(昭和31年)5月 - 松下電器産業株式会社と提携。 1960年(昭和35年)9月 - ストロボを製造。 1964年(昭和39年)2月 - 蛍光灯を製造。 1968年(昭和43年)4月 - キセノン放電管の製造。 1969年(昭和44年)6月 - 自動車用電球の製造。 1972年(昭和47年)12月 - 京都府福知山市長田野町に長田野工場を設立。 1974年(昭和49年)2月 - 韓国ウエスト電気株式会社を設立。 1983年(昭和58年)5月 - 35mmコンパクトカメラの製造を開始。 1986年(昭和61年)3月 - 京都府熊野郡久美浜町(現・京丹後市)に久美浜ウエスト電気株式会社(現・パナソニック フォト・ライティング久美浜)を設立。 4月 - バックライト用冷陰極蛍光灯を製造。 1988年(昭和63年)5月 - カメラとストロボの製造を中国にて委託。 1992年(平成4年)7月 - スタジオ用ハロゲンランプを製造。 1997年(平成9年)10月 - シンガポールWEST電気株式会社(現・パナソニック フォト・ライティングシンガポール)を設立。 2000年(平成12年)8月 - デジタルスチルカメラを開発。 2001年(平成13年)1月 - 長田野工場に冷陰極蛍光灯専用工場を増設。 2003年(平成15年)9月 - 長田野工場に冷陰極蛍光灯専用工場を増設。 2005年(平成17年)4月 - 長田野工場に冷陰極蛍光灯専用工場を増設。 2006年(平成18年)4月 - パナソニック フォト・ライティング株式会社と改称。本社を大阪府高槻市(ライティング社構内)に移転。 10月 - 中国・杭州市に冷陰極蛍光灯専用工場を新設。 2007年(平成19年)7月 - ライティング社構内に冷陰極蛍光灯専用工場を新設。 2009年(平成21年)4月 - バックライト事業をライティング社に移管。 2014年(平成26年)6月 - 深紫外線LED(UV-LED)モジュールの製造販売を開始。 2015年(平成27年)5月 - UVキセノンの製造販売を開始。 7月 - PM2.5センサーの販売を開始。 2017年(平成29年)12月 - TOFカメラの製造販売を開始。 2022年(令和4年)4月1日 - パナソニック ライティングデバイス株式会社に吸収合併。
※この「パナソニック フォト・ライティング」の解説は、「パナソニック ライティングデバイス」の解説の一部です。
「パナソニック フォト・ライティング」を含む「パナソニック ライティングデバイス」の記事については、「パナソニック ライティングデバイス」の概要を参照ください。
「パナソニック フォト・ライティング」の例文・使い方・用例・文例
- キャリアコンシェルジュはパナソニックが全額出資している。
- 松下がパナソニックに社名変更へ
- 松下電器産業は先日,社名をパナソニック株式会社に変更することを発表した。
- 国内では,同社のオーディオビジュアル製品は「パナソニック」のブランド名で販売され,家電は「ナショナル」の名で販売されている。
- しかし10月からは,同社のすべての製品が世界的に有名な「パナソニック」ブランドで販売されることになる。
- 大(おお)坪(つぼ)文(ふみ)雄(お)社長は「大きな決断だった。しかし,グローバルエクセレンス(世界的優良企業)をめざすためには,パナソニックブランドに集中する必要があると考えている。」と語った。
- 昨夏にパナソニックから発売された機種は5インチの液晶ディスプレイを装備し,SDメモリーカードに番組を録画できる。
- パナソニックは現在そういったイヤホンを販売しており,日本ビクターは今月末におしゃれなイヤホンの販売を始める予定だ。
- パナソニック,米国で3Dテレビ発売
- パナソニックは先日,3Dテレビの販売を,4月の日本での発売に先駆けて,米国で開始した。
- パナソニックは米国内で3Dホームシアターシステムを販売するため,大手家電量販チェーンのベストバイと提携した。
- 3月10日,パナソニック・コンシューマー・エレクトロニクス・カンパニーの北島嗣(し)郎(ろう)社長がニューヨーク市にあるベストバイの店舗での販売促進イベントに登場した。
- パナソニックはまた,米国の顧客に3D観賞体験をしてもらうため,全米販売促進ツアーも開始した。
- パナソニックの大画面3Dテレビなど,多くのハイテク製品が展示されている。
- パナソニックの広報担当者は「サウジアラビアの消費者は購買力が高い。彼らに日本企業の技術力を見てもらいたい。」と語った。
- Tokai Challengerはパナソニックの太陽電池を搭載していた。
- パナソニックが4Kウェアラブルカメラを発売へ
- パナソニックは,新しいウェアラブルビデオカメラ「HX-A500」の発売を6月12日に開始すると発表した。
- パナソニックは,HX-A500がこのような高画質を持つ世界初の民生用ウェアラブルカメラだと言う。
- パナソニックは月産約4000台を計画している。
固有名詞の分類
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パナソニック エナジー社 コトヒラ工業 パナソニック フォト・ライティング 河村電器産業 KITANO |
大阪府の企業 |
ロート製薬 AMZY パナソニック フォト・ライティング 新宿ごちそうビル アートコーポレーション |
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興和紡績 シチズンファインテックミヨタ パナソニック フォト・ライティング シチズンホールディングス JFEアドバンテック |
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ミランダカメラ 安原製作所 パナソニック フォト・ライティング Xacti 駒村商会 |
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