テレビ・芸能界
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「1980年代の日本」の記事における「テレビ・芸能界」の解説
1970年代に活躍したアイドルは陰りを迎え、新たなアイドル・お笑い芸人が登場する。 1970年代に活躍したアイドルの山口百恵が俳優の三浦友和と結婚し芸能界を引退し、1970年代に活躍したアイドルのほとんどが陰りを迎える。 アイドルは1980年代に新時代を迎える。松田聖子・河合奈保子・たのきんトリオ(田原俊彦・近藤真彦・野村義男)などがデビューし、1980年代の黄金時代を築く。松田聖子を典型としたブリッコ・聖子ちゃんカットが若い女性の間で流行。 漫才ブームが起こる。その中心に新たに登場したBIG3(タモリ・ビートたけし・明石家さんま)・所ジョージ・島田紳助などお笑い第二世代が、1980年代から2000年代のお笑い界をリードする。 フジテレビがテレビ局の在京民放局5局における年間および年度平均視聴率で、ゴールデンタイム、プライムタイム、全日で首位となる三冠王を1982年から連年獲得した(フジテレビ黄金時代)。 前半期(1980年から1983年) シャネルズ・横浜銀蝿などロックバンドがヒットチャートに名を連ねる活躍を見せる。 「花の82年組」と称される新人アイドル豊作といわれた1982年度。中森明菜・小泉今日子・シブがき隊・早見優・堀ちえみ・石川秀美らアイドルがデビュー。 演歌・ニューミュージックが低迷し始める。 YMOを皮切りにテクノポップブーム。打ち込みを用いた音楽が増加する。 視聴者参加型のクイズ番組の最盛期。 中期(1984年から1986年) 歌謡曲・ニューミュージックからJ-POPへの過渡期へ突入、多様なジャンルに枝分かれする。杉山清貴&オメガトライブ・チェッカーズ・C-C-Bなど、ロックバンドが、のちにJ-POP、J-ROCKと呼ばれる要素を取り入れた楽曲を発表し、チャートを賑わせる(アイドルバンドと称される)。また、渡辺美里・尾崎豊・中村あゆみなどのボーカリストもデビュー。米米クラブ・爆風スランプ・聖飢魔IIなど独自の個性を打ち出したバンドも続々とデビュー。中高生を中心にバンドブームが巻き起こり、関連する音楽雑誌も多く創刊される。 フジテレビの番組「夕やけニャンニャン」内で結成されたグループおニャン子クラブが大ブレイク。また、映画やドラマ出演をきっかけに人気を集めた菊池桃子・斉藤由貴・中山美穂・南野陽子など、アイドル歌手としても活躍を見せる。 とんねるず・ダウンタウン・ウッチャンナンチャンといったお笑い第三世代が登場する。 テレビが一家に1台だったのが、一家に2台になったきっかけで、NHK紅白歌合戦がそれまでの平均視聴率が70%台だったのが50%台に下降。また、ヒット曲のないベテラン歌手による常連出場や元々テレビ番組に出演しない、“アーティスト”であると自称する人気歌手による不出場がきっかけでもある。 アップダウンクイズ、クイズタイムショックなどが相次いで終了し、視聴者参加型クイズ番組が衰退。後継番組は次第にタレント出演型に置き換わっていく。 後半期(1987年から1989年) おニャン子クラブ解散後、メンバーであった工藤静香がソロ・シンガーとしてブレイクした。 光GENJIと彼らが履いていたローラースケートが流行し、社会現象となる。 アイドルの人気に陰りが見え始め、トレンディードラマが登場する。浅野ゆう子・浅野温子によるW浅野や陣内孝則、柳葉敏郎、三上博史などが活躍し、1990年代前半の黄金時代の先駆けとなる。 舘ひろし・柴田恭兵・仲村トオルによるあぶない刑事ブーム到来。 THE BLUE HEARTS・BOØWY・ユニコーン・JUN SKY WALKER(S)などライブを中心に活躍していたバンドが人気を集める。プリンセス・プリンセスなどの女性バンドもブームになる。 人気歌番組ザ・ベストテンが終了し、他の歌番組にも陰りが見え始める。
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テレビ・芸能界
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「1990年代の日本」の記事における「テレビ・芸能界」の解説
お笑い界では昭和戦前生まれのお笑い第一世代と呼ばれた萩本欽一やザ・ドリフターズなどが「セミリタイア宣言」をする。また、お笑い界はタモリ・ビートたけし・明石家さんまと言ったビッグ3を代表とするお笑い第二世代ととんねるず・ダウンタウン・ウッチャンナンチャンを中心にすえるお笑い第三世代が混合して活躍する。また、リアクションを主流とするたけし軍団を中心に活躍し、蛭子能収(漫画家兼任)・ダチョウ倶楽部・松村邦洋などが登場する。 マジカル頭脳パワー!!などのタレント出演型のクイズ番組が人気を集める。 日本テレビがバラエティー番組や巨人戦中継の好調により、NHKを含めたテレビ局における関東地区の年間および年度平均視聴率で、ゴールデンタイム、プライムタイム、全日で首位となる三冠王を1994年から連年獲得した。なお、この記録にノンプライムを入れた四冠王とする場合もある。 俳優では織田裕二・江口洋介・唐沢寿明・吉田栄作などが活躍し、女優では鈴木保奈美・山口智子・安田成美・和久井映見などが登場し活躍する。1980年代にアイドル歌手として活躍していた小泉今日子・中山美穂・酒井法子などが女優に転進し活躍する。 前期(1990年から1993年) トレンディドラマの黄金時代を迎える。 イカ天バンドが活躍する。 3Mと呼ばれた宮沢りえ・牧瀬里穂・観月ありさや西田ひかる・石田ひかり・内田有紀といったアイドル女優が活躍する。 1980年代末期から続く音楽番組冬の時代。公開歌番組は一部を除いて相次いで打ち切りとなる。 中期(1994年から1996年) 日本テレビ系列の土曜ドラマ(土曜グランド劇場)枠で放送された『家なき子』が最高視聴率37.2%の大ヒットを記録し、劇中の台詞である「同情するなら金をくれ!」が流行語となった。同枠ではその後も1990年代中期から後期にかけて、『金田一少年の事件簿』、『銀狼怪奇ファイル』といったジャニーズ主演のミステリーシリーズとされる作品群が製作され、人気を博している。 男性アイドルではSMAP等を筆頭とするジャニーズ事務所所属タレントが人気を集める。非ジャニーズ系では、いしだ壱成・武田真治等といったアイドル俳優が活躍する。 お笑い界ではナインティナイン・キャイ〜ン・よゐことタモリのボキャブラ天国で活躍した爆笑問題・ネプチューン・海砂利水魚(後のくりぃむしちゅー)などと言ったお笑い第四世代に属する芸人が登場。また、リアクションを主流とした江頭2:50・出川哲朗・山崎邦正などが登場する。 後期(1997年から1999年) 男性俳優の反町隆史・竹野内豊・金城武や女優の江角マキコ・藤原紀香・松嶋菜々子などといった俳優勢やアイドルグループではDA PUMPがジャニーズ事務所に対抗して活躍する。 お笑い界ではココリコ・雨上がり決死隊・ロンドンブーツ1号2号などの中堅お笑い芸人が登場乱立し、2000年代以降も活躍する。 マジカル頭脳パワーが終了し、クイズ番組が衰退し始める。
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