後半期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 15:56 UTC 版)
西区Ⅳ下層、Ⅳ中層、東区Ⅴ層、Ⅳ下・中層、Ⅳ上層が該当する。 東区Ⅴ層:石器5点、うちナイフ形石器2点、剥片2点、砕片1点。黒曜石1点の産地分析の結果は、すべて小深沢産であった。礫群6基を伴う。 西区Ⅳ下層:石器354点が3カ所の集中部他から出土している。内訳はナイフ形石器2点、スクレイパー3点、二次加工剥片7点、石核15点、剥片286点、砕片45点、ハンマー1点。チャート製のものが大半を占め、他に粘板岩、黒曜石、ホルンフェルスなども利用されている。黒曜石7点の産地分析の結果は、すべて畑宿産であった。6カ所の礫群を伴う。 西区Ⅳ中層:石器29点が1カ所の集中部他から出土している。内訳はスクレイパー1点、二次加工剥片1点、石核1点、剥片25点、砕片1点。チャート製、粘板岩製のものが半々である。礫群2基を伴う。 東区Ⅳ下・中層:東区では多量の石器が連続的に出土したため、区分されず一括で報告された。3356点の石器が11カ所の集中部他から出土している。内訳はナイフ形石器63点、スクレイパー34点、彫器2点、二次加工剥片27点、使用痕剥片14点、石核78点、剥片1452点、砕片1677点、礫器1点、ハンマー5点、磨石2点、その他1点。黒曜石製のものと粘板岩製のものが半々を占め、他にホルンフェルス、水晶、安山岩(玄武岩)なども利用されている。45カ所の礫群・配石を伴う。 東区Ⅳ上層:262点の石器が4カ所の集中部他から出土した。内訳はナイフ形石器8点、石槍5点、スクレイパー4点、二次加工剥片12点、石核3点、剥片140点、砕片100点、台石1点。黒曜石製のものが最も多く、次いでチャートなどが利用されている。礫群8基、配石4基を伴う。
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