視聴者参加型クイズ番組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 00:36 UTC 版)
「クイズ番組」の記事における「視聴者参加型クイズ番組」の解説
視聴者参加型クイズ番組の最盛期は1980年代頃であった。その時期は数多くのクイズ番組が放送、ゴールデンタイムでは毎晩どこかの局で必ずといっていいほど放送され、特に『史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ』に至っては年に一度の大型特番として君臨し、全国の大学のサークルに「クイズ研究会」ができるきっかけとなった。 しかし1985年秋に『アップダウンクイズ』『クイズ天国と地獄』が終了したのを皮切りに、翌1986年3月には『クイズタイムショック』『三枝の国盗りゲーム』『世界一周双六ゲーム』も相次いで終了、視聴者参加型クイズ番組の全盛期は終わりを告げた。そして1990年代前半には「クイズ王ブーム」が起こったが、問題のレベルが高くなりすぎたために視聴者離れを起こし、1992年に『史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ』がレギュラー開催を終了し『クイズ100人に聞きました』も終了した。 2000年以降、高額賞金を売り物にした番組も増える気配を見せたものの、『クイズ$ミリオネア』以外は定着しなかった。 2022年現在、高額賞金・賞品のないタレント出演型のクイズ番組が主流である。いっぽう、視聴者参加型クイズ番組としては、『パネルクイズ アタック25』、『アメリカ横断ウルトラクイズ』からの派生である『全国高等学校クイズ選手権("高校生クイズ")』が現在も放送中である。 また、インターネットやデジタル放送の普及・開始により、それを利用した「双方向クイズ番組」が新たな形態として見られる。2000年のBSデジタル放送開始から数年間は「タッチアンサーズ」や「TIME OVER」など賞金や賞品が出る双方向クイズ番組が民放各局に存在したが、現在はBSではレギュラー放送の番組は放送されていない。地上波では、バラエティ番組の優勝者当てクイズや、情報番組のクイズコーナーなどにデータ放送が用いられている。
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視聴者参加型のクイズ番組は古今東西、あらゆる知識が求められる問題が出されたり、ゲーム式で得点や賞金などのポイントを貯めていくといった形式が一般的だった。また、そこから優勝した出場者のみ挑戦できる、海外旅行をはじめとする豪華商品、および賞金を獲得できるステージを設ける2段構えとする番組も多い。また、ほとんどの番組で、参加賞として、それとは別に優勝の副賞として番組スポンサーから記念品や番組特製グッズが贈られた。 1980年代までは民放各局がこのタイプのクイズ番組を多く放送しており、人気も高かった。その時代には、多くの番組に出演しタイトルを競う「クイズ荒らし」と呼ばれる者も生じ、特に人気の高いクイズ番組では1回出場するとそれを防ぐという名目で数年間は再出場できないというルールが設けられるほどであった。しかし、近年の日本では個人情報やプライバシーにまつわる意識の変化、制作側としても出演者の募集や選考に手間をかけるよりも知名度のある芸能人を使う方が手軽かつ視聴者を取り込みやすいなどの理由から減少傾向にある。 2020年4月現在、全国ネットで放送中の番組は『パネルクイズ アタック25』や『全国高等学校クイズ選手権("高校生クイズ")』(年1回の特番)、『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』など数える程度であるが、ローカル番組ではこのタイプのクイズ企画が放送されることがある。
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