サルガッソ囚人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 04:27 UTC 版)
以下、複数回にわたって登場した者について記述する。 ザゴス星人 声 - 水内清光、矢部雅史、室園丈裕 蟻に似た顔を持つ宇宙人で赤い個体をリーダーとして集団で活動。 巨大化能力は持たず、ロボットに変形できるザゴス円盤に大勢で乗り込んで戦う。 地球をザゴス星の植民地に変えようとしていた。 クイーンザゴス 声 - 山岡葉子 ザゴス星人の女王。 通常のザゴス星人と異なり、最初から巨大な状態でいる。危険人物であるがダグオンと戦った宇宙人の中で唯一サルガッソに収監歴がない。 目から放つ光線や全身から展開するバリアが武器。 母星で事態を静観していたが失敗続きの雄たちに失望し、自ら地球侵略に赴く。パワーダグオンの初陣の相手となり、パワードリルアームを受けて戦死。これにより、ザゴス星人との戦いも終結した。 シスターザゴス 声 - 吉田古南美 クイーンザゴスの親衛隊である女性ザゴス星人。 雄のザゴス星人を上回る力を持ち、使用するザゴス円盤も通常のザゴス円盤よりも強力。 アーク星人 声 - 柏倉つとむ 宇宙皇帝を名乗り、星を支配したり滅ぼしたりする権利を主張する仮面の宇宙人。 10mほどの体躯と鉤爪状の手が特徴であり、仮面の下には端正な顔立ちの素顔を持つ。 エルバイン太陽系でライアンの同朋の剣星人に捕えられてサルガッソに収監されたことから、ライアンの故郷である剣星を滅ぼすも、自身を捕らえた剣星人がエルバイン太陽系で生き残っていることを知り、ライアンを葬った後は、その剣星人へ復讐することを目論んでいた。また、第25話では朽ち果てて石化した剣星人の剣をライアンに刺したうえで、アーク城に磔にするという猟奇的なやり口を行う。 要塞アーク城を初めとした「悪魔のような超科学力」(ライアン談)を駆使し、時にはガードロイドやキャメロンといった他のサルガッソ要員をぶつけて、ダグオンを苦しめていった。アーク城の惑星凍結装置を用いて、地球を剣星同様に氷漬けにしようとするが、その戦いでアーク城を破壊されてしまう。その後は月に佇みながら事態を静観していたが、ライアンとの一騎討ちを行う夢を見たことから、ライアンと決着を付けることを決意。ライアンとの一対一の戦いの末、ライオソードの一太刀を受けて敗北。ライアンを称えながら果てた。ライアンのことは剣星人と呼んでいたが、死の間際には最初で最後に呼び方を改めた。 ワルガイア3兄弟 ワルガイア星人の3人兄弟で共通の能力としてあまり動かない場合の通常形態と激しい動きを想定した身軽な戦闘用形態にスタイルを切り替える能力や人間に変身する能力がある。サルガッソ囚人の中でも特に悪名高く、途中からサルガッソを掌握し、サルガッソ軍を組織化させた。以降のサルガッソ軍はダグオン排除のために活動するようになる。ヒドー 声 - 矢部雅史 ワルガイア3兄弟の三男で額から1本の角が生えている。2人の兄のことは「兄貴」と呼ぶ。 物体の遠隔操作やエネルギー波での攻撃などを得意とするが不意打ち、弱みに付け込む、人質といった卑怯な手段で戦っていただけで兄たちほどの実力はない。自分が有利な場合だけ相手を見下して「ちゃん」付けで呼ぶことがある。 地球では学ランを纏ったヤンキー風の人間に化けて諜報活動を行い、地球飛来時に帰還途中のルナを捕らえ、洗脳を施した。 ダグオンとの直接対決ではギャラクシールナを使って、ターボカイを追い詰めていくが、ターボカイの奮闘でルナを奪還されたうえ、ダグターボに額の角を折られてしまう。兄たちも加勢に来た際の戦闘ではスーパーファイヤーダグオンに合体した影響で病み上がりのファイヤーエンを苦しめるがブレイブ星人のビームを受けて戦死。亡骸は兄たちの手でサルガッソに埋葬された。 ルナに関しては同行させているうちに恋愛感情のような執着心を抱くようになり、ルナの洗脳が解けた際には「お前は俺のものだ」と言い放ったり、傷心もあってか自棄酒を呷る姿も見せた。 ゲドー 声 - 長嶝高士 ワルガイア3兄弟の次男で頭部から2本の角が生えている。兄マドーのことは「兄者」と呼ぶ。囚人登録ナンバーは0813。 頭が悪いわけではないものの兄弟の中では頭脳よりも力と頑丈さに自信を持つタイプ。頭部の角をクワガタムシの顎のように使って、敵を挟む戦法も用いる。 ダグオンの戦力を分散させたうえで難破した宇宙飛行士に化けてダグベース内に侵入し、内部からダグベースの破壊を始める。ファイヤーエンとサンダーライによって宇宙空間に放り出された後はパワーダグオンとの巨大戦を展開。無限砲で腹部を撃ち抜かれても平然とし、陽動部隊の手でスーパーライナーダグオンとシャドーダグオンも倒されることを告げて、パワーダグオンを窮地に追い込むが、戦列復帰したライアンに陽動部隊を倒されたうえ、自身の角を切断され、パワーダグオンのパワーライオソード十文字斬りを受けて戦死した。 マドー 声 - 石井康嗣 ワルガイア3兄弟の長男で額と頭部から3本の角が生えている。 右胸を分離させた重力波発生装置。あらゆる攻撃を吸収し、自らの力に変える攻撃吸収能力を持つ。囚人たちのことを道具のようにしか見ていない半面、弟たちに対する愛情は深く、ヒドーを目の前で倒された際にはゲドーと共に激怒し、ヒドーを倒した張本人であるブレイブ星人を倒し、ゲドーが亡くなった際にはゲドーのことを「愚かな奴」や「私はお前とは違う」と言い放ちはしたものの寂しげな様子を見せた。 最後の1人になった際には宇宙警察機構の艦隊を壊滅させ、火星上でのダグオンとの戦いでも優位に立ち、攻撃吸収能力で蓄えたエネルギーでさらなる巨大化をすると共に惑星も破壊できる威力を持ったマドー超光波を作り出す。しかし、重力波発生装置をドリルライナーに破壊され、マドー超光波と攻撃吸収能力もスーパーファイヤーダグオンのトライアングルクリスマスビームには通用せず敗れ去った。最後の出撃前と戦死直前にジェノサイドの声を聞くが、正体を知ることはなかった。 ジェノサイド 声 - 大友龍三郎 サルガッソ事件の黒幕。 実体を持たないエネルギー状の超生命体で機械や物体に乗り移り、それを自身の身体とし、依代が失われても自身が無事ならば宿主を変えることで生き延びる。 元は隕石に憑依して、宇宙を流離っていたがサルガッソに衝突後、中枢コンピューターを介して、サルガッソを支配し、囚人たちを陰で操り、惑星狩りを開始させた。 サルガッソ囚人全滅後、サルガッソに調査に赴いたライナーチームとライアンを捕らえ、彼らを一時的に操り、救援に向かったダグシャドー、ダグサンダー、ガンキッドの前に差し向ける。その時は何もせずに彼らを解放し、全員が中枢コンピュータールームを訪れた際、自身の正体と地球を新たな依代にすることを告げた。8人を操っての同士討ちで動けなくさせて、吸収しようとしたがエンが超融合合体したダグベースの攻撃を受けて、ダグターボたちを救出されてしまい、サルガッソを破壊されてしまう。 しかし、施設内の掃除用ロボットに憑依して生き延び、ダグベースに乗って地球へ侵入。ライアンとガンキッドの旅立ちと入れ替わるように活動を再開し、強奪したファイヤーダグオンを依代として、地球をジェノサイド空間に包み込み、ダグ光波バリアが展開された山海市以外の人類を洗脳。融合を免れた人間たちもジェノサイド化した人間たちを使って、ジェノサイド空間に引きずり込ませて洗脳していった。エンのパワーダグオンが強制的に合体したスーパーファイヤーダグオンによって、地球との融合を解除された後、エンとの精神世界での戦いを展開し、最終的にはエンの捨て身の大気圏突破によるダメージと恐怖で消滅。
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