その他のツール・武器
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「マーベル・シネマティック・ユニバースの登場アイテム・テクノロジー一覧」の記事における「その他のツール・武器」の解説
レプリカ・ユニフォーム 登場作品:『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 スミソニアン博物館に展示されていた、キャプテン・アメリカの戦時中のユニフォームのレプリカ。ステルス・ユニフォームを手放したスティーブが、“インサイト計画”阻止のための戦闘へ身を投じる際に、博物館から拝借し着用したが、オリジナルのユニフォームのような基本性能はなく、デザインも細部がオリジナルとやや異なる。 電磁パルス通信装置(EMP Communication Device) 登場作品:『アントマン』、『アントマン&ワスプ』 ピムによって開発された、イヤピース型ツール。使用者はこれを耳にはめ込むことで、アントマン・スーツと対になるヘルメットと同様に、アリの嗅覚中枢を刺激する電磁波を発し、アリに指示して操ることができる。但し簡単に扱える代物ではなく、使用者がアリを操るには高い集中力が必要である。 ピム親娘はこれを難なく使いこなし、スコット・ラング/アントマンも苦労と特訓を重ねてアリたちを操れるようになる。 エレーナ・ベロワのベスト(Yelena Belova's Vest) 登場作品:『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『ブラック・ウィドウ』、『ホークアイ』 エレーナ・ベロワが愛用していたグリーンの防弾ベスト。エレーナが「はじめて自分の意志で買った物」であり、収納ポケットが多数付属しているなど、エレーナによってある程度改良も施されている。 レッドルーム壊滅後、ナターシャが再び離れることになったエレーナからこのベストを譲り受け、スティーブやサムと共に行った反テロ活動や、ワカンダでのサノスの群勢との戦い、惑星“ガーデン”でのサノス襲撃にまで、ユニフォームの上に着込んでいる。 エレーナはレッドルーム壊滅後に行なっていたウィドウたちを解放する活動の際には、新たに入手したものを羽織っている。 量子スーツ(Quantum Realm Exploration Suit) 登場作品:『アントマン&ワスプ』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』 宇宙服を彷彿させる、量子世界で安全に活動するための気密服。ジャネット・ヴァン・ダインを量子世界から救うため、ピムが探査機への搭乗時に着用する。 後にスコットによってアベンジャーズ・コンパウンドへ持ち込まれ、アベンジャーズのタイム泥棒作戦のためのタイムトラベル実験においてスコットが着用する。 ホワイトスーツ 登場作品:『ブラック・ウィドウ』、『ホークアイ』 メイソンがナターシャとエレーナに支給した純白の戦闘用ジャンプスーツ。両肩のプロテクター、バックルに砂時計のシンボルが施されたユーティリティベルト、両太もものホルスターなど、基調色を除く全体的なイメージはナターシャやウィドウたちが任務で着用する黒いジャンプスーツと共通しており、この上にナターシャは2本のバトンを挿すためのバックパックを背負い、エレーナは愛用のベストを羽織る。 このスーツを着用してナターシャとエレーナは、アレクセイの脱獄やメリーナとの再会に赴き、レッドルームとの決戦ではナターシャが着ていたものを彼女に変装したメリーナが着用する。 エレーナはウィドウたちを解放する活動でも、このスーツを着用している。 レッド・ガーディアンのユニフォーム(Red Guardian's Uniform) 登場作品:『ブラック・ウィドウ』 アレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアンが、若き全盛期の頃の戦いで着用していたタクティカル・コンバット・スーツ。キャプテン・アメリカのユニフォームと酷似した戦闘服とヘルメットで構成されるが、ソ連/ロシアの人々に強さと勇気のシンボルを与えられるように胸部には大きな星マークが、額には赤い星がそれぞれあしらわれたデザインとなっており、赤と白を基調色に、黒や灰色と銀色もアクセントとして加えられ、アレクセイの能力を補強する性能まで有している。 アレクセイは誇るほどの思い入れをこのスーツに持っていたが、ナターシャたちとオハイオ州に潜入していた頃にはアレクセイの手元を離れていたようで現代においてはサンクトペテルブルク郊外にあるメリーナ・ヴォストコフの実験用の養豚場に保管されており、ナターシャたちと共闘することを決意したアレクセイがメリーナの下を訪ねた際に見つけて着用を試みるも、彼の衰えた肥満体ではスムーズに着込めず、アレクセイはうめき声をあげるほど苦労しながら着ることに成功。当然ながらアレクセイの体型に合わせて張り詰めてしまい、これを見たナターシャたちを閉口させている。 虹彩スキャナー 登場作品:『アベンジャーズ』 ロキと彼に操られたクリントがシェーファー警備会社からイリジウムを奪取するために使用したツール。同型のものが2台1セットとなっており、片方でスキャンした虹彩データをもう片方へ送信する機能やホログラムで再現する機能を有する。 ロキは力尽くでシュトゥットガルトにいたハインリヒ・シェーファーから虹彩をスキャンし、シェーファー警備会社に浸入したクリントへ送信することでイリジウムを奪取させる。 ホログラム再生機 登場作品:『アイアンマン3』 アルドリッチ・キリアンがツールボックスに収めて携行・使用する、ホログラム再生用のツール。転がした銀色の掌大のボール3個から人体の内部や、他の場所のリアルタイムで撮影中の対象までをリモコン操作でホログラムとして空間に再生する。 ダレン・クロスのツール ダレン・クロス/イエロージャケットは、自ら開発した、後述のクロス粒子が装填された軍事用プロトタイプスーツ“イエロージャケット”と“シュリンクガン”を使用する。 詳細は「イエロージャケット (マーベル・コミック)#ツール」を参照 クロスボーンズのボディアーマー(Crossbones' Battlefield Suit) 登場作品:『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』 意識を取り戻して傭兵兼武器商人となったラムロウ/クロスボーンズがテロ活動と身体の火傷を覆い隠すために用いる装甲服。“クロスボーンズ”の名のとおり、“×”と髑髏のような白いペイントがそれぞれ施された胸部アーマーとフルフェイスヘルメット、複数の予備弾薬と手甲の追加装置が収められた両袖、耐火性バイオハザードブーツ、両前腕に装備するメカニカル・ガントレットで構成される。ガントレットには空気圧で打撃力を高める機能があり、格闘戦用の刃まで仕込まれている。 ラムロウの自爆に伴ってこのアーマーも大破したが、戦闘中に外されて落とした右腕側のガントレットは、バルチャーの一味の手に渡り、“ショッカー・ガントレット”に改良されて登場する。 生物兵器 登場作品:『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』 ラゴスの感染症研究所に保管されていた兵器。具体的な概要は不明だが、ラムロウの一味がこれを狙って研究所を襲撃し、奪取に成功してラムロウの手下の1人が所持して逃走。アベンジャーズと争奪戦を展開したが、ナターシャとレッドウィングを操作したサムの連携により、地面に落ちる間一髪のところで奪還に成功する。 EMP爆弾 登場作品:『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』 ジモが組み立てた電磁波爆弾。対テロ共同対策本部に身柄を確保されたバッキーを暴れさせる作戦の一環として、ジモはこれを木箱に収めて運送業者にベルリン郊外の発電所に運搬させた。そして木箱が開封されると、ジモの遠隔操作で発せられた強力な電磁波で発電設備をショートさせ、ベルリン中を一斉に停電・混乱に陥れた。その隙に精神科医になりすまして共同対策本部に潜入したジモは、バッキーを操って暴れさせる。 ソニック・アーム・キャノン 登場作品:『ブラックパンサー』 クロウのプラスチック製左義手に内蔵されている銃砲。もともとはワカンダのヴィブラニウム採鉱用の工具だったものをクロウが奪って加工し、自身の左義手に内蔵させた。 発砲の際には左義手が左右に展開して銃砲本体がせり上がり、発射される衝撃波は一発でヴィブラニウム製の自動車をも破壊できる。ほかにも普段の形状でも、掌から振動波を放ち、GPS機能も搭載されている。 釜山のカジノに現れたティ・チャラたちに対抗するために使用されるが、クロウがCIAに一時捕らわれたことで押収された。しかし、GPS機能によってウンジャダカらを呼び寄せ、クロウの脱出に一役買う。 ゴースト・スーツ(Ghost Suit) 登場作品:『アントマン&ワスプ』 かつてS.H.I.E.L.D.が、エイヴァ・スター/ゴーストのために開発した特殊ボディスーツ。グレー系のカラーが特徴で、着用者の重要な臓器を安定させるチェンバー(胸部)や、スワイプ式コントローラー(前腕部)、フェーズ・シフティング緩衝パネル(両大腿部)がそれぞれ搭載された本体部と、赤く発光し、フェーズ・シフティング中の視界をサポートする5つの目が付いた不気味なマスク、頭部のヘルメット、フードで構成される。 エイヴァはS.H.I.E.L.D.に属していた頃からこれを着用することで、自らの制御困難な量子フェージング能力の安定化・制御と、能力の反動による絶え間ない痛みを軽減しつつ、S.H.I.E.L.D.の暗殺任務などの活動に当たっていた。そして現代でも外界で行動する際にこのスーツを着用し、その外観とエイヴァ自身の能力から、スコットたちはエイヴァを“ゴースト”と呼称する。 ミステリオ・スーツ クエンティン・ベック/ミステリオがヒーローとして振る舞う際に身に纏うコスチューム。だが実際はモーションキャプチャー用のスーツにドローンを操作するタッチパネルが搭載されたものであり、別にある実物のコスチュームにはなんの機能も備わっていない。 発煙弾 登場作品:『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 バトロックがフラッグ・スマッシャーズに提供した掌大の球状手投げ弾。起動させると、スリットの部分が緑色に発光し、本体からガスが散布される。GRCの議員たちを誘導する罠として、区画法令の採決が行われているニューヨークの会議場に投げ込まれる。
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